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After Story
勝負日和
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さて、今日は勝負の日ですよ! 神様が味方してくれたのか庭でのデートにピッタリな快晴です。ありがとう神様! 勝負に勝ってきます!
今日は大事な日だからってリディアが昨日久しぶりにマッサージをしてピッカピカに磨き上げてくれて、今日も準備を手伝ってくれてます。……多少マシにはなったもののまだまだ残っていた噛み跡とキスマークの多さに割と本気で引かれたのは忘れ去ります。
「ごめんね、今こういうお世話は無しの筈なのに手伝ってもらっちゃって」
「ユキ様の一大事に気合を入れないでどうするのです。尻尾を巻いて逃げ出すくらい完璧に仕上げて差し上げます」
「ありがとうリディア! 僕頑張る!」
「ええ。しっかりユキ様とダグラスの仲を見せつけてくるのですよ」
「もちろん!」
今日の作戦はこう。僕とダグは庭でデートをして、ダグが庭にいるってことを例の相手に伝わるように噂を流してもらうのです。意図的に僕といるってことは伏せてね。そうしたら仕事が休みの相手はダグに接触するために庭に来ると思うから……そうしたら勝負です!
僕といるのを見て引き返さないか? 勿論僕はあまり姿が見えないように、わざと僕の背がちょうど隠れるくらいの木で挟まれた小道を歩くんだよ。多分相手からはダグしか見えないからそのまま近付いて来ると思うんだ。よっぽど近付かないと僕に気付けないような場所に待機する予定だからバッチリ鉢合わせます!
タイミングとかはあれだよ、連絡石で教えてもらうのです。護衛騎士さん達に協力をお願いしてます。例の人が庭に向かったら教えてねって。どうやらみんなその人がダグに言い寄ってるのを知ってたみたいで、仲の良さを見せつけてやってくれって笑って快諾してくれました。
「さて、出来ましたよ。こんなにも愛らしいユキ様に勝てる者などおりませんよ」
「ありがとうリディア!」
神子モードまでフォーマルではないけれどキラッキラの勝負モードに仕上げてくれました! 勝負服ってやつだね!
「ふふ、ダグの色もいっぱい使われてるね」
「ダグラスはユキ様の色である黒が多く使われた服を着る予定ですよ。お互いの仲の良さを見せるにはちょうどいいでしょう?」
「うん! ありがと!」
お互いにお互いの色を纏うなんて幸せ! 普通のデートならもっと良かったのになぁ……うぅ、ダグのことは信用してるけど、例の人がすっごく綺麗だったらどうしよう….周りからその人の方がダグとお似合いって思われたら……
「ユキ様、また良くないことを考えていらっしゃいますね? 謙虚な性格はユキ様の美点ですが、あまり行きすぎてはなりませんよ」
「だってぇ……」
「弱ったところを見せたら相手の思う壺ですよ。ユキ様はユキ様らしくいつも通りダグラスとイチャついていればいいのですよ。大体そんなに噛み跡を残されるくらい執着されているのに何を不安になることがあるのです?」
「あぅ……」
そうでした……つい数日前に独占欲のぶつけ合いみたいなえっちをしたんでした……ダグは回復力が僕よりも強いからか噛み跡はすぐ薄れちゃったんだけど、噛み跡がだいぶ気に入ったみたいで昨日の夜も付けて欲しいって頼まれました。僕の独占欲の証が嬉しいらしいです。ちょっとその気持ちは分かるけど、正気の時にやるのはかなり恥ずかしいです! キスマークよりも恥ずかしいよ!
「ほら、ダグラスが待っていますよ」
「あっ、おめかししたダグのかっこよさに例の人がさらに燃え上がっちゃったらどうしよう……!?」
「はぁ……ダグラス、ユキ様の御支度が終わりましたよ」
リディアはオロオロする僕に呆れた目を向けてからさっさとダグを呼んでしまった。部屋から寝室に戻ってきたダグは想像以上にかっこよくて……
「敵が増えちゃう……!」
「敵が増えるのは俺な気もするが、周りがどうであれ俺が好きなのはユキでユキが好きなのは俺だということ変わらないだろう?」
「うー、ダグ好き……」
「俺も好きだ。愛している」
ギュムギュムと抱きついてダグを摂取! 離れようとしない僕をダグが抱き上げてくれて、そのまま僕の部屋へ。温かいお茶を飲んで身体を温めてから出発なのです。
「ほらユキ、リディアの茶だぞ。飲まないのか?」
「飲む……」
離れたくないけどお茶は飲みたいから渋々腕を離してダグの膝から降りてピッタリ張り付いた状態に座り直し、お茶を受け取る。今日は甘いミルクティーです。甘くて温かい飲み物って本当に美味しいよね。特にこの時期だとずっと飲んでいたいくらいだよ。
「リディアありがと」
「いえいえ。外は寒いので、お戻りになられたらまたお入れ致しましょう」
「ありがと! でも何かあればすぐ連絡石使うか騎士さんに言って誰か呼ぶんだよ! アルバスさんでも僕たちでも誰でもいいからね」
リディアはいつもなら何かあったら大変だからってことであまり1人にはならない──というよりアルバスさんが1人にさせてくれない──んだけど、今日は外から帰ってくる僕のためにすぐに温かいお茶を出せるようにって僕の部屋で待機してくれるのです。アルバスさんには僕のお菓子と部屋の前に騎士さんを待機させることで許可をもらいました。部屋の中じゃないのは自分以外の男とリディアを2人きりにしたくないからだそうです。アルバスさんも独占欲強いよね。
「ええ、わかっています。ユキ様もお風邪を召されないように、例の者が長時間現れなかった場合はまた機会を改めて今日のところは引き上げてきてくださいね」
「うん、わかった。……ん、ごちそうさま。ダグ、行こ!」
「ああ」
リディアに白地に銀糸の刺繍が入ったコートを着せられて、おまけに首には白いファーのティペット、手には白い手袋をつけられて完璧です。帽子がないのは髪の毛を綺麗にセットしてもらってるからだよ。そのかわり風を防ぐ結界を張るから正直ティペットも手袋もなくていいくらいなんだけど、リディアとダグがそれは許してくれないのです。
「完璧ですね。ユキ様以上に素敵な方はいらっしゃいませんよ」
「誰にも見せたくないくらいに可愛い」
「そんなに褒めても何も出てこないよ。もう、早く行こ?」
褒めてもらえるのは嬉しいけど、僕にとって今は勝負の方が重要なのです……!
「ああそうだな」
「行ってらっしゃいませ」
「行ってきます!」
いざ、出陣です!! 堂々と、堂々とだよね……! オドオドしないでしっかり背筋も伸ばして……ダグが好きなのは僕、僕が好きなのはダグ! ……うう、でもやっぱりちょっと不安……
「……手繋いで?」
「もちろんだ。腕を絡めてもいいぞ」
「ん、ありがと。離さないでね?」
「ああ。ずっと離さない」
背をかがめて優しくキスをしてくれるダグにキュンとしちゃいます。早く安心できる状態にして思う存分イチャイチャしなくては!
庭に着いたらまずは普通にデートです。例の人が噂を流してくれる騎士さんの近くに来たら僕とダグは僕が隠れる例の小道へ移動するからそれまでは自由なのです。
「雪綺麗だねぇ。ダグの髪の毛みたいにキラキラしてる」
「俺の髪と雪ではどっちが好きなんだ?」
「ふふ、雪にまで嫉妬? ダグ以上に好きなものなんてないよ」
「そうか、ならよかった」
ダグったらやっぱり独占欲強いなぁ。まぁ僕はそれが嬉しいんだけども。だってダグがこうして独占欲を出すのって僕にだけだもん。ダグにとって特別な存在なんだって実感できるから嬉しいんだよ。もしもダグに独占欲がなかったとしてもダグのことは変わらず好きだっただろうけど、今は今ここに存在してるダグが好き。無機物にも嫉妬しちゃうダグがね。
「ん、連絡が来た。──対象に近付いたのか」
──はい、ロビーに現れました。ずいぶんめかし込んでますよ。今から仲間達と噂を流します
「頼んだ。俺たちは移動する」
──はい。対象が動いたらまた連絡します
「ああ。──ということで移動するぞ」
「うん」
平和な甘々ライフのために頑張ります!
今日は大事な日だからってリディアが昨日久しぶりにマッサージをしてピッカピカに磨き上げてくれて、今日も準備を手伝ってくれてます。……多少マシにはなったもののまだまだ残っていた噛み跡とキスマークの多さに割と本気で引かれたのは忘れ去ります。
「ごめんね、今こういうお世話は無しの筈なのに手伝ってもらっちゃって」
「ユキ様の一大事に気合を入れないでどうするのです。尻尾を巻いて逃げ出すくらい完璧に仕上げて差し上げます」
「ありがとうリディア! 僕頑張る!」
「ええ。しっかりユキ様とダグラスの仲を見せつけてくるのですよ」
「もちろん!」
今日の作戦はこう。僕とダグは庭でデートをして、ダグが庭にいるってことを例の相手に伝わるように噂を流してもらうのです。意図的に僕といるってことは伏せてね。そうしたら仕事が休みの相手はダグに接触するために庭に来ると思うから……そうしたら勝負です!
僕といるのを見て引き返さないか? 勿論僕はあまり姿が見えないように、わざと僕の背がちょうど隠れるくらいの木で挟まれた小道を歩くんだよ。多分相手からはダグしか見えないからそのまま近付いて来ると思うんだ。よっぽど近付かないと僕に気付けないような場所に待機する予定だからバッチリ鉢合わせます!
タイミングとかはあれだよ、連絡石で教えてもらうのです。護衛騎士さん達に協力をお願いしてます。例の人が庭に向かったら教えてねって。どうやらみんなその人がダグに言い寄ってるのを知ってたみたいで、仲の良さを見せつけてやってくれって笑って快諾してくれました。
「さて、出来ましたよ。こんなにも愛らしいユキ様に勝てる者などおりませんよ」
「ありがとうリディア!」
神子モードまでフォーマルではないけれどキラッキラの勝負モードに仕上げてくれました! 勝負服ってやつだね!
「ふふ、ダグの色もいっぱい使われてるね」
「ダグラスはユキ様の色である黒が多く使われた服を着る予定ですよ。お互いの仲の良さを見せるにはちょうどいいでしょう?」
「うん! ありがと!」
お互いにお互いの色を纏うなんて幸せ! 普通のデートならもっと良かったのになぁ……うぅ、ダグのことは信用してるけど、例の人がすっごく綺麗だったらどうしよう….周りからその人の方がダグとお似合いって思われたら……
「ユキ様、また良くないことを考えていらっしゃいますね? 謙虚な性格はユキ様の美点ですが、あまり行きすぎてはなりませんよ」
「だってぇ……」
「弱ったところを見せたら相手の思う壺ですよ。ユキ様はユキ様らしくいつも通りダグラスとイチャついていればいいのですよ。大体そんなに噛み跡を残されるくらい執着されているのに何を不安になることがあるのです?」
「あぅ……」
そうでした……つい数日前に独占欲のぶつけ合いみたいなえっちをしたんでした……ダグは回復力が僕よりも強いからか噛み跡はすぐ薄れちゃったんだけど、噛み跡がだいぶ気に入ったみたいで昨日の夜も付けて欲しいって頼まれました。僕の独占欲の証が嬉しいらしいです。ちょっとその気持ちは分かるけど、正気の時にやるのはかなり恥ずかしいです! キスマークよりも恥ずかしいよ!
「ほら、ダグラスが待っていますよ」
「あっ、おめかししたダグのかっこよさに例の人がさらに燃え上がっちゃったらどうしよう……!?」
「はぁ……ダグラス、ユキ様の御支度が終わりましたよ」
リディアはオロオロする僕に呆れた目を向けてからさっさとダグを呼んでしまった。部屋から寝室に戻ってきたダグは想像以上にかっこよくて……
「敵が増えちゃう……!」
「敵が増えるのは俺な気もするが、周りがどうであれ俺が好きなのはユキでユキが好きなのは俺だということ変わらないだろう?」
「うー、ダグ好き……」
「俺も好きだ。愛している」
ギュムギュムと抱きついてダグを摂取! 離れようとしない僕をダグが抱き上げてくれて、そのまま僕の部屋へ。温かいお茶を飲んで身体を温めてから出発なのです。
「ほらユキ、リディアの茶だぞ。飲まないのか?」
「飲む……」
離れたくないけどお茶は飲みたいから渋々腕を離してダグの膝から降りてピッタリ張り付いた状態に座り直し、お茶を受け取る。今日は甘いミルクティーです。甘くて温かい飲み物って本当に美味しいよね。特にこの時期だとずっと飲んでいたいくらいだよ。
「リディアありがと」
「いえいえ。外は寒いので、お戻りになられたらまたお入れ致しましょう」
「ありがと! でも何かあればすぐ連絡石使うか騎士さんに言って誰か呼ぶんだよ! アルバスさんでも僕たちでも誰でもいいからね」
リディアはいつもなら何かあったら大変だからってことであまり1人にはならない──というよりアルバスさんが1人にさせてくれない──んだけど、今日は外から帰ってくる僕のためにすぐに温かいお茶を出せるようにって僕の部屋で待機してくれるのです。アルバスさんには僕のお菓子と部屋の前に騎士さんを待機させることで許可をもらいました。部屋の中じゃないのは自分以外の男とリディアを2人きりにしたくないからだそうです。アルバスさんも独占欲強いよね。
「ええ、わかっています。ユキ様もお風邪を召されないように、例の者が長時間現れなかった場合はまた機会を改めて今日のところは引き上げてきてくださいね」
「うん、わかった。……ん、ごちそうさま。ダグ、行こ!」
「ああ」
リディアに白地に銀糸の刺繍が入ったコートを着せられて、おまけに首には白いファーのティペット、手には白い手袋をつけられて完璧です。帽子がないのは髪の毛を綺麗にセットしてもらってるからだよ。そのかわり風を防ぐ結界を張るから正直ティペットも手袋もなくていいくらいなんだけど、リディアとダグがそれは許してくれないのです。
「完璧ですね。ユキ様以上に素敵な方はいらっしゃいませんよ」
「誰にも見せたくないくらいに可愛い」
「そんなに褒めても何も出てこないよ。もう、早く行こ?」
褒めてもらえるのは嬉しいけど、僕にとって今は勝負の方が重要なのです……!
「ああそうだな」
「行ってらっしゃいませ」
「行ってきます!」
いざ、出陣です!! 堂々と、堂々とだよね……! オドオドしないでしっかり背筋も伸ばして……ダグが好きなのは僕、僕が好きなのはダグ! ……うう、でもやっぱりちょっと不安……
「……手繋いで?」
「もちろんだ。腕を絡めてもいいぞ」
「ん、ありがと。離さないでね?」
「ああ。ずっと離さない」
背をかがめて優しくキスをしてくれるダグにキュンとしちゃいます。早く安心できる状態にして思う存分イチャイチャしなくては!
庭に着いたらまずは普通にデートです。例の人が噂を流してくれる騎士さんの近くに来たら僕とダグは僕が隠れる例の小道へ移動するからそれまでは自由なのです。
「雪綺麗だねぇ。ダグの髪の毛みたいにキラキラしてる」
「俺の髪と雪ではどっちが好きなんだ?」
「ふふ、雪にまで嫉妬? ダグ以上に好きなものなんてないよ」
「そうか、ならよかった」
ダグったらやっぱり独占欲強いなぁ。まぁ僕はそれが嬉しいんだけども。だってダグがこうして独占欲を出すのって僕にだけだもん。ダグにとって特別な存在なんだって実感できるから嬉しいんだよ。もしもダグに独占欲がなかったとしてもダグのことは変わらず好きだっただろうけど、今は今ここに存在してるダグが好き。無機物にも嫉妬しちゃうダグがね。
「ん、連絡が来た。──対象に近付いたのか」
──はい、ロビーに現れました。ずいぶんめかし込んでますよ。今から仲間達と噂を流します
「頼んだ。俺たちは移動する」
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