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第20話 お洋服を着せてダンジョンに行こう!
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「私、実はペットが大好きなんです」
目銅佐オーナーが、顔を赤くしながら改めて伝えて来た。
休憩時間に目撃してしまった彼女の本来(?)の姿。
なんやかんやで戻って来たえりとにもバレて、今に至る。
休憩後は次の議題に入る予定だったが、この話題を避けて次にはいけないだろう。
「そういうことか」
えりとは頷きながら、納得した顔を見せる。
「たしかに色々と考えられているし頭の良い方だとは思ったが、根源にある理念みたいなものが見えなかった。それが“ペット好き”ってんなら納得だ」
「へえ」
えりとは対話する上で何か感じていたらしい。
それに応じるよう、目銅佐オーナーも口を開く。
「私って怖いじゃないですか。特に目とか」
「「……いやあ」」
「遠慮しなくていいです」
「「……」」
口を横棒にしたまま、えりとと顔を見合わせる。
「名前もあれですし。子どもの頃はよくメドゥーサって言われてたんですよ」
言われてたんだ。
しかも気にしてたんだ。
「今は名前を覚えてもらえるので良いんです。でも、こんな私がペット好きって変じゃないですか」
「そんなことは」
「だから遠回しにペットを助けたり、もっと人とペットが交流できるビジネスをたくさん考えてきたんです」
彼女も苦労してきたらしい。
素人なりに、言葉からそれがよく感じられる。
「最近は特に『やすまろのモフモフチャンネル』にハマってて。店でお見かけした時は運命かと思いました」
「運命……」
急にメルヘンチックになっちゃった。
怖くて目を合わせにくかったけど、こうして見ると本当に綺麗な方だ。
っと、見惚れてる場合じゃないな。
「目銅佐オーナー」
「……はい」
「ペット好きに悪い人はいませんよ」
「え?」
「は?」
目銅佐オーナーに加えて、えりとも声を上げた。
自分でもイマイチまとまっていないが、今の思いを頭が良くないなりにそのまま言葉にしてみる。
「何かを愛せる人って素敵だと思うんです。たとえそれが、人じゃなくてペットでも。だから胸を張ってください」
「やすひろさん……あ、すみません! 低目野さん!」
「ははっ。下の名前でいいですよ」
話の流れからきっと視聴者さんだろうし、呼び方はその時の癖かな。
「そうですか……ではやすひろさん。ありがとうございます、少し自信が持てた気がします!」
「……!」
え、笑顔……!
彼女はニコっと、こちらまで晴れやかになる笑顔を見せた。
さっきも見たけど、直接向けられたのは初めて。
やっぱりこうして見ると……すごく綺麗だ。
「なんだ、やすひろも身が固まったじゃん」
「は、はあっ!?」
何言ってんだこいつ!?
えりとが横から口を挟んでくる。
そういえば、昔から研究一筋で人間的に欠如してるところがあるんだった。
「そういう発言は時代にそぐわないぞ。ですよね、目銅佐さん。……あれ、目銅佐さん?」
「はわ、はわわ……」
「ん?」
「はわーっ!」
「えええっ!?」
顔を真っ赤にした目銅佐オーナーは、全速力で会議室を出て行ってしまった。
そのリアクションってどういう意味ですか!?
「ほら言っただろ」
「……お前なあ」
十分後、頭を冷やした目銅佐オーナーが帰り、会議は再開。
仕事モードに戻った彼女はやはり頭がキレッキレで、良い話し合いになった。
目銅佐オーナーとは今後も関係を続けていきたいと思う。
★
会議を終えて、夕方頃。
「さてと」
今回もサブスクで借りた装備を身に付け、ダンジョンに降り立つ。
「おお、新しい景色だ」
「キャンッ!」
「ニャニャッ!」
やってきたのは『まあまあの密林』。
その名の通り、一帯に林が密生していて進むのが大変そうだ。
それにしても、何そのネーミングセンス。
『はじまりの草原』の「はじまり」って、難易度の話だったのか。
俺が住む東京には四つのダンジョンがある。
難易度的には、ここは『はじまりの草原』の次に当たるダンジョン。
あと二つは難易度が高いそうなので、一旦パス。
「お、どうした?」
「ワフッ!」
「ムニャッ!」
配信用カメラを操作している時、二匹が鳴いた。
何やら決めポーズを取っている。
そっか、せっかくだしダンジョンでも一枚撮っておきますか。
二匹とも、俺よりインフルエンサーしてるなあ。
目銅佐オーナーと会議を終えた後、試作段階のお洋服をもらった。
試作段階とは言ってもほぼ完成品で、ダンジョンで使ってもらって構わない、という話だった。
今回は張り切ってそれを身に付けてきている。
おめかしペット達だ。
「ワフン!」
フクマロは『茶色い毛皮のお洋服』。
ふわふわのマフラーみたいな生地をしていて、一層モフモフ感が増した。
白い体によく似合う茶色の生地は、栗毛色のモンブランとおそろみたい。
一言で言うと、めっちゃ可愛い。
「ニャフン!」
モンブランはお祭りの時に着るような『法被のお洋服』。
全体的に青色で、背面にはしっかりと「祭」の文字がプリントされている。
元気いっぱいのモンブランにはぴったりだ。
一言でまとめると、めっちゃ可愛い。
「どっちも可愛いぞ~」
「クゥ~ン」
「ニャオ~ン」
親バカみたいな声を出しながら、パシャリ。
これが子を持つ親の気持ちか、素晴らしい。
「じゃあ配信開始っと!」
時間になったのを確認して、カメラを付けた。
「こんばんは! 『やすまろのモフモフチャンネル』です!」
《こんばんは!》
《やあ》
《きたあああ》
《今日もありがとう》
《配信嬉しいよ~》
《今日はちゃんと言えたねw》
いつも通りコメントが溢れて嬉しくなる。
見てくれるのは当たり前じゃないので、本当に感謝している。
そして、早速チラホラと気づく人たちが。
《え、二匹ともなんか着てる!》
《お洋服!?》
《なにそれやば!笑》
《めっちゃ可愛い~!》
《似合ってて草》
《はっぴかわええw》
「おお、大好評! 良かったな~」
「ワフッ!」
「ニャフッ!」
たくさんの人に褒めてもらえて二匹も嬉しそう。
そうだ、こんな時にこそ!
「これは今後『ダンジョンファッション』という通販サイトで販売されるそうです! 普通のペット用にもダンジョン用にもお使いいただけるので、気になる方はぜひ!」
『ダンジョンファッション』は目銅佐オーナーの通販サイトだ。
お世話になるならしっかりと宣伝もしないとな。
《絶対見ます!》
《配信者が板についてきたねw》
《これは良い宣伝》
《でもお高いんでしょ~?》
《てか、もうサイト落ちてるぞ》
《うわまじじゃん!》
《やすまろ効果やばすぎだろwww》
「え、うそお!?」
だがその結果、アクセス過多でサイトを落としてしまう事態に。
我ながらすごい影響力だ。
これは目銅佐オーナーに謝っておかないとなあ。
「すみません! 皆さん後から覗いてもらえると助かります! と、とりあえずダンジョンを進んで行きますね!」
こうして波乱の幕開けとなりながらも、初めての『まあまあの密林』を進んで行った。
★
<三人称視点>
今日の美月ちゃん。
「よいしょ」
美月は手に握る魔石をパキンと割った。
育乳効果のある『デカスライムの魔石』だ。
ただし、その魔石のサイズは米粒ほど。
「ほんの少し大きくなってる……!」
しっかりと胸のサイズを測り、成果を確かめた。
着実に成長しているようだ。
世間には『魔石職人』と呼ばれる職業がある。
魔石を専門に扱い、魔石を砕かずに綺麗に切り分けたり、装備用に加工したりする者たちだ。
魔石は“砕いたサイズ分”の効果を発揮するので、砕く魔石が小さければ、その分効果も低くなる。
魔石職人はレアな魔石を自分用と売却用に分けたい時や、装備に嵌め込む為にサイズを調整したりする時に役に立つのだ。
そして、当の美月ちゃん。
「これでバレないように大きくしていこう……!」
有名な魔石職人の“最高値オプション”にて、『デカスライムの魔石』を米粒サイズにしてもらう。
これを一日一個ずつ使うことで、周りにバレることなくほんの少しずつバストアップ出来る算段だ。
しかしそんな彼女に迫る手が。
「ぽよっ!」
「ぽよちゃん!? ダメ! それはわたしのー!」
魔石に興味津々なぽよちゃん。
そしてそのまま、米粒サイズの『デカスライムの魔石』をいくつか取り込んでしまった。
すると突然、
「え? どうしたの!? 何が起きてるの!?」
「ぽよ……ぽよよ……ぽよーっ!!」
ぽよちゃんは眩く光り始めた。
目銅佐オーナーが、顔を赤くしながら改めて伝えて来た。
休憩時間に目撃してしまった彼女の本来(?)の姿。
なんやかんやで戻って来たえりとにもバレて、今に至る。
休憩後は次の議題に入る予定だったが、この話題を避けて次にはいけないだろう。
「そういうことか」
えりとは頷きながら、納得した顔を見せる。
「たしかに色々と考えられているし頭の良い方だとは思ったが、根源にある理念みたいなものが見えなかった。それが“ペット好き”ってんなら納得だ」
「へえ」
えりとは対話する上で何か感じていたらしい。
それに応じるよう、目銅佐オーナーも口を開く。
「私って怖いじゃないですか。特に目とか」
「「……いやあ」」
「遠慮しなくていいです」
「「……」」
口を横棒にしたまま、えりとと顔を見合わせる。
「名前もあれですし。子どもの頃はよくメドゥーサって言われてたんですよ」
言われてたんだ。
しかも気にしてたんだ。
「今は名前を覚えてもらえるので良いんです。でも、こんな私がペット好きって変じゃないですか」
「そんなことは」
「だから遠回しにペットを助けたり、もっと人とペットが交流できるビジネスをたくさん考えてきたんです」
彼女も苦労してきたらしい。
素人なりに、言葉からそれがよく感じられる。
「最近は特に『やすまろのモフモフチャンネル』にハマってて。店でお見かけした時は運命かと思いました」
「運命……」
急にメルヘンチックになっちゃった。
怖くて目を合わせにくかったけど、こうして見ると本当に綺麗な方だ。
っと、見惚れてる場合じゃないな。
「目銅佐オーナー」
「……はい」
「ペット好きに悪い人はいませんよ」
「え?」
「は?」
目銅佐オーナーに加えて、えりとも声を上げた。
自分でもイマイチまとまっていないが、今の思いを頭が良くないなりにそのまま言葉にしてみる。
「何かを愛せる人って素敵だと思うんです。たとえそれが、人じゃなくてペットでも。だから胸を張ってください」
「やすひろさん……あ、すみません! 低目野さん!」
「ははっ。下の名前でいいですよ」
話の流れからきっと視聴者さんだろうし、呼び方はその時の癖かな。
「そうですか……ではやすひろさん。ありがとうございます、少し自信が持てた気がします!」
「……!」
え、笑顔……!
彼女はニコっと、こちらまで晴れやかになる笑顔を見せた。
さっきも見たけど、直接向けられたのは初めて。
やっぱりこうして見ると……すごく綺麗だ。
「なんだ、やすひろも身が固まったじゃん」
「は、はあっ!?」
何言ってんだこいつ!?
えりとが横から口を挟んでくる。
そういえば、昔から研究一筋で人間的に欠如してるところがあるんだった。
「そういう発言は時代にそぐわないぞ。ですよね、目銅佐さん。……あれ、目銅佐さん?」
「はわ、はわわ……」
「ん?」
「はわーっ!」
「えええっ!?」
顔を真っ赤にした目銅佐オーナーは、全速力で会議室を出て行ってしまった。
そのリアクションってどういう意味ですか!?
「ほら言っただろ」
「……お前なあ」
十分後、頭を冷やした目銅佐オーナーが帰り、会議は再開。
仕事モードに戻った彼女はやはり頭がキレッキレで、良い話し合いになった。
目銅佐オーナーとは今後も関係を続けていきたいと思う。
★
会議を終えて、夕方頃。
「さてと」
今回もサブスクで借りた装備を身に付け、ダンジョンに降り立つ。
「おお、新しい景色だ」
「キャンッ!」
「ニャニャッ!」
やってきたのは『まあまあの密林』。
その名の通り、一帯に林が密生していて進むのが大変そうだ。
それにしても、何そのネーミングセンス。
『はじまりの草原』の「はじまり」って、難易度の話だったのか。
俺が住む東京には四つのダンジョンがある。
難易度的には、ここは『はじまりの草原』の次に当たるダンジョン。
あと二つは難易度が高いそうなので、一旦パス。
「お、どうした?」
「ワフッ!」
「ムニャッ!」
配信用カメラを操作している時、二匹が鳴いた。
何やら決めポーズを取っている。
そっか、せっかくだしダンジョンでも一枚撮っておきますか。
二匹とも、俺よりインフルエンサーしてるなあ。
目銅佐オーナーと会議を終えた後、試作段階のお洋服をもらった。
試作段階とは言ってもほぼ完成品で、ダンジョンで使ってもらって構わない、という話だった。
今回は張り切ってそれを身に付けてきている。
おめかしペット達だ。
「ワフン!」
フクマロは『茶色い毛皮のお洋服』。
ふわふわのマフラーみたいな生地をしていて、一層モフモフ感が増した。
白い体によく似合う茶色の生地は、栗毛色のモンブランとおそろみたい。
一言で言うと、めっちゃ可愛い。
「ニャフン!」
モンブランはお祭りの時に着るような『法被のお洋服』。
全体的に青色で、背面にはしっかりと「祭」の文字がプリントされている。
元気いっぱいのモンブランにはぴったりだ。
一言でまとめると、めっちゃ可愛い。
「どっちも可愛いぞ~」
「クゥ~ン」
「ニャオ~ン」
親バカみたいな声を出しながら、パシャリ。
これが子を持つ親の気持ちか、素晴らしい。
「じゃあ配信開始っと!」
時間になったのを確認して、カメラを付けた。
「こんばんは! 『やすまろのモフモフチャンネル』です!」
《こんばんは!》
《やあ》
《きたあああ》
《今日もありがとう》
《配信嬉しいよ~》
《今日はちゃんと言えたねw》
いつも通りコメントが溢れて嬉しくなる。
見てくれるのは当たり前じゃないので、本当に感謝している。
そして、早速チラホラと気づく人たちが。
《え、二匹ともなんか着てる!》
《お洋服!?》
《なにそれやば!笑》
《めっちゃ可愛い~!》
《似合ってて草》
《はっぴかわええw》
「おお、大好評! 良かったな~」
「ワフッ!」
「ニャフッ!」
たくさんの人に褒めてもらえて二匹も嬉しそう。
そうだ、こんな時にこそ!
「これは今後『ダンジョンファッション』という通販サイトで販売されるそうです! 普通のペット用にもダンジョン用にもお使いいただけるので、気になる方はぜひ!」
『ダンジョンファッション』は目銅佐オーナーの通販サイトだ。
お世話になるならしっかりと宣伝もしないとな。
《絶対見ます!》
《配信者が板についてきたねw》
《これは良い宣伝》
《でもお高いんでしょ~?》
《てか、もうサイト落ちてるぞ》
《うわまじじゃん!》
《やすまろ効果やばすぎだろwww》
「え、うそお!?」
だがその結果、アクセス過多でサイトを落としてしまう事態に。
我ながらすごい影響力だ。
これは目銅佐オーナーに謝っておかないとなあ。
「すみません! 皆さん後から覗いてもらえると助かります! と、とりあえずダンジョンを進んで行きますね!」
こうして波乱の幕開けとなりながらも、初めての『まあまあの密林』を進んで行った。
★
<三人称視点>
今日の美月ちゃん。
「よいしょ」
美月は手に握る魔石をパキンと割った。
育乳効果のある『デカスライムの魔石』だ。
ただし、その魔石のサイズは米粒ほど。
「ほんの少し大きくなってる……!」
しっかりと胸のサイズを測り、成果を確かめた。
着実に成長しているようだ。
世間には『魔石職人』と呼ばれる職業がある。
魔石を専門に扱い、魔石を砕かずに綺麗に切り分けたり、装備用に加工したりする者たちだ。
魔石は“砕いたサイズ分”の効果を発揮するので、砕く魔石が小さければ、その分効果も低くなる。
魔石職人はレアな魔石を自分用と売却用に分けたい時や、装備に嵌め込む為にサイズを調整したりする時に役に立つのだ。
そして、当の美月ちゃん。
「これでバレないように大きくしていこう……!」
有名な魔石職人の“最高値オプション”にて、『デカスライムの魔石』を米粒サイズにしてもらう。
これを一日一個ずつ使うことで、周りにバレることなくほんの少しずつバストアップ出来る算段だ。
しかしそんな彼女に迫る手が。
「ぽよっ!」
「ぽよちゃん!? ダメ! それはわたしのー!」
魔石に興味津々なぽよちゃん。
そしてそのまま、米粒サイズの『デカスライムの魔石』をいくつか取り込んでしまった。
すると突然、
「え? どうしたの!? 何が起きてるの!?」
「ぽよ……ぽよよ……ぽよーっ!!」
ぽよちゃんは眩く光り始めた。
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