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寿司パーティーと侵略者
12P
しおりを挟むまた緋桜さんがドクトルの首を絞めて、自分は特別なんだと豪語する。いや、実際は家に来るまで知らなかったから。香さん専属の運転手だし、車の中で待ってもらうわけにもいかないから参加してもらっただけなんだけどな。
なんか、見ていてだんだんかわいそうになってきた。そういえば緋桜さんが「こっちはこっちで、何かと大変だったんスよ」って言っていたなぁ。
玄関で悠一が緋桜さんに「その眼はどうした?」って心配していた。緋桜さんは左目が見えないらしく、着けている黒い眼帯から傷が見える。相当、大変なことがあったんだ。
もしかしてその大変だったことにドクトルが関係しているのか。何があったのかなんて聞かねぇけどさ、そのおかげで2人は恋人になれたんだろ?
なら、ここで痛めつけて突き返すのでは俺の良心が傷つく。俺は緋桜さんに「放してあげてください」と言った。
当然、緋桜さんは赤い目を丸くして首を横に振る。「外に蹴り出してくるッス」と引き立たせたので、俺は慌てて立ち上がった。
「お寿司用意しすぎて食べきれないと思うんで、食べるの手伝ってください!あっ、えと…………そ、それに。これから病気とかにかかって世話にならないとも限らねぇんだし、さ」
「子猫ちゃん……」
俺、とっさにバカなことを言ったな。心の中で自分を殴った。意味わかんねぇよ。
すると悠一が俺の手を引いて、顔をゆがめる。不安そうに揺れる黄色の瞳には焦りが浮かんでいて、ギュッと俺の手を握る。
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