伎芸天 時を越えた微笑み

小笠原雅

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忘れられない

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15、忘れられない

 
 俺は驚いた。
 これだけ感じる女はどこかの男に性的に調教されているんだろうと思ったが、この舌使いではそれも外れた考えかも知れない。
 逆に考えれば手付かずの真性のマゾが俺のシンボルを咥えていると思うと興奮してしまう。俺はしばらくされるままにしてみた。
 何処を舐めればいいか迷いながら忙しく下を動かすだけで全く気持ちよくない。少しイラついて俺は「へたくそ」と言ってまた蹴飛ばしてやった。  
 女は受け身を取ることができず横向きになるのがやっとで肩から床に崩れ落ちた。少しすねたような顔をするのが可愛い。またいじめたくなった。俺は女の腕を括ってネクタイを外し、背中側から女の後ろ髪をつかんだ。上品な中年女と言う風にくるくるとカールをして、少し明るめのカラーに染めている。その髪の毛を鷲掴みにしグッと顎を上げた。
 何をされるのかと怖くなったのだろう、女は横目で俺を覗き込みながら胸を隠すように腕で抑えている。恐怖をそのまま身体で表すがされるがままになっていた。
 俺はそのまま女の背後からシンボルを突き指した。
「うー」とため息をつくような声を出して両手を俺の腰に止める様に添えて甘いため息をついていた。
 俺はしばらく腰を使うのはやめて背後から胸を揉みしだいた。手に余る肉の膨らみ、張りは若い女と比べてあまりなくて、ただ脂肪の塊をもみくちゃにしているそんな感じがした。後ろから突き刺さ刺したまま両腕を腹に回して少し起き上がらせた。
 女は奥まで届いたのか突き刺された快感に「アウ、アウ」と言っている。  
 繋がったシンボルが抜け無い様にゆっくりと立ち上がる。また女の愛液が乾かない様に何度か突き刺した。
 立ち上がった女は足に力が入らないのか、ふらふらとするので、俺は片手を肩を抱いて起こし、そして片手は胸に回しても、揉みしだきながら部屋の中を歩くことにした。
 リビングから出るドアでドアを開けたらすぐそこにはキッチンそして玄関と言う作りだ。俺はゆっくり歩き途中何度か腰を動かし女の肉穴の締まりを楽しみ。まで玄関のドアの前まで突き差しながら歩いた。
 ドアの前で腰を振り始めた時、女は玄関ドアに近づいていることに気づいた。廊下への通路の両側の壁に手を当てて前に進むのを抵抗した。それを構わず腰を抱き上げるようにして、女がドアに手が届くところまでやってきた。
 女は慌てて玄関ドアに手を伸ばしてこれ以上行かないように抵抗し始めた俺は構わずそれを見ながら突き上げる。
 立ちながら背後から突き入れていると「クチャクチャ」と肉穴から音がして来る。口に手を当てて声を押さえ、背骨を登る快感に身をよじって片手で体を支えている。
 俺は女の耳元でつぶやいてやった。
「いやらしい女だな、すごい音がしてるじゃないか?この音が部屋の外の廊下に聞こえるんじゃないか?」
 女は「いや言わないで、、、だめ」
 まるでエロ本から出てきたようなセリフをそのまま小さな声でつぶやいている。
「だめ、でもあー気持ちいい、いきそう、いきそう」
 俺は強い口調で言った。
「でかい声出すなよでかい声出したらドアを開けて、この部屋から裸で突き出すぞ!追い出すぞ!40女が素っ裸で股間愛液だらけで、部屋の外に出されたらどうなるのかな考えてみろよ!」
 小さな声でうめくように女は嫌と言った。背中をビクビク痙攣させて快感に耐えている。
 征服感が快感になるなんて、思いどうりのリアクションでこの女はエロい痴態を曝け出す。本当にこんな夫婦にされるのが好きなんだ。
 拒否な言葉に腹を立てて俺は、ドアノブに手を伸ばして閉めていたドアのロックを外してドアを開けるそぶりをした。そして片手で女の胸の突起を握り潰すように捻り刺激してやった。
 女が抑えた悲鳴を上げるタイミングで思いっきり腰を振った。
 激しく女は悶えて、「いやダメ、逝っちゃう逝っちゃう」と言いながら今までに味わったことない締め付けをした。うっすらドアを小さく開けて女の顔が見えるだけ開けてやった。
 逝きながら身をよじって、声を殺しながら悶える女と繋がっていると、凄まじいエネルギーのような物がシンボルから上がって来る。女の腹の中に貝がいる様に中の触覚が俺のシンボルを咥えるように動く。
 俺はそれシンボルで叩く用に腰を動かした。
 愛液を噴き出す様に溢れさせながらながら女は行ってしまった。

ーーーーーーーー

 思い出してしまう。
 抵抗出来ない姿で若いテストステロンの香に包まれ何度も天国を見た。
 自分でもどこから出すのかわからない、いつもは出さない甘い声をあげて身をよじって快感に耐えていた。
 思い出すだけでたまらない。

 あれから半月が経つ
私の頭の中は悠太からの連絡が無いその想いでいっぱいだ。だけどあれはワンナイト私は主婦だからこれで良い。
 だけど。
彼は私をどう思っているのか、もうこんなおばさん相手にしないのか。だけど彼も夢中になってくれていた。
 私はどうしたいんだろう。だけど家庭があるからこれ以上進めない。
 また会えばきっと不倫の泥沼の中に浸かりきってしまう。
 でも寂しい、たまらないぐらい。
 連絡が来ない。嫌われたのか?頭の中はグルグルと回って動かない

そんな時に仲のいいクライアントさんの担当者から食事の誘いが来た。
「最近疲れてますね、たまには食事でも一緒にどうですか?」
 夜の街に出ることは本当になくなっている自宅で仕事をしていると誘って貰わないと出る事は無い。
 「いい店知っていますよ○○駅で」
 あの男が連れて行ってくれたカウンターバーの最寄り駅の名前を聞いた。
 疼く、渇きに似た思い。
 食事の後少し覗いてみるのも悪く無いだろう。
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