BL可哀想なΩを俺が喰ってしまいたい

羅美奈

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上司が恋愛対象です

4-3

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ジリリリリ~っ。

アラームの音で目が覚める。

昨夜は新庄さんの事をもっと知りたいと思った。
だから、今日は早起きをして
好物を探ろう作戦を遂行する為
何がなんでも起きなければいけないのだが

朝が弱いと決意が鈍る、、、

クソねみぃ。

ジリリリリ~っ。

「、、、。はぁ。」

両親指と人差し指で無理やり目を開けさせる。

あぁ。
朝は無理だなやっぱキツい。

肘をついて起き上がりベットサイドに座る。

起床。
ケ⚪︎タイをみると5:05と表示されている。
「ふわぁ。」
一つあくびをしてから立ち上がってキッチンへと向かった。

対面キッチンはグレー系で統一されてシックで
かっこいいキッチン。

家で自炊バリバリします!って感じの男の家。

エプロンはベーシックなデザインで後ろは紐をクロスして前で結ぶものになっている。

ソムリエエプロンにもなる2wayとなっている為
どちらでも新庄さんには似合うだろう。
ちなみにソムリエエプロンは拝見済みで
似合っていた。
もの凄く。

今日も朝ごはんの為にエプロンをかりる。
着ける際に香る匂いが新庄さんの匂いで
少しドキドキする。

色々考えそうになるが、朝から変態化すると
まずいので、料理に集中する事にした。

6時50分には料理が完成した。
ちょうど新庄さんが起きてきたので
挨拶をする。

「おはようございます!新庄さん。」

「朝から元気だな。おはよう!皆川。」

新庄さんは既にスーツに着替えて手首の
ボタンを止めていた。
上着は来ていないけれど、ジレ姿が似合ってて
悔しいくらいだ。

「今日は俺が朝ご飯作ったんですけど、和食でも大丈夫でしたか?」

一応確認すると

「大丈夫だよ。楽しみだ。」

「は、ハードル上げないで下さい。大したものじゃ無いんで。」

「ははっ、悪い。」

テキパキとご飯、味噌汁、主菜のシャケに副菜の玉子焼きとほうれん草のおひたしをテーブルに置いていく。

「どうぞ、、、」

「おぉ、美味しそうだね。頂きます!」

俺は昨日と同じように向かいの席について
反応を伺う。

「この味噌汁美味いな。料理やってたのか?」

と新庄さんに聞かれて

「んー、1人暮らしだから簡単なものだけ。
レパートリーは少ないよ。新庄さんは結構料理しそうだよね。あっ、そう言えば、エプロン昨日と今日かりちゃったよ。洗う?」

言った後に、後悔する。
何言ってんだ俺。
洗う?って人様の家で図々しかったかな?

少し不安になりながらも新庄さんをみると

「そうだな。今日の夜洗って乾燥までかけよう。
ありがとう!」
と優しく答えてくれる。

それから2人で出勤した。








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