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正月挨拶
しおりを挟む神山明美「皆ℋᎯᏢᏢᎩ✮ŊᎬᎳ✮ᎩᎬᎯℜ!」
篠原綾乃「皆様あけましておめでとうございます。」
暫くの沈黙が辺りを包む。
神山明美「えっと綾乃ちゃんこれだけ?」
綾乃は大きなため息をしてから右手で懐からカンペを取り出し、そのままチョップをお見舞する。
神山明美「痛!何するんだよ綾乃ちゃん!」
篠原綾乃「今は読者様方が来られています。先にそっちからやって下さい。」
神山明美「はーい」
明美は折り畳まれたカンペを開き読み始める。
神山明美「えっと次は黄昏蝶様からのお言葉です。
読者の皆様、あけましておめでとうございます。そして小説千年夜行シリーズを応援、御愛読して頂き、誠に有難う御座います。つきましては御友人、家族等多くの人におすすめして雑談のネタにでもして頂ければ幸いです。令和5年も自己研鑽を怠らず、面白い展開や悲しい展開、心躍る展開等を書き物語を彩りたいと考えています。これからもよろしくお願いします。(棒)」
明美が持っているカンペから折り畳まれた紙がポトッと落ちる。
神山明美「あれ?まだあったのか。どれどれ?」
神山明美「神山明美さんへ。これを読んでいると言うことはあなたは正月の挨拶の練習を怠り、内容を忘れ怠惰であったことでしょう。よって……」
もう1枚紙がヒラヒラと舞い落ちる。明美は拾い上げ中を開く。
神山明美「え?どういう事……?」
驚きあたふたしている明美の背後から黒い影が盛りあがり、やがて白髪の女性を形作りガシッと明美の肩を掴む。
神山明美「ピッ!」
梔子「明美さん捕まえた~」
梔子は明美の胸ぐらを掴み引き摺ってゆく。
神山明美「綾乃ちゃん助けて!!」
手を伸ばす明美を綾乃は冷たい目で見て小さく手を振る。
神山明美「バイバイしないでよ~助けて!!ギャァァァァァ!!」
辺りに物が壊れる音と明美の悲鳴が響き渡る。綾乃はどこからか座布団を取り出し、腰を下ろし湯のみでお茶を飲み始める。
綾乃「ふぅ……初茶美味しいですね」
しばらくすると足音と共に梔子が戻ってくる。
梔子「さてと気を取り直して」
2人「千年夜行番外編「ちびせん」千年夜行の登場人物達の日常の一幕を楽しんで下さい!!そして令和5年は皆様に溢れんばかりの幸せを!!!」
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