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アラバスター伯爵家の当主は、代々貴族界一の嫌われ者だ。
「ーー申し訳ありません、伯爵閣下。む、娘は身体が弱いため、夫人の座にはふさわしくないかと・・・・・・」
恰幅の良い中年の男が青い顔をして頭を下げてくる。これで何度目だろう、婚約の申し込みを断られるのは。
(・・・・・・身体が弱い? 嘘つくならもっとましな嘘をつけよ、ウィンター男爵家の娘が貴族界一のお転婆令嬢だって噂は有名だぞ)
悔しいやら情けないやらで苛立ちがふつふつと湧き上がってくるが、しかし、男爵の嘘にまみれた断りの科白については言及することなく、ただ一言「・・・・・・そうですか、分かりました」とだけ言って青年は男爵家を後にする。
長い赤髪をうなじのあたりでひとくくりにし、切れ長な一重の瞼の下にグリーンの瞳を持ったその青年は、男爵邸の門を出るなり、肩を落としてはぁ・・・・・・と大きなため息をついた。
「ーーその様子だと、また断られたらしいな。ディー」
落ち込む青年、若き伯爵ディー=アラバスターに声をかけてきたのは、ややうねったダークブラウンの髪と青の瞳、美しく整った顔と高い背が特徴的な青年ーーディーの幼馴染みで侯爵のオースティンだ。
彼はその女癖の悪さで問題児扱いされており、嫌われ者同士よくディーとつるんでいた。
「なんだよオースティン、また冷やかしに来たのか? 俺は真剣に婚活してるってのに」
にやにや笑うオースティンを睨み付けると、チッと舌打ちをするディー。
オースティンは女遊びの激しさで男貴族達からは嫌われているが、しかし容姿が美しく、乙女を虜にする甘ったるい科白を吐くのも上手なため、ワルい男・危険な男に憧れる令嬢達から引っ張りだこで、常に社交界の花をとっかえひっかえしているのだ。
一方のディーは、アラバスター家の悪評に人相の悪さが相まって、全く女性が寄りつかないのに。
アラバスター家は、曾祖父の代からディーの父の代まで、あくどい闇商売や武器取引、果ては殺人にまで手を染めていてとにかく悪名高い。
ディーは、父親が酒の飲み過ぎで早々に死んだ後、若くして伯爵家を継ぎ、全ての犯罪から縁を断ち切って健全な家に変えていこうと努力していたのだが、一度染みついた人々の認識というのはなかなか改めることが出来ないものだ。
この国の貴族界での結婚適齢期はだいたい男で19歳。ディーは18から婚活を始めたが、21歳の今になっても全く成果が得られていないことから分かるように、誰も彼もディーとの結婚を嫌がっていた。
ディーは何一つ悪いことをしていないというのに。
先祖達が積み重ねてきた罪の数々が、ディーの背中に重くのしかかる。
「・・・・・・あ~あ、せめてお前くらい見た目が良かったらな。俺は睨んでないのに怖がられるくらい目つきが悪いし、背も高くないし、運動音痴だから自慢できるような筋肉も無い」
ディーが愚痴ると、オースティンはヘラヘラ笑って肩をぽんぽんたたいてくる。
「もう嫁さん貰うのは諦めたらどうだ? 後継ぎなら養子を貰えば良いじゃないか」
「お前はッ・・・・・・本当にひどいな、俺は子を産ませたいから嫁が欲しいわけじゃ無いんだぞ」
ーーただ、自分と寄り添い合って、愛し合って、ささやかでも幸せな毎日を共に過ごしてくれる相手が欲しいだけ。そんな照れくさいことを言えば確実に笑われるため、ディーはぐっと押し黙った。
「貴族の中でお前の家の悪評を知らない令嬢はいないし、いっそ平民の女の子から選んだ方が良いんじゃないか? 血統なんて気にするなよ、大事なのは愛だぜ」
「・・・・・・良い案だとは思うけどな。三股、四股を平気でかけてる奴に愛の大事さを説かれたくはないな」
二人で言い合いながら、馬車を駐めてある大通りまで並んで歩いていた・・・・・・その時だった。
ミィ、ミィ、というか細い何かの鳴き声がどこかから聞こえてきたのは。
「・・・・・・なんだ? 何の声だろう」
「子猫じゃないかな」
二人で周囲を見回していると、やがて道ばたにうずくまる、小さな黒猫がディーの目に留まった。
いや・・・・・・ただの黒猫では無い。黒い耳と尻尾が生えているだけで、胴体や顔は5,6歳ほどの人間の子供ではないか。
「お、おいオースティン、見ろよ、獣人の子供だぞ」
物珍しさに目を見開いて言うディー。オースティンと二人で子供に近づいていくと、少年はやや怯えたように震えて身を強張らせた。
(獣人が王都にいるなんて珍しいな。皆、基本群れになって王都の外で暮らしているのに)
黒い髪はボサボサで、栄養が足りていないのか耳や尻尾の毛並みはくすんでいる。
人間の肌部分は雪のように色白で、くりくりとした愛らしい瞳は黄金色だ。
「・・・・・・こんな小さな獣人の子が一人でいるなんて、危なくないか。捕まえられたら、見世物にされたり、奴隷として売られたりするかも」
オースティンが言うのに、ディーも賛同して頷く。少年の前にしゃがみ込んだディーは、その小さな頭を撫でてやりながら、精一杯の優しい声音で声をかけた。
「な、なぁ坊主、こんなところでどうしたんだ? お母さんとか、お父さんは? はぐれちゃったのかな?」
ーー優しさを意識したやや高めの声で少年に精一杯話しかける、そんなディーのらしくない姿に、オースティンがぷっと笑う。
ディーはそれをキッと睨み付けると、少年に向き直って微笑んでみせた。
「うん、こっちのチャラいお兄ちゃんは気にしなくて良いからな。・・・・・・俺の名前はディー。君の名前は?」
ディーがそう言うと、少年は目をぱちくりさせて、ディーの顔をじっと見つめた。
「・・・・・・でぃ、でぃー?」
名前は?という問いには答えず、少年はディーの名前を拙い発音で繰り返す。
舌足らずな可愛らしい声で何度も名を呼ばれると、ディーは胸の奥がむず痒くなるような、ほんわか癒やされるような心地になって、無意識のうちに頬が緩んだ。
「ああ、そうだ。俺がディーだ。君の名前は? 分かるかな?」
「ディー、この様子だと多分・・・・・・人語をほとんど理解していないぞ」
少年はディーとオースティンの顔を交互に見やると、訳が分からないといった様子で小首を傾げる。
人間の子供と獣人族の子供の成長速度は異なる。もしかしたら、少年は見た目ほど知能が育っていないのかも知れなかった。
もし少年が迷子ではなく孤児なら、そもそも言葉を教育してもらえる環境に無かったという可能性もある。
ディーは少年の事がひどく不憫に思えてきて堪らなくなり、服が汚れるのも構わずその小さな身体を抱きしめた。
「ーー坊主、俺の家に来るか?」
ディーがそう言うと、少年は相変わらずぽかんとした様子で。
「おい、ディー、大丈夫なのか? お前の家、ほとんど誰もいないだろ。連れてったらそいつの世話はお前がすることになるんだぞ」
うちなら使用人もたくさんいるから、とオースティンが言うが、ディーは首を横に振って、少年のことを抱き上げ立ち上がった。
ディーは、少年の事を深く気に入ってしまったのだ。でぃー、と可愛い声で呼ばれて、嫌われ者の孤独な心がついときめいてしまった。
「大丈夫だ、俺の手でちゃんと世話してやるよ。それにオースティンはしょっちゅう家に女を連れ込んで遊んでるからな、この子の教育に悪い」
なー? と、茶化すように少年に同意を求めるディー。すると少年は、意味など理解していないはずなのに、ぱぁっと笑顔になってディーの胸にぎゅっと抱きついてきた。
「おぉ~、可愛いなぁお前♡ お前みたいな可愛い子を独りぼっちにしておくなんて、まったくひどい親だな」
うりうり、とその白くてふわふわした頬をつついてやるディー。
「ディー、可愛がるのは良いが、ちゃんと医者に診せてからにしろよ。獣人なんてどんな病気を持っているか分からないぞ」
「分かってるよ、ちゃんと明日中には医者に診せる診せる。なぁ坊主、お前の名前は何にしようか?」
浮かれた様子で伯爵家の馬車に乗り込んでいくディーの姿を見送りながら、オースティンは微苦笑してため息をついた。
(まぁ、いいか。ディーは親が死んでからずっと一人で伯爵家を支えてきた。家族と呼べる存在もいなくて、結婚の申し込みは断られ続けて・・・・・・。最近のディーはいつもどこか辛そうだったけど、今日は久しぶりにこんな楽しそうな顔を見たんだ)
ディーは良い笑顔をして「可愛いなぁお前、可愛いなぁ」と少年のことを褒めながら、馬車の外のオースティンに「じゃあな」と言って手を振り行ってしまった。
「ーー申し訳ありません、伯爵閣下。む、娘は身体が弱いため、夫人の座にはふさわしくないかと・・・・・・」
恰幅の良い中年の男が青い顔をして頭を下げてくる。これで何度目だろう、婚約の申し込みを断られるのは。
(・・・・・・身体が弱い? 嘘つくならもっとましな嘘をつけよ、ウィンター男爵家の娘が貴族界一のお転婆令嬢だって噂は有名だぞ)
悔しいやら情けないやらで苛立ちがふつふつと湧き上がってくるが、しかし、男爵の嘘にまみれた断りの科白については言及することなく、ただ一言「・・・・・・そうですか、分かりました」とだけ言って青年は男爵家を後にする。
長い赤髪をうなじのあたりでひとくくりにし、切れ長な一重の瞼の下にグリーンの瞳を持ったその青年は、男爵邸の門を出るなり、肩を落としてはぁ・・・・・・と大きなため息をついた。
「ーーその様子だと、また断られたらしいな。ディー」
落ち込む青年、若き伯爵ディー=アラバスターに声をかけてきたのは、ややうねったダークブラウンの髪と青の瞳、美しく整った顔と高い背が特徴的な青年ーーディーの幼馴染みで侯爵のオースティンだ。
彼はその女癖の悪さで問題児扱いされており、嫌われ者同士よくディーとつるんでいた。
「なんだよオースティン、また冷やかしに来たのか? 俺は真剣に婚活してるってのに」
にやにや笑うオースティンを睨み付けると、チッと舌打ちをするディー。
オースティンは女遊びの激しさで男貴族達からは嫌われているが、しかし容姿が美しく、乙女を虜にする甘ったるい科白を吐くのも上手なため、ワルい男・危険な男に憧れる令嬢達から引っ張りだこで、常に社交界の花をとっかえひっかえしているのだ。
一方のディーは、アラバスター家の悪評に人相の悪さが相まって、全く女性が寄りつかないのに。
アラバスター家は、曾祖父の代からディーの父の代まで、あくどい闇商売や武器取引、果ては殺人にまで手を染めていてとにかく悪名高い。
ディーは、父親が酒の飲み過ぎで早々に死んだ後、若くして伯爵家を継ぎ、全ての犯罪から縁を断ち切って健全な家に変えていこうと努力していたのだが、一度染みついた人々の認識というのはなかなか改めることが出来ないものだ。
この国の貴族界での結婚適齢期はだいたい男で19歳。ディーは18から婚活を始めたが、21歳の今になっても全く成果が得られていないことから分かるように、誰も彼もディーとの結婚を嫌がっていた。
ディーは何一つ悪いことをしていないというのに。
先祖達が積み重ねてきた罪の数々が、ディーの背中に重くのしかかる。
「・・・・・・あ~あ、せめてお前くらい見た目が良かったらな。俺は睨んでないのに怖がられるくらい目つきが悪いし、背も高くないし、運動音痴だから自慢できるような筋肉も無い」
ディーが愚痴ると、オースティンはヘラヘラ笑って肩をぽんぽんたたいてくる。
「もう嫁さん貰うのは諦めたらどうだ? 後継ぎなら養子を貰えば良いじゃないか」
「お前はッ・・・・・・本当にひどいな、俺は子を産ませたいから嫁が欲しいわけじゃ無いんだぞ」
ーーただ、自分と寄り添い合って、愛し合って、ささやかでも幸せな毎日を共に過ごしてくれる相手が欲しいだけ。そんな照れくさいことを言えば確実に笑われるため、ディーはぐっと押し黙った。
「貴族の中でお前の家の悪評を知らない令嬢はいないし、いっそ平民の女の子から選んだ方が良いんじゃないか? 血統なんて気にするなよ、大事なのは愛だぜ」
「・・・・・・良い案だとは思うけどな。三股、四股を平気でかけてる奴に愛の大事さを説かれたくはないな」
二人で言い合いながら、馬車を駐めてある大通りまで並んで歩いていた・・・・・・その時だった。
ミィ、ミィ、というか細い何かの鳴き声がどこかから聞こえてきたのは。
「・・・・・・なんだ? 何の声だろう」
「子猫じゃないかな」
二人で周囲を見回していると、やがて道ばたにうずくまる、小さな黒猫がディーの目に留まった。
いや・・・・・・ただの黒猫では無い。黒い耳と尻尾が生えているだけで、胴体や顔は5,6歳ほどの人間の子供ではないか。
「お、おいオースティン、見ろよ、獣人の子供だぞ」
物珍しさに目を見開いて言うディー。オースティンと二人で子供に近づいていくと、少年はやや怯えたように震えて身を強張らせた。
(獣人が王都にいるなんて珍しいな。皆、基本群れになって王都の外で暮らしているのに)
黒い髪はボサボサで、栄養が足りていないのか耳や尻尾の毛並みはくすんでいる。
人間の肌部分は雪のように色白で、くりくりとした愛らしい瞳は黄金色だ。
「・・・・・・こんな小さな獣人の子が一人でいるなんて、危なくないか。捕まえられたら、見世物にされたり、奴隷として売られたりするかも」
オースティンが言うのに、ディーも賛同して頷く。少年の前にしゃがみ込んだディーは、その小さな頭を撫でてやりながら、精一杯の優しい声音で声をかけた。
「な、なぁ坊主、こんなところでどうしたんだ? お母さんとか、お父さんは? はぐれちゃったのかな?」
ーー優しさを意識したやや高めの声で少年に精一杯話しかける、そんなディーのらしくない姿に、オースティンがぷっと笑う。
ディーはそれをキッと睨み付けると、少年に向き直って微笑んでみせた。
「うん、こっちのチャラいお兄ちゃんは気にしなくて良いからな。・・・・・・俺の名前はディー。君の名前は?」
ディーがそう言うと、少年は目をぱちくりさせて、ディーの顔をじっと見つめた。
「・・・・・・でぃ、でぃー?」
名前は?という問いには答えず、少年はディーの名前を拙い発音で繰り返す。
舌足らずな可愛らしい声で何度も名を呼ばれると、ディーは胸の奥がむず痒くなるような、ほんわか癒やされるような心地になって、無意識のうちに頬が緩んだ。
「ああ、そうだ。俺がディーだ。君の名前は? 分かるかな?」
「ディー、この様子だと多分・・・・・・人語をほとんど理解していないぞ」
少年はディーとオースティンの顔を交互に見やると、訳が分からないといった様子で小首を傾げる。
人間の子供と獣人族の子供の成長速度は異なる。もしかしたら、少年は見た目ほど知能が育っていないのかも知れなかった。
もし少年が迷子ではなく孤児なら、そもそも言葉を教育してもらえる環境に無かったという可能性もある。
ディーは少年の事がひどく不憫に思えてきて堪らなくなり、服が汚れるのも構わずその小さな身体を抱きしめた。
「ーー坊主、俺の家に来るか?」
ディーがそう言うと、少年は相変わらずぽかんとした様子で。
「おい、ディー、大丈夫なのか? お前の家、ほとんど誰もいないだろ。連れてったらそいつの世話はお前がすることになるんだぞ」
うちなら使用人もたくさんいるから、とオースティンが言うが、ディーは首を横に振って、少年のことを抱き上げ立ち上がった。
ディーは、少年の事を深く気に入ってしまったのだ。でぃー、と可愛い声で呼ばれて、嫌われ者の孤独な心がついときめいてしまった。
「大丈夫だ、俺の手でちゃんと世話してやるよ。それにオースティンはしょっちゅう家に女を連れ込んで遊んでるからな、この子の教育に悪い」
なー? と、茶化すように少年に同意を求めるディー。すると少年は、意味など理解していないはずなのに、ぱぁっと笑顔になってディーの胸にぎゅっと抱きついてきた。
「おぉ~、可愛いなぁお前♡ お前みたいな可愛い子を独りぼっちにしておくなんて、まったくひどい親だな」
うりうり、とその白くてふわふわした頬をつついてやるディー。
「ディー、可愛がるのは良いが、ちゃんと医者に診せてからにしろよ。獣人なんてどんな病気を持っているか分からないぞ」
「分かってるよ、ちゃんと明日中には医者に診せる診せる。なぁ坊主、お前の名前は何にしようか?」
浮かれた様子で伯爵家の馬車に乗り込んでいくディーの姿を見送りながら、オースティンは微苦笑してため息をついた。
(まぁ、いいか。ディーは親が死んでからずっと一人で伯爵家を支えてきた。家族と呼べる存在もいなくて、結婚の申し込みは断られ続けて・・・・・・。最近のディーはいつもどこか辛そうだったけど、今日は久しぶりにこんな楽しそうな顔を見たんだ)
ディーは良い笑顔をして「可愛いなぁお前、可愛いなぁ」と少年のことを褒めながら、馬車の外のオースティンに「じゃあな」と言って手を振り行ってしまった。
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