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最終話 繋がる二人
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ーーカタン、カタンと揺れる馬車の中、口付けによって唇を塞がれたナキアは、肛門に挿れられたサイラスの艶かしく動く指に、腹の中のイイ所を優しく捏ね回されて何度も空の絶頂を繰り返していた。
「~~ッ♡ ン♡ ッ・・・・・・‼︎♡」
少しでも大きな声を出せば、馬車の外にいる御者や兵士達にバレてしまうかもしれない。
そんな危機的な状況すら、快楽を高める媚薬になった。
「・・・・・・ッふふ、もう三本に慣れてきましたね」
至近距離で囁きながら微笑むサイラスの整った顔に、ナキアは意識がとろける。
(あぁ、ぁ、好き、好き・・・・・・♡)
亡霊がサイラスに抱かれろと言った時は、この場で舌を噛み切って死んでやろうかと思ったほどプライドを打ち砕かれたナキアだったが。
サイラスの執拗ーーいや、念入りな前戯によって、すっかりメロメロになってしまった。
「ッ・・・・・・♡ は、はやく♡」
ーー早く済ませろ、と冷たく言い放ちたくても、とろけた舌がうまく回らず、まるでねだるような台詞を吐いてしまう。
「えぇ・・・・・・そろそろ挿れましょうか」
サイラスの微笑みが欲情に歪む。
そんな表情をされると、ナキアは背筋がゾクゾクして、全身鳥肌だった。
ーー同時に、こんな顔を見せてくれるのも今宵限りなのだと思うと、切なさで胸が締め付けられる。
サイラスが下衣を緩め、硬く膨らんだモノが露わになると、ナキアはこれからこの男に犯されるのだという事実を再認識し、呼吸を乱した。
すでに何度も後ろでイかされ、すっかり腰が抜けてしまったナキアの身体を、サイラスはそっと座席に押し付ける。
そのまま、後孔に熱くたぎった肉棒を捩じ込まれて、ナキアは声にならない悲鳴をあげた。
「ッ♡ ~~ッ、‼︎♡」
幼く白い、ほっそりとした脚を爪先までピンと伸ばし、ガクガク震えながら繋がる快感に耐える。
馬車のガタガタという振動のせいで、サイラスが動かずとも快感の波がとめどなく迫ってきて。
「ぁ、う♡ ん、~~ッ‼︎♡」
サイラスのモノを全て飲み込んだ瞬間、奥を内臓ごとごり、と突き上げられ、ナキアは痙攣しながら絶頂してしまった。
ぴゅう、ぴゅうと白濁を吹きながら、へこへこと腰を揺らすナキアに、サイラスは劣情を煽られ、激しく突き上げる。
小さな身体を掻き抱き、獰猛に貪るサイラス。ナキアは必死に縋りついて、暴力的なほどの強烈な快楽攻めに泣いた。
喘ぎ声を塞ぐように深い口付けで唇を塞がれたせいで、上手く息もできない。
幼い身体を限界まで開かれて苦しいはずなのに、痛みも辛さも全て・・・・・・切ない快感の熱に溶けていった。
(このまま、時間が止まればいいのに)
サイラスの息が一層荒くなる。
向かい合って突き上げられるたびに、サイラスの硬い腹筋の凹凸で陰茎が刺激されて、ナキアは頭がおかしくなりそうだった。
「んふ♡ ん、ン~~ッ‼︎♡」
声を上げぬよう、必死に唇を噛み締めるナキアの耳たぶを、サイラスはそっと甘噛みする。
「ナキア様、出しますよッ・・・・・・♡」
「ッ、、‼︎♡」
その低く囁くような色気に満ちた声に、ナキアはきゅんきゅんさせられてしまい、つい精液をお漏らししてしまった。
サイラスの背がわずかに震え、ぐっと剛直が最奥に押しつけられる。
そのまま熱い白濁を腹の中に放たれて、ナキアはサイラスと共に絶頂した。
「ッ・・・・・・‼︎♡」
「んッ・・・・・・あぁッ・・・・・・‼︎♡」
幸福感と同時に押し寄せる、もうこれで終わりなのだという悲しさが、ナキアの胸を鋭く刺した。
サイラスの腕の中で、自分の身体が元の大人の姿に戻っていくのを感じ、ナキアはぽろぽろと涙を零す。
(・・・・・・大人に戻った俺には、もう興味なんてないんだろ)
もう、サイラスの熱い視線も、甘い熱も、一瞬だって自分のものにはならないのだと思うと、ナキアは涙が止まらなくなった。
「ナキア様・・・・・・」
「ーーッ、早く、抜けよ・・・・・・‼︎」
しゃくりあげながら言うナキア。しかし、サイラスはナキアを離すどころか、そっとその震える身体を抱き締めた。
「やめてくれ・・・・・・大人の俺のことなんて好きじゃないくせに‼︎」
悲痛な声で言いながらサイラスの胸を押し返そうとするナキア。
その後ろ頭を掴むと、サイラスはナキアの唇を深く奪った。
ーー停止する思考。
下唇をサイラスに甘く噛まれて、舌を啜られて、ナキアは呆然とする。
「・・・・・・俺は確かに幼い少年が好きですけど、それだけが性愛の対象ではありません」
「さ、サイラス・・・・・・?」
サイラスはぐっとナキアの腰を抱き寄せる。
中出ししたばかりなのに、サイラスのそれは再び熱く激っていた。
「ナキア様ーー愛しています。年齢なんて関係ありません、ナキア様だからお慕いしているんです」
「ッ・・・・・・‼︎」
薄暗い車内で、熱のこもった視線が交錯する。
(サイラスが、俺を・・・・・・そんな、夢みたいなこと)
信じられない、という表情を見せるナキアを、サイラスはぐっと抱きしめ、再び激しく奥を突き出した。
イッたばかりで切ない身体を攻められ、ナキアは乙女のような悲鳴を上げる。
「んぐッ⁉︎♡ へ、ぁ、しゃ、しゃいらす、まって‼︎♡」
「・・・・・・本来の姿に戻ったナキア様にも、こうして‼︎ 俺が欲情するってこと、分かって下さい‼︎」
がぶ、とナキアの首筋に噛みつき、貪るように抱くサイラス。
「あっ、ぁ♡ わかった、わかったから♡ はげし、の、やめッ・・・・・・‼︎♡ ン、ん~~ッ‼︎‼︎‼︎♡♡♡」
がんがんと突き上げられて、ナキアはあっという間に絶頂させられてしまう。
「ナキア様ッ・・・・・・ナキア様のお気持ちも、聞かせてください」
獣のような鋭い眼差しで射抜かれて、ナキアの無駄に高いプライドも、恥も、全てがサイラスの前に崩れ去った。
「~~ッ‼︎♡ 俺も♡ 俺も好き、すきッ♡ ぁ、サイラスッ・・・・・・‼︎♡」
互いの想いが通じ合った瞬間、馬車が大きくガタンと揺れて。
その衝撃で、サイラスの亀頭がナキアの結腸口を突き破った。
「んぐッ⁉︎♡ あ゛ッ‼︎♡ ぁ、だめ、これ、はいっちゃだめな、とこ、はいってッ・・・・・・⁉︎♡」
全身総毛立ち、腹の奥がキュンキュンと切なく締まる。
絶頂が止まらなくなり、潮や精が溢れ、訳のわからなくなったナキアはその受け止めるには強すぎる快感に泣き出してしまう。
「ナキア様・・・・・・城に着くまでには、まだたっぷり時間がありますから」
サイラスは泣きじゃくるナキアの腰を強く掴むと、激しくピストンした。
「今まですれ違った分、いっぱい愛し合いましょうッ・・・・・・‼︎」
「~~ッ♡♡♡」
絡まり合う二人の青年の身体。
ーー恋人同士になった彼らの甘く深いまぐわいは、深夜、城に着くまで止まることなく続いたのだった。
「~~ッ♡ ン♡ ッ・・・・・・‼︎♡」
少しでも大きな声を出せば、馬車の外にいる御者や兵士達にバレてしまうかもしれない。
そんな危機的な状況すら、快楽を高める媚薬になった。
「・・・・・・ッふふ、もう三本に慣れてきましたね」
至近距離で囁きながら微笑むサイラスの整った顔に、ナキアは意識がとろける。
(あぁ、ぁ、好き、好き・・・・・・♡)
亡霊がサイラスに抱かれろと言った時は、この場で舌を噛み切って死んでやろうかと思ったほどプライドを打ち砕かれたナキアだったが。
サイラスの執拗ーーいや、念入りな前戯によって、すっかりメロメロになってしまった。
「ッ・・・・・・♡ は、はやく♡」
ーー早く済ませろ、と冷たく言い放ちたくても、とろけた舌がうまく回らず、まるでねだるような台詞を吐いてしまう。
「えぇ・・・・・・そろそろ挿れましょうか」
サイラスの微笑みが欲情に歪む。
そんな表情をされると、ナキアは背筋がゾクゾクして、全身鳥肌だった。
ーー同時に、こんな顔を見せてくれるのも今宵限りなのだと思うと、切なさで胸が締め付けられる。
サイラスが下衣を緩め、硬く膨らんだモノが露わになると、ナキアはこれからこの男に犯されるのだという事実を再認識し、呼吸を乱した。
すでに何度も後ろでイかされ、すっかり腰が抜けてしまったナキアの身体を、サイラスはそっと座席に押し付ける。
そのまま、後孔に熱くたぎった肉棒を捩じ込まれて、ナキアは声にならない悲鳴をあげた。
「ッ♡ ~~ッ、‼︎♡」
幼く白い、ほっそりとした脚を爪先までピンと伸ばし、ガクガク震えながら繋がる快感に耐える。
馬車のガタガタという振動のせいで、サイラスが動かずとも快感の波がとめどなく迫ってきて。
「ぁ、う♡ ん、~~ッ‼︎♡」
サイラスのモノを全て飲み込んだ瞬間、奥を内臓ごとごり、と突き上げられ、ナキアは痙攣しながら絶頂してしまった。
ぴゅう、ぴゅうと白濁を吹きながら、へこへこと腰を揺らすナキアに、サイラスは劣情を煽られ、激しく突き上げる。
小さな身体を掻き抱き、獰猛に貪るサイラス。ナキアは必死に縋りついて、暴力的なほどの強烈な快楽攻めに泣いた。
喘ぎ声を塞ぐように深い口付けで唇を塞がれたせいで、上手く息もできない。
幼い身体を限界まで開かれて苦しいはずなのに、痛みも辛さも全て・・・・・・切ない快感の熱に溶けていった。
(このまま、時間が止まればいいのに)
サイラスの息が一層荒くなる。
向かい合って突き上げられるたびに、サイラスの硬い腹筋の凹凸で陰茎が刺激されて、ナキアは頭がおかしくなりそうだった。
「んふ♡ ん、ン~~ッ‼︎♡」
声を上げぬよう、必死に唇を噛み締めるナキアの耳たぶを、サイラスはそっと甘噛みする。
「ナキア様、出しますよッ・・・・・・♡」
「ッ、、‼︎♡」
その低く囁くような色気に満ちた声に、ナキアはきゅんきゅんさせられてしまい、つい精液をお漏らししてしまった。
サイラスの背がわずかに震え、ぐっと剛直が最奥に押しつけられる。
そのまま熱い白濁を腹の中に放たれて、ナキアはサイラスと共に絶頂した。
「ッ・・・・・・‼︎♡」
「んッ・・・・・・あぁッ・・・・・・‼︎♡」
幸福感と同時に押し寄せる、もうこれで終わりなのだという悲しさが、ナキアの胸を鋭く刺した。
サイラスの腕の中で、自分の身体が元の大人の姿に戻っていくのを感じ、ナキアはぽろぽろと涙を零す。
(・・・・・・大人に戻った俺には、もう興味なんてないんだろ)
もう、サイラスの熱い視線も、甘い熱も、一瞬だって自分のものにはならないのだと思うと、ナキアは涙が止まらなくなった。
「ナキア様・・・・・・」
「ーーッ、早く、抜けよ・・・・・・‼︎」
しゃくりあげながら言うナキア。しかし、サイラスはナキアを離すどころか、そっとその震える身体を抱き締めた。
「やめてくれ・・・・・・大人の俺のことなんて好きじゃないくせに‼︎」
悲痛な声で言いながらサイラスの胸を押し返そうとするナキア。
その後ろ頭を掴むと、サイラスはナキアの唇を深く奪った。
ーー停止する思考。
下唇をサイラスに甘く噛まれて、舌を啜られて、ナキアは呆然とする。
「・・・・・・俺は確かに幼い少年が好きですけど、それだけが性愛の対象ではありません」
「さ、サイラス・・・・・・?」
サイラスはぐっとナキアの腰を抱き寄せる。
中出ししたばかりなのに、サイラスのそれは再び熱く激っていた。
「ナキア様ーー愛しています。年齢なんて関係ありません、ナキア様だからお慕いしているんです」
「ッ・・・・・・‼︎」
薄暗い車内で、熱のこもった視線が交錯する。
(サイラスが、俺を・・・・・・そんな、夢みたいなこと)
信じられない、という表情を見せるナキアを、サイラスはぐっと抱きしめ、再び激しく奥を突き出した。
イッたばかりで切ない身体を攻められ、ナキアは乙女のような悲鳴を上げる。
「んぐッ⁉︎♡ へ、ぁ、しゃ、しゃいらす、まって‼︎♡」
「・・・・・・本来の姿に戻ったナキア様にも、こうして‼︎ 俺が欲情するってこと、分かって下さい‼︎」
がぶ、とナキアの首筋に噛みつき、貪るように抱くサイラス。
「あっ、ぁ♡ わかった、わかったから♡ はげし、の、やめッ・・・・・・‼︎♡ ン、ん~~ッ‼︎‼︎‼︎♡♡♡」
がんがんと突き上げられて、ナキアはあっという間に絶頂させられてしまう。
「ナキア様ッ・・・・・・ナキア様のお気持ちも、聞かせてください」
獣のような鋭い眼差しで射抜かれて、ナキアの無駄に高いプライドも、恥も、全てがサイラスの前に崩れ去った。
「~~ッ‼︎♡ 俺も♡ 俺も好き、すきッ♡ ぁ、サイラスッ・・・・・・‼︎♡」
互いの想いが通じ合った瞬間、馬車が大きくガタンと揺れて。
その衝撃で、サイラスの亀頭がナキアの結腸口を突き破った。
「んぐッ⁉︎♡ あ゛ッ‼︎♡ ぁ、だめ、これ、はいっちゃだめな、とこ、はいってッ・・・・・・⁉︎♡」
全身総毛立ち、腹の奥がキュンキュンと切なく締まる。
絶頂が止まらなくなり、潮や精が溢れ、訳のわからなくなったナキアはその受け止めるには強すぎる快感に泣き出してしまう。
「ナキア様・・・・・・城に着くまでには、まだたっぷり時間がありますから」
サイラスは泣きじゃくるナキアの腰を強く掴むと、激しくピストンした。
「今まですれ違った分、いっぱい愛し合いましょうッ・・・・・・‼︎」
「~~ッ♡♡♡」
絡まり合う二人の青年の身体。
ーー恋人同士になった彼らの甘く深いまぐわいは、深夜、城に着くまで止まることなく続いたのだった。
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