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蜘蛛と男
蜘蛛と男 16
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それからしばらくして、ノエウとナリアの前に男が1人現れた。ノエウは警戒してナリアの前に立つ。
「こんにちはー。そう怪しいものじゃ無いので警戒しないで下さいよー」
「だ、だ、誰だお前!!」
「いえいえ、僕はあなたを助けに来ました」
薄っぺらい笑みを浮かべて男は言った。
「助ける?」
「えぇ、これからそちらのお嬢さんを殺しに来る悪いやつが来ます」
男がナリアに手を向けたので、ノエウはナリアの事を言っているのだと理解する。
「ほ、ほ、ほんとか?」
「えぇ、そこであなたにはこの武器を差し上げます」
そう言って男は棍棒をノエウに手渡す。
「これさえあれば誰にも負けません、そちらのお嬢さんを守ってあげてくださいね。それでは失礼」
男は風のように去っていった。そして同時にぞろぞろと人間が出てきた。
「おい、そこのお前!! アラクネから離れろ!!」
「こんにちはー。そう怪しいものじゃ無いので警戒しないで下さいよー」
「だ、だ、誰だお前!!」
「いえいえ、僕はあなたを助けに来ました」
薄っぺらい笑みを浮かべて男は言った。
「助ける?」
「えぇ、これからそちらのお嬢さんを殺しに来る悪いやつが来ます」
男がナリアに手を向けたので、ノエウはナリアの事を言っているのだと理解する。
「ほ、ほ、ほんとか?」
「えぇ、そこであなたにはこの武器を差し上げます」
そう言って男は棍棒をノエウに手渡す。
「これさえあれば誰にも負けません、そちらのお嬢さんを守ってあげてくださいね。それでは失礼」
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