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番外編 SS(ショートストーリー)
SS-5 桜井家の英才教育?
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<三人称視点>
「こら、あんまり走らないのよ~」
休日の昼下がり、やすひろの家の中で美月の声が響く。
彼女が声を上げている先は──子どもだ。
「だいじょぶ! みんなやさしいから!」
ちょこんと立つこの子は、やすひろと美月の“息子”。
名前は『ひろき』という。
やすひろの「ひろ」と、みつきの「き」から取ったのだろう。
ひろきは六歳、小学一年生だ。
美月は両手を広げながら呆れ顔を浮かべた。
「何度も言うけど、そのみんなは“最強種”なのよね……」
美月の言葉に、四匹が反応を示す。
それぞれ──
「ワフ」
“フェンリル”のフクマロ、
「ムニャ」
“ニャイオンキング”のモンブラン、
「キュル」
“シマリスクイーン”のココア、
「プク」
“モモンガーディアン”のタンポポだ。
四匹は“最強種”と呼ばれる魔物の頂点である。
六歳の子どもが一緒に遊ぶには異質すぎる存在だ。
だが、ひろきは日常的に彼らとじゃれ合っていた。
「いくぞー、みんな!」
「ワフッ!」
「ムニャッ!」
「キュルッ!」
「プク~!」
むしろ、最強種を率いているようにすら見える。
「もう、まったく」
それもそのはず、やすひろと美月は今も多忙な生活を送っている。
ひろきが生まれて以来、美月はなるべく主婦業を優先させているが、どうしても断れない仕事もある。
そんな時は、なんと四匹の最強種たちがひろきの面倒を見ていたのだ。
もちろん、その間はマネージャーなどが家にいるが、ひろきは最強種たちと遊ぶのが好きらしい。
その結果、小学一年生にして今は最強種を率いる子どもに育ってしまった。
まさに上級探索者もびっくりな光景である。
「すっかり馴れちゃったわ」
最初は危ないからと反対気味だった美月だが、四匹に「危険な場所は行かないこと」などの制約を与え、今は許可している。
と、そんなところにある男が帰ってきた。
「ただいまー」
「あ、パパ!」
父のやすひろだ。
三十を超えてなお、現役超人気配信者として活躍するやすひろは、大物の貫禄すら漂う。
だが、家ではただの“甘々父ちゃん”だ。
「お、ひろき。今から世界樹か?」
「うん! パパもいこ?」
「いいぞー。ママに報告してから行くからな」
「はやくきてね!」
軽く会話を交わすと、ひろきは一足先に庭の世界樹へ。
「今から公園か?」のノリで世界樹に行くのも中々異質な光景だが……。
「みんな、ひろきを頼むな」
「ワフ」
「ムニャ」
「キュル」
「プク」
また後ろからは、親のような優しい目線で四匹も付いて行く。
それから、やすひろは美月に向き直った。
「ただいま、美月」
「おかえりなさい。今日の仕事は早かったんだね」
「まあ、打ち合わせだけだし」
そうして、ようやくやすひろが異変に気づく。
「なあ、ひろきはいつから最強種の大将になったんだ?」
「……さ、さあ」
口にしたくなるのも当然だろう。
“六歳の子供がSランク魔物を引き連れている”。
字面だけでも相当なパワーだ。
「俺の教育が間違っていたのかな……」
「そんなことはないよ。むしろ良かったんじゃない?」
美月が宙をスライドすると、ぶぉんとデータが浮かび上がる。
そこには『小学生のなりたい職業ランキング』と書かれていた。
「一位が配信者で、二位が探索者。そう考えると、案外“英才教育”なのかも?」
「そうかなあ」
やすひろの影響もあり、『ダンジョン配信』はまさに最盛期を迎えていた。
このランキング上位二つは動くことなく、さらには探索系の学校まで作られ始めているという。
まさに“ダンジョン配信ドリーム”だ。
だがそれでも、やすひろは今まで一度もひろきの顔をネットに映したことはない。
「それと共に、ネットの怖さも増長している気がするからなあ」
「それは……そうよね」
ネットの影響力が大きくなると同時に、『晒し上げ』や『炎上』など、問題が増えているのも確かだった。
「でもまあ、ひろき自身がやりたいと言ったら俺は止めないよ」
「ふふっ、分かったわ」
やすひろの親らしい一面を垣間見え、美月は笑みを浮かべる。
“やりたいことをやらせるのが一番”。
二人とも、自身の人生から得た教訓を親としても生かしているようだ。
「じゃあ、俺はひろきと遊んでくるよ」
「ええ、ケガだけは気を付けて!」
「おう!」
そうしてこの日も、やすひろとひろきは、最強種や他の種族も交えて遊び回るのだった──。
★
それから、十年後。
「よし!」
この日、とある少年がダンジョン配信にデビューする。
まだ高校生一年生であり、顔や体には幼さが残っている。
だが、その秘める可能性は誰よりも高い。
彼は幼少の頃より、最強種たちとじゃれ合い続けてきたのだから。
「配信、はじめ!」
彼の名は、桜井ひろき。
共に超人気配信者である、やすひろと美月の息子だ。
またそれは、公表していない情報……のはずだった。
《本当に来た!》
《きたああああ!》
《やったあああああ》
《ひろきくん!》
《さすがにこれは期待大》
どこから聞きつけてきたのか、すでにその情報は漏れていた。
「いぃっ!?」
いきなりコメントがバッとついたことに、ひろきは目を見開く。
その少し情けない様は、まるでやすひろの初配信を見ているかのようだ。
だが、やすひろの時とは違うコメントもチラホラと見える。
《見に来てやったぞ》
《どんなもんかね》
《親の七光りだろ》
親が有名すぎるあまり、嫉妬や過剰な期待からくるコメントだ。
それでも、ひろきはニッと笑った。
(やっぱり父さんの壁は高いなあ)
改めて父の偉大さを実感しながらも、ぐっと前を向く。
現在いるのは、両親の思い出の場でもある『はじまりの草原』だ。
すると、早速魔物が出現してくる。
「ぽよっ!」
「お」
スライムだ。
フェンリルとスライムの里が実家にあるひろきには、馴染み深い魔物である。
尤も、里のスライムは“アルティメットスライム”という最上位の魔物ではあるが。
「では、早速狩ってみます!」
懐疑な目を向ける視聴者を、見返すチャンスだと捉えたひろき。
言い終えると共に、姿を消したように動いた。
そして次の瞬間には、魔物は地面に転がっていた。
思いがけない初戦闘に、コメント欄は一気に沸き上がる。
《え……?》
《なんだ!?》
《何が起きた!?》
《すげええええええ!》
《ヤバすぎだろ!!》
《実力派の息子か!?》
《もう一回見せてくれ!》
また、先ほど嫌なコメントをしていた奴らも、少しコメントを濁らせる。
《いやいや……》
《何かの仕掛けだろ……?》
《もしガチならファンになっちまうけど》
そうして、ひろきは配信を続けていく。
アンチがファンに変わっていくのを横目にしながら。
「では皆さん、今日は楽しんで行ってくださいね!」
ひろきがやすひろと同格の“伝説の配信者”に登り詰めるのは、もう少し先の話である──。
─────────────────────────
あとがき
久しぶりにSSを書いてみました!
“息子がいずれダンジョン配信者として活躍する”、自ら望んだのなら、やすひろと美月も嬉しいかもしれませんね。
ちなみに、二人はまだ現役の超人気配信者です!(いずれコラボとかするかも?)
それから、ファンタジーカップ用に新作を投稿しております!
ひろき君と似た境遇(?)の少年がダンジョンで大活躍するお話です!
現在HOTランキング3位、ファンタジーカップ12位と好評をいただいておりますが、まだの方はぜひご一読いただけたら嬉しいです!
作品は下記URL↓、もしくは作者ページよりどうぞ!
『ド田舎からやってきた少年、初めての大都会で無双する~今まで遊び場にしていたダンジョンは、攻略不可能の最難関ダンジョンだったみたい~』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/418191800/867874049
「こら、あんまり走らないのよ~」
休日の昼下がり、やすひろの家の中で美月の声が響く。
彼女が声を上げている先は──子どもだ。
「だいじょぶ! みんなやさしいから!」
ちょこんと立つこの子は、やすひろと美月の“息子”。
名前は『ひろき』という。
やすひろの「ひろ」と、みつきの「き」から取ったのだろう。
ひろきは六歳、小学一年生だ。
美月は両手を広げながら呆れ顔を浮かべた。
「何度も言うけど、そのみんなは“最強種”なのよね……」
美月の言葉に、四匹が反応を示す。
それぞれ──
「ワフ」
“フェンリル”のフクマロ、
「ムニャ」
“ニャイオンキング”のモンブラン、
「キュル」
“シマリスクイーン”のココア、
「プク」
“モモンガーディアン”のタンポポだ。
四匹は“最強種”と呼ばれる魔物の頂点である。
六歳の子どもが一緒に遊ぶには異質すぎる存在だ。
だが、ひろきは日常的に彼らとじゃれ合っていた。
「いくぞー、みんな!」
「ワフッ!」
「ムニャッ!」
「キュルッ!」
「プク~!」
むしろ、最強種を率いているようにすら見える。
「もう、まったく」
それもそのはず、やすひろと美月は今も多忙な生活を送っている。
ひろきが生まれて以来、美月はなるべく主婦業を優先させているが、どうしても断れない仕事もある。
そんな時は、なんと四匹の最強種たちがひろきの面倒を見ていたのだ。
もちろん、その間はマネージャーなどが家にいるが、ひろきは最強種たちと遊ぶのが好きらしい。
その結果、小学一年生にして今は最強種を率いる子どもに育ってしまった。
まさに上級探索者もびっくりな光景である。
「すっかり馴れちゃったわ」
最初は危ないからと反対気味だった美月だが、四匹に「危険な場所は行かないこと」などの制約を与え、今は許可している。
と、そんなところにある男が帰ってきた。
「ただいまー」
「あ、パパ!」
父のやすひろだ。
三十を超えてなお、現役超人気配信者として活躍するやすひろは、大物の貫禄すら漂う。
だが、家ではただの“甘々父ちゃん”だ。
「お、ひろき。今から世界樹か?」
「うん! パパもいこ?」
「いいぞー。ママに報告してから行くからな」
「はやくきてね!」
軽く会話を交わすと、ひろきは一足先に庭の世界樹へ。
「今から公園か?」のノリで世界樹に行くのも中々異質な光景だが……。
「みんな、ひろきを頼むな」
「ワフ」
「ムニャ」
「キュル」
「プク」
また後ろからは、親のような優しい目線で四匹も付いて行く。
それから、やすひろは美月に向き直った。
「ただいま、美月」
「おかえりなさい。今日の仕事は早かったんだね」
「まあ、打ち合わせだけだし」
そうして、ようやくやすひろが異変に気づく。
「なあ、ひろきはいつから最強種の大将になったんだ?」
「……さ、さあ」
口にしたくなるのも当然だろう。
“六歳の子供がSランク魔物を引き連れている”。
字面だけでも相当なパワーだ。
「俺の教育が間違っていたのかな……」
「そんなことはないよ。むしろ良かったんじゃない?」
美月が宙をスライドすると、ぶぉんとデータが浮かび上がる。
そこには『小学生のなりたい職業ランキング』と書かれていた。
「一位が配信者で、二位が探索者。そう考えると、案外“英才教育”なのかも?」
「そうかなあ」
やすひろの影響もあり、『ダンジョン配信』はまさに最盛期を迎えていた。
このランキング上位二つは動くことなく、さらには探索系の学校まで作られ始めているという。
まさに“ダンジョン配信ドリーム”だ。
だがそれでも、やすひろは今まで一度もひろきの顔をネットに映したことはない。
「それと共に、ネットの怖さも増長している気がするからなあ」
「それは……そうよね」
ネットの影響力が大きくなると同時に、『晒し上げ』や『炎上』など、問題が増えているのも確かだった。
「でもまあ、ひろき自身がやりたいと言ったら俺は止めないよ」
「ふふっ、分かったわ」
やすひろの親らしい一面を垣間見え、美月は笑みを浮かべる。
“やりたいことをやらせるのが一番”。
二人とも、自身の人生から得た教訓を親としても生かしているようだ。
「じゃあ、俺はひろきと遊んでくるよ」
「ええ、ケガだけは気を付けて!」
「おう!」
そうしてこの日も、やすひろとひろきは、最強種や他の種族も交えて遊び回るのだった──。
★
それから、十年後。
「よし!」
この日、とある少年がダンジョン配信にデビューする。
まだ高校生一年生であり、顔や体には幼さが残っている。
だが、その秘める可能性は誰よりも高い。
彼は幼少の頃より、最強種たちとじゃれ合い続けてきたのだから。
「配信、はじめ!」
彼の名は、桜井ひろき。
共に超人気配信者である、やすひろと美月の息子だ。
またそれは、公表していない情報……のはずだった。
《本当に来た!》
《きたああああ!》
《やったあああああ》
《ひろきくん!》
《さすがにこれは期待大》
どこから聞きつけてきたのか、すでにその情報は漏れていた。
「いぃっ!?」
いきなりコメントがバッとついたことに、ひろきは目を見開く。
その少し情けない様は、まるでやすひろの初配信を見ているかのようだ。
だが、やすひろの時とは違うコメントもチラホラと見える。
《見に来てやったぞ》
《どんなもんかね》
《親の七光りだろ》
親が有名すぎるあまり、嫉妬や過剰な期待からくるコメントだ。
それでも、ひろきはニッと笑った。
(やっぱり父さんの壁は高いなあ)
改めて父の偉大さを実感しながらも、ぐっと前を向く。
現在いるのは、両親の思い出の場でもある『はじまりの草原』だ。
すると、早速魔物が出現してくる。
「ぽよっ!」
「お」
スライムだ。
フェンリルとスライムの里が実家にあるひろきには、馴染み深い魔物である。
尤も、里のスライムは“アルティメットスライム”という最上位の魔物ではあるが。
「では、早速狩ってみます!」
懐疑な目を向ける視聴者を、見返すチャンスだと捉えたひろき。
言い終えると共に、姿を消したように動いた。
そして次の瞬間には、魔物は地面に転がっていた。
思いがけない初戦闘に、コメント欄は一気に沸き上がる。
《え……?》
《なんだ!?》
《何が起きた!?》
《すげええええええ!》
《ヤバすぎだろ!!》
《実力派の息子か!?》
《もう一回見せてくれ!》
また、先ほど嫌なコメントをしていた奴らも、少しコメントを濁らせる。
《いやいや……》
《何かの仕掛けだろ……?》
《もしガチならファンになっちまうけど》
そうして、ひろきは配信を続けていく。
アンチがファンに変わっていくのを横目にしながら。
「では皆さん、今日は楽しんで行ってくださいね!」
ひろきがやすひろと同格の“伝説の配信者”に登り詰めるのは、もう少し先の話である──。
─────────────────────────
あとがき
久しぶりにSSを書いてみました!
“息子がいずれダンジョン配信者として活躍する”、自ら望んだのなら、やすひろと美月も嬉しいかもしれませんね。
ちなみに、二人はまだ現役の超人気配信者です!(いずれコラボとかするかも?)
それから、ファンタジーカップ用に新作を投稿しております!
ひろき君と似た境遇(?)の少年がダンジョンで大活躍するお話です!
現在HOTランキング3位、ファンタジーカップ12位と好評をいただいておりますが、まだの方はぜひご一読いただけたら嬉しいです!
作品は下記URL↓、もしくは作者ページよりどうぞ!
『ド田舎からやってきた少年、初めての大都会で無双する~今まで遊び場にしていたダンジョンは、攻略不可能の最難関ダンジョンだったみたい~』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/418191800/867874049
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