あの空へ繋げる想い

ちゅみちゅみ

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忘れたくない声

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出勤時いつも通り、空を見上げる

”  姉ちゃん、おはよう “

4年前に天国へ行った姉に挨拶をする。


記憶の中の声が今でも聞こえる。

わたしに向かって声をかけてくれる。

” おはよう!お誕生日おめでとうー♪ “

“ 姉ちゃんのこと忘れんといてな ”

今日一日笑って過ごそうと思っていたのに
その声を聞いて泣きそうになる。

いつか時が経って、
この声を忘れてしまうんだろうか。。

そう思うと忘れたくなくて自分がこわい。

なにを言ってるのか分からないけれど
姉はいつも通り空の上から
いろいろ話しかけてくれている気配を感じる。

この涙は
寂しいという感情よりも
姉が愛おしいという感情の方が勝ってる。

わたしは言葉なんていらないって
本気で思った時期があった。

でも、今は

姉の声がとっても大切で、今でも愛おしい。



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