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ネコタチ
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しおりを挟むまさか招待しておいて、俺が作る卵焼きだけで飯を済ませるつもりじゃないですよね?常識のある大人として、そこはそちらも何か用意してくださいよ?
まぁ、そこのところは緋桜さんがいるんだし大丈夫か。なんて考えながら俺は、飛びつく勢いで抱き着いてきた香さんに激しく揺さぶられている。
さっき持ってきたチューハイも飲んでいるようだし、酔いが回って、絡み酒か。
「香さん、さっきの話の続きをしてください。眠いんでしょう?寝落ちる前に話してください」
絡み酒というか、酔うとすぐに寝落ちるタイプらしい。明るい緑色の目がトロンとしていて、俺にもたれかかってくる。
緋桜さーん、香さんが睡魔に襲われていますよー。もうあと数秒で落ちそうです。肩を揺さぶってみようか。余計に酔いが回る?
「んぁ、話?………………何のことじゃったかのう?忘れらぁ……あ、そんなことより」
「嘘だ嘘だ嘘だっ、肉食擬人化種の話ですよ思い出してくださいっ!ねぇっ!」
「うぁ、あ、あ、あ、あ、あぅ、うえっ……やめい若造が。忘れたわ。あぁそうそう、肉食といえばじゃが。最近、ネコヤン君とはどんな感じじゃ?」
激しく揺さぶってみた。「そんなことより」ってあんまりだ!で、あまりにも激しくやり過ぎて吐きそうになったので手を離し。上手いこと、目は覚めたみたいだな。
キリッと真面目な顔で軽く睨まれ、思わず「すみません」と謝ってしまうが。俺は悪くねぇだろう。
連絡先の交換もしたし、明日にでもメールしてやるからな。絶対に返してくださいよ?俺、これからは擬人化種のことや擬人化種の世界のことを、どんなことでも知るって決めたんだからな。
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