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第二話
愛されすぎて、愛しすぎて
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広いホールに、美しいピアノの旋律が静かに流れる。観客はその音色にうっとりし、物音1つ立てなかった。
ステージ上では、ピアニストの長澤俊輔が鍵盤に指を滑らせている。肩まで伸ばした栗色の髪と、柔らかな顔立ちは多くの女性ファンを虜にした。当初は、その華やかなルックスからクラッシック界では異端児的な扱いをされていた。『顔だけでピアノを弾いてる』と揶揄される事もあった。だが、作り出す曲はクラシックの伝統を残しつつも現代の要素を取り入れていてクラッシック好きにもファンが増えていった。
観客席のなかに、一人だけ特別な人物がいる。
佐原透は、流れてくる曲に耳まで真っ赤になった。
(よりにもよって、この曲を最初に弾くなんてっ)
どれだけ気持ちを落ち着かせようとしてもダメなのだ。曲を聴いているだけで、鼓動は高鳴ってくるし、全身が火照ってくる。なぜなら、俊輔が奏でるこの『君への愛』は、2人が初めて結ばれた記念に作られたものだからだ。
「透の、色っぽい姿を思い出しながら書いたんだ」
初めてこの曲を聴いた後、俊輔に押し倒されながら教えられた。緩やかななかにも激しさがあり、その度に俊輔の激しい愛撫や緩やかな腰使いを思い出してしまう。汗の匂いまでしてくるようで、俊輔に抱かれているような気持ちになる。透の心の中は、俊輔の事だらけになってしまった。透は、ステージで優雅に鍵盤を叩く俊輔が少しだけ憎らしかった。
「まだ怒ってるのか?」
帰りの車の中。
透は一言も言葉を発さないまま、黙って窓の外を見ていた。だが、沈黙しているのはなんだか子供っぽく思えたので口を開く。
「・・・別に、怒っている訳じゃないです」
「久しぶりのデートなんだぞ。もっと嬉しそうにしろよ」
俊輔が不満そうに呟く。透は、チラッと俊輔の横顔を盗み見ては溜め息を吐いた。年齢的には17歳も離れているのに、こういう時は俊輔の方が子供っぽく感じる。だから、いつも透の方が折れるのだ。
「ちょっと、変な気持ちになっちゃっただけです」
「それって、こういう気持ち?」
信号で停まった瞬間。俊輔がチュッとキスしてくる。横断歩道を渡っていたカップルがギョッとした顔をして去っていった。
「俊輔さんっ」
信号が青になるまで続いたキスに透が抗議すれば、俊輔が楽しそうに笑った。
いつもこうだ。いつも、透は俊輔に振り回される。
「自分の立場、わかってます?」
部屋に入るなり寝室に連れ込まれた透が軽く睨む。透の、まだ育ちきっていない柔らかな身体を抱き締めた俊輔が首筋に顔を埋める。軽く肌を吸われるだけで、透の身体から力が抜けた。つい数ヵ月前までは、いくら透が抱いてくれと頼んでも何もしてはくれなかったのに、今では隙あらばエッチな事をしようとする。
「顔を見られたわけじゃないから、大丈夫だよ」
「そういう事じゃなくて・・・」
官能的に首筋を舐められ、服を脱がされていく。サラサラとしたシーツに素肌が触れる感触に、透はこれから俊輔に抱かれるのだと意識した。
「明日、体育は?」
聞かれて、透は耳まで赤くなった。つまり、激しくしてもいいかというサインだ。
「ないです」
「よかった」
こんな会話をしながらセックスをすると、自分が学生である事を俊輔が気にしていると感じる。全裸になった俊輔は、すっかり完成された男の身体をしていて、触れた腕や胸板は厚くてガッシリしている。性的な体験がない透には、俊輔のテクニックが上手いか下手かはわからない。だが、気持ちいいのだからきっと上手なのだろう。
「俊輔さんの、触ってもいいですか?」
恥ずかしさを抑えて聞けば、俊輔が蕩けそうな笑顔をくれる。
「触りたい?」
「はい」
自分ばかりが気持ちよくなるのは嫌だった。俊輔にも、感じて欲しい。透は、腕を引かれて俊輔と向かい合う形となった。
「えっと・・・」
改めて目の前で見ると、どうしていいのかわからなくなる。俊輔が優しく透の手を握った。
「俺と同じようにしてごらん」
自身の性器を握られた透は、小さく肩を竦めた。戸惑いながら、俊輔の指の動きを真似する。先端を指で刺激したり、根本まで擦ったりしながら、互いに息を荒くしていった。やがて、微かに俊輔の喘ぎ声が聞こえてくる。
(感じてくれてる・・・)
指の動きを速めながら、俊輔と透は激しく舌を絡めた。部屋の中には、ハァハァという喘ぎ声が響いた。
「なんだか、最近イケナイ事ばかりしてる」
俊輔は、透の放った精液を指にたっぷりつけると、そのまま透の後ろへ伸ばした。無意識に腰を浮かして俊輔を受け入れる準備をしている自分が、透にはたまらなくいやらしくなったような気がした。
「僕の事、嫌いにならないでください」
俊輔を欲しがる姿が、ひどくあさましく感じた。
「セックスは、愛を伝える最高の方法なんだ。心配はいらない」
ことあるごとに俊輔が囁く。求める事は、決して悪くはないと。透はその度に安堵した。抱かれる度に変わっていく感じがするが、それでいいのだ。それが、恋なのだ。
「く・・・ぅっ」
透は、身体の奥で俊輔のたくましさと熱さを感じた。太くて、熱くて、たまらなく満たされる。
愛されている事を、心と身体で感じられた。
その視線が気になり出したのは、俊輔のリサイタルが終わった数日後からだった。どこにいても視線を感じるのだ。それも、決して好意的ではない。
(なんだろう?)
その度に周囲を見渡すが、当てはまるような人物がいない。透は、何度か俊輔に相談しようとしてやめた。余計な心配はかけたくなかった。
俊輔のリサイタル最終日。透は、楽屋に来るように言われた。スタッフとも顔見知りの透は、スムーズに楽屋へと続く道を進む。が、不意に一人の少年が道を塞いだ。
「あんた。何者?」
敵意を含んだ眼差しと声に、透はビクッと思わず後ずさった。
「長澤俊輔とどういう関係なのかって聞いてんだよっ」
少年の手が透に伸びた瞬間。透は、怖さから思わず目を閉じた。が、何も起きなかった。恐る恐る目を開ければ、いつになく険しい表情をした俊輔が少年の腕を掴んでいる。
少年は腕の痛みに眉を寄せると、俊輔を睨み付けた。
「久しぶりだな。賢太」
俊輔の声に、少年の目つきはますます剣呑になった。
「俊輔さん。あの・・・」
「こいつは、長澤賢太。俺の甥っ子だ」
言われて見れば、確かに鋭い目元が俊輔に似ていた。
「ちゃんと説明しろよっ。こいつ、誰だよ」
賢太が透を指差す。大声に、周囲の視線が集まった。
「廊下じゃ目立つ」
遠巻きに、関係者達がチラチラと3人を見ていた。俊輔は、透と賢太を自分の楽屋に入れると鍵をかけた。
「用件はなんだ?」
俊輔の問に、賢太が眉を吊り上げる。
「オレ、見たんだぞ。こいつが俊兄の部屋から出てくるの」
指を差され、透はビクッと肩を震わせた。賢太の全身からは怒りや苛立ちが感じられて、とてもいたたまれない気持ちになる。
「透は、親友の息子だ」
人前だから仕方がないと割り切っていても、こういう時に透は少しだけ傷つく。もし、透が女性だったらきっと堂々と恋人と言えるのだろう。透は、内心の動揺を隠すように頷いた。
「お前が思っているような関係じゃない」
俊輔は、透にずっとピアノの家庭教師をしている事を賢太に教えた。賢太が、ホッと安堵した表情になる。
「なんだ。そっか」
一人で納得したようにウンウンと頷いた賢太は、戸惑う透にニカッと笑って見せた。
「あんまりこいつが美人だからさ、俊兄が変な道に入ったと思っちゃった」
「賢太っ」
俊輔が怒鳴ると、賢太はアハハと笑って去っていった。静かになった楽屋の中で、俊輔が透を膝に乗せる。
「すまない。嫌な思いをさせた」
「俊輔さんが謝る事じゃないです」
透が言えば、俊輔がゆっくり抱き締めてくれる。そのまま、静かに唇が重ねられる。触れ合うだけだったキスが、どんどん激しさを増していく。
「我慢、できそうもない」
俊輔に囁かれ、透が驚いたように顔を上げる。と、軽いキスが贈られた。そのまま、俊輔の指が服の中へと潜り込んでくる。
「俊輔さん・・・っ、こんな所で・・・っ」
「シーッ。声が聞こえるぞ?」
大人の余裕で、子供っぽい事をしてくる俊輔を透が軽く睨む。
「鍵、かけて・・・、ください」
透の言葉に、俊輔が嬉しそうに微笑む。それから、1時間以上。楽屋の鍵が開く事はなかった。
ステージ上では、ピアニストの長澤俊輔が鍵盤に指を滑らせている。肩まで伸ばした栗色の髪と、柔らかな顔立ちは多くの女性ファンを虜にした。当初は、その華やかなルックスからクラッシック界では異端児的な扱いをされていた。『顔だけでピアノを弾いてる』と揶揄される事もあった。だが、作り出す曲はクラシックの伝統を残しつつも現代の要素を取り入れていてクラッシック好きにもファンが増えていった。
観客席のなかに、一人だけ特別な人物がいる。
佐原透は、流れてくる曲に耳まで真っ赤になった。
(よりにもよって、この曲を最初に弾くなんてっ)
どれだけ気持ちを落ち着かせようとしてもダメなのだ。曲を聴いているだけで、鼓動は高鳴ってくるし、全身が火照ってくる。なぜなら、俊輔が奏でるこの『君への愛』は、2人が初めて結ばれた記念に作られたものだからだ。
「透の、色っぽい姿を思い出しながら書いたんだ」
初めてこの曲を聴いた後、俊輔に押し倒されながら教えられた。緩やかななかにも激しさがあり、その度に俊輔の激しい愛撫や緩やかな腰使いを思い出してしまう。汗の匂いまでしてくるようで、俊輔に抱かれているような気持ちになる。透の心の中は、俊輔の事だらけになってしまった。透は、ステージで優雅に鍵盤を叩く俊輔が少しだけ憎らしかった。
「まだ怒ってるのか?」
帰りの車の中。
透は一言も言葉を発さないまま、黙って窓の外を見ていた。だが、沈黙しているのはなんだか子供っぽく思えたので口を開く。
「・・・別に、怒っている訳じゃないです」
「久しぶりのデートなんだぞ。もっと嬉しそうにしろよ」
俊輔が不満そうに呟く。透は、チラッと俊輔の横顔を盗み見ては溜め息を吐いた。年齢的には17歳も離れているのに、こういう時は俊輔の方が子供っぽく感じる。だから、いつも透の方が折れるのだ。
「ちょっと、変な気持ちになっちゃっただけです」
「それって、こういう気持ち?」
信号で停まった瞬間。俊輔がチュッとキスしてくる。横断歩道を渡っていたカップルがギョッとした顔をして去っていった。
「俊輔さんっ」
信号が青になるまで続いたキスに透が抗議すれば、俊輔が楽しそうに笑った。
いつもこうだ。いつも、透は俊輔に振り回される。
「自分の立場、わかってます?」
部屋に入るなり寝室に連れ込まれた透が軽く睨む。透の、まだ育ちきっていない柔らかな身体を抱き締めた俊輔が首筋に顔を埋める。軽く肌を吸われるだけで、透の身体から力が抜けた。つい数ヵ月前までは、いくら透が抱いてくれと頼んでも何もしてはくれなかったのに、今では隙あらばエッチな事をしようとする。
「顔を見られたわけじゃないから、大丈夫だよ」
「そういう事じゃなくて・・・」
官能的に首筋を舐められ、服を脱がされていく。サラサラとしたシーツに素肌が触れる感触に、透はこれから俊輔に抱かれるのだと意識した。
「明日、体育は?」
聞かれて、透は耳まで赤くなった。つまり、激しくしてもいいかというサインだ。
「ないです」
「よかった」
こんな会話をしながらセックスをすると、自分が学生である事を俊輔が気にしていると感じる。全裸になった俊輔は、すっかり完成された男の身体をしていて、触れた腕や胸板は厚くてガッシリしている。性的な体験がない透には、俊輔のテクニックが上手いか下手かはわからない。だが、気持ちいいのだからきっと上手なのだろう。
「俊輔さんの、触ってもいいですか?」
恥ずかしさを抑えて聞けば、俊輔が蕩けそうな笑顔をくれる。
「触りたい?」
「はい」
自分ばかりが気持ちよくなるのは嫌だった。俊輔にも、感じて欲しい。透は、腕を引かれて俊輔と向かい合う形となった。
「えっと・・・」
改めて目の前で見ると、どうしていいのかわからなくなる。俊輔が優しく透の手を握った。
「俺と同じようにしてごらん」
自身の性器を握られた透は、小さく肩を竦めた。戸惑いながら、俊輔の指の動きを真似する。先端を指で刺激したり、根本まで擦ったりしながら、互いに息を荒くしていった。やがて、微かに俊輔の喘ぎ声が聞こえてくる。
(感じてくれてる・・・)
指の動きを速めながら、俊輔と透は激しく舌を絡めた。部屋の中には、ハァハァという喘ぎ声が響いた。
「なんだか、最近イケナイ事ばかりしてる」
俊輔は、透の放った精液を指にたっぷりつけると、そのまま透の後ろへ伸ばした。無意識に腰を浮かして俊輔を受け入れる準備をしている自分が、透にはたまらなくいやらしくなったような気がした。
「僕の事、嫌いにならないでください」
俊輔を欲しがる姿が、ひどくあさましく感じた。
「セックスは、愛を伝える最高の方法なんだ。心配はいらない」
ことあるごとに俊輔が囁く。求める事は、決して悪くはないと。透はその度に安堵した。抱かれる度に変わっていく感じがするが、それでいいのだ。それが、恋なのだ。
「く・・・ぅっ」
透は、身体の奥で俊輔のたくましさと熱さを感じた。太くて、熱くて、たまらなく満たされる。
愛されている事を、心と身体で感じられた。
その視線が気になり出したのは、俊輔のリサイタルが終わった数日後からだった。どこにいても視線を感じるのだ。それも、決して好意的ではない。
(なんだろう?)
その度に周囲を見渡すが、当てはまるような人物がいない。透は、何度か俊輔に相談しようとしてやめた。余計な心配はかけたくなかった。
俊輔のリサイタル最終日。透は、楽屋に来るように言われた。スタッフとも顔見知りの透は、スムーズに楽屋へと続く道を進む。が、不意に一人の少年が道を塞いだ。
「あんた。何者?」
敵意を含んだ眼差しと声に、透はビクッと思わず後ずさった。
「長澤俊輔とどういう関係なのかって聞いてんだよっ」
少年の手が透に伸びた瞬間。透は、怖さから思わず目を閉じた。が、何も起きなかった。恐る恐る目を開ければ、いつになく険しい表情をした俊輔が少年の腕を掴んでいる。
少年は腕の痛みに眉を寄せると、俊輔を睨み付けた。
「久しぶりだな。賢太」
俊輔の声に、少年の目つきはますます剣呑になった。
「俊輔さん。あの・・・」
「こいつは、長澤賢太。俺の甥っ子だ」
言われて見れば、確かに鋭い目元が俊輔に似ていた。
「ちゃんと説明しろよっ。こいつ、誰だよ」
賢太が透を指差す。大声に、周囲の視線が集まった。
「廊下じゃ目立つ」
遠巻きに、関係者達がチラチラと3人を見ていた。俊輔は、透と賢太を自分の楽屋に入れると鍵をかけた。
「用件はなんだ?」
俊輔の問に、賢太が眉を吊り上げる。
「オレ、見たんだぞ。こいつが俊兄の部屋から出てくるの」
指を差され、透はビクッと肩を震わせた。賢太の全身からは怒りや苛立ちが感じられて、とてもいたたまれない気持ちになる。
「透は、親友の息子だ」
人前だから仕方がないと割り切っていても、こういう時に透は少しだけ傷つく。もし、透が女性だったらきっと堂々と恋人と言えるのだろう。透は、内心の動揺を隠すように頷いた。
「お前が思っているような関係じゃない」
俊輔は、透にずっとピアノの家庭教師をしている事を賢太に教えた。賢太が、ホッと安堵した表情になる。
「なんだ。そっか」
一人で納得したようにウンウンと頷いた賢太は、戸惑う透にニカッと笑って見せた。
「あんまりこいつが美人だからさ、俊兄が変な道に入ったと思っちゃった」
「賢太っ」
俊輔が怒鳴ると、賢太はアハハと笑って去っていった。静かになった楽屋の中で、俊輔が透を膝に乗せる。
「すまない。嫌な思いをさせた」
「俊輔さんが謝る事じゃないです」
透が言えば、俊輔がゆっくり抱き締めてくれる。そのまま、静かに唇が重ねられる。触れ合うだけだったキスが、どんどん激しさを増していく。
「我慢、できそうもない」
俊輔に囁かれ、透が驚いたように顔を上げる。と、軽いキスが贈られた。そのまま、俊輔の指が服の中へと潜り込んでくる。
「俊輔さん・・・っ、こんな所で・・・っ」
「シーッ。声が聞こえるぞ?」
大人の余裕で、子供っぽい事をしてくる俊輔を透が軽く睨む。
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