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肉食と草食と雑食と昼食
2P
しおりを挟む俺、ぼう然。超巨乳の女の人に乗っかられて、しかもデカい胸が悠一の顔にあって怒るべきなのに。
動けなかったのは、このいきなりの事態に驚いていたのと。それから、この惨状を引き起こした犯人の高宮さんが俺をジッと見つめていたから。
青がかった灰色の羽織を上に着た、腕組みをしている高宮さんはフッと俺から視線を外すと冷たく吐き捨てた。
いやいや、あたかも超巨乳の女の人だけのせいみたいに言っているけど全部あんたのせいだろうが。何で偉そうなんだよ?
謝るそぶりは一切ない。むしろ「まったく貴様のそのいつでもどこでも転ぶ癖は治らないのか」って超巨乳の女の人を叱ってるし。
あぁ、この人に「謝ってください」って言っても無駄だな。うん、やめとこう。
高宮さんの声でやっと飛び退いた超巨乳の女の人がまた謝って叫んで、悠一を抱き起こそうとしたので。その前に、俺が体を滑り込ませて悠一を抱き起こす。
ほら、俺って猫だから体が柔らかいし?頭を打ったか?窒息か。ピクリとも動かねぇ悠一の頬をペチペチと叩いてみたら、あ、生きてた。
「大丈夫か、悠一?かなりの勢いだったけどさ、頭打ってねぇ?」
「だ、大丈夫。とっさに受け身とったし。でも……窒息で死ぬかと思った。あぁ君、本当にもう大丈夫だからそんなに謝らないで。悪いのは全部あいつだ、ブッ!?」
「きゃあっ!やっぱり頭を打ったんですね、ごめんなさいっ!!き、救急車を……!」
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