35 / 64
【2】婚約披露宴と余波
34. 「――私、あなたのこと、大好きよ」
しおりを挟む
深夜の「さくら」で綾子は桜が出してくれたもつ煮込みを食べながらため息を吐いた。
その様子を見た桜は心配そうに言った。
「今日も遅いのね。お疲れ様。お茶のおかわり淹れてあげるわ」
お茶をずずずと飲んで、綾子は呟いた。
「ありがとう。お腹に染みわたるわ……」
「――ここのところ毎日遅いじゃない? 任務、大変なの?」
「ちょっとね」
綾子は言葉を濁した。大変なのは事実だった。
***
また「白髪の鬼」が出たのだ。
今度は見合いを強要されたという女が鬼になって、家族を喰らおうとした。
女が行方不明になったという情報を聞き、綾子たちの第参部隊が彼女の家に事前に張り込み『家出したが戻ってきた』とまことしやかに言う彼女の正体を暴き討伐したのだった。
家紋による攻撃をしかけると、彼女は先日の女学生と同じように白髪を振り乱した鬼となった。
報告資料をまとめた綾子は長官に告げた。
『やはり――私の父と戦った、『九十九』に間違いないと、思います』
『全く同じ妖か? 確かに10年前まで何度か起きていた若い女性が白髪の鬼にされる事件と同じ特徴だが』
長官は唸った。
『この数か月で3件は、頻度が多すぎる。1体だと思うか? 何故急にそんなに活動的になっているのか――』
綾子の父が九十九と戦った10年前までは、九十九によると思われる女の白髪鬼の事件は、年に1件も起こっているものではなかった。確かに、頻度が多い。
(何かに、焦っているような――?)
『知能の高い妖なのだろう。君を襲ったその九十九という妖は。このように高頻度で人間を鬼にし――、鬼にしたまま放置というのは、行き当たりばったりのような――知能が高いという気配があまり感じられないのだが』
(確かに、長官の言うことはもっともだわ)
白髪鬼にされた女性たちは個体で行動しており、周囲に九十九の姿はなかった。
妖が人間を襲って、喰らわずに鬼にするのには理由がある。
普通の妖なら、その人間に乗り移るためか、鬼に変えた人間を操って、さらに餌となる人間を集めるために使うかどちらかだ。例えばある安宿を営む一家が全員妖に鬼に変えられ、宿に泊まる客を定期的に喰らっていたという事件があった。
普通の妖とは違い九十九はそのどちらの理由でもなく、『人間の女性を妖にして妻にする』というようなことを言っていた。それならば、鬼に変えた女性をそのまま放置してどこかへ行ってしまうのはなぜだろう。その目的があるのなら、自分のもとに留め置くのではないだろうか。
(わからない、けれど……)
綾子は長官を見つめて言った。
『私は、九十九に鬼にされかけたからか――感じるのです。現場に残された気配を』
長官は眉間に皺を寄せた。
『君にはまだ妖気が残っているものな』
九十九に妖気を流し込まれ鬼に変えられそうになった綾子の体内には、いまだに妖気が残っていた。半鬼化した者は定期的に妖気の残量を確認する検診を受けるが、たいていは長くても数年で妖気は消えるものだが、綾子の中にはいつまでたっても一定量の妖気が残留していると診断された。量が変わらず安定しているので、再度の鬼化の危険性は少ないとみなされ、今では年に1度確認される程度だったが。
――今回の白髪鬼の現場では、むず痒いような、身体の中の残留した妖気が親に反応するような、言葉に言い表せないような感覚があった。彰吾とあの女学生に対峙したときに、正体に気付いたのは、そのむず痒さを感じたのもある。
『藤宮くん、君に『九十九』討伐を一任する』
長官はそう言って、『頼んだよ』と頭を下げた。
***
――しかし、仕事のことは、親しい友人であってもぺらぺらと話すわけにはいかない。
桜も長い付き合いなのでそのことはよくわかっている。深く追求せずに話題を変えてくれた。
カウンターに肘をつくと、悪戯っぽく聞いた。
「それで、鈴原くんとは――どうなのよ」
「……」
綾子は頬を両手で押さえると黙った。
桜はカウンターから身を乗り出す。
「なになに、どうしたの」
綾子はしばらく卓上の料理をそわそわと見つめると、思い切って打ち明けた。
「――それが……接吻をしてしまったわ……」
「そうなの!」
「あらまあ」と口を押えたさくらに綾子は訴えた。
「――急すぎるかしら、まだ交際して数か月なのに――」
「そんなことはないでしょう。正式に婚約したのよね?」
「ええ、まぁ」
鈴原家に招待された後、綾子と彰吾は正式に婚約の手続きをした。
――だからといって、両家での食事会は行ったものの、華と修介のように婚約の披露宴を大々的に行うようなことはなかったが。
(そうね、正式に婚約をしたわけだから別にそういうことをしても、でも最初は婚約する前だし……、いえ、でも結果的にその後、婚約をしたわけだから)
ぐるぐると考え込む綾子の頬を桜がつんとつついた。
「ちなみに――どちらから?」
「向こうから――というか、自然に?」
「自然に」と復唱してから、桜はさらに聞く。
「――どこで?」
「――彰吾くんの家の、帰り道の、途中ね」
「帰り道の、途中」と呟いてから、次の質問を繰り出そうと身を乗り出した友人から逃れるように綾子は視線をずらした。
「そんなに細かく聞かないでよ……、恥ずかしいじゃない」
「ごめんね。――でも、綾子からそういう話が聞けるなんて嬉しくて――幸せになってね」
桜は感極まった様子で手を胸の前で組んでそう言った。
「気が早いわよ――」
「だって、だって。あの綾子が――仕事か妹か犬の話しかしない綾子から、色恋の話が聞けるなんて――」
「――何だか、言い方が引っかかるわね」
綾子は苦笑した。確かに言われてみれば、女学生時代から桜の色恋話を聞くことはあっても、綾子自身のそういった話題は話したことはなかった。
「違うのよ。もったいないと思っていたんだもの。あなたってば素敵なのに、自分のことなんてって感じだから――」
綾子はしばらく黙り込んだ。
『あなたってば素敵なのに』
桜の言葉を反芻する。思い返せば彼女はいつも綾子のことを肯定する言葉を言ってくれるのに、自分はいつも「そんなこと言って」とひねくれて、真っすぐにその言葉を受け取ったことがなかったのではないだろうか。
綾子は友人を見つめて微笑んだ。
「――私、あなたのこと、大好きよ。桜。いつもありがとう」
その様子を見た桜は心配そうに言った。
「今日も遅いのね。お疲れ様。お茶のおかわり淹れてあげるわ」
お茶をずずずと飲んで、綾子は呟いた。
「ありがとう。お腹に染みわたるわ……」
「――ここのところ毎日遅いじゃない? 任務、大変なの?」
「ちょっとね」
綾子は言葉を濁した。大変なのは事実だった。
***
また「白髪の鬼」が出たのだ。
今度は見合いを強要されたという女が鬼になって、家族を喰らおうとした。
女が行方不明になったという情報を聞き、綾子たちの第参部隊が彼女の家に事前に張り込み『家出したが戻ってきた』とまことしやかに言う彼女の正体を暴き討伐したのだった。
家紋による攻撃をしかけると、彼女は先日の女学生と同じように白髪を振り乱した鬼となった。
報告資料をまとめた綾子は長官に告げた。
『やはり――私の父と戦った、『九十九』に間違いないと、思います』
『全く同じ妖か? 確かに10年前まで何度か起きていた若い女性が白髪の鬼にされる事件と同じ特徴だが』
長官は唸った。
『この数か月で3件は、頻度が多すぎる。1体だと思うか? 何故急にそんなに活動的になっているのか――』
綾子の父が九十九と戦った10年前までは、九十九によると思われる女の白髪鬼の事件は、年に1件も起こっているものではなかった。確かに、頻度が多い。
(何かに、焦っているような――?)
『知能の高い妖なのだろう。君を襲ったその九十九という妖は。このように高頻度で人間を鬼にし――、鬼にしたまま放置というのは、行き当たりばったりのような――知能が高いという気配があまり感じられないのだが』
(確かに、長官の言うことはもっともだわ)
白髪鬼にされた女性たちは個体で行動しており、周囲に九十九の姿はなかった。
妖が人間を襲って、喰らわずに鬼にするのには理由がある。
普通の妖なら、その人間に乗り移るためか、鬼に変えた人間を操って、さらに餌となる人間を集めるために使うかどちらかだ。例えばある安宿を営む一家が全員妖に鬼に変えられ、宿に泊まる客を定期的に喰らっていたという事件があった。
普通の妖とは違い九十九はそのどちらの理由でもなく、『人間の女性を妖にして妻にする』というようなことを言っていた。それならば、鬼に変えた女性をそのまま放置してどこかへ行ってしまうのはなぜだろう。その目的があるのなら、自分のもとに留め置くのではないだろうか。
(わからない、けれど……)
綾子は長官を見つめて言った。
『私は、九十九に鬼にされかけたからか――感じるのです。現場に残された気配を』
長官は眉間に皺を寄せた。
『君にはまだ妖気が残っているものな』
九十九に妖気を流し込まれ鬼に変えられそうになった綾子の体内には、いまだに妖気が残っていた。半鬼化した者は定期的に妖気の残量を確認する検診を受けるが、たいていは長くても数年で妖気は消えるものだが、綾子の中にはいつまでたっても一定量の妖気が残留していると診断された。量が変わらず安定しているので、再度の鬼化の危険性は少ないとみなされ、今では年に1度確認される程度だったが。
――今回の白髪鬼の現場では、むず痒いような、身体の中の残留した妖気が親に反応するような、言葉に言い表せないような感覚があった。彰吾とあの女学生に対峙したときに、正体に気付いたのは、そのむず痒さを感じたのもある。
『藤宮くん、君に『九十九』討伐を一任する』
長官はそう言って、『頼んだよ』と頭を下げた。
***
――しかし、仕事のことは、親しい友人であってもぺらぺらと話すわけにはいかない。
桜も長い付き合いなのでそのことはよくわかっている。深く追求せずに話題を変えてくれた。
カウンターに肘をつくと、悪戯っぽく聞いた。
「それで、鈴原くんとは――どうなのよ」
「……」
綾子は頬を両手で押さえると黙った。
桜はカウンターから身を乗り出す。
「なになに、どうしたの」
綾子はしばらく卓上の料理をそわそわと見つめると、思い切って打ち明けた。
「――それが……接吻をしてしまったわ……」
「そうなの!」
「あらまあ」と口を押えたさくらに綾子は訴えた。
「――急すぎるかしら、まだ交際して数か月なのに――」
「そんなことはないでしょう。正式に婚約したのよね?」
「ええ、まぁ」
鈴原家に招待された後、綾子と彰吾は正式に婚約の手続きをした。
――だからといって、両家での食事会は行ったものの、華と修介のように婚約の披露宴を大々的に行うようなことはなかったが。
(そうね、正式に婚約をしたわけだから別にそういうことをしても、でも最初は婚約する前だし……、いえ、でも結果的にその後、婚約をしたわけだから)
ぐるぐると考え込む綾子の頬を桜がつんとつついた。
「ちなみに――どちらから?」
「向こうから――というか、自然に?」
「自然に」と復唱してから、桜はさらに聞く。
「――どこで?」
「――彰吾くんの家の、帰り道の、途中ね」
「帰り道の、途中」と呟いてから、次の質問を繰り出そうと身を乗り出した友人から逃れるように綾子は視線をずらした。
「そんなに細かく聞かないでよ……、恥ずかしいじゃない」
「ごめんね。――でも、綾子からそういう話が聞けるなんて嬉しくて――幸せになってね」
桜は感極まった様子で手を胸の前で組んでそう言った。
「気が早いわよ――」
「だって、だって。あの綾子が――仕事か妹か犬の話しかしない綾子から、色恋の話が聞けるなんて――」
「――何だか、言い方が引っかかるわね」
綾子は苦笑した。確かに言われてみれば、女学生時代から桜の色恋話を聞くことはあっても、綾子自身のそういった話題は話したことはなかった。
「違うのよ。もったいないと思っていたんだもの。あなたってば素敵なのに、自分のことなんてって感じだから――」
綾子はしばらく黙り込んだ。
『あなたってば素敵なのに』
桜の言葉を反芻する。思い返せば彼女はいつも綾子のことを肯定する言葉を言ってくれるのに、自分はいつも「そんなこと言って」とひねくれて、真っすぐにその言葉を受け取ったことがなかったのではないだろうか。
綾子は友人を見つめて微笑んだ。
「――私、あなたのこと、大好きよ。桜。いつもありがとう」
69
お気に入りに追加
166
あなたにおすすめの小説
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
私はお母様の奴隷じゃありません。「出てけ」とおっしゃるなら、望み通り出ていきます【完結】
小平ニコ
ファンタジー
主人公レベッカは、幼いころから母親に冷たく当たられ、家庭内の雑務を全て押し付けられてきた。
他の姉妹たちとは明らかに違う、奴隷のような扱いを受けても、いつか母親が自分を愛してくれると信じ、出来得る限りの努力を続けてきたレベッカだったが、16歳の誕生日に突然、公爵の館に奉公に行けと命じられる。
それは『家を出て行け』と言われているのと同じであり、レベッカはショックを受ける。しかし、奉公先の人々は皆優しく、主であるハーヴィン公爵はとても美しい人で、レベッカは彼にとても気に入られる。
友達もでき、忙しいながらも幸せな毎日を送るレベッカ。そんなある日のこと、妹のキャリーがいきなり公爵の館を訪れた。……キャリーは、レベッカに支払われた給料を回収しに来たのだ。
レベッカは、金銭に対する執着などなかったが、あまりにも身勝手で悪辣なキャリーに怒り、彼女を追い返す。それをきっかけに、公爵家の人々も巻き込む形で、レベッカと実家の姉妹たちは争うことになる。
そして、姉妹たちがそれぞれ悪行の報いを受けた後。
レベッカはとうとう、母親と直接対峙するのだった……
行き遅れにされた女騎士団長はやんごとなきお方に愛される
めもぐあい
恋愛
「ババアは、早く辞めたらいいのにな。辞めれる要素がないから無理か? ギャハハ」
ーーおーい。しっかり本人に聞こえてますからねー。今度の遠征の時、覚えてろよ!!
テレーズ・リヴィエ、31歳。騎士団の第4師団長で、テイム担当の魔物の騎士。
『テレーズを陰日向になって守る会』なる組織を、他の師団長達が作っていたらしく、お陰で恋愛経験0。
新人訓練に潜入していた、王弟のマクシムに外堀を埋められ、いつの間にか女性騎士団の団長に祭り上げられ、マクシムとは公認の仲に。
アラサー女騎士が、いつの間にかやんごとなきお方に愛されている話。
寵愛のいる旦那様との結婚生活が終わる。もし、次があるのなら緩やかに、優しい人と恋がしたい。
にのまえ
恋愛
リルガルド国。公爵令嬢リイーヤ・ロイアルは令嬢ながら、剣に明け暮れていた。
父に頼まれて参加をした王女のデビュタントの舞踏会で、伯爵家コール・デトロイトと知り合い恋に落ちる。
恋に浮かれて、剣を捨た。
コールと結婚をして初夜を迎えた。
リイーヤはナイトドレスを身に付け、鼓動を高鳴らせて旦那様を待っていた。しかし寝室に訪れた旦那から出た言葉は「私は君を抱くことはない」「私には心から愛する人がいる」だった。
ショックを受けて、旦那には愛してもられないと知る。しかし離縁したくてもリルガルド国では離縁は許されない。しかしリイーヤは二年待ち子供がいなければ離縁できると知る。
結婚二周年の食事の席で、旦那は義理両親にリイーヤに子供ができたと言い出した。それに反論して自分は生娘だと医師の診断書を見せる。
混乱した食堂を後にして、リイーヤは馬に乗り伯爵家から出て行き国境を越え違う国へと向かう。
もし、次があるのなら優しい人と恋がしたいと……
お読みいただき、ありがとうございます。
エブリスタで四月に『完結』した話に差し替えいたいと思っております。内容はさほど、変わっておりません。
それにあたり、栞を挟んでいただいている方、すみません。
【完結】家族にサヨナラ。皆様ゴキゲンヨウ。
くま
恋愛
「すまない、アデライトを愛してしまった」
「ソフィア、私の事許してくれるわよね?」
いきなり婚約破棄をする婚約者と、それが当たり前だと言い張る姉。そしてその事を家族は姉達を責めない。
「病弱なアデライトに譲ってあげなさい」と……
私は昔から家族からは二番目扱いをされていた。いや、二番目どころでもなかった。私だって、兄や姉、妹達のように愛されたかった……だけど、いつも優先されるのは他のキョウダイばかり……我慢ばかりの毎日。
「マカロン家の長男であり次期当主のジェイコブをきちんと、敬い立てなさい」
「はい、お父様、お母様」
「長女のアデライトは体が弱いのですよ。ソフィア、貴女がきちんと長女の代わりに動くのですよ」
「……はい」
「妹のアメリーはまだ幼い。お前は我慢しなさい。下の子を面倒見るのは当然なのだから」
「はい、わかりました」
パーティー、私の誕生日、どれも私だけのなんてなかった。親はいつも私以外のキョウダイばかり、
兄も姉や妹ばかり構ってばかり。姉は病弱だからと言い私に八つ当たりするばかり。妹は我儘放題。
誰も私の言葉を聞いてくれない。
誰も私を見てくれない。
そして婚約者だったオスカー様もその一人だ。病弱な姉を守ってあげたいと婚約破棄してすぐに姉と婚約をした。家族は姉を祝福していた。私に一言も…慰めもせず。
ある日、熱にうなされ誰もお見舞いにきてくれなかった時、前世を思い出す。前世の私は家族と仲良くもしており、色々と明るい性格の持ち主さん。
「……なんか、馬鹿みたいだわ!」
もう、我慢もやめよう!家族の前で良い子になるのはもうやめる!
ふるゆわ設定です。
※家族という呪縛から解き放たれ自分自身を見つめ、好きな事を見つけだすソフィアを応援して下さい!
※ざまあ話とか読むのは好きだけど書くとなると難しいので…読者様が望むような結末に納得いかないかもしれません。🙇♀️でも頑張るます。それでもよければ、どうぞ!
追加文
番外編も現在進行中です。こちらはまた別な主人公です。
病原菌鑑定スキルを極めたら神ポーション出来ちゃいました
夢幻の翼
ファンタジー
【錬金調薬師が治癒魔法士に劣るとは言わせない!】
病を治す錬金調薬師の家系に生まれた私(サクラ)はとある事情から家を出て行った父に代わり工房を切り盛りしていた。
季節は巡り、また流行り風邪の季節になるとポーション作成の依頼は急増し、とてもではないが未熟な私では捌ききれない依頼が舞い込む事になる。
必死になって調薬するも終わらない依頼についに体調を崩してしまった。
帰らない父、終わらない依頼。
そして猛威を振るう凶悪な流行り風邪に私はどう立ち向かえば良いのか?
そして、私の作った神ポーションで誰を救う事が出来たのか?
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
侯爵夫人のハズですが、完全に無視されています
猫枕
恋愛
伯爵令嬢のシンディーは学園を卒業と同時にキャッシュ侯爵家に嫁がされた。
しかし婚姻から4年、旦那様に会ったのは一度きり、大きなお屋敷の端っこにある離れに住むように言われ、勝手な外出も禁じられている。
本宅にはシンディーの偽物が奥様と呼ばれて暮らしているらしい。
盛大な結婚式が行われたというがシンディーは出席していないし、今年3才になる息子がいるというが、もちろん産んだ覚えもない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる