あの空へ繋げる想い

ちゅみちゅみ

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病に闘うということ

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最近新しいウィルスが感染力を増し、世界中を
苦しみの波へと追い込んでいる。
他人事のように捉えてしまうのも事実であり、
いざ自分の目の前に現れて体を侵していった時、
初めて本当の意味での怖さを知る。

ただ、この症状はいつかは治る、わかってる。
今は我慢してその日まで頑張るんだ。
生きるという意思を捨てた時期がある私でも
元気になろうという知恵が働く。

自宅療養期間というのが一応終わった今、
あの辛さは、と思うとふと最愛の姉のことと
リンクした。
病気は違っても辛く辛く辛かったに違いない。
あの辛さ以上のものが6年も続いたかと思うと
生きる希望も無くすよね。だから彼女は最後、
緩和ケアという名の死ぬ道を選んだんだ。
どんな気持ちで選んだんだろう。
その孤独感を思うと涙が止まらない。

私が今回このウィルスに感染しなければ
この気持ちは生まれていない。
ただ、そんな状況でも看護師さんたちに
元気に挨拶する彼女の笑顔が忘れられない。

職場に戻ったら彼女に負けない笑顔で
「おはよう」って言おう。
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