【完結】兄が俺の部屋で角オナしてた件

5・さらなる快楽へ

　奏の後孔は柔らかく、すぐに俺の指二本を中に迎え入れた。ローションを中に塗り込みながら抜き挿しすると、奏はひどく気持ちよさそうな顔をして腰を震わせる。

「兄さん、もう気持ちいいの? ここ、ずいぶん慣れてるみたいだけど」

「んうぅ、ふっ･･････♡」

「もしかして、俺以外の人に抱かれたことある?」

　俺がそう問いかけると、奏はふるふると首を横に振り必死に否定した。

「なぃッ･･････♡ これは、自分でっ♡」

　熱に潤んだ瞳で訴えるように見上げてくる奏。中で人差し指と中指の間を広げるようにしてやると、その長いまつ毛が震え、吐息が甘く熱く乱れる。

「こんな柔らかくなるまで一人で開発してたんだ? ･･････分かる? 兄さんのここ、美味しそうに俺の指しゃぶってるよ」

「そ、そういうこと、言わな、でッ･･････‼︎♡」

　奏の羞恥を煽れば、とろとろになって俺の指に吸い付いていた内壁がきゅうきゅう締まった。

　やがて、探り当てたしこりを指先でコリコリと刺激すると、奏は目を見開き大きく腰をよじる。

「あ、ぁあッ‼︎♡ けぃ、それ、んぅ･･････ッ‼︎♡」

「へぇ、前立腺ってこんな感じなんだ」

　感触を楽しむように、指先でしこりを弄ぶ。

　その度に奏はビクビクと震えて背を反らし、太ももの内側、脚の付け根が筋を張って痙攣した。

　とろけた瞳、唇から舌先を出した気持ちよさそうな顔ーーそれと同時に、快感を耐えようとする苦しげな表情がひどく艶やかに見えて、劣情を煽られる。

「そこばっか、ぁ、んっ、～～ッ‼︎‼︎♡♡♡ あぁ、やんっ･･････なんか、もぇッ♡ 漏れそぅッ♡」

　ふにゃふにゃになるまで搾ったはずの奏のモノが股間でピクピク震え、喘ぎ声が上擦る。

「･･････兄さん、お漏らししちゃいそうなの? 懐かしいな、俺が小さい時家で漏らしたの、兄さんが後始末してくれたよね」

「けぇ、待って、止めてぇっ‼︎♡」

「あの時俺も兄さんも小学生だったっけ･･････。兄さん可愛いから、小さい頃よく女の子と間違えられてさ」

　そんなことを話しながら、抜き挿しする指の数を三本に増やし、動きを激しくしていく。

　小さな頃のことを思い出すと罪悪感を覚えるのか、中がうねり、きゅうっと指に絡みついて締まった。

「ぁ、あぁッ、でる、もぇうッ･･････‼︎‼︎♡♡♡」

　必死に下腹部に力を込めて耐えようとする、その目の端から頬に伝った涙粒を、頬に口付け舌先でそっとすくう。

「･･････子供の時の話すると、今いけないことしてるんだって余計思い知るから興奮するね」

　囁きながら、指を激しく抽送し奏を追い詰める。

　唇を重ね、深く熱い口付けを交わす。奏のモノをしゃぶった後でキスは嫌がられるかと思ったが、奏は従順に唇を開き、迎え入れた舌を美味しそうに啜った。

「んーーッ･･････‼︎♡ む、ぅっ･･････‼︎♡」

　手首で拘束された両手を俺の首に引っ掛け、もっとキスしてと態度でねだる奏。

　俺の唾液をこくりと喉を鳴らして飲み込み、うっとりするそのとろけた顔を見ると、もう止まれない。

「ーーん、あっ、ア、ァッ･･････‼︎♡♡♡ で、るッ･･････‼︎♡♡♡」

　奏の身体が硬く強張る。

　次の瞬間、激しい俺の指の動きに押し出されるようにして奏の陰茎から放出されたのは、透明の色をした尿ではない液体だった。

「～～あ、ァッ･･････⁉︎♡♡♡」

　奏は、訳がわからない、こんなの初めてというように目を見開いて絶頂に震える。

　へこへこ腰をふりながら、その痩せた白い腹に水溜りを作っていく奏に、俺はニヤニヤとした笑顔を抑えられなくなる。

「･･････もしかして、潮吹きしちゃったの? 男でも潮って吹けるんだ」

「ゃ、しらな･･････ッ‼︎♡♡♡」

　穴から指を引き抜き、愛液でぐしょ濡れになった股間から手を離す。

　そのままもう一袋のゴムを手に取り、見せつけるように咥えて片手で包装を破り、もう片方の手でベルトを外し制服のスラックスを寛げた。

「弟にお尻の穴指で穿られて潮吹いちゃうなんて･･････変態だね、兄さん」

　自分の硬く勃ちあがったモノに、ゴムを着ける。そんな俺の手元を、熱くたぎった股間を、奏はひどく物欲しそうな瞳で凝視してきた。

「･･････そんな目で見なくたって、すぐに挿れてあげるよ」

　俺が指摘すると、奏はかあっと頬を赤くし、バッと顔を背ける。

　欲に正直な己が情けないのか、居た堪れないのか、拘束された両手で顔を隠したまま啜り泣きだす奏。

　その両脚を大きく広げさせ、ローションと潮、白濁が混じり合いぐしょぐしょに濡れた、ヒクヒクと疼くそのピンク色をした後孔に、俺は自身の欲望を突きつけた。