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【第1部】遥かなる空へのダイエット始動!
【第9話】ゴール地点
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『続・アポロ計画 月面ダイエットプログラム』に参加し、ある得体の知れない建造物が立っているゴール地点へと辿り着く横綱良子。
それは紛れもなく、地球の街ならどこにでもあるあの『電柱』だった…
その電柱からはいくつもの電線が左右から伸び、その先にはまた違う電柱が立っていて、それが永遠と遥か彼方まで続いていた。
腕時計型のナビゲーションからは『電線伝いにまっすぐ進んで下さ~い♪』と誘導表示があり、その指令通りに走り進む横綱良子。
そして、8月5日のスタートから約10日間かけて、ようやく真のゴール地点へ到着する彼女。
彼女は制限時間であった8月15日午前0時の10分前ぎりぎりでゴールした。
「ハァ~、ハァ~、ハァ~、ハァ~、ハァ~、 やっと着いたわ… ^^; でも、これって何だろう?」
そのゴール地点には、鏡でできた金色に光る小型のピラミッドが天に向かってそびえ立っていた。
ピラミッドの側には、彼女が目印に進んできた電柱が立っていて、どこからまた電線が遥か彼方まで伸びているようだった。
ナビゲーションの誘導により、階段状になっているピラミッドの側面を登る良子。
そのピラミッドの高さは10階くらいの高さになっていて、頂上には4畳半ほどのスペースがあった。
「やったぁーーーーっ!! おめでとうーーーーっ!! ゴールイン!!!!! んっ!!?」
ゴール地点に到着し、自分で自分を励ます横綱良子。
しかし、驚くことにその頂上には別の塾生がすでにゴールしていた!
その塾生は良子と同じく重量タイプのカメ型の宇宙服を着た男性のようで、どうやらそこで疲れて寝ているようだった。
「な、なんで私のゴール地点に知らない人がいるのよ! ちょ、ちょっとアナタ! ゴール地点を間違えてるんじゃないのぉ~?」
「うるせぇなぁ~。 何だよ!? ここは俺のゴール地点なんだよ!!」
彼の名は、神我亜希望【しんがあ・きぼう】 22歳にして、糖尿病を初めとする数々の成人病に侵されている超肥満体だった。
そして、横綱良子と神我亜希望の二人のバトルが始まり、二人とも決して意見を譲ろうとはしなかった!
それからしばらくして、そこにまた違う一人の塾生が到着する。
「ふ~っ、やっとゴールに着きましたわ~。我ながらお疲れ様でしたこと。ホッホッホッ~♪」
彼女の名は、悪田久美【わるだ・くみ】。23歳にして、すでに更年期症状に悩まされているというこれまた超肥満体の女性だった。
だが、なぜか彼女は軽量タイプのウサギ型の宇宙服を着ていた。
「あ~ら? 貴方たち、そこはわたくしのゴール地点ですことよ。失礼ですが、場所を間違えていらっしゃいませんか?」
ということで、更に新たな相手が増え、月面のピラミッドの頂上で見知らぬ3人の壮絶なバトルが繰り広げられた…
しかし、3人とも腕に着けているナビゲーションシステムには、すでに目的のゴール地点に到着していると表示されていた。
そこへ、地球の本部にいる【胡・散臭】からナビゲーション腕時計にライブ中継が入る。
「皆さん、どうやら全員が目標地点へゴールしたようですね。おめでとう!!
ダイエットプログラム No.1 『続・アポロ計画 月面ダイエット』は、全員クリアーーーーっ!!
って、いうことにするべきなのですが、実は実はこの『続・アポロ計画 月面ダイエット』には、まだ別の目的があるのですよぉ~。
その別の目的とは、地球レベルで行われる素晴らしい壮大なプロジェクトのことなんです!!
その壮大なプロジェクトにこれから皆さんも参加してもらいます。」
「プロジェクト!?」
これから行われるというそのプロジェクトにより、この3人が壮絶?な運命を辿るという事実を今はまだ誰も知る由もなかった…
つづく…
それは紛れもなく、地球の街ならどこにでもあるあの『電柱』だった…
その電柱からはいくつもの電線が左右から伸び、その先にはまた違う電柱が立っていて、それが永遠と遥か彼方まで続いていた。
腕時計型のナビゲーションからは『電線伝いにまっすぐ進んで下さ~い♪』と誘導表示があり、その指令通りに走り進む横綱良子。
そして、8月5日のスタートから約10日間かけて、ようやく真のゴール地点へ到着する彼女。
彼女は制限時間であった8月15日午前0時の10分前ぎりぎりでゴールした。
「ハァ~、ハァ~、ハァ~、ハァ~、ハァ~、 やっと着いたわ… ^^; でも、これって何だろう?」
そのゴール地点には、鏡でできた金色に光る小型のピラミッドが天に向かってそびえ立っていた。
ピラミッドの側には、彼女が目印に進んできた電柱が立っていて、どこからまた電線が遥か彼方まで伸びているようだった。
ナビゲーションの誘導により、階段状になっているピラミッドの側面を登る良子。
そのピラミッドの高さは10階くらいの高さになっていて、頂上には4畳半ほどのスペースがあった。
「やったぁーーーーっ!! おめでとうーーーーっ!! ゴールイン!!!!! んっ!!?」
ゴール地点に到着し、自分で自分を励ます横綱良子。
しかし、驚くことにその頂上には別の塾生がすでにゴールしていた!
その塾生は良子と同じく重量タイプのカメ型の宇宙服を着た男性のようで、どうやらそこで疲れて寝ているようだった。
「な、なんで私のゴール地点に知らない人がいるのよ! ちょ、ちょっとアナタ! ゴール地点を間違えてるんじゃないのぉ~?」
「うるせぇなぁ~。 何だよ!? ここは俺のゴール地点なんだよ!!」
彼の名は、神我亜希望【しんがあ・きぼう】 22歳にして、糖尿病を初めとする数々の成人病に侵されている超肥満体だった。
そして、横綱良子と神我亜希望の二人のバトルが始まり、二人とも決して意見を譲ろうとはしなかった!
それからしばらくして、そこにまた違う一人の塾生が到着する。
「ふ~っ、やっとゴールに着きましたわ~。我ながらお疲れ様でしたこと。ホッホッホッ~♪」
彼女の名は、悪田久美【わるだ・くみ】。23歳にして、すでに更年期症状に悩まされているというこれまた超肥満体の女性だった。
だが、なぜか彼女は軽量タイプのウサギ型の宇宙服を着ていた。
「あ~ら? 貴方たち、そこはわたくしのゴール地点ですことよ。失礼ですが、場所を間違えていらっしゃいませんか?」
ということで、更に新たな相手が増え、月面のピラミッドの頂上で見知らぬ3人の壮絶なバトルが繰り広げられた…
しかし、3人とも腕に着けているナビゲーションシステムには、すでに目的のゴール地点に到着していると表示されていた。
そこへ、地球の本部にいる【胡・散臭】からナビゲーション腕時計にライブ中継が入る。
「皆さん、どうやら全員が目標地点へゴールしたようですね。おめでとう!!
ダイエットプログラム No.1 『続・アポロ計画 月面ダイエット』は、全員クリアーーーーっ!!
って、いうことにするべきなのですが、実は実はこの『続・アポロ計画 月面ダイエット』には、まだ別の目的があるのですよぉ~。
その別の目的とは、地球レベルで行われる素晴らしい壮大なプロジェクトのことなんです!!
その壮大なプロジェクトにこれから皆さんも参加してもらいます。」
「プロジェクト!?」
これから行われるというそのプロジェクトにより、この3人が壮絶?な運命を辿るという事実を今はまだ誰も知る由もなかった…
つづく…
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