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その名はスーリ
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俺が穏便に前言撤回しようとしたら、イケメンマッチョの顔が崩れだした。
うわぁ。グロ。
未来のルクのグッドルッキングフェイスに、何してくれちゃってんの。
そのままドロドロと崩れ落ちたスライムが、床を這っている。
また攻撃でもしてくるのかと思ったが、様子がおかしい。
なんだか弱々しい…?
「おい、どうした?だ、大丈夫か?」
むかつく相手でも、弱っているように見えると心配しちゃう自分の性格が憎い。
スライムが腕を──触手か──を俺に伸ばしてきた。
一瞬躊躇したが、その手に触れる。
(力がない)(重い)(助けて)(力)(焦燥)(維持できない)
少しは分かりやすい文脈になってる。これも契約のお陰か。
「どうすればいい?」
このままほっといたら死ぬのかな?死んだら契約消えたりしないかな?
…嫌なこと考えるなぁ俺。
「森の土の上へ運んであげてください。大地の上の方がいいと思います」
イヴの指示に従って、スライムを抱き上げる。ぼとぼとと零れ落ちる気がしたが、スライムなりに身を縮ませて、俺にしがみついてるようだ。
そのまま小屋を出て、土の上にそっと置いた。
スライムはじっとしてたが、ぶるぶると小さく震えると徐々に形を取り始めた。
マッチョ姿には程遠い、小さな頼りなげな姿だ。
……リマナ……。また胸がずきんとした。
「見るな!」
幼女姿になったスライムは、金の髪を揺らして俺に背を向けた。
「へ?いや、お前大丈夫なの?」
「魔力が減って、お前の姿を維持出来ない。大きすぎる!お前に魔力やったせい!お前が弱すぎたから!俺は本当はそんな弱くない!見るな!」
「でかい肉体を形成維持できないってことか?それは分かったけど、なんで見るなって…」
「お前がイヤって言ったんだろ!また怒るんだろ!見るな!」
「……」
虚勢張って俺を罵倒しながら"俺が嫌がる"から、その姿見られたくないって?
なんだこいつ。
あっけにとられて、そして吹き出してしまった。
「笑うな!見るな!」
あーもう、気が抜けた。
こいつはバカだけど、ものすごい素直ってことは分かった。
「じゃあ、今の俺の姿になったらどうだ?リマナと体積たいして変わらないだろ」
「同じは嫌だ。俺は俺の形が欲しい」
ずっとドロドロ粘菌として生きてきたから、生き物の確固とした形に憧れでもあったのかな。
「じゃあ、そのままでいいよ。もう嫌じゃない」
見た目に惑わされすぎってのは分かってる。
でも俺に背を向けて縮こまってる幼女に、他になんて言えっての。
リマナ姿のスライムは、すっくと立ちあがると俺の隣に来た。
無言でその小さな手を、俺の手の中に滑り込ませてくる。
顔はぶすくれてて俺と目を合わせようとしないが、俺の手をぎゅっと握るその姿……。
ああ、かすかにこの体が覚えてる。ルクもリマを叱った後、こうやって手を繋いでたな。
さっきまでイケメンマッチョだったスライムって考えると、ものすごく複雑だけど、寂しさと懐かしさで眩暈がする。
……ん?眩暈?
自覚すると同時に、俺は膝からくずおれた。
-----------------------------------------------------------------
「ちょっと返してもらっただけだ」
テーブルに突っ伏す俺に、いけしゃあしゃあとスライム幼女がのたまう。
俺はというと、魔力を吸われ立ち上がる事すらできない。
イヴがスライム幼女にエサ(果物)を与えている。食い方きたねーな。
「契約で魔力を与えた後も、アベルの傷を治す為にずっと魔力を送り続けていたので、この子はひどい魔力不足になっています」
そうだったのか……。そんなギリギリになるまで魔力を俺にくれてたのか。でもさぁ。
「それにしたってさぁ~~」
「おまふぇが返すって言っふぁ」
「口にもの入れたまま喋るなよ…行儀悪い。…でもまぁ…魔力のことはありがとな」
「!」
驚いた顔の幼女が、ぱぁっと笑顔になる。
「うん!」
なんでそんなに喜んでんの。お前の情緒ジェットコースターじゃね?
めちゃくちゃ可愛い笑顔じゃん?
契約押し付けられて殺されかけて罵倒されたあとだぞ今。
ルクはリマが大好きだったんだぞ。お前のその笑顔から受ける影響はでかいんだぞ。
具体的な記憶を見せられたあとだからか、ルクの思考に引っ張られてる気がする。
「…とりあえずお前のこと、なんて呼ぶか決めなきゃな」
「言語に頼る二つ足は、その音でお互いを識別するんだよな」
スライムが興味津々に聞いてくる。ややこしい言い方するやつだな。
「うん、そう」
「俺に相応しい名前にしろ」
「知らんがな。自分でつければ?」
俺は名付けセンスなんてもんは持ってない。
少なくともお前には、アリスだのクラリスだのは絶対合わない。
「じゃあ小鳥遊ゴルゴってどうだ」
「ぶーっ!げほっごほっ。どんなセンスしてんだよお前」
そら俺もお茶吹くわ。
「お前の記憶にあった」
あー…。バンド組んでた時に、ライブネームいくつか候補があってそのなかに"小鳥遊"も"ゴルゴ"もあったな。
ただその組み合わせはないわ。
ていうかほんとこいつ俺の記憶のどこらへん見たわけ?
「小娘。お前が俺に名付けろ」
イヴに無茶ぶりしだした。ていうか小娘て。
「スーリはどうですか?」
すんなり発案するってことは、いくつか候補考えてたりしたの?
ペットに名前つける時のワクワク感的な?
「どんな意味だ」
却下しない所を見ると、響き的には許容範囲らしい。
「私を育ててくれた人の名前です」
ああ、お婆さんの名前か。
「母ちゃんか!母ちゃんは偉大だからな!いい名前だ!」
理屈が謎。まぁ母は偉大なことには異論はない。
「いいぞ。スーリと呼べ!」
「スーリ、もっと果物を食べますか?」
「うん、スーリは食べる」
スーリという名が、気に入ったらしい。
ていうかもりもり食うなこの幼女。どこに入ってんだ。
それだけ食ったら体積増えて、イケメン姿に戻れるんじゃね?ああでも自分の形がいいんだっけか。
服も着せてもらって黙ってたらめっちゃ可愛いよな。
この短時間でそんなワンピース作っちゃうイヴもすごいけど。
……なんか思考が散漫としてる。魔力不足の弊害だろうか。睡魔とはまた別の疲弊感というか脱力感が……。
あー…もうこの展開慣れた。
そして俺は何度目か分からない気絶か睡魔だか分からないものに身を委ねた。
うわぁ。グロ。
未来のルクのグッドルッキングフェイスに、何してくれちゃってんの。
そのままドロドロと崩れ落ちたスライムが、床を這っている。
また攻撃でもしてくるのかと思ったが、様子がおかしい。
なんだか弱々しい…?
「おい、どうした?だ、大丈夫か?」
むかつく相手でも、弱っているように見えると心配しちゃう自分の性格が憎い。
スライムが腕を──触手か──を俺に伸ばしてきた。
一瞬躊躇したが、その手に触れる。
(力がない)(重い)(助けて)(力)(焦燥)(維持できない)
少しは分かりやすい文脈になってる。これも契約のお陰か。
「どうすればいい?」
このままほっといたら死ぬのかな?死んだら契約消えたりしないかな?
…嫌なこと考えるなぁ俺。
「森の土の上へ運んであげてください。大地の上の方がいいと思います」
イヴの指示に従って、スライムを抱き上げる。ぼとぼとと零れ落ちる気がしたが、スライムなりに身を縮ませて、俺にしがみついてるようだ。
そのまま小屋を出て、土の上にそっと置いた。
スライムはじっとしてたが、ぶるぶると小さく震えると徐々に形を取り始めた。
マッチョ姿には程遠い、小さな頼りなげな姿だ。
……リマナ……。また胸がずきんとした。
「見るな!」
幼女姿になったスライムは、金の髪を揺らして俺に背を向けた。
「へ?いや、お前大丈夫なの?」
「魔力が減って、お前の姿を維持出来ない。大きすぎる!お前に魔力やったせい!お前が弱すぎたから!俺は本当はそんな弱くない!見るな!」
「でかい肉体を形成維持できないってことか?それは分かったけど、なんで見るなって…」
「お前がイヤって言ったんだろ!また怒るんだろ!見るな!」
「……」
虚勢張って俺を罵倒しながら"俺が嫌がる"から、その姿見られたくないって?
なんだこいつ。
あっけにとられて、そして吹き出してしまった。
「笑うな!見るな!」
あーもう、気が抜けた。
こいつはバカだけど、ものすごい素直ってことは分かった。
「じゃあ、今の俺の姿になったらどうだ?リマナと体積たいして変わらないだろ」
「同じは嫌だ。俺は俺の形が欲しい」
ずっとドロドロ粘菌として生きてきたから、生き物の確固とした形に憧れでもあったのかな。
「じゃあ、そのままでいいよ。もう嫌じゃない」
見た目に惑わされすぎってのは分かってる。
でも俺に背を向けて縮こまってる幼女に、他になんて言えっての。
リマナ姿のスライムは、すっくと立ちあがると俺の隣に来た。
無言でその小さな手を、俺の手の中に滑り込ませてくる。
顔はぶすくれてて俺と目を合わせようとしないが、俺の手をぎゅっと握るその姿……。
ああ、かすかにこの体が覚えてる。ルクもリマを叱った後、こうやって手を繋いでたな。
さっきまでイケメンマッチョだったスライムって考えると、ものすごく複雑だけど、寂しさと懐かしさで眩暈がする。
……ん?眩暈?
自覚すると同時に、俺は膝からくずおれた。
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「ちょっと返してもらっただけだ」
テーブルに突っ伏す俺に、いけしゃあしゃあとスライム幼女がのたまう。
俺はというと、魔力を吸われ立ち上がる事すらできない。
イヴがスライム幼女にエサ(果物)を与えている。食い方きたねーな。
「契約で魔力を与えた後も、アベルの傷を治す為にずっと魔力を送り続けていたので、この子はひどい魔力不足になっています」
そうだったのか……。そんなギリギリになるまで魔力を俺にくれてたのか。でもさぁ。
「それにしたってさぁ~~」
「おまふぇが返すって言っふぁ」
「口にもの入れたまま喋るなよ…行儀悪い。…でもまぁ…魔力のことはありがとな」
「!」
驚いた顔の幼女が、ぱぁっと笑顔になる。
「うん!」
なんでそんなに喜んでんの。お前の情緒ジェットコースターじゃね?
めちゃくちゃ可愛い笑顔じゃん?
契約押し付けられて殺されかけて罵倒されたあとだぞ今。
ルクはリマが大好きだったんだぞ。お前のその笑顔から受ける影響はでかいんだぞ。
具体的な記憶を見せられたあとだからか、ルクの思考に引っ張られてる気がする。
「…とりあえずお前のこと、なんて呼ぶか決めなきゃな」
「言語に頼る二つ足は、その音でお互いを識別するんだよな」
スライムが興味津々に聞いてくる。ややこしい言い方するやつだな。
「うん、そう」
「俺に相応しい名前にしろ」
「知らんがな。自分でつければ?」
俺は名付けセンスなんてもんは持ってない。
少なくともお前には、アリスだのクラリスだのは絶対合わない。
「じゃあ小鳥遊ゴルゴってどうだ」
「ぶーっ!げほっごほっ。どんなセンスしてんだよお前」
そら俺もお茶吹くわ。
「お前の記憶にあった」
あー…。バンド組んでた時に、ライブネームいくつか候補があってそのなかに"小鳥遊"も"ゴルゴ"もあったな。
ただその組み合わせはないわ。
ていうかほんとこいつ俺の記憶のどこらへん見たわけ?
「小娘。お前が俺に名付けろ」
イヴに無茶ぶりしだした。ていうか小娘て。
「スーリはどうですか?」
すんなり発案するってことは、いくつか候補考えてたりしたの?
ペットに名前つける時のワクワク感的な?
「どんな意味だ」
却下しない所を見ると、響き的には許容範囲らしい。
「私を育ててくれた人の名前です」
ああ、お婆さんの名前か。
「母ちゃんか!母ちゃんは偉大だからな!いい名前だ!」
理屈が謎。まぁ母は偉大なことには異論はない。
「いいぞ。スーリと呼べ!」
「スーリ、もっと果物を食べますか?」
「うん、スーリは食べる」
スーリという名が、気に入ったらしい。
ていうかもりもり食うなこの幼女。どこに入ってんだ。
それだけ食ったら体積増えて、イケメン姿に戻れるんじゃね?ああでも自分の形がいいんだっけか。
服も着せてもらって黙ってたらめっちゃ可愛いよな。
この短時間でそんなワンピース作っちゃうイヴもすごいけど。
……なんか思考が散漫としてる。魔力不足の弊害だろうか。睡魔とはまた別の疲弊感というか脱力感が……。
あー…もうこの展開慣れた。
そして俺は何度目か分からない気絶か睡魔だか分からないものに身を委ねた。
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