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After Story
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翌日のお昼頃、ドルトンさんが捕まったことを聞いた。どうやら叩けば叩くほど埃があり得ない勢いで出てきたらしい。
えーと、軽いところで脱税でしょ、それから奴隷売買に、違法薬物の栽培及び販売及び所持及び使用。他国の諜報部と繋がってたことも発覚したらしい。
どうやら昨日は城に行くためにって数日間薬物を絶っていて、イライラしていたらしい。長期的な摂取によって判断力も鈍っていてさらに禁断症状が出始めてイライラしてたからあんなことをしたらしい。
あの人は僕が他人が怖くなる前から、城で会えば必ずどうにか引き止めようとしつこく話しかけてくる人だった。いろんなもので気を引こうとしてくるんだけど、結構言ってることが支離滅裂で……それにラギアスをいっつも蔑むような目で見てたから苦手意識がなくなることはなかった。
そうやって僕に取り入ろうとしたのも、僕を懐柔できればもっと簡単に薬物のやりとりが出来ると考えたからで、最終的には僕を薬物漬けにして操ろうって思ってたらしい。
……うーん、僕が一人きりになることって一切ないんだけど、周りにばれずにどうやって僕に薬物を使わせようとしてたのかなぁ。流石にみんな気付くと思うよ。ダグ含め騎士さんはそういうのを取り締まるのが仕事だし、リディアも幅広くいろんな知識を持ってるからすぐに気付くでしょ。
とりあえず救いようがないなっていうのが僕の思いです。ロイにしっかり裁いてもらいましょう。薬物の取引なんて国にとっていいことは何もないからね。今回で芋づる式に取引してた人たちが次々発覚したみたいだから、大分出回る薬物の数は減るんじゃないかな。
そんなこと考えながら僕は現在腕立て伏せをしているダグの重りになっています。すでに回数を数えることは諦めました。だってあまりにも多すぎるんだもん。
しばらくして満足したのか動きを止めたダグから降りて、近くに置いていたはちみつレモン水を渡す。疲れた時にはクエン酸です。
「ありがとう。ユキ、前より軽くなってないか? 前より楽だったんだが」
「……僕が軽くなったんじゃなくてダグの筋肉が増えたんじゃないかなぁ」
だって僕は服のサイズ変わってないもん。オーダーメイドだから僕のサイズにピッタリな服ばかりだけど、緩くもキツくもなってないから多分体型は変わってません。
でもダグは……うぅむ、最近なんだか前よりシャツの腕とかキツそうですよ。そんなに余裕なかったっけ? って言う感じになってるもん。
「む……そういえば服がきつい気がする」
「仕立て直さなくちゃね」
今気づいたんだ……とも思うけどもダグって自分のことには無頓着だもんねぇ……あまり気にしてなかったんだね。このままじゃピッチピチになりそうだから近いうちに新しく仕立てないとダメだね。
「そうだな……」
そう言ったダグはなんだか何か悩んでいる様子で。どうしたんだろう、と首を傾げるとすぐに合点がいった。なるほど、テーラーさんを呼ぶことを躊躇っているんだね。サイズが変わったからしっかり測り直してもらわなくちゃだけど、今の僕は他人を怖がるからね。かといって離れるのも……と悩んでいるのだろう。
「テーラーさん呼んでもいいよ? 僕の側にテーラーさんが近寄らなければ大丈夫。僕もかっこいい服着たダグ見たいし」
「……わかった。リディアとラギアスを側にいさせよう。悪いな」
「ううん、大丈夫。この機会に形が違うシャツも注文してみようよ」
舞踏会とか特別な時は別として、ダグが普段着るのは襟のあるタイプのシャツばかり。2、3個ボタンを開けていると色気がすごくてものすごくかっこいいです。……ってそうじゃなくて、僕はスタンドカラーとかバンドカラーシャツも似合うと思うのです。
「ふむ……いいかもしれないな。ついでにユキの服も何か注文しよう」
僕はサイズを測る必要ないしそもそも僕のサイズって毎回リディアが測ってるから、テーラーさんが近づく必要もないし……うん、まぁ注文することに問題はないね。でも……また買うんだ……いや、まぁいいけども。
そう言うわけでテーラーさんに連絡を取り、なんとその日のうちに来てくれることになったからリディアとラギアスを呼んで現在到着待ちです。到着次第騎士さんに連れられてやってきます。
夕方4時頃にテーラーさんが到着して、早速ダグの採寸から始まった。やっぱり筋肉がかなり増えてたみたいで、結構なサイズ変更になったみたいです。そりゃシャツもきつくなるよ。
採寸が済んだらテーブルでデザインの打ち合わせです。テーラーさんを呼ぶって言ったらリディアは社交シーズンに向けてついでに舞踏会に向けて衣装を仕立てたい、ってなったらしく結構真剣に話し合ってます。僕はわからないから完全に我関せず状態です。腰に回っているダグの腕に安心しながらチビチビと甘いココアを飲んでます。美味し。
「今年の流行りの色はやはりこちらですよ」
「しかしユキ様は神子ですよ。安易に流行りに乗っかるなど……」
「それにこう言う濃い色よりもユキは淡い色や落ち着いた色の方が似合う」
……どうやら僕の衣装の色で揉めてるみたいですね。今年の流行りはすごく派手な色らしいです。まさに原色って感じの赤、青、緑、紫……その他いろんな色のサンプルを見せてくるテーラーさんにちょっとうぅむ、と悩んでしまう。あまりそのド派手な色は着たくないかなぁって。流行りだからと好きじゃない色にされてもちょっと嫌だから色くらいはアピールしておこう。くいくいとダグの服を引っ張るとダグはすぐに僕の方へ意識を移してくれました。
「どうした?」
「僕、流行りの色はあまり好きじゃないかも」
「ならやはり落ち着いた色か淡い色だな。ユキが嫌な服を着せるわけにはいかない」
「……わかりました、ではそのように」
ちょっとがっかりした様子のテーラーさんはやっぱり流行りの色で仕立てたかったのかな。でもこの色合いが僕に似合うとは思えないしなぁ……やっぱり似合う色で仕立ててもらいましょう。似合ってない格好でダグの隣に立ちたくないもん。
「せっかくだから淡い色と落ち着いた深い色合いのものの両方を作るか。淡い色合いのものは華やかに、深い色合いのものは落ち着いた雰囲気のものを」
「ではこちらのようなものはどうでしょう」
「ふむ、ここはもう少しこうして……」
形に関して話し出したら僕は何を話してるのか一切わからなくなるからただただ傍観します。毎回こんな感じだよ。むしろ色に関してちょっと口を出しただけでも珍しいくらい。それに珍しく落ち着いた雰囲気の衣装も作ってくれるみたいだから嬉しいです。
時折フルラを食べつつ甘いココアを飲んでのんびりしているうちに打ち合わせは終わったようで、テーラーさんはニコニコと帰っていった。どうやら満足のいくデザインの注文だったようです。
「落ち着いた雰囲気の衣装は俺と揃いの生地で揃いのデザインにしたぞ」
「ほんと? 楽しみだなぁ。はやく着たいな」
落ち着いた雰囲気ってだけで嬉しいのにまさかダグとお揃いなんて。それを着ての舞踏会なら喜んで参加するよ。他人が怖いのは……うーむ、挨拶は少し離れて、とか対策を取ってもらって……うん、前回も挨拶なしでいけたしなんとかなると思うから大丈夫!
「それから……これを」
「ん? これなぁに?」
ダグが僕に渡した紙に描いていたのはフェリアとクリセンラが絡んだ綺麗なロゴのようなもの。
「それを俺たちを象徴する印にしようかと思ってな。それのブローチを注文した」
「え! 家紋みたいなものってことだよね?」
「そうだ。嫌か?」
「ううん、嬉しい! だってこのお花は僕にとってすごく大事なお花だもん」
お互いに渡しあった大事なお花。フェリアは照れ臭くとも1番好きなお花です。
「俺にとっても大事だ。だからこれにしたんだ」
「ふふ、僕とダグのマーク。嬉しいな」
僕達には今まで家紋がなかったから、招待状を作るにしても何も印をつけられなかった。でもこれからは何か招待状とか作ることがあればその都度これを僕達の印として押せるんだね。
「考えてくれてありがと。ダグ大好き」
「ユキが喜んでくれてよかった」
ダグに感謝を込めてちゅっとキスをするとぎゅーっと抱き込まれました。一気にいちゃいちゃモードになった僕達にリディアが飲み物を出してさっさと退散していくのが視界の端で見えだけれどダグは御構い無し。ひたすらに甘やかされて僕もすっかり忘れてリディアが夜ご飯を持ってくるまでダグといちゃいちゃし倒しました。
えーと、軽いところで脱税でしょ、それから奴隷売買に、違法薬物の栽培及び販売及び所持及び使用。他国の諜報部と繋がってたことも発覚したらしい。
どうやら昨日は城に行くためにって数日間薬物を絶っていて、イライラしていたらしい。長期的な摂取によって判断力も鈍っていてさらに禁断症状が出始めてイライラしてたからあんなことをしたらしい。
あの人は僕が他人が怖くなる前から、城で会えば必ずどうにか引き止めようとしつこく話しかけてくる人だった。いろんなもので気を引こうとしてくるんだけど、結構言ってることが支離滅裂で……それにラギアスをいっつも蔑むような目で見てたから苦手意識がなくなることはなかった。
そうやって僕に取り入ろうとしたのも、僕を懐柔できればもっと簡単に薬物のやりとりが出来ると考えたからで、最終的には僕を薬物漬けにして操ろうって思ってたらしい。
……うーん、僕が一人きりになることって一切ないんだけど、周りにばれずにどうやって僕に薬物を使わせようとしてたのかなぁ。流石にみんな気付くと思うよ。ダグ含め騎士さんはそういうのを取り締まるのが仕事だし、リディアも幅広くいろんな知識を持ってるからすぐに気付くでしょ。
とりあえず救いようがないなっていうのが僕の思いです。ロイにしっかり裁いてもらいましょう。薬物の取引なんて国にとっていいことは何もないからね。今回で芋づる式に取引してた人たちが次々発覚したみたいだから、大分出回る薬物の数は減るんじゃないかな。
そんなこと考えながら僕は現在腕立て伏せをしているダグの重りになっています。すでに回数を数えることは諦めました。だってあまりにも多すぎるんだもん。
しばらくして満足したのか動きを止めたダグから降りて、近くに置いていたはちみつレモン水を渡す。疲れた時にはクエン酸です。
「ありがとう。ユキ、前より軽くなってないか? 前より楽だったんだが」
「……僕が軽くなったんじゃなくてダグの筋肉が増えたんじゃないかなぁ」
だって僕は服のサイズ変わってないもん。オーダーメイドだから僕のサイズにピッタリな服ばかりだけど、緩くもキツくもなってないから多分体型は変わってません。
でもダグは……うぅむ、最近なんだか前よりシャツの腕とかキツそうですよ。そんなに余裕なかったっけ? って言う感じになってるもん。
「む……そういえば服がきつい気がする」
「仕立て直さなくちゃね」
今気づいたんだ……とも思うけどもダグって自分のことには無頓着だもんねぇ……あまり気にしてなかったんだね。このままじゃピッチピチになりそうだから近いうちに新しく仕立てないとダメだね。
「そうだな……」
そう言ったダグはなんだか何か悩んでいる様子で。どうしたんだろう、と首を傾げるとすぐに合点がいった。なるほど、テーラーさんを呼ぶことを躊躇っているんだね。サイズが変わったからしっかり測り直してもらわなくちゃだけど、今の僕は他人を怖がるからね。かといって離れるのも……と悩んでいるのだろう。
「テーラーさん呼んでもいいよ? 僕の側にテーラーさんが近寄らなければ大丈夫。僕もかっこいい服着たダグ見たいし」
「……わかった。リディアとラギアスを側にいさせよう。悪いな」
「ううん、大丈夫。この機会に形が違うシャツも注文してみようよ」
舞踏会とか特別な時は別として、ダグが普段着るのは襟のあるタイプのシャツばかり。2、3個ボタンを開けていると色気がすごくてものすごくかっこいいです。……ってそうじゃなくて、僕はスタンドカラーとかバンドカラーシャツも似合うと思うのです。
「ふむ……いいかもしれないな。ついでにユキの服も何か注文しよう」
僕はサイズを測る必要ないしそもそも僕のサイズって毎回リディアが測ってるから、テーラーさんが近づく必要もないし……うん、まぁ注文することに問題はないね。でも……また買うんだ……いや、まぁいいけども。
そう言うわけでテーラーさんに連絡を取り、なんとその日のうちに来てくれることになったからリディアとラギアスを呼んで現在到着待ちです。到着次第騎士さんに連れられてやってきます。
夕方4時頃にテーラーさんが到着して、早速ダグの採寸から始まった。やっぱり筋肉がかなり増えてたみたいで、結構なサイズ変更になったみたいです。そりゃシャツもきつくなるよ。
採寸が済んだらテーブルでデザインの打ち合わせです。テーラーさんを呼ぶって言ったらリディアは社交シーズンに向けてついでに舞踏会に向けて衣装を仕立てたい、ってなったらしく結構真剣に話し合ってます。僕はわからないから完全に我関せず状態です。腰に回っているダグの腕に安心しながらチビチビと甘いココアを飲んでます。美味し。
「今年の流行りの色はやはりこちらですよ」
「しかしユキ様は神子ですよ。安易に流行りに乗っかるなど……」
「それにこう言う濃い色よりもユキは淡い色や落ち着いた色の方が似合う」
……どうやら僕の衣装の色で揉めてるみたいですね。今年の流行りはすごく派手な色らしいです。まさに原色って感じの赤、青、緑、紫……その他いろんな色のサンプルを見せてくるテーラーさんにちょっとうぅむ、と悩んでしまう。あまりそのド派手な色は着たくないかなぁって。流行りだからと好きじゃない色にされてもちょっと嫌だから色くらいはアピールしておこう。くいくいとダグの服を引っ張るとダグはすぐに僕の方へ意識を移してくれました。
「どうした?」
「僕、流行りの色はあまり好きじゃないかも」
「ならやはり落ち着いた色か淡い色だな。ユキが嫌な服を着せるわけにはいかない」
「……わかりました、ではそのように」
ちょっとがっかりした様子のテーラーさんはやっぱり流行りの色で仕立てたかったのかな。でもこの色合いが僕に似合うとは思えないしなぁ……やっぱり似合う色で仕立ててもらいましょう。似合ってない格好でダグの隣に立ちたくないもん。
「せっかくだから淡い色と落ち着いた深い色合いのものの両方を作るか。淡い色合いのものは華やかに、深い色合いのものは落ち着いた雰囲気のものを」
「ではこちらのようなものはどうでしょう」
「ふむ、ここはもう少しこうして……」
形に関して話し出したら僕は何を話してるのか一切わからなくなるからただただ傍観します。毎回こんな感じだよ。むしろ色に関してちょっと口を出しただけでも珍しいくらい。それに珍しく落ち着いた雰囲気の衣装も作ってくれるみたいだから嬉しいです。
時折フルラを食べつつ甘いココアを飲んでのんびりしているうちに打ち合わせは終わったようで、テーラーさんはニコニコと帰っていった。どうやら満足のいくデザインの注文だったようです。
「落ち着いた雰囲気の衣装は俺と揃いの生地で揃いのデザインにしたぞ」
「ほんと? 楽しみだなぁ。はやく着たいな」
落ち着いた雰囲気ってだけで嬉しいのにまさかダグとお揃いなんて。それを着ての舞踏会なら喜んで参加するよ。他人が怖いのは……うーむ、挨拶は少し離れて、とか対策を取ってもらって……うん、前回も挨拶なしでいけたしなんとかなると思うから大丈夫!
「それから……これを」
「ん? これなぁに?」
ダグが僕に渡した紙に描いていたのはフェリアとクリセンラが絡んだ綺麗なロゴのようなもの。
「それを俺たちを象徴する印にしようかと思ってな。それのブローチを注文した」
「え! 家紋みたいなものってことだよね?」
「そうだ。嫌か?」
「ううん、嬉しい! だってこのお花は僕にとってすごく大事なお花だもん」
お互いに渡しあった大事なお花。フェリアは照れ臭くとも1番好きなお花です。
「俺にとっても大事だ。だからこれにしたんだ」
「ふふ、僕とダグのマーク。嬉しいな」
僕達には今まで家紋がなかったから、招待状を作るにしても何も印をつけられなかった。でもこれからは何か招待状とか作ることがあればその都度これを僕達の印として押せるんだね。
「考えてくれてありがと。ダグ大好き」
「ユキが喜んでくれてよかった」
ダグに感謝を込めてちゅっとキスをするとぎゅーっと抱き込まれました。一気にいちゃいちゃモードになった僕達にリディアが飲み物を出してさっさと退散していくのが視界の端で見えだけれどダグは御構い無し。ひたすらに甘やかされて僕もすっかり忘れてリディアが夜ご飯を持ってくるまでダグといちゃいちゃし倒しました。
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