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After Story
優しい人ほど
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「世界中の魔法師から嫉妬されそうなほどの才能の持ち主だな」
「ありがとうございます?」
褒められちゃった? でも僕の場合魔力がいっぱいあるからその分1日に練習できる回数が多かったのも魔法を割とすぐ使えるようになった理由だと思いますよ。
コテリと首をかしげる僕にどこか呆れた様子に見えた先生は次の瞬間には真剣な表情になっていて。
「だがな、魔法を使いこなせるのは良いことだが、間違っても神級魔法を当然のように人に向けて使うんじゃない。今日の授業でわかっただろう、神級魔法をその年で使える人間がかなり少ないことにな」
そう言われてみれば確かにそうかもしれない。魔法実践の授業を思い返してみると、みんな氷山の針とか中級魔法の業火の矢だとかを練習していた。殆どが中級魔法を中心に練習していて、上級魔法を中心にした練習をしている子も何人かはいたけれど神級を練習している子はいなかった。
……あれ、僕って異常なの? 神級魔法ってそんなに使える人少ないのかな……
「魔力量は大体25歳頃に最大値に達することは流石に知っているだろう? その頃にようやく神級を使えるくらいに魔力量に余裕が出る奴等が殆どなんだ。それでも2発が限度くらいなもんだがな」
「ほえ……」
「ユーキ様は規格外ですからねぇ。神級魔法を連続で使ってもお顔色が変わりませんし」
今まで魔力が枯渇したのって言ったら……龍人事件とダグの解毒くらい? その他ではないかなぁ。
「でも多分それは個人的に魔法の構造を分解して効率よく組み立て直してるのもあると思うよ」
「は!? 魔法を組み直す!?」
「僕、算学が得意なんです。だから魔法の構築も好きなのです」
「本当に規格外の奴だな……」
なんだか褒められてる気がしません。だってすごい呆れた目で見られてるんだもん。
「魔力が有り余ってるのはわかるが、それを人に向けるなよ」
「はぁい」
僕も誰かを傷つけたいわけじゃないもん。ただ……ちょっと、ねぇ? 大事な大事なラギアスを貶されたらカッとなっちゃって……突っ走りやすいのが僕の悪いところです……
「ま、自分の従者を守ろうとするのはいい心意気だと思うがな」
「ラギアスは僕の大事な友達ですもん。傷つけるのは許しません!!」
せっかくよく笑うようになったラギアスを変えるようなこと、僕は絶対許しませんよ! 垂れ耳のラギアスは可愛いけど悲しそうな顔は見たくないのです。笑顔が1番!
「従者が友達、か……世の中の貴族どもがそんな考えならなぁ……」
何かを思い出したように溜息をつく先生。
「何かあったのです?」
「この学園は従者の同伴を許しているだろう? 獣人を連れてくる奴も昔からいたわけだ。それがちゃんと従者として連れてきているなら良かったんだが……あれは俺がまだこの学園の学生だった頃のことだ。獣人を奴隷として扱っている国の奴がいて、そいつは首輪をつけた獣人を連れてきていた。……想像がつくだろう? 酷いもんだった」
先生の表情に思わず顔をしかめてしまった。その生徒はその獣人を奴隷として扱っていたのだろう。首輪は隷属の首輪だったに違いない。そうして逆らえない獣人を……人間のすることじゃない。僕は思わず込み上げてきた涙をぐっとこらえた。泣きたいのは僕じゃないから。泣きたいのは過去に虐げられてきた獣人たち。そして今なお苦しめられている獣人たちだ。
獣人達のために、何もできない無力さが悔しくて辛い。
「そのことがあってからこの学園への留学生全員に獣人への差別をしないと誓約書を書かせることになった。奴隷を従者として連れてくるのも禁止された。お前がいい見本になってくれることを祈っている」
「……はい」
なれるといいなぁ……そうして少しでも獣人を大切にしてくれる人が増えたら嬉しいな。
その後もう一度神級魔法をぶっ放さないようにと注意を受けてから部屋へ返され、すっかり疲れていた僕はリディアとダグに全任せでお風呂を済ませてダグの腕の中でグッスリと眠りましたとさ。課題を先に済ませていた僕の判断を褒めたいです。
あくる日ももちろん授業で。ご飯を済ませてから教室へ行くとサダン君が心配そうな顔で駆け寄ってきました。
「おいユーキ! 昨日大丈夫だったのか? 俺遅めに食堂行ったんだけどよ、そしたらお前の話で持ちきりでさ」
「大丈夫だよ? 心配してくれてありがとうね、サダン君」
優しい子だなぁ……僕本当にサダン君と友達になれてよかった! 僕を身長が低い低いと言って無理やり前に席を作った先生のおかげでこんなにいい子と友達になれたんだから先生にも感謝しなくちゃね。
「よかったぁ……俺水かぶったって聞いたからもう心配でよ……」
「水かぶったのは僕じゃないよ?」
「は? じゃあ誰なんだ?」
「相手の子だよ」
僕がそういえばサダン君はきょとんとしまして。どういう状況だったのか想像しているのか百面相しててなかなかに面白いです。
「……意外と強烈な性格してるとか、か?」
「違うよ! 嫌な気配したから、いろんなものを跳ね返す結界を張ったの。そうしたら水をかけようとした相手が跳ね返ってきた水で濡れたってわけ」
「だ、だよな! ユーキがいきなり誰かに水ぶっかけるなんてことするわけないよな!」
まぁ神級魔法ぶっ放そうとしましたけどね! 先生に止められてなかったらそのまま撃ってただろうなぁ……もちろん威力は最大限落としてだよ!? その上ギリギリ当たらないようにしてたよ!? ……まぁいくら威力落としてもそこそこの威力があるんだけどね。腐っても神級なので。
「それにしても跳ね返す結界か……ユーキって気配にも敏感なんだな」
「嫌な気配には、ある程度? なんか気持ち悪い感じがするの」
毒混入以降からじわじわとわかるようになってきた感じかな? 嫌な感じするなぁって思ったら何かしらおきるからとりあえず結界を張っておくのは大事なのです。
「ほー……すごいな。俺もそこらへん鍛えたくて魔獣討伐に行ったりするんだが、まだまだなんだよなぁ」
「僕もまだまだだよ? どんな風に危ないのかとか分からないし。ぼんやりとしか感じないよ」
「そうなのか? それでも何かしら対応できるのはいいことだな。俺も頑張るか」
「僕も頑張る!」
ぶっちゃけると気配読むのなんてダグとラギアスに任せておいたら十分なんだけどさ、僕だってみんなを守りたいんだもん。昨日だって放っておいたらラギアスったらそのまま被ってた可能性あるよ……僕そうなってたらそれこそやらかしちゃってたよ。
「ところでユーキが神級魔法のそれも複合魔法を撃とうとして先生に止められたって誰かが言ってたんだけどよ、流石にそれは嘘だよな?」
「あー……嘘……じゃない、かなぁ」
あるわけないよなーってな感じのノリで言われたけど、本当です。ガッツリ本当です。こういうのって誇張されて伝わるものだと思ってたけどそこまでそのまま伝わってるなんてすごいねぇ。え? 誇張する必要がない? むしろ誇張されてると思われてる? あー……そういうことかぁ……
「は!? お前そんな魔法も使えんのか!?」
「えっ、と……使え、ちゃうねぇ……」
「……俺お前だけは怒らせないようにしとくわ」
ススっとちょっと距離を置いたサダン君に慌てて弁明する。
「もう人に向けないから! 先生にも言われたし!」
「いや、神級をさらっと使いこなせるのもやばいけどよ、ユーキって怒らせたらぜってぇ怖いタイプだもんよ。怒らせないのが1番だろ」
「……僕の大事な人たちを傷つけられたら怒る、かな? それ以外だと……うーん……」
あんまり? 理由もなく誰かを傷つけてる人とかを見かけたらそれも怒るというか傷つけられてる人を助けるけどもさ、自分が何かを言われたりされたからって怒るっていうことがあまりないような……僕の場合日本でもこの世界でも周りの人達が僕より怒っちゃうから僕の出番は無いのです。
「そうやって人のために怒れる優しい心を持っているからこそ、ユーキは怒らせると絶対怖い」
そういうものなのかな? よくわからないです。
「ありがとうございます?」
褒められちゃった? でも僕の場合魔力がいっぱいあるからその分1日に練習できる回数が多かったのも魔法を割とすぐ使えるようになった理由だと思いますよ。
コテリと首をかしげる僕にどこか呆れた様子に見えた先生は次の瞬間には真剣な表情になっていて。
「だがな、魔法を使いこなせるのは良いことだが、間違っても神級魔法を当然のように人に向けて使うんじゃない。今日の授業でわかっただろう、神級魔法をその年で使える人間がかなり少ないことにな」
そう言われてみれば確かにそうかもしれない。魔法実践の授業を思い返してみると、みんな氷山の針とか中級魔法の業火の矢だとかを練習していた。殆どが中級魔法を中心に練習していて、上級魔法を中心にした練習をしている子も何人かはいたけれど神級を練習している子はいなかった。
……あれ、僕って異常なの? 神級魔法ってそんなに使える人少ないのかな……
「魔力量は大体25歳頃に最大値に達することは流石に知っているだろう? その頃にようやく神級を使えるくらいに魔力量に余裕が出る奴等が殆どなんだ。それでも2発が限度くらいなもんだがな」
「ほえ……」
「ユーキ様は規格外ですからねぇ。神級魔法を連続で使ってもお顔色が変わりませんし」
今まで魔力が枯渇したのって言ったら……龍人事件とダグの解毒くらい? その他ではないかなぁ。
「でも多分それは個人的に魔法の構造を分解して効率よく組み立て直してるのもあると思うよ」
「は!? 魔法を組み直す!?」
「僕、算学が得意なんです。だから魔法の構築も好きなのです」
「本当に規格外の奴だな……」
なんだか褒められてる気がしません。だってすごい呆れた目で見られてるんだもん。
「魔力が有り余ってるのはわかるが、それを人に向けるなよ」
「はぁい」
僕も誰かを傷つけたいわけじゃないもん。ただ……ちょっと、ねぇ? 大事な大事なラギアスを貶されたらカッとなっちゃって……突っ走りやすいのが僕の悪いところです……
「ま、自分の従者を守ろうとするのはいい心意気だと思うがな」
「ラギアスは僕の大事な友達ですもん。傷つけるのは許しません!!」
せっかくよく笑うようになったラギアスを変えるようなこと、僕は絶対許しませんよ! 垂れ耳のラギアスは可愛いけど悲しそうな顔は見たくないのです。笑顔が1番!
「従者が友達、か……世の中の貴族どもがそんな考えならなぁ……」
何かを思い出したように溜息をつく先生。
「何かあったのです?」
「この学園は従者の同伴を許しているだろう? 獣人を連れてくる奴も昔からいたわけだ。それがちゃんと従者として連れてきているなら良かったんだが……あれは俺がまだこの学園の学生だった頃のことだ。獣人を奴隷として扱っている国の奴がいて、そいつは首輪をつけた獣人を連れてきていた。……想像がつくだろう? 酷いもんだった」
先生の表情に思わず顔をしかめてしまった。その生徒はその獣人を奴隷として扱っていたのだろう。首輪は隷属の首輪だったに違いない。そうして逆らえない獣人を……人間のすることじゃない。僕は思わず込み上げてきた涙をぐっとこらえた。泣きたいのは僕じゃないから。泣きたいのは過去に虐げられてきた獣人たち。そして今なお苦しめられている獣人たちだ。
獣人達のために、何もできない無力さが悔しくて辛い。
「そのことがあってからこの学園への留学生全員に獣人への差別をしないと誓約書を書かせることになった。奴隷を従者として連れてくるのも禁止された。お前がいい見本になってくれることを祈っている」
「……はい」
なれるといいなぁ……そうして少しでも獣人を大切にしてくれる人が増えたら嬉しいな。
その後もう一度神級魔法をぶっ放さないようにと注意を受けてから部屋へ返され、すっかり疲れていた僕はリディアとダグに全任せでお風呂を済ませてダグの腕の中でグッスリと眠りましたとさ。課題を先に済ませていた僕の判断を褒めたいです。
あくる日ももちろん授業で。ご飯を済ませてから教室へ行くとサダン君が心配そうな顔で駆け寄ってきました。
「おいユーキ! 昨日大丈夫だったのか? 俺遅めに食堂行ったんだけどよ、そしたらお前の話で持ちきりでさ」
「大丈夫だよ? 心配してくれてありがとうね、サダン君」
優しい子だなぁ……僕本当にサダン君と友達になれてよかった! 僕を身長が低い低いと言って無理やり前に席を作った先生のおかげでこんなにいい子と友達になれたんだから先生にも感謝しなくちゃね。
「よかったぁ……俺水かぶったって聞いたからもう心配でよ……」
「水かぶったのは僕じゃないよ?」
「は? じゃあ誰なんだ?」
「相手の子だよ」
僕がそういえばサダン君はきょとんとしまして。どういう状況だったのか想像しているのか百面相しててなかなかに面白いです。
「……意外と強烈な性格してるとか、か?」
「違うよ! 嫌な気配したから、いろんなものを跳ね返す結界を張ったの。そうしたら水をかけようとした相手が跳ね返ってきた水で濡れたってわけ」
「だ、だよな! ユーキがいきなり誰かに水ぶっかけるなんてことするわけないよな!」
まぁ神級魔法ぶっ放そうとしましたけどね! 先生に止められてなかったらそのまま撃ってただろうなぁ……もちろん威力は最大限落としてだよ!? その上ギリギリ当たらないようにしてたよ!? ……まぁいくら威力落としてもそこそこの威力があるんだけどね。腐っても神級なので。
「それにしても跳ね返す結界か……ユーキって気配にも敏感なんだな」
「嫌な気配には、ある程度? なんか気持ち悪い感じがするの」
毒混入以降からじわじわとわかるようになってきた感じかな? 嫌な感じするなぁって思ったら何かしらおきるからとりあえず結界を張っておくのは大事なのです。
「ほー……すごいな。俺もそこらへん鍛えたくて魔獣討伐に行ったりするんだが、まだまだなんだよなぁ」
「僕もまだまだだよ? どんな風に危ないのかとか分からないし。ぼんやりとしか感じないよ」
「そうなのか? それでも何かしら対応できるのはいいことだな。俺も頑張るか」
「僕も頑張る!」
ぶっちゃけると気配読むのなんてダグとラギアスに任せておいたら十分なんだけどさ、僕だってみんなを守りたいんだもん。昨日だって放っておいたらラギアスったらそのまま被ってた可能性あるよ……僕そうなってたらそれこそやらかしちゃってたよ。
「ところでユーキが神級魔法のそれも複合魔法を撃とうとして先生に止められたって誰かが言ってたんだけどよ、流石にそれは嘘だよな?」
「あー……嘘……じゃない、かなぁ」
あるわけないよなーってな感じのノリで言われたけど、本当です。ガッツリ本当です。こういうのって誇張されて伝わるものだと思ってたけどそこまでそのまま伝わってるなんてすごいねぇ。え? 誇張する必要がない? むしろ誇張されてると思われてる? あー……そういうことかぁ……
「は!? お前そんな魔法も使えんのか!?」
「えっ、と……使え、ちゃうねぇ……」
「……俺お前だけは怒らせないようにしとくわ」
ススっとちょっと距離を置いたサダン君に慌てて弁明する。
「もう人に向けないから! 先生にも言われたし!」
「いや、神級をさらっと使いこなせるのもやばいけどよ、ユーキって怒らせたらぜってぇ怖いタイプだもんよ。怒らせないのが1番だろ」
「……僕の大事な人たちを傷つけられたら怒る、かな? それ以外だと……うーん……」
あんまり? 理由もなく誰かを傷つけてる人とかを見かけたらそれも怒るというか傷つけられてる人を助けるけどもさ、自分が何かを言われたりされたからって怒るっていうことがあまりないような……僕の場合日本でもこの世界でも周りの人達が僕より怒っちゃうから僕の出番は無いのです。
「そうやって人のために怒れる優しい心を持っているからこそ、ユーキは怒らせると絶対怖い」
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