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上司が恋愛対象です
俺は弱い。だから、その気持ちから逃げるように、好きになる努力をしよう。
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そして、ご飯を食べ終え
新庄さんに今日くらいは家に泊まれと言われたが
俺は自分の家に帰ると伝えた。
そもそも身一つで上がり込んでるから
俺の荷物なんて無いし。
ーーーー
新庄さんと別れてから
ふらふらと歩く。
直ぐに家に帰る気が起きなかったから。
気付いたら元職場まで来ていた。
アルファαご用達の店。
1階がバーで、2階がステージで、3階が行為をする場所。
「なんでこんなとこ来てんだろ。」
もう来ないと言ったのに。
「アオ?」そう店にいた時の名前で呼ばれて
振り返ると、常連だった牧田さんがそこにはいた。
「牧田さん。」そう、つぶやくように名前を呼ぶ。
牧田さんは常連で、気さくで優しいアルファαにしたら珍しい分類の人だった。
少しねちっこい所はあるんだけどね、、、。
「辞めたと聞いていたけど、戻ってきたのかい?」
と聞かれて、
「違うよ。通りがかっただけ。」と答える。
「それにしては、暗い顔だね。話くらいなら聞くよ。」といわれて迷いながらも拒否はしなかった。
抱かれるように腰に手添えられて中に入る。
同伴の時からこの人は外にいても距離が近かった。
慣れたようにエスコートされて、俺はそれに従う。
だから、気付かなかった。
新庄さんに見られているなんて
思わなかった。
新庄さんに今日くらいは家に泊まれと言われたが
俺は自分の家に帰ると伝えた。
そもそも身一つで上がり込んでるから
俺の荷物なんて無いし。
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新庄さんと別れてから
ふらふらと歩く。
直ぐに家に帰る気が起きなかったから。
気付いたら元職場まで来ていた。
アルファαご用達の店。
1階がバーで、2階がステージで、3階が行為をする場所。
「なんでこんなとこ来てんだろ。」
もう来ないと言ったのに。
「アオ?」そう店にいた時の名前で呼ばれて
振り返ると、常連だった牧田さんがそこにはいた。
「牧田さん。」そう、つぶやくように名前を呼ぶ。
牧田さんは常連で、気さくで優しいアルファαにしたら珍しい分類の人だった。
少しねちっこい所はあるんだけどね、、、。
「辞めたと聞いていたけど、戻ってきたのかい?」
と聞かれて、
「違うよ。通りがかっただけ。」と答える。
「それにしては、暗い顔だね。話くらいなら聞くよ。」といわれて迷いながらも拒否はしなかった。
抱かれるように腰に手添えられて中に入る。
同伴の時からこの人は外にいても距離が近かった。
慣れたようにエスコートされて、俺はそれに従う。
だから、気付かなかった。
新庄さんに見られているなんて
思わなかった。
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