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第二話
雨宿りの秘密
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舞子が橘家の嫁になったのは、つい3ヶ月前の事だった。噂通りの見目麗しい新郎に、一目で心を奪われた。だが、身体が弱いらしく初夜は別々に過ごすはめになった。それから、1度も夫が寝室を尋ねてくる事はない。
「俊之介さん。誠一郎さんは?」
小間使いの俊之介は、今年で17歳になる。短めの髪と笑った時のエクボがなんとも微笑ましい。舞子が誠一郎から貰った最初の贈り物が、この俊之介だった。
「気が利く子だから、なんでも頼むといい」
気遣ってくれる優しい夫。だが、舞子には僅かながらの不満があった。
「若旦那様なら、忠志さんと蔵へ行きました」
「・・・そう」
誠一郎が幼い頃から仕えているという忠志。長身でガッシリしている忠志と、線が細くて小柄な誠一郎が並ぶとなんだかとても卑猥に感じるのだ。
(やだわ。何を考えているのかしら・・・)
昨夜。女中達がこっそり見ていた春画。それは、男女の営みではなかった。屈強な男に組み敷かれ、切ない表情で喘いでいるのは美少年だったのだ。その姿が、なんだか誠一郎と忠志に重なって見えて仕方がなかった。
「ねぇ。誠一郎さんと忠志さんはどのような関係なの?」
舞子の問に、俊之介が小首を傾げた。
「さぁ。私も3ヶ月前に来たばかりなので。ただ、誠一郎さんは幼い頃から忠志さんを兄のように慕っていたそうです」
「・・・そう」
舞子が誠一郎を探すと、必ずその傍らにな忠志がいた。まるで、この世界には2人しかいないような。そんな空気だった。
「俊之介さん。買い物に行きたいの。案内してくださる?」
自分の心に浮かんだ迷いを消すように、舞子が晴れ晴れとした笑顔を見せる。頬をほんのり染めた俊之介は、急いで舞子の外出準備を始めた。
「旦那様。今宵も、ですか?」
舞子の不満そうな声に、誠一郎が苦笑した。
「すまない。急な会合でね」
浅蘇芳色の羽織を肩にかけて誠一郎が微笑む。その優しい笑みには、嘘や偽りはなかった。戸口では忠志が待っていて、誠一郎が差し出した荷物を受け取る。僅かに交わされた視線に、舞子の胸がズキリと痛んだ。舞子は、番傘を持って追いかけた。
「誠一郎様。雨が降っては・・・」
「傘はいらないよ。今夜は雨は降らないと思う」
「でも・・・」
言いかけて、舞子は押し黙った。誠一郎の優しい笑み。だが、その瞳は決して穏やかではなかった。
「大丈夫だよ。先に寝ていなさい」
誠一郎はスッと背中を向けると、舞子からどんどん遠ざかっていった。
「奥様っ」
いつまでも立ち尽くす舞子に、俊之介が駆け寄ってくる。
「まだ夜は冷えます。さぁ、お戻りを・・・」
グッと肩を抱き寄せられた舞子は、咄嗟に俊之介の腕を掴んだ。
「奥様?」
戸惑ったような俊之介の声に、舞子がゆっくりと顔を上げた。こぼればかりの大きな瞳には涙が浮かび、縋るように指先に力が入る。
俊之介は、自分の立場を忘れそうだった。
会合は、予定よりも1時間も早く終わった。だが、ポツポツと大粒の雨が地面を濡らし帰れない。
「忠志。今夜も、雨宿りをしていこうか」
「はい。若旦那の仰せの通りに」
そして、2人は近隣の者さえも知らない細い路地へと向かった。そこには、今にも崩れそうな納屋が建っている。傍から見れば薄気味悪い小屋だろうが、2人にとっては心の拠り所とも言えた。なぜなら、誰にも気兼ねなく愛し合える場所だからだ。
「あっ、あ・・・っ、はぁっ」
雨が降りしきる音を聞きながら、誠一郎が甘く苦しげに喘ぐ。全裸にされ、欲望の根本には組紐が巻かれている。そして、先端は忠志の口腔内で揉みくちゃにされていた。
「忠志・・・っ、お願い・・・っ、イカせて・・・っ」
激しく先端を吸われ、たまらない快感が全身を賭け巡る。だが、忠志は組紐を解く気配すらない。それどころか、無防備に晒された誠一郎の蕾に一気に2本の指を差し込んだ。
「あ、ぁぁぅ、あっ、はぁっ」
誠一郎の指が、忠志の腕を強く掴む。忠志は、その恥態をうっとりと眺めた。
「こうしていれば、誠一郎さんは永遠に俺を求めてくれますよね」
忠志の言葉に、誠一郎が潤んだ瞳を向ける。
「もしかして・・・、忠志・・・」
誠一郎の言葉に、忠志はギュッと唇を噛み締めた。
「近所でも、お二人の仲睦まじさは有名です。美しく聡明な奥様が来たと・・・」
誠一郎の側に寄り添う舞子の姿は、忠志の心をかき乱した。側にいるのに触れる事さえ許されない事が、忠志を苛立たせた。
「私は、1度も舞子を抱いていない。そう言ったら、信じるか?」
「・・・え?」
忠志が信じられないというように誠一郎を見る。誠一郎の腕が、ゆっくりと忠志の首に回る。
「本当だよ。私は、お前以外の誰とも肌を重ねていない。もちろん、唇もだ・・・」
グッと引き寄せられ、忠志は誠一郎と深く唇を重ねた。舌を絡めながら、誠一郎の指が忠志の下腹部を弄る。
「く・・・っ」
すぐに限界まで膨らんだ欲望に、忠志は抑えが効かなくなった。誠一郎の戒めを解くと、すぐに自身を柔らかくなった花弁に挿入する。
誠一郎は満足げな笑みを浮かべると、広い背中に指を這わせた。そこに、数日前に自身がつけた痕を見つけて微笑む。
2人は、雨音が響く中でいつまでも身体を重ねた。
「誠一郎さん・・・っ、誠一郎さんっ」
「忠志・・・っ、あっ」
互いの姿さえわからない暗闇の中。忠志は手探りで、誠一郎の身体を反転させる。
「愛しています。誠一郎さん」
「私もだよ、忠志」
誰にも聞かれないように、2人は微かな声で愛を囁きあった。
「んんっ、んっ、あぅ、はっ、太い・・・っ、あっ、はぁうぅ」
四つん這いになり、誠一郎は無意識に足を広げた。本能的に、忠志を受け入れるコツは掴んでいる。それだけ、誠一郎は忠志と逢瀬を重ねていたという事だ。激しい息遣いと粘膜が立てるいやらしい音が響き、やがて2人の動きが同時に止まった。
情事の後。誠一郎は、自分を抱き締める忠志の腕に唇を寄せた。
「ここで初めてお前に抱かれたんだったな。いや、私が抱くように仕向けたんだ」
誠一郎が思い出し笑いをする。
「あの時は、1度だけでいいと思った。本気でお前を諦めようとしてた。でも、できなかった」
忠志は、誠一郎を後ろから抱き締めながら乳首や臍にいたずらをしていた。首筋に顔を埋め、痕を付けてはならない柔肌に軽く歯を立てる。
「舞子との初夜の日。私の身体は彼女を拒絶した」
「・・・」
「これが本能なのかと思ったよ。彼女の事は嫌いではないが、全く反応しないんだ」
誠一郎は振り返ると、忠志の膝に跨り唇を寄せた。
「・・・奥様に、申し訳なくて」
忠志が呟く。誠一郎は、広い背中に腕を回し力を入れた。
「お前が気にする事はない。ちゃんと策を立てている」
「え?」
誠一郎が意味深に微笑む。
「私も妻には申し訳ないと思っている。だから、彼女好みの男を小間使いとして雇った」
「まさか・・・」
忠志が驚いた声を上げる。誠一郎はクスッと笑うと、下半身を擦り付けてきた。
「・・・雨が、まだ降ってるな」
「・・・はい」
2人の身体が、更に密着を増した。
「明日も降るといいな」
忠志に深々と挿入されながら、誠一郎が呟いた。
数年後。舞子はかわいい男児を生んだ。不思議な事に、その子は誠一郎にも舞子にも似てはいなかった。使用人や近所の者達はあらぬ噂を立てたが、誠一郎は気にもしなかった。
誠太郎と名前をつけて、跡取りとして大切に育てた。
「俊之介さん。誠一郎さんは?」
小間使いの俊之介は、今年で17歳になる。短めの髪と笑った時のエクボがなんとも微笑ましい。舞子が誠一郎から貰った最初の贈り物が、この俊之介だった。
「気が利く子だから、なんでも頼むといい」
気遣ってくれる優しい夫。だが、舞子には僅かながらの不満があった。
「若旦那様なら、忠志さんと蔵へ行きました」
「・・・そう」
誠一郎が幼い頃から仕えているという忠志。長身でガッシリしている忠志と、線が細くて小柄な誠一郎が並ぶとなんだかとても卑猥に感じるのだ。
(やだわ。何を考えているのかしら・・・)
昨夜。女中達がこっそり見ていた春画。それは、男女の営みではなかった。屈強な男に組み敷かれ、切ない表情で喘いでいるのは美少年だったのだ。その姿が、なんだか誠一郎と忠志に重なって見えて仕方がなかった。
「ねぇ。誠一郎さんと忠志さんはどのような関係なの?」
舞子の問に、俊之介が小首を傾げた。
「さぁ。私も3ヶ月前に来たばかりなので。ただ、誠一郎さんは幼い頃から忠志さんを兄のように慕っていたそうです」
「・・・そう」
舞子が誠一郎を探すと、必ずその傍らにな忠志がいた。まるで、この世界には2人しかいないような。そんな空気だった。
「俊之介さん。買い物に行きたいの。案内してくださる?」
自分の心に浮かんだ迷いを消すように、舞子が晴れ晴れとした笑顔を見せる。頬をほんのり染めた俊之介は、急いで舞子の外出準備を始めた。
「旦那様。今宵も、ですか?」
舞子の不満そうな声に、誠一郎が苦笑した。
「すまない。急な会合でね」
浅蘇芳色の羽織を肩にかけて誠一郎が微笑む。その優しい笑みには、嘘や偽りはなかった。戸口では忠志が待っていて、誠一郎が差し出した荷物を受け取る。僅かに交わされた視線に、舞子の胸がズキリと痛んだ。舞子は、番傘を持って追いかけた。
「誠一郎様。雨が降っては・・・」
「傘はいらないよ。今夜は雨は降らないと思う」
「でも・・・」
言いかけて、舞子は押し黙った。誠一郎の優しい笑み。だが、その瞳は決して穏やかではなかった。
「大丈夫だよ。先に寝ていなさい」
誠一郎はスッと背中を向けると、舞子からどんどん遠ざかっていった。
「奥様っ」
いつまでも立ち尽くす舞子に、俊之介が駆け寄ってくる。
「まだ夜は冷えます。さぁ、お戻りを・・・」
グッと肩を抱き寄せられた舞子は、咄嗟に俊之介の腕を掴んだ。
「奥様?」
戸惑ったような俊之介の声に、舞子がゆっくりと顔を上げた。こぼればかりの大きな瞳には涙が浮かび、縋るように指先に力が入る。
俊之介は、自分の立場を忘れそうだった。
会合は、予定よりも1時間も早く終わった。だが、ポツポツと大粒の雨が地面を濡らし帰れない。
「忠志。今夜も、雨宿りをしていこうか」
「はい。若旦那の仰せの通りに」
そして、2人は近隣の者さえも知らない細い路地へと向かった。そこには、今にも崩れそうな納屋が建っている。傍から見れば薄気味悪い小屋だろうが、2人にとっては心の拠り所とも言えた。なぜなら、誰にも気兼ねなく愛し合える場所だからだ。
「あっ、あ・・・っ、はぁっ」
雨が降りしきる音を聞きながら、誠一郎が甘く苦しげに喘ぐ。全裸にされ、欲望の根本には組紐が巻かれている。そして、先端は忠志の口腔内で揉みくちゃにされていた。
「忠志・・・っ、お願い・・・っ、イカせて・・・っ」
激しく先端を吸われ、たまらない快感が全身を賭け巡る。だが、忠志は組紐を解く気配すらない。それどころか、無防備に晒された誠一郎の蕾に一気に2本の指を差し込んだ。
「あ、ぁぁぅ、あっ、はぁっ」
誠一郎の指が、忠志の腕を強く掴む。忠志は、その恥態をうっとりと眺めた。
「こうしていれば、誠一郎さんは永遠に俺を求めてくれますよね」
忠志の言葉に、誠一郎が潤んだ瞳を向ける。
「もしかして・・・、忠志・・・」
誠一郎の言葉に、忠志はギュッと唇を噛み締めた。
「近所でも、お二人の仲睦まじさは有名です。美しく聡明な奥様が来たと・・・」
誠一郎の側に寄り添う舞子の姿は、忠志の心をかき乱した。側にいるのに触れる事さえ許されない事が、忠志を苛立たせた。
「私は、1度も舞子を抱いていない。そう言ったら、信じるか?」
「・・・え?」
忠志が信じられないというように誠一郎を見る。誠一郎の腕が、ゆっくりと忠志の首に回る。
「本当だよ。私は、お前以外の誰とも肌を重ねていない。もちろん、唇もだ・・・」
グッと引き寄せられ、忠志は誠一郎と深く唇を重ねた。舌を絡めながら、誠一郎の指が忠志の下腹部を弄る。
「く・・・っ」
すぐに限界まで膨らんだ欲望に、忠志は抑えが効かなくなった。誠一郎の戒めを解くと、すぐに自身を柔らかくなった花弁に挿入する。
誠一郎は満足げな笑みを浮かべると、広い背中に指を這わせた。そこに、数日前に自身がつけた痕を見つけて微笑む。
2人は、雨音が響く中でいつまでも身体を重ねた。
「誠一郎さん・・・っ、誠一郎さんっ」
「忠志・・・っ、あっ」
互いの姿さえわからない暗闇の中。忠志は手探りで、誠一郎の身体を反転させる。
「愛しています。誠一郎さん」
「私もだよ、忠志」
誰にも聞かれないように、2人は微かな声で愛を囁きあった。
「んんっ、んっ、あぅ、はっ、太い・・・っ、あっ、はぁうぅ」
四つん這いになり、誠一郎は無意識に足を広げた。本能的に、忠志を受け入れるコツは掴んでいる。それだけ、誠一郎は忠志と逢瀬を重ねていたという事だ。激しい息遣いと粘膜が立てるいやらしい音が響き、やがて2人の動きが同時に止まった。
情事の後。誠一郎は、自分を抱き締める忠志の腕に唇を寄せた。
「ここで初めてお前に抱かれたんだったな。いや、私が抱くように仕向けたんだ」
誠一郎が思い出し笑いをする。
「あの時は、1度だけでいいと思った。本気でお前を諦めようとしてた。でも、できなかった」
忠志は、誠一郎を後ろから抱き締めながら乳首や臍にいたずらをしていた。首筋に顔を埋め、痕を付けてはならない柔肌に軽く歯を立てる。
「舞子との初夜の日。私の身体は彼女を拒絶した」
「・・・」
「これが本能なのかと思ったよ。彼女の事は嫌いではないが、全く反応しないんだ」
誠一郎は振り返ると、忠志の膝に跨り唇を寄せた。
「・・・奥様に、申し訳なくて」
忠志が呟く。誠一郎は、広い背中に腕を回し力を入れた。
「お前が気にする事はない。ちゃんと策を立てている」
「え?」
誠一郎が意味深に微笑む。
「私も妻には申し訳ないと思っている。だから、彼女好みの男を小間使いとして雇った」
「まさか・・・」
忠志が驚いた声を上げる。誠一郎はクスッと笑うと、下半身を擦り付けてきた。
「・・・雨が、まだ降ってるな」
「・・・はい」
2人の身体が、更に密着を増した。
「明日も降るといいな」
忠志に深々と挿入されながら、誠一郎が呟いた。
数年後。舞子はかわいい男児を生んだ。不思議な事に、その子は誠一郎にも舞子にも似てはいなかった。使用人や近所の者達はあらぬ噂を立てたが、誠一郎は気にもしなかった。
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