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第三十二話・フェロモン溢れる
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「ーーうわぁぁぁぁあ‼︎」
「シンッ・・・・・・‼︎」
フェロモン怪人のピンク色のビームを浴びて、シンが叫ぶ。ぎゅっと目を閉じ、身を強張らせるシン・・・・・・だが、特に痛みや苦しみは感じられない。
「・・・・・・あ、あれ? なんか大したことなくね?」
恐る恐る目を開ける。ニヤニヤと笑うフェロモン怪人に、余裕の笑みを返すシン。
「な、な~んだ、大袈裟なビーム出しやがって。俺は全然へっちゃらだぞ?」
怪人を煽りつつ、レーザー銃を構えるシン。反撃開始だ、などと格好つけたセリフを吐いた、その時だった。
「・・・・・・シンッ‼︎♡」
背後からいきなりアオイに抱きつかれ、フル勃起した股間を尻に押し付けられたのは。
「お、おいッ⁉︎ アオイ、ちょ・・・・・・何してんだ、離せ‼︎」
「嫌、だ・・・・・・‼︎♡」
ぐっとアオイの抱きしめる腕に力が込められて、シンは逃げられなくなる。
「外だから‼︎ 戦闘中だからッ‼︎ 人前だからッ・・・・・・‼︎」
もがくシンの細い腰を抱くアオイ。それにとどまらず、シンの胸を撫でると、その男の子らしい平べったい胸を揉みしだいてきた。
「このッ・・・・・・調子に乗るな、馬鹿アオイッ‼︎‼︎」
「ご、ごめんシン、でも、何故か急に、お前を抱きたくて堪らなくて、それしか考えられなくなってッ・・・・・・‼︎♡」
「ーーシン‼︎ ・・・・・・おそらくそれがフェロモン怪人の能力だよ‼︎」
オトヤがミダラーマグマナムを敵に向けて撃ちながら叫ぶ。
首だけ後ろを振り向いて見れば、乱れた呼吸が息苦しいのか、仮面を取ったアオイの瞳の中にはーー普通ではあり得ないエロ漫画のようなハートが浮かんでいて。
「どうしたシン・・・・・・キスしたいのか?♡」
馬鹿みたいに甘くとろけた顔で真っ直ぐシンを見つめるその目は完全に据わっていた。
「ーーそうか、ビームを浴びた俺はフェロモンを操作された。アオイはそのフェロモンにあてられちまったってわけだ、なっ・・・・・・あぅッ♡ や、ちょ、アオッ、変なとこ触るなよ‼︎」
「はぁ・・・・・・シン、可愛いな♡ 今すぐ挿れて、いつもみたいにシンの気持ちいいところいっぱい突いて泣かせてやりたいっ・・・・・・♡♡♡」
「やめろぉぉぉおッ‼︎」
みんなの前で自分とアオイとの情事について暴露されて、シンは涙目になって叫ぶ。
同時に、アオイに硬いペニスをごりごりと擦り付けられ、甘い声で淫猥な文句を囁かれまくったせいで、シンの身体は疼いていた。
こんなメロメロに発情したアオイに抱かれたら、きっとすごく気持ちいいに違いない。
そんな淫らな妄想でシンが悶々としているうちに、怪人達の侵攻はすすんでいく。
「レイジのッ・・・・・・レイジの仇ィィィイ‼︎」
「私死んでませんよ、ユウキ君」
泣きながらレーザー銃で敵をめった撃ちにするユウキ。フェロモン怪人のことは彼に任せ、オトヤはショタ怪人に向けて攻撃を開始した。
「もうッ・・・・・・‼︎ 僕たちはただ、戦いを終わらせて、幸せになりたいだけなのに‼︎」
どんどん仲間が戦闘不能になっていく戦況に焦りながら、オトヤが叫んだーーその時だった。
「・・・・・・さすがに緊急事態だな、俺も出る」
無線からリヒトの低い声が聞こえてきたのは。
バッと後ろを振り返って見れば、白衣を風になびかせ、こちらに向かい走ってくるリヒトの姿があって。
「ーー変身‼︎」
ーー次の瞬間、彼はミダラーブラックとして敵達の前に躍り出ていた。
「シンッ・・・・・・‼︎」
フェロモン怪人のピンク色のビームを浴びて、シンが叫ぶ。ぎゅっと目を閉じ、身を強張らせるシン・・・・・・だが、特に痛みや苦しみは感じられない。
「・・・・・・あ、あれ? なんか大したことなくね?」
恐る恐る目を開ける。ニヤニヤと笑うフェロモン怪人に、余裕の笑みを返すシン。
「な、な~んだ、大袈裟なビーム出しやがって。俺は全然へっちゃらだぞ?」
怪人を煽りつつ、レーザー銃を構えるシン。反撃開始だ、などと格好つけたセリフを吐いた、その時だった。
「・・・・・・シンッ‼︎♡」
背後からいきなりアオイに抱きつかれ、フル勃起した股間を尻に押し付けられたのは。
「お、おいッ⁉︎ アオイ、ちょ・・・・・・何してんだ、離せ‼︎」
「嫌、だ・・・・・・‼︎♡」
ぐっとアオイの抱きしめる腕に力が込められて、シンは逃げられなくなる。
「外だから‼︎ 戦闘中だからッ‼︎ 人前だからッ・・・・・・‼︎」
もがくシンの細い腰を抱くアオイ。それにとどまらず、シンの胸を撫でると、その男の子らしい平べったい胸を揉みしだいてきた。
「このッ・・・・・・調子に乗るな、馬鹿アオイッ‼︎‼︎」
「ご、ごめんシン、でも、何故か急に、お前を抱きたくて堪らなくて、それしか考えられなくなってッ・・・・・・‼︎♡」
「ーーシン‼︎ ・・・・・・おそらくそれがフェロモン怪人の能力だよ‼︎」
オトヤがミダラーマグマナムを敵に向けて撃ちながら叫ぶ。
首だけ後ろを振り向いて見れば、乱れた呼吸が息苦しいのか、仮面を取ったアオイの瞳の中にはーー普通ではあり得ないエロ漫画のようなハートが浮かんでいて。
「どうしたシン・・・・・・キスしたいのか?♡」
馬鹿みたいに甘くとろけた顔で真っ直ぐシンを見つめるその目は完全に据わっていた。
「ーーそうか、ビームを浴びた俺はフェロモンを操作された。アオイはそのフェロモンにあてられちまったってわけだ、なっ・・・・・・あぅッ♡ や、ちょ、アオッ、変なとこ触るなよ‼︎」
「はぁ・・・・・・シン、可愛いな♡ 今すぐ挿れて、いつもみたいにシンの気持ちいいところいっぱい突いて泣かせてやりたいっ・・・・・・♡♡♡」
「やめろぉぉぉおッ‼︎」
みんなの前で自分とアオイとの情事について暴露されて、シンは涙目になって叫ぶ。
同時に、アオイに硬いペニスをごりごりと擦り付けられ、甘い声で淫猥な文句を囁かれまくったせいで、シンの身体は疼いていた。
こんなメロメロに発情したアオイに抱かれたら、きっとすごく気持ちいいに違いない。
そんな淫らな妄想でシンが悶々としているうちに、怪人達の侵攻はすすんでいく。
「レイジのッ・・・・・・レイジの仇ィィィイ‼︎」
「私死んでませんよ、ユウキ君」
泣きながらレーザー銃で敵をめった撃ちにするユウキ。フェロモン怪人のことは彼に任せ、オトヤはショタ怪人に向けて攻撃を開始した。
「もうッ・・・・・・‼︎ 僕たちはただ、戦いを終わらせて、幸せになりたいだけなのに‼︎」
どんどん仲間が戦闘不能になっていく戦況に焦りながら、オトヤが叫んだーーその時だった。
「・・・・・・さすがに緊急事態だな、俺も出る」
無線からリヒトの低い声が聞こえてきたのは。
バッと後ろを振り返って見れば、白衣を風になびかせ、こちらに向かい走ってくるリヒトの姿があって。
「ーー変身‼︎」
ーー次の瞬間、彼はミダラーブラックとして敵達の前に躍り出ていた。
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