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大好きなんだ
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しおりを挟む寸の間、見つめ合ったのちにお互い目を閉じる。強く引き寄せられ、唇が重なる。
と思ったらすぐに離れて。どうしたんだろ?と目を開けたら。苦笑を浮かべながらメガネを外し、また、仕切り直しだと唇を重ねる。
思うままに何度も重ね、触れ合ったままフワリと体が倒されると彼は耳元である告白をした。
でもそれも一瞬で吹っ飛ぶほどに、彼はあたしを求め始める。お互いの強い想いを、熱を確かめ合うように身をゆだね合う。
しばらく離れるから、ずっと感じていられるように。甘くとろけるような幸せに包まれ、あたしはアソラさんで満たされた。
あとで思い出したわ。アソラさんのあのメガネ、実はダテメガネなんだって。
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