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プロローグ
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しおりを挟む正義感と責任感が強い、努力と自己犠牲を惜しまない。マクベスならこの世界を救える。救世主になれるわ。お世辞じゃない。
それに今回はあたし達だけじゃない、支えてくれる鬼死団がいる。もっともっと強く賢くなれる。
だからあたしも誓ったの。必ず、今生きているうちにマクベスと一緒に全ての鬼を討つって。あんた1人でなんてできないわ、あたしがいないと何にもできないんだからねっ。
今のあたしが仕えているのは晴明様であり、マクベス。いつも、ずっと隣にいる。何があっても逃げないわ。絶対に。逃げられないわ。
「今日もよろしく、ナツメ」
「頼りにしてるわよ、救世主様。さ、大暴れするわよ、マクベス!」
子供扱いしないでよね。ポンポンッと頭を撫でられた。仕返しに、あたしよりも頭1つ分以上背の高いマクベスの、広い背中をバシンッ!と叩く。
今度こそ負けない、勝つ。1度敗れて、より一層強固な絆で結ばれたあたし達が負けるわけないじゃない。
今いる鬼達もまだ見ぬ鬼達も、必ず討ち果たしてやるんだから。首を洗って待ってなさい!!
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