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裏の道具を装備していくかい?
裏の道具を装備していくかい? 12
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「ムツヤーヨーリィ、私の言ったこと疑ってるの?」
サズァンはみじんも怒ってはいなかったが、わざとらしく両腕を腰に当ててむくれていた。
「そんな、疑ってなんていませんよ!」
ムツヤは慌てて邪神に弁解する。その様子が可愛いものに思えてサズァンは目を細めてクスクスと笑った。
「っていうかあんた、何でヨーリィと同じベッドで寝てるのよ! 大丈夫ヨーリィ? 変なことされてない?」
マヨイギが心配そうに言うとヨーリィはふるふると首を横にふった。
「マヨイギ様、これはお兄ちゃんから魔力を貰っているだけです」
そうは言われてもマヨイギは心配でならない。
「マヨイギ様もご無事なようで何よりです」
彼女達は互いに心配をしあっていたようだ。そんな感動の再開の最中、ムツヤの部屋のドアを誰かがノックした。
「おい、何かあったのか?」
そして扉が開く、そこに居たのはアシノだ。
「あら、お久しぶり勇者さん」
サズァンはにっこりと笑い手をヒラヒラと振った。ということは隣にいるのは例の迷い木の怪物だろうとアシノは自分でも驚くほど冷静に、早く理解ができた。
「つい昨日会ったばかりだろう? 裏ダンジョンの邪神サズァン」
「そうよ、裏ダンジョンの主『邪神サズァン』よ!」
両手を腰に当ててえっへんと胸を張る。黒いドレスの様な服は胸元が開いており、その豊満な胸が強調された。
「何の用なんだ?」
アシノは少しばかり警戒をしながら言う。ムツヤに協力的だとはいえ、邪神は邪神だ。
「何よー、用が無かったらムツヤと話しちゃダメなわけ?」
サズァンはプクーっと頬を膨らませて怒っていた、その言動はとても邪神だとは思えないものだった。
「まぁ、一応用事もあるんだけどね」
おどけた雰囲気を消し去り、サズァンは話し始める。そこには確かに邪神の風格があった。
サズァンはみじんも怒ってはいなかったが、わざとらしく両腕を腰に当ててむくれていた。
「そんな、疑ってなんていませんよ!」
ムツヤは慌てて邪神に弁解する。その様子が可愛いものに思えてサズァンは目を細めてクスクスと笑った。
「っていうかあんた、何でヨーリィと同じベッドで寝てるのよ! 大丈夫ヨーリィ? 変なことされてない?」
マヨイギが心配そうに言うとヨーリィはふるふると首を横にふった。
「マヨイギ様、これはお兄ちゃんから魔力を貰っているだけです」
そうは言われてもマヨイギは心配でならない。
「マヨイギ様もご無事なようで何よりです」
彼女達は互いに心配をしあっていたようだ。そんな感動の再開の最中、ムツヤの部屋のドアを誰かがノックした。
「おい、何かあったのか?」
そして扉が開く、そこに居たのはアシノだ。
「あら、お久しぶり勇者さん」
サズァンはにっこりと笑い手をヒラヒラと振った。ということは隣にいるのは例の迷い木の怪物だろうとアシノは自分でも驚くほど冷静に、早く理解ができた。
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「そうよ、裏ダンジョンの主『邪神サズァン』よ!」
両手を腰に当ててえっへんと胸を張る。黒いドレスの様な服は胸元が開いており、その豊満な胸が強調された。
「何の用なんだ?」
アシノは少しばかり警戒をしながら言う。ムツヤに協力的だとはいえ、邪神は邪神だ。
「何よー、用が無かったらムツヤと話しちゃダメなわけ?」
サズァンはプクーっと頬を膨らませて怒っていた、その言動はとても邪神だとは思えないものだった。
「まぁ、一応用事もあるんだけどね」
おどけた雰囲気を消し去り、サズァンは話し始める。そこには確かに邪神の風格があった。
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