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女暴君襲来
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しおりを挟む目の前にあの美麗な組頭がいた。俺よりも頭3つ分と少し小さい。と思ったら膝を曲げ、両手で握り締める日本刀を振り上げようとしていた。
「うあっ!!」
いつの間に。少なくとも、俺が背を向けるまでは俺の部下達の輪の中心にいたはずだ。上半身を反らして避けながら蹴りつけてやった。
この世界に長く身を置いているんだ、日本刀の相手なんて腐るほどの経験を積んでいる。
綺麗な顔を汚してやろうと思いきり蹴りつけてやったが、新参者の癖にこいつも戦い慣れてやがるのか。とっさに腕でガードしやがった。
「こんっの……わざと顔を狙ったでしょう!?信じらんない!あったまきたぁぁぁっ!!」
こういう勝気な女は見た目に強いこだわりがある。こいつの顔の良さは元からだろうが、体の手入れはかなり気を使い金をかけているんだろう。
昔、俺の女が「女として綺麗でありたいと思うのは、努力するのは本能よ」と言っていた。
男でも女でも、こういうプライド高いやつをへし折るのは嫌いじゃねぇ。苦しみ悔しがる姿が面白いからな。
しかし、まさか完璧に防がれるとは思わなかった。相手が女だろうが力は弱めていなかったので華奢な体は見事に吹っ飛んだが。
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