11 / 22
11 トカッツさんの意思は硬い
しおりを挟む
ギルドが集まっていた掘建て小屋からさらに街の反対側に歩いていったところでトカッツさんは足を止めた。
黒い空間がある、こんなところにダンジョンがあったのか。
ダンジョンを管理するものも看板も出ていないから野良ダンジョンだろうな、案外とあるものなんだな……
「トカッツさん!」
騎士の慣しに従うなら上の序列の相手には『様』を付けて呼ぶべきなんだろうけど世間じゃおかしいから『さん』付けだ。
「ん? 君は……?」
トカッツさんは俺のことがよくわからないみたいだ。
「えーっと説明が難しいんですけど、俺はちょっと前に白騎士団を追放されたサレムっていいます。 今は色々やってるんですけど……トカッツさんに対しての依頼が来たんでここまできたんです」
「君も騎士団を……? 妙な縁だな、私も同じく追放されたんだよ」
自虐するように嘲笑いながら俺に返事した。
「いやトカッツさんほどの人が俺と同じだなんてこと……」
「同じだよ、今はこうやって地道に働いてる」
トカッツさんは元とはいえ青騎士団の騎士長の中で最も聖騎士に近いと言われるくらい有名な人だ。
話すのははじめてだったけど、そんなに威張ってる感じもない、この人なら話を聴き入れてもらえるかもしれない。
「それで私への依頼とは何なんだ?」
「娘さんからです。 最近パパとママが変わってしまったと言ってました」
トカッツさんの表情が険しくなった。
「家庭の問題だ、君には関係のない話だろ」
「俺もそう思います! でも聴いてしまったからには何もしないわけにはいきません!」
家族の話で急に雰囲気が変わった、触れたらまずい部分だったか……
「君がうちの家庭に手を加えると……?」
「いや……そう言うわけじゃないですけど……」
「心配は無用だ私は自分の力で家庭を守ってみせる」
「ひとつ教えてください、ノーナちゃんには騎士じゃなくなったことを言ってないんですよね?」
トカッツさんの表情がさらに険しくなった、まずいな、失言だった……
さっき聞いた話だけでも伝えないと、トカッツさんの命に関わる問題だ。
「今はだ……時期が来たら言うつもりだ」
「ギルドの人から今日のクエストの話は聞いているんですか?」
「思い出したぞ、君は白騎士団の加護を受けられなかったとかいう者だな……気持ちに添えなくてすまないが私は受けた依頼を確実にこなすだけだ」
そういうと俺に背を向けダンジョンに進み出した。
「その依頼本当に大丈夫なんですか!?」
「これでも腕には自信があるつもりだ」
「それはそうですけど……」
ダメだ……聴き入れてもらえそうにない……
それ以降俺に顔を向けてくれることはなく、ダンジョンの中に消えていってしまった……
ラピスが不安そうにダンジョンの奥を見つめている。
「どうしましょう……このままじゃあの方、危険ですよ」
ギルドの奴らはトカッツさんのことを見捨てているんだ、俺がなんとかして止めなきゃあの人は……
「行こう、心配だ……」
何か裏がある……このまま放っておけるわけがない。
ダンジョンへ飛び込んだ。
あれ……明るい。 前のダンジョンは真っ暗だったのに今回のダンジョンは照明が付いている。
しかも見たことのない模様が刻まれた石材できっちりと作られている建物の中みたいだ。
ダンジョンにも色々なバリエーションがあるんだな。
それはともかくとして、トカッツさんの姿はもう見えない、先に進んでしまったみたいだ。
「ラピス、トカッツさんがどこにいるのかって調べられるか?」
「すみません……ここにはたくさん生き物がいるみたいで、どれが先ほどの方なのか判別できません……」
「たくさんの生き物ってモンスターだよな……?」
「はい、そう呼ばれてる生き物達だと思います」
やばいな……そんな危険なところにひとりで行かされてるのか。
トカッツさんがどこに行ったのかも分からずじまいじゃ手詰まりじゃないか……時間はないけど、進んでみるしかないか。
「サレムさん、あそこに……」
ラピスの指差す先には真っ二つに切り裂かれたモンスターが転がっていた。
これはウォーキングアーマーか、全身を鎧で固められたゴツいモンスターだ、騎士ひとりでは倒すのが困難なくらいには強い相手だぞ、トカッツさんに襲いかかって返り討ちにあったのか。
「たくさんモンスターがいるんだよな?」
「はい、このダンジョンはすごく多いみたいです」
ならもしかしたら……
朽ち果てたモンスターの周りを見渡すと奥に倒れたモンスターがいた。
やっぱりだ、あちこちにモンスターがいてそれがトカッツさんに襲いかかってきてるんだ、ってことは逆に倒れたモンスターを辿っていけばいる場所がわかる!
「サレムさん、危ない!」
はっ、モンスターだ!
二足歩行の猫型のモンスター『デスキャット』が爪を立たせて両腕を広げ迫ってきてる。
「シャァァァァァァァッ!」
けたたましい雄叫びと共に殺意満々でこっちに向かってる。
慌てて剣を構えて相手の攻撃に備えた。
レッサーサイクロプスに比べれば勝てない相手じゃないはずだ……集中だ。
デスキャットの右手が振り落とされ向かってきた。
狙いは俺の頭だな……
サッと身を屈めて右手を回避する、まだ気は抜けないすぐ左手が来るはず。
予想通り左手が爪をギラつかせ迫ってきた、今度の狙いは腹か、この体勢じゃ回避できない。
ギィィィィン
剣で左手を弾くと、金属のぶつかり合うような高音が響いた。
金属並みの強度を持つ手を持ってるのかコイツ……
でも、見えるぞ……
デスキャットの攻撃はまだ終わらない。
「悪いな」
時間はかけてられないんだ……
デスキャットが再び腕を振り上げた時には、俺の剣は振り終わっていた。
バクっという乾いた音と共にデスキャットは頭から左右半分に分かれ地面に倒れた。
改めて実感できた、この強さは本物だ。
レッサーサイクロプスを倒せたのも偶然じゃなかった。
はじめてこんな強くなることができた……
もっと早くこの力に気付くことができれば俺は……
あっ目の前にもう一匹デスキャットが!?
しまった自分のパワーアップに酔ってて気付かなかった。
さっきの奴よりもでかい、やばいやられる……
その時、俺の後ろから火の玉が飛び、デスキャットを火で包んだ。
「油断大敵ですよサレムさん」
ラピスの魔法か、助かった……
黒い空間がある、こんなところにダンジョンがあったのか。
ダンジョンを管理するものも看板も出ていないから野良ダンジョンだろうな、案外とあるものなんだな……
「トカッツさん!」
騎士の慣しに従うなら上の序列の相手には『様』を付けて呼ぶべきなんだろうけど世間じゃおかしいから『さん』付けだ。
「ん? 君は……?」
トカッツさんは俺のことがよくわからないみたいだ。
「えーっと説明が難しいんですけど、俺はちょっと前に白騎士団を追放されたサレムっていいます。 今は色々やってるんですけど……トカッツさんに対しての依頼が来たんでここまできたんです」
「君も騎士団を……? 妙な縁だな、私も同じく追放されたんだよ」
自虐するように嘲笑いながら俺に返事した。
「いやトカッツさんほどの人が俺と同じだなんてこと……」
「同じだよ、今はこうやって地道に働いてる」
トカッツさんは元とはいえ青騎士団の騎士長の中で最も聖騎士に近いと言われるくらい有名な人だ。
話すのははじめてだったけど、そんなに威張ってる感じもない、この人なら話を聴き入れてもらえるかもしれない。
「それで私への依頼とは何なんだ?」
「娘さんからです。 最近パパとママが変わってしまったと言ってました」
トカッツさんの表情が険しくなった。
「家庭の問題だ、君には関係のない話だろ」
「俺もそう思います! でも聴いてしまったからには何もしないわけにはいきません!」
家族の話で急に雰囲気が変わった、触れたらまずい部分だったか……
「君がうちの家庭に手を加えると……?」
「いや……そう言うわけじゃないですけど……」
「心配は無用だ私は自分の力で家庭を守ってみせる」
「ひとつ教えてください、ノーナちゃんには騎士じゃなくなったことを言ってないんですよね?」
トカッツさんの表情がさらに険しくなった、まずいな、失言だった……
さっき聞いた話だけでも伝えないと、トカッツさんの命に関わる問題だ。
「今はだ……時期が来たら言うつもりだ」
「ギルドの人から今日のクエストの話は聞いているんですか?」
「思い出したぞ、君は白騎士団の加護を受けられなかったとかいう者だな……気持ちに添えなくてすまないが私は受けた依頼を確実にこなすだけだ」
そういうと俺に背を向けダンジョンに進み出した。
「その依頼本当に大丈夫なんですか!?」
「これでも腕には自信があるつもりだ」
「それはそうですけど……」
ダメだ……聴き入れてもらえそうにない……
それ以降俺に顔を向けてくれることはなく、ダンジョンの中に消えていってしまった……
ラピスが不安そうにダンジョンの奥を見つめている。
「どうしましょう……このままじゃあの方、危険ですよ」
ギルドの奴らはトカッツさんのことを見捨てているんだ、俺がなんとかして止めなきゃあの人は……
「行こう、心配だ……」
何か裏がある……このまま放っておけるわけがない。
ダンジョンへ飛び込んだ。
あれ……明るい。 前のダンジョンは真っ暗だったのに今回のダンジョンは照明が付いている。
しかも見たことのない模様が刻まれた石材できっちりと作られている建物の中みたいだ。
ダンジョンにも色々なバリエーションがあるんだな。
それはともかくとして、トカッツさんの姿はもう見えない、先に進んでしまったみたいだ。
「ラピス、トカッツさんがどこにいるのかって調べられるか?」
「すみません……ここにはたくさん生き物がいるみたいで、どれが先ほどの方なのか判別できません……」
「たくさんの生き物ってモンスターだよな……?」
「はい、そう呼ばれてる生き物達だと思います」
やばいな……そんな危険なところにひとりで行かされてるのか。
トカッツさんがどこに行ったのかも分からずじまいじゃ手詰まりじゃないか……時間はないけど、進んでみるしかないか。
「サレムさん、あそこに……」
ラピスの指差す先には真っ二つに切り裂かれたモンスターが転がっていた。
これはウォーキングアーマーか、全身を鎧で固められたゴツいモンスターだ、騎士ひとりでは倒すのが困難なくらいには強い相手だぞ、トカッツさんに襲いかかって返り討ちにあったのか。
「たくさんモンスターがいるんだよな?」
「はい、このダンジョンはすごく多いみたいです」
ならもしかしたら……
朽ち果てたモンスターの周りを見渡すと奥に倒れたモンスターがいた。
やっぱりだ、あちこちにモンスターがいてそれがトカッツさんに襲いかかってきてるんだ、ってことは逆に倒れたモンスターを辿っていけばいる場所がわかる!
「サレムさん、危ない!」
はっ、モンスターだ!
二足歩行の猫型のモンスター『デスキャット』が爪を立たせて両腕を広げ迫ってきてる。
「シャァァァァァァァッ!」
けたたましい雄叫びと共に殺意満々でこっちに向かってる。
慌てて剣を構えて相手の攻撃に備えた。
レッサーサイクロプスに比べれば勝てない相手じゃないはずだ……集中だ。
デスキャットの右手が振り落とされ向かってきた。
狙いは俺の頭だな……
サッと身を屈めて右手を回避する、まだ気は抜けないすぐ左手が来るはず。
予想通り左手が爪をギラつかせ迫ってきた、今度の狙いは腹か、この体勢じゃ回避できない。
ギィィィィン
剣で左手を弾くと、金属のぶつかり合うような高音が響いた。
金属並みの強度を持つ手を持ってるのかコイツ……
でも、見えるぞ……
デスキャットの攻撃はまだ終わらない。
「悪いな」
時間はかけてられないんだ……
デスキャットが再び腕を振り上げた時には、俺の剣は振り終わっていた。
バクっという乾いた音と共にデスキャットは頭から左右半分に分かれ地面に倒れた。
改めて実感できた、この強さは本物だ。
レッサーサイクロプスを倒せたのも偶然じゃなかった。
はじめてこんな強くなることができた……
もっと早くこの力に気付くことができれば俺は……
あっ目の前にもう一匹デスキャットが!?
しまった自分のパワーアップに酔ってて気付かなかった。
さっきの奴よりもでかい、やばいやられる……
その時、俺の後ろから火の玉が飛び、デスキャットを火で包んだ。
「油断大敵ですよサレムさん」
ラピスの魔法か、助かった……
0
お気に入りに追加
44
あなたにおすすめの小説
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
俺だけに効くエリクサー。飲んで戦って気が付けば異世界最強に⁉
まるせい
ファンタジー
異世界に召喚された熱海 湊(あたみ みなと)が得たのは(自分だけにしか効果のない)エリクサーを作り出す能力だった。『外れ異世界人』認定された湊は神殿から追放されてしまう。
貰った手切れ金を元手に装備を整え、湊はこの世界で生きることを決意する。
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
最弱職テイマーに転生したけど、規格外なのはお約束だよね?
ノデミチ
ファンタジー
ゲームをしていたと思われる者達が数十名変死を遂げ、そのゲームは運営諸共消滅する。
彼等は、そのゲーム世界に召喚或いは転生していた。
ゲームの中でもトップ級の実力を持つ騎団『地上の星』。
勇者マーズ。
盾騎士プルート。
魔法戦士ジュピター。
義賊マーキュリー。
大賢者サターン。
精霊使いガイア。
聖女ビーナス。
何者かに勇者召喚の形で、パーティ毎ベルン王国に転送される筈だった。
だが、何か違和感を感じたジュピターは召喚を拒み転生を選択する。
ゲーム内で最弱となっていたテイマー。
魔物が戦う事もあって自身のステータスは転職後軒並みダウンする不遇の存在。
ジュピターはロディと名乗り敢えてテイマーに転職して転生する。最弱職となったロディが連れていたのは、愛玩用と言っても良い魔物=ピクシー。
冒険者ギルドでも嘲笑され、パーティも組めないロディ。その彼がクエストをこなしていく事をギルドは訝しむ。
ロディには秘密がある。
転生者というだけでは無く…。
テイマー物第2弾。
ファンタジーカップ参加の為の新作。
応募に間に合いませんでしたが…。
今迄の作品と似た様な名前や同じ名前がありますが、根本的に違う世界の物語です。
カクヨムでも公開しました。
クラス転移で神様に?
空見 大
ファンタジー
空想の中で自由を謳歌していた少年、晴人は、ある日突然現実と夢の境界を越えたような事態に巻き込まれる。
目覚めると彼は真っ白な空間にいた。
動揺するクラスメイト達、状況を掴めない彼の前に現れたのは「神」を名乗る怪しげな存在。彼はいままさにこのクラス全員が異世界へと送り込まれていると告げる。
神は異世界で生き抜く力を身に付けるため、自分に合った能力を自らの手で選び取れと告げる。クラスメイトが興奮と恐怖の狭間で動き出す中、自分の能力欄に違和感を覚えた晴人は手が進むままに動かすと他の者にはない力が自分の能力獲得欄にある事に気がついた。
龍神、邪神、魔神、妖精神、鍛治神、盗神。
六つの神の称号を手に入れ有頂天になる晴人だったが、クラスメイト達が続々と異世界に向かう中ただ一人取り残される。
神と二人っきりでなんとも言えない感覚を味わっていると、突如として鳴り響いた警告音と共に異世界に転生するという不穏な言葉を耳にする。
気が付けばクラスメイト達が転移してくる10年前の世界に転生した彼は、名前をエルピスに変え異世界で生きていくことになる──これは、夢見る少年が家族と運命の為に戦う物語。
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。
だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。
女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。
途方に暮れる主人公たち。
だが、たった一つの救いがあった。
三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。
右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。
圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。
双方の利害が一致した。
※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております
クラス転移したからクラスの奴に復讐します
wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。
ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。
だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。
クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。
まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。
閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。
追伸、
雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。
気になった方は是非読んでみてください。
俺だけレベルアップできる件~ゴミスキル【上昇】のせいで実家を追放されたが、レベルアップできる俺は世界最強に。今更土下座したところでもう遅い〜
平山和人
ファンタジー
賢者の一族に産まれたカイトは幼いころから神童と呼ばれ、周囲の期待を一心に集めていたが、15歳の成人の儀で【上昇】というスキルを授けられた。
『物質を少しだけ浮かせる』だけのゴミスキルだと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
途方にくれるカイトは偶然、【上昇】の真の力に気づく。それは産まれた時から決まり、不変であるレベルを上げることができるスキルであったのだ。
この世界で唯一、レベルアップできるようになったカイトは、モンスターを倒し、ステータスを上げていく。
その結果、カイトは世界中に名を轟かす世界最強の冒険者となった。
一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトを追放したことを後悔するのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる