22 / 31
第二十二話 永眠
しおりを挟む
コロッサスから共有をうけたポイントでホバリングする私は、外殻を割りつつ、その中で新たな殻を形成していた。
急ピッチなので、ディテールが甘いが妥協するしかない。
一番外側は灰色の機体、その奥にあるのが青黒の機体。その中間に、新たな張りぼてを造り出す。
しっかりと形が決まるまで、少々時間稼ぎがしたい。
私はコロッサスへ第一の絶望を突き付けてやろうと口を開いた。
「本当に、ここにあなたを投下していいんですね?」
「ああ。間違いない。ここで俺以外、全員撃ち落された。この記憶だけは核に刻まれて、削除できない。先ほどキミに共有した動画データ。それが俺を苦しめる」
まるで悲劇のヒーローである。
マーキナーに撃ち落されたのがマーキナーだけだと思っているのか。
しかし、感傷的になったマーキナーが同情を求めて送ってきた映像は、私に悪魔のひらめきを与えてしまった。
「そうですか。この下に、ずっと貴方の仲間が眠っていると、そう思うんですね」
「完璧に残っているとは思わないよ。だが、キミも分かってるはずだ。俺達はちょっと重すぎる。バラバラになっても、機体の大部分は海底に埋もれているはずだ」
「そうですね。通常なら」
準備が整った。
私にとって最大の幸運は、今私が乗っ取っている青黒の機体と同系色のマーキナーがコロッサスの部下に居たことだ。
装飾も少なくていい。
どこまで騙せるだろうか。
分からない。
だが、エネルギーが切れかけた首だけのスクラップ相手なら、十分かもしれない。
外の灰色の殻がひび割れ、青黒の機体を覆えなくなってきた。
海風に煽られたそれは、ぽろぽろと小さな滓を零し始める。
「本当に言いにくいのですが、貴方の仲間はこの海に居ませんよ」
「どういうことだ」
「我々がいつまでも屑鉄を放置するわけないじゃないですか。この一帯、廃品回収屋が巡回済みです」
「……」
「信じられませんか。それとも信じたくありませんか」
「どっちも、かな。今更だが、キミ達が俺達のことを快く思っていないことくらい分かる。だから今際の際に、俺へダメージを入れようとしている」
良かった。ここにはもう誰もいないと言うだけでは、コロッサスの心を折ることが出来なかった。
「事実を言ったまでです。海底に着いて誰もいないとなったら可哀想なので、先に教えてあげました」
「ありがとう。でもいいんだ。一かけらでもこの海に混じっていれば、そこが俺と皆の墓場になる」
他人の星を墓地扱いするな。
私の操っている機体が極度に熱を持った。これが熱暴走というものなのか。
「そういえば、貴方はこうも言ってましたね。寄生生物の傀儡になるのはマーキナー最大の屈辱だと」
「言ったかな」
「ええ。因果というものは本当に存在するんですね。今日この日のために黙っていたのですが、どうも私が乗っているこの敗残機体、貴方の仲間だったみたいです」
「な」
硬い音を立てて、灰色の殻が割れ、海に落下していく。
今崩れ落ちている装甲は、コロッサスが生き恥を晒して戻ってきた後についた、何の思い入れもない部下のもの。
私はコロッサスが真に求めていた、失われた仲間を再現する。
青黒の機体が薄曇りの海上に姿を現す。
「ここに沈んだマーキナーはすべて回収されて、皆我々の乗り物です。今後も使い倒してあげますから、安心してくださいね」
「待て──」
私は両手を放しコロッサスの頭部を海面へと落とした。
最後の力を振り絞ったのか、頭部に埋め込んだ核が燃えるような光を放つ。
だが、頭部が着水すると、それは波しぶきと一緒に消えてしまった。
あの光は怒りからくるものだったのだろうか。
そうならいい。騙されてくれた証左だ。
ずっと焦がれていた仲間の死体によって海に突き落とされるのはどういう気分だったのか、是非とも聞かせてもらいたいが、もうコロッサスは機能停止しているだろう。
彼が回収されるまで何年かかるかは知らない、もしかすると、もうサルベージ船は来ないのかもしれない。
「魚の棲家にでもなればいいのですが」
私は彼の仲間の顔を剥し、海に捨てた。
フタウラ君は食料の備蓄を見つけられただろうか。
研究所に戻った私はエントランスで各階の入出記録を確認し、フタウラ君の足跡を辿る。
どうやらサーバールームに留まっているようだ。
一体何をしているのだろう。
私は軽くなった身体でフタウラ君の元を目指した。
私が扉を開けると、酷く驚いた顔のフタウラ君が異星産骨董品を抱えながら後ずさる。
「マーキナー!」
そんな仇敵みたいな顔をしなくてもいいじゃないですか。
「私ですよ」
彼を安心させるために、私は胸部装甲を開いて触腕を振って見せる。
「脅かすなよ……っていうか、その恰好」
「この上に殻を被っていたのは潜入のためです。もう脱いでもいいかな、と」
「あ、そう、か」
「出会ったときはこの機体だったじゃないですか」
「それもそうだな……」
フタウラ君はいまだ私を警戒するような目つきで見上げている。
この機体も私ではないが、複雑だ。
「一体何しているんですか。ホームシックですか」
私が触手でラップトップを指さすと、フタウラ君はむっと口を引き結んだ。
「そんなんじゃない。大昔のもんがあったら気になるだろ」
「それでケースを破壊して、中を覗いたんですか。少々野蛮が過ぎるのでは」
「うるせえなぁー邪悪寄生触手に言われたくねぇんだよ」
「邪悪……」
「俺らで言うとこの死霊術師だからな、お前」
「霊のことはよくわかりません。私が操るのは機械の死体だけです」
おかしさで触手を震わせていたら、フタウラ君が化け物を見るような眼で私を見るので、早々に殻に引きこもることにした。
私とフタウラ君は給湯室として利用されていた部屋の棚から古びたフィッシュケーキの缶詰を見つけ、それを運び出してエントランスホールで貪っていた。
他の部屋は機材の残骸も多く埃っぽいため居心地がいいとは言えない。
フタウラ君はカウンターに寄りかかり、私はその横に膝を折って座っていた。
我々用の食料はフタウラ君には大きく、私が適当に千切ったそれを手渡すと「俺の顔くらいあるな」と彼は苦笑いを浮かべていた。
「ふーん。でも偉いな、脅されてたとはいえさ、ちゃんとコロッサスを送り届けてやったんだから」
どうしよう。
本当のことを言おうか。
お前の仲間はここに居ない、死体をこき使ってやっていると嘘をつき、絶望のまま沈めてやったことを。
邪悪寄生触手に陰湿という言葉が加わってしまうかもしれない。
しかし、フタウラ君もまたマーキナーの被害者だ。
マーキナーが居なければ地球脱出も考えなかったはずなのだ。
私の所業を聞かせたら一緒に笑ってくれるだろうか。
「もしもの話です」
「何?」
「もしも、私がコロッサスの願いを叶えてやらなかったとしたら、軽蔑しますか」
「どういう事」
「そのままの意味です」
「適当な所に捨ててきたとか、頭踏みつぶしてやったとか?」
「まあ、それに近いかそれ以上のことと捉えて頂いてかまいません」
食事を終えたフタウラ君は、自らの掌を払いながら小さく唸る。
「まあ、お前がマーキナーに優しくしてやる理由無いしな。逆はあっても」
「私はあまり良い生命体ではなかったようです」
「知ってる。とっても良い奴なら人様ひん剥いて検査なんかしねーだろ」
私が思っていた以上に、私の好感度はマイナスからスタートしていたようだ。
「フタウラ君。邪悪寄生触手ネクロマンサーの私と、これからも一緒に居てくれますか?」
私は一瞬機体の腕をフタウラ君へ差し出しそうになり、それを慌てて止める。
これは私の腕ではない。
胸部装甲を開き、何本もの赤黒い触手を彼の鼻先まで伸ばした。
我々の姿を奇怪なもの、おぞましいものと捉える他種族も多い。
かく言うフタウラ君も、私の正体を初めて目にしたとき、大層驚いていた。
だが今は違う。
「ほかに行くあてもないしなあ」
どうして素直に頷いてくれないのだろう。
私は触手に絡まるニンゲンの指を握りながら、そこから伝わる体温をしばらく楽しんでいた。
つづく
急ピッチなので、ディテールが甘いが妥協するしかない。
一番外側は灰色の機体、その奥にあるのが青黒の機体。その中間に、新たな張りぼてを造り出す。
しっかりと形が決まるまで、少々時間稼ぎがしたい。
私はコロッサスへ第一の絶望を突き付けてやろうと口を開いた。
「本当に、ここにあなたを投下していいんですね?」
「ああ。間違いない。ここで俺以外、全員撃ち落された。この記憶だけは核に刻まれて、削除できない。先ほどキミに共有した動画データ。それが俺を苦しめる」
まるで悲劇のヒーローである。
マーキナーに撃ち落されたのがマーキナーだけだと思っているのか。
しかし、感傷的になったマーキナーが同情を求めて送ってきた映像は、私に悪魔のひらめきを与えてしまった。
「そうですか。この下に、ずっと貴方の仲間が眠っていると、そう思うんですね」
「完璧に残っているとは思わないよ。だが、キミも分かってるはずだ。俺達はちょっと重すぎる。バラバラになっても、機体の大部分は海底に埋もれているはずだ」
「そうですね。通常なら」
準備が整った。
私にとって最大の幸運は、今私が乗っ取っている青黒の機体と同系色のマーキナーがコロッサスの部下に居たことだ。
装飾も少なくていい。
どこまで騙せるだろうか。
分からない。
だが、エネルギーが切れかけた首だけのスクラップ相手なら、十分かもしれない。
外の灰色の殻がひび割れ、青黒の機体を覆えなくなってきた。
海風に煽られたそれは、ぽろぽろと小さな滓を零し始める。
「本当に言いにくいのですが、貴方の仲間はこの海に居ませんよ」
「どういうことだ」
「我々がいつまでも屑鉄を放置するわけないじゃないですか。この一帯、廃品回収屋が巡回済みです」
「……」
「信じられませんか。それとも信じたくありませんか」
「どっちも、かな。今更だが、キミ達が俺達のことを快く思っていないことくらい分かる。だから今際の際に、俺へダメージを入れようとしている」
良かった。ここにはもう誰もいないと言うだけでは、コロッサスの心を折ることが出来なかった。
「事実を言ったまでです。海底に着いて誰もいないとなったら可哀想なので、先に教えてあげました」
「ありがとう。でもいいんだ。一かけらでもこの海に混じっていれば、そこが俺と皆の墓場になる」
他人の星を墓地扱いするな。
私の操っている機体が極度に熱を持った。これが熱暴走というものなのか。
「そういえば、貴方はこうも言ってましたね。寄生生物の傀儡になるのはマーキナー最大の屈辱だと」
「言ったかな」
「ええ。因果というものは本当に存在するんですね。今日この日のために黙っていたのですが、どうも私が乗っているこの敗残機体、貴方の仲間だったみたいです」
「な」
硬い音を立てて、灰色の殻が割れ、海に落下していく。
今崩れ落ちている装甲は、コロッサスが生き恥を晒して戻ってきた後についた、何の思い入れもない部下のもの。
私はコロッサスが真に求めていた、失われた仲間を再現する。
青黒の機体が薄曇りの海上に姿を現す。
「ここに沈んだマーキナーはすべて回収されて、皆我々の乗り物です。今後も使い倒してあげますから、安心してくださいね」
「待て──」
私は両手を放しコロッサスの頭部を海面へと落とした。
最後の力を振り絞ったのか、頭部に埋め込んだ核が燃えるような光を放つ。
だが、頭部が着水すると、それは波しぶきと一緒に消えてしまった。
あの光は怒りからくるものだったのだろうか。
そうならいい。騙されてくれた証左だ。
ずっと焦がれていた仲間の死体によって海に突き落とされるのはどういう気分だったのか、是非とも聞かせてもらいたいが、もうコロッサスは機能停止しているだろう。
彼が回収されるまで何年かかるかは知らない、もしかすると、もうサルベージ船は来ないのかもしれない。
「魚の棲家にでもなればいいのですが」
私は彼の仲間の顔を剥し、海に捨てた。
フタウラ君は食料の備蓄を見つけられただろうか。
研究所に戻った私はエントランスで各階の入出記録を確認し、フタウラ君の足跡を辿る。
どうやらサーバールームに留まっているようだ。
一体何をしているのだろう。
私は軽くなった身体でフタウラ君の元を目指した。
私が扉を開けると、酷く驚いた顔のフタウラ君が異星産骨董品を抱えながら後ずさる。
「マーキナー!」
そんな仇敵みたいな顔をしなくてもいいじゃないですか。
「私ですよ」
彼を安心させるために、私は胸部装甲を開いて触腕を振って見せる。
「脅かすなよ……っていうか、その恰好」
「この上に殻を被っていたのは潜入のためです。もう脱いでもいいかな、と」
「あ、そう、か」
「出会ったときはこの機体だったじゃないですか」
「それもそうだな……」
フタウラ君はいまだ私を警戒するような目つきで見上げている。
この機体も私ではないが、複雑だ。
「一体何しているんですか。ホームシックですか」
私が触手でラップトップを指さすと、フタウラ君はむっと口を引き結んだ。
「そんなんじゃない。大昔のもんがあったら気になるだろ」
「それでケースを破壊して、中を覗いたんですか。少々野蛮が過ぎるのでは」
「うるせえなぁー邪悪寄生触手に言われたくねぇんだよ」
「邪悪……」
「俺らで言うとこの死霊術師だからな、お前」
「霊のことはよくわかりません。私が操るのは機械の死体だけです」
おかしさで触手を震わせていたら、フタウラ君が化け物を見るような眼で私を見るので、早々に殻に引きこもることにした。
私とフタウラ君は給湯室として利用されていた部屋の棚から古びたフィッシュケーキの缶詰を見つけ、それを運び出してエントランスホールで貪っていた。
他の部屋は機材の残骸も多く埃っぽいため居心地がいいとは言えない。
フタウラ君はカウンターに寄りかかり、私はその横に膝を折って座っていた。
我々用の食料はフタウラ君には大きく、私が適当に千切ったそれを手渡すと「俺の顔くらいあるな」と彼は苦笑いを浮かべていた。
「ふーん。でも偉いな、脅されてたとはいえさ、ちゃんとコロッサスを送り届けてやったんだから」
どうしよう。
本当のことを言おうか。
お前の仲間はここに居ない、死体をこき使ってやっていると嘘をつき、絶望のまま沈めてやったことを。
邪悪寄生触手に陰湿という言葉が加わってしまうかもしれない。
しかし、フタウラ君もまたマーキナーの被害者だ。
マーキナーが居なければ地球脱出も考えなかったはずなのだ。
私の所業を聞かせたら一緒に笑ってくれるだろうか。
「もしもの話です」
「何?」
「もしも、私がコロッサスの願いを叶えてやらなかったとしたら、軽蔑しますか」
「どういう事」
「そのままの意味です」
「適当な所に捨ててきたとか、頭踏みつぶしてやったとか?」
「まあ、それに近いかそれ以上のことと捉えて頂いてかまいません」
食事を終えたフタウラ君は、自らの掌を払いながら小さく唸る。
「まあ、お前がマーキナーに優しくしてやる理由無いしな。逆はあっても」
「私はあまり良い生命体ではなかったようです」
「知ってる。とっても良い奴なら人様ひん剥いて検査なんかしねーだろ」
私が思っていた以上に、私の好感度はマイナスからスタートしていたようだ。
「フタウラ君。邪悪寄生触手ネクロマンサーの私と、これからも一緒に居てくれますか?」
私は一瞬機体の腕をフタウラ君へ差し出しそうになり、それを慌てて止める。
これは私の腕ではない。
胸部装甲を開き、何本もの赤黒い触手を彼の鼻先まで伸ばした。
我々の姿を奇怪なもの、おぞましいものと捉える他種族も多い。
かく言うフタウラ君も、私の正体を初めて目にしたとき、大層驚いていた。
だが今は違う。
「ほかに行くあてもないしなあ」
どうして素直に頷いてくれないのだろう。
私は触手に絡まるニンゲンの指を握りながら、そこから伝わる体温をしばらく楽しんでいた。
つづく
26
お気に入りに追加
47
あなたにおすすめの小説
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
良縁全部ブチ壊してくる鬼武者vs俺
青野イワシ
BL
《あらすじ》昔々ある寒村に暮らす百姓の長治郎は、成り行きで鬼を助けてしまう。その後鬼と友人関係になったはずだったが、どうも鬼はそう思っていなかったらしい。
鬼は長治郎が得るであろう良縁に繋がる“赤い糸”が結ばれるのを全力で邪魔し、長治郎を“娶る”と言い出した。
長治郎は無事祝言をあげることが出来るのか!?
という感じのガチムチ鬼武者終着系人外×ノンケ百姓の話です
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる