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156、罪悪感と感謝。
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「こんにちは。俺がその子の主人だ」
「こ、こんにちは」
虎少年は流されるままに屋敷に連れて来られ、気を引き締める間もなく男と対面していた。
本来はもっと強気に行くつもりだったのだが、素の状態で返事をしてしまう虎少年。
男はそんな様子を見て、余り気を張る必要は無いなと感じている。
「先ず一つ聞きたいんだが、どうやってここを見つけた?」
だからといって、何もかも気を許す訳にはいかない。
虎少年がこの国に来て少女を捜している事は知っていた。
だとしても再度街にでも出さない限り、少女の足跡を辿れるはずがない。
どうやってこの町の事を知り、少女の下へやって来たのか。
「それが・・・僕も半信半疑な所は有ったんですけど・・・」
少年は男の問いにあやふやな答えを返しつつ、端末を取り出した。
そして少し操作してから男にメール画面を見せる。
画面には最寄りの駅の名前と、そこから降りて一番大きい屋敷を目指せと書いてあった。
それだけならば只の怪しげなスパムメールだろうが、メールには強制で写真が見える様にさせられていた。
先ずそんな事が出来る時点で色々と問題有りなのだが、一番の問題はそこではない。
それは虎少年がこの街に来るに足る理由。使用人服の少女の写真が有ったのだ。
「これを見て、僕はここに来ました」
「・・・成程」
虎少年は写真の少女を見て、やっと気を取り直してきりっとした顔を見せる。
その理由は男にも解る。写真を見れば虎少年が気構えるのも致し方ないだろうと。
何故なら少年の端末に写る少女の顏は、基本的に不安げな表情をしているのだ。
中には泣いている物も有り、少女がそうなる様な扱いを受けていると思っておかしくない。
それだけに男は、この事態の犯人に当たりが付いていた。
最近少女が泣くような出来事など、それもその状態で写真を撮れる人間など一人しかいない。
少女が怖がる唯一の人物、友人が犯人だと男は確信していた。
普通なら何故少年のアドレスを知ったのかなどを考えるだろうが、友人なら問題無いだろう事を理解している男は頭を抱える。
「あのやろう、何がしょうがないだ・・・!」
男の様子がおかしいのを見て、虎少年は少し首を傾げる。
だが自分は男を気遣いに来たのではなく少女を助けに来た事だと思い直し、きりっとした顔で口を開いた。
「あの子を解放してあげて下さい。あの子は僕達を助けてくれたんです。あの子がいなければ僕らはきっと・・・なのに何で、奴隷なんかに・・・!」
唸る様に言い放つ虎少年の眼に今見えている物は、きっと目の前に居る男ではない。
何も出来なかった無力な自分。そんな自分が見た少女の戦い。
それは確かに悲惨なもので、凄惨なものだった。
けどそれでも彼は、彼らは助かったのだ。少女のおかげで命を拾ったのだ。
不法な手段で売られる奴隷など、その先の命の保証など一切無い。
先に待つのは死か、それよりも酷い何か。
そんな絶望的な、どう足掻いても逃げられない状況を打破した救いの手。
その手段がどうあろうと自らを救ってくれた幼子の背中を、虎少年は未だ見つめている。
「あの子は、彼女は僕達にとって救世主だ。僕達を助けてくれたのは公僕じゃない。彼女だ!」
虎少年だって解っている。目の前の男に訴えても仕方ない事ぐらい。
それでもずっと感謝していたのだ。出来れば感謝の言葉を伝えたいとずっと思っていたのだ。
それなのにある日、虎少年は知ってしまった。少女が奴隷として有罪判決を受けた事を。
自分の巻き込まれた事件の記録を漁れば、少女の足跡を辿れるかと思っての事だった。
虎少年はその判決に納得できなかった。許せなかった。腹が立った。
何故ただただ救われただけの自分達は無事に生き延びて安穏と過ごし、自分達を救ってくれたはずの英雄だけが苦しんでいるのか。
今更そんな事を知った自分に、虎少年は一番腹が立った。
だが少女のその後を調べようとしても、それ以上の情報は一切出て来ない。
公的機関に問い合わせても第三者に教える事は出来ないと突っぱねられる。
虎少年は頑張って少女を捜そうとしたが、成果は一切無かった。
助けられるなら助けてあげたい。今度は自分があの子を助けてあげたい。
何よりもあの時に助けて貰った恩を返したい。けど、どうすれば良い。
そんな燻った思いを持ちながら過ごしていたある日、SNSにとある写真や動画が上がる。
そこには帽子で角を隠してはいたが、何処か自分の知る幼子の面影が有る少女。
写真を見た虎少年はそこに角が有ると何故か確信出来た。
すぐに書かれている言語を調べ、どこの国かを調べ始める。
そして再度写真と動画を確認しようとして、その動画が見つかる事は二度となかった。
複数あがっていた筈の写真と動画。だというのに一切が上がっていなかった。
その時虎少年は少女が笑顔ではしゃいで遊ぶ所を見逃して、申し訳なさそうにしている動画ばかり見ていたのも間が悪かったのだろう。
きっと少女は今も奴隷で、辛い思いをして生きているのではと思い至る。
出来る限り早く。持てる限りの資金をもって。虎少年はこの国にやって来た。
自分を救ってくれた幼女を、今の少女を救う為に。奴隷から解放する為に。
「彼女は悲しい顔なんかしちゃいけない。させちゃいけない・・・!」
その想いを乗せて虎少年は男に挑む。
今も少女を奴隷として縛り、苦痛を与える主人に。
実際はそんな事は無いのだが、今の虎少年にはそう見えている。
「・・・あー・・・えっと、うん、その、あれ見て?」
「ハイ?」
男はそんな虎少年の情熱に少し申し訳なく思いながら、とある方向を指さす。
虎少年は素直に視線を向けると、そこには単眼の膝の上で幸せそうにクッキーをカリカリ食べる少女の姿が。
実は二人が話し合っている途中に入って来たのだが、単眼が「しー」と唇に指を当てて見せた為、同じ様に「しー」と指を当てて静かに単眼に近づき、そのまま単眼が抱えて膝に乗せた。
そして待っている間に何時もの調子で少女にお菓子を与え、でも静かにしていなければと小さくカリカリと食べていたのだ。
ただその表情はとても幸せそうで、辛い思いをしているようには見えない。
虎少年はぽかんと口を開けながら少女を見て、だけど少女は気が付かずに幸せそうにクッキーを食べ続けている。
そうして手に持っている分を食べ終わるとニコーッとした笑顔のまま顔を上げ、虎少年と目が合った。
少女は部屋にいる人間の視線が全て自分に向いている事に気が付き、え?え?という感じにキョロキョロとして、最後に首を傾げながら虎少年にニコッと笑う。
「・・・ぷっ」
虎少年は少女の可愛らしい様子に、何だかおかしくなってしまった。
少女はとてもいい笑顔をしていた。それも主人居る場所で。
奴隷なのは間違いないが、それでも不幸な生活をしている訳ではない様だと理解できた。
「すまないな、気合い入れてきた所。この子はいつもこんな感じだ」
「・・・いえ、来て良かった。来れてよかったです。彼女が幸せならそれが良かった」
虎少年は笑っている。笑っているが、その声が段々と震えて来ていた。
目頭が熱くなり、涙が浮かぶ。その感情を抱えたまま虎少年は少女に近づいて目線を合わせる。
「ありがとう。貴女にはそれを言いたかった。僕達を、ううん、僕を助けてくれてありがとう。本当に、ありがとう。どんな感謝の言葉もきっと足りない・・・君が笑顔で、本当に良かった」
少女の手を取り、ぼろぼろと泣きながら感謝を伝える虎少年。
それは今までずっと心に重くのしかかっていた罪悪感の吐露。
虎少年が泣きだした事に少女はオロオロするが、その泣き顔が笑顔な事に気が付く。
何だか解らないけど、でもその様子には少し覚えが有った。
自分も同じ様な気持ちに、涙が出るほど嬉しい気持ちになった覚えが有る。
だからきっと目の前の人はその時の自分と同じなのだろうと、笑顔で頭を撫でてあげた。
「うっ・・・くっ・・・ありがとう・・・ごめんなさい、ありがとう・・・!」
謝罪と感謝。最早虎少年はそれしか言葉に出来なくなっていた。
それでも少女は気にせず虎少年の頭を優しく撫で、泣き止むまで好きにさせてあげるのだった。
「こ、こんにちは」
虎少年は流されるままに屋敷に連れて来られ、気を引き締める間もなく男と対面していた。
本来はもっと強気に行くつもりだったのだが、素の状態で返事をしてしまう虎少年。
男はそんな様子を見て、余り気を張る必要は無いなと感じている。
「先ず一つ聞きたいんだが、どうやってここを見つけた?」
だからといって、何もかも気を許す訳にはいかない。
虎少年がこの国に来て少女を捜している事は知っていた。
だとしても再度街にでも出さない限り、少女の足跡を辿れるはずがない。
どうやってこの町の事を知り、少女の下へやって来たのか。
「それが・・・僕も半信半疑な所は有ったんですけど・・・」
少年は男の問いにあやふやな答えを返しつつ、端末を取り出した。
そして少し操作してから男にメール画面を見せる。
画面には最寄りの駅の名前と、そこから降りて一番大きい屋敷を目指せと書いてあった。
それだけならば只の怪しげなスパムメールだろうが、メールには強制で写真が見える様にさせられていた。
先ずそんな事が出来る時点で色々と問題有りなのだが、一番の問題はそこではない。
それは虎少年がこの街に来るに足る理由。使用人服の少女の写真が有ったのだ。
「これを見て、僕はここに来ました」
「・・・成程」
虎少年は写真の少女を見て、やっと気を取り直してきりっとした顔を見せる。
その理由は男にも解る。写真を見れば虎少年が気構えるのも致し方ないだろうと。
何故なら少年の端末に写る少女の顏は、基本的に不安げな表情をしているのだ。
中には泣いている物も有り、少女がそうなる様な扱いを受けていると思っておかしくない。
それだけに男は、この事態の犯人に当たりが付いていた。
最近少女が泣くような出来事など、それもその状態で写真を撮れる人間など一人しかいない。
少女が怖がる唯一の人物、友人が犯人だと男は確信していた。
普通なら何故少年のアドレスを知ったのかなどを考えるだろうが、友人なら問題無いだろう事を理解している男は頭を抱える。
「あのやろう、何がしょうがないだ・・・!」
男の様子がおかしいのを見て、虎少年は少し首を傾げる。
だが自分は男を気遣いに来たのではなく少女を助けに来た事だと思い直し、きりっとした顔で口を開いた。
「あの子を解放してあげて下さい。あの子は僕達を助けてくれたんです。あの子がいなければ僕らはきっと・・・なのに何で、奴隷なんかに・・・!」
唸る様に言い放つ虎少年の眼に今見えている物は、きっと目の前に居る男ではない。
何も出来なかった無力な自分。そんな自分が見た少女の戦い。
それは確かに悲惨なもので、凄惨なものだった。
けどそれでも彼は、彼らは助かったのだ。少女のおかげで命を拾ったのだ。
不法な手段で売られる奴隷など、その先の命の保証など一切無い。
先に待つのは死か、それよりも酷い何か。
そんな絶望的な、どう足掻いても逃げられない状況を打破した救いの手。
その手段がどうあろうと自らを救ってくれた幼子の背中を、虎少年は未だ見つめている。
「あの子は、彼女は僕達にとって救世主だ。僕達を助けてくれたのは公僕じゃない。彼女だ!」
虎少年だって解っている。目の前の男に訴えても仕方ない事ぐらい。
それでもずっと感謝していたのだ。出来れば感謝の言葉を伝えたいとずっと思っていたのだ。
それなのにある日、虎少年は知ってしまった。少女が奴隷として有罪判決を受けた事を。
自分の巻き込まれた事件の記録を漁れば、少女の足跡を辿れるかと思っての事だった。
虎少年はその判決に納得できなかった。許せなかった。腹が立った。
何故ただただ救われただけの自分達は無事に生き延びて安穏と過ごし、自分達を救ってくれたはずの英雄だけが苦しんでいるのか。
今更そんな事を知った自分に、虎少年は一番腹が立った。
だが少女のその後を調べようとしても、それ以上の情報は一切出て来ない。
公的機関に問い合わせても第三者に教える事は出来ないと突っぱねられる。
虎少年は頑張って少女を捜そうとしたが、成果は一切無かった。
助けられるなら助けてあげたい。今度は自分があの子を助けてあげたい。
何よりもあの時に助けて貰った恩を返したい。けど、どうすれば良い。
そんな燻った思いを持ちながら過ごしていたある日、SNSにとある写真や動画が上がる。
そこには帽子で角を隠してはいたが、何処か自分の知る幼子の面影が有る少女。
写真を見た虎少年はそこに角が有ると何故か確信出来た。
すぐに書かれている言語を調べ、どこの国かを調べ始める。
そして再度写真と動画を確認しようとして、その動画が見つかる事は二度となかった。
複数あがっていた筈の写真と動画。だというのに一切が上がっていなかった。
その時虎少年は少女が笑顔ではしゃいで遊ぶ所を見逃して、申し訳なさそうにしている動画ばかり見ていたのも間が悪かったのだろう。
きっと少女は今も奴隷で、辛い思いをして生きているのではと思い至る。
出来る限り早く。持てる限りの資金をもって。虎少年はこの国にやって来た。
自分を救ってくれた幼女を、今の少女を救う為に。奴隷から解放する為に。
「彼女は悲しい顔なんかしちゃいけない。させちゃいけない・・・!」
その想いを乗せて虎少年は男に挑む。
今も少女を奴隷として縛り、苦痛を与える主人に。
実際はそんな事は無いのだが、今の虎少年にはそう見えている。
「・・・あー・・・えっと、うん、その、あれ見て?」
「ハイ?」
男はそんな虎少年の情熱に少し申し訳なく思いながら、とある方向を指さす。
虎少年は素直に視線を向けると、そこには単眼の膝の上で幸せそうにクッキーをカリカリ食べる少女の姿が。
実は二人が話し合っている途中に入って来たのだが、単眼が「しー」と唇に指を当てて見せた為、同じ様に「しー」と指を当てて静かに単眼に近づき、そのまま単眼が抱えて膝に乗せた。
そして待っている間に何時もの調子で少女にお菓子を与え、でも静かにしていなければと小さくカリカリと食べていたのだ。
ただその表情はとても幸せそうで、辛い思いをしているようには見えない。
虎少年はぽかんと口を開けながら少女を見て、だけど少女は気が付かずに幸せそうにクッキーを食べ続けている。
そうして手に持っている分を食べ終わるとニコーッとした笑顔のまま顔を上げ、虎少年と目が合った。
少女は部屋にいる人間の視線が全て自分に向いている事に気が付き、え?え?という感じにキョロキョロとして、最後に首を傾げながら虎少年にニコッと笑う。
「・・・ぷっ」
虎少年は少女の可愛らしい様子に、何だかおかしくなってしまった。
少女はとてもいい笑顔をしていた。それも主人居る場所で。
奴隷なのは間違いないが、それでも不幸な生活をしている訳ではない様だと理解できた。
「すまないな、気合い入れてきた所。この子はいつもこんな感じだ」
「・・・いえ、来て良かった。来れてよかったです。彼女が幸せならそれが良かった」
虎少年は笑っている。笑っているが、その声が段々と震えて来ていた。
目頭が熱くなり、涙が浮かぶ。その感情を抱えたまま虎少年は少女に近づいて目線を合わせる。
「ありがとう。貴女にはそれを言いたかった。僕達を、ううん、僕を助けてくれてありがとう。本当に、ありがとう。どんな感謝の言葉もきっと足りない・・・君が笑顔で、本当に良かった」
少女の手を取り、ぼろぼろと泣きながら感謝を伝える虎少年。
それは今までずっと心に重くのしかかっていた罪悪感の吐露。
虎少年が泣きだした事に少女はオロオロするが、その泣き顔が笑顔な事に気が付く。
何だか解らないけど、でもその様子には少し覚えが有った。
自分も同じ様な気持ちに、涙が出るほど嬉しい気持ちになった覚えが有る。
だからきっと目の前の人はその時の自分と同じなのだろうと、笑顔で頭を撫でてあげた。
「うっ・・・くっ・・・ありがとう・・・ごめんなさい、ありがとう・・・!」
謝罪と感謝。最早虎少年はそれしか言葉に出来なくなっていた。
それでも少女は気にせず虎少年の頭を優しく撫で、泣き止むまで好きにさせてあげるのだった。
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