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上司が恋愛対象です
好きを一直線に伝えたいのに。言ったら全部消えて無くなりますか?ならただ、あなたのそばにいれれば良いです。この気持ち押し殺しても良いです。
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俺は朝がすこぶる苦手だ。
目覚ましは1時間前から何度もなっている。
「起きろ~。皆川。時間だぞ。」
新庄さんの声が聞こえるが俺の意識は浮上したくないと駄々をこねる。
「んー。後5分。」
寝返りを打ちながら毛布に顔を埋め、あったかふわふわな毛布が心地良すぎて、尚更起きる気力を無くしてしまう。
「あぁー。一緒に会社へ行かないなら、このまま寝ててもいいぞ。」
と言う言葉を俺は逃さなかった。
ガバッと起きて新庄さんと目が合う。
一瞬びっくりした顔をした新庄さんは
そんなに一緒に行きたかったのかと言ってひとしきり笑ったあと「おはよう」と笑顔で挨拶される。
「お、おはよう、新庄さん。」
といいながら俺は頬を膨らませ、
笑われた事に拗ねてみると
「くくっ。拗ねるなよ。」と
新庄さんに言われ
「拗ねてねーし。」と
俺は新庄さんに返すものの
それからしばらく新庄さんに笑われた。
新庄さんが笑う。そんな何気ない事に
嬉しくなる自分は異常な程溺れているのかもしれない。
一緒に朝ごはんを食べ、洗い物をする。
そして、俺が支度を済ませる間
新庄さんはコ○ヒー片手に新○紙を読んでいる。
その優雅な姿に、
俺は、、、明日こそは早く起きてやる!と
出来もしない事を考えるのだった。
会社に着き、その日は一日中
新庄さんに付き従って、仕事を教わる事ができた。
内心、南さんに合わなくてよかったと思いながら
新庄さんより先に帰路についていた。
新庄さんとは、一緒に帰ろうとしていた所だったが
他部署でトラブルがあったらしく助っ人として連れて行かれた。
俺は先に帰ってろと言われるままに
帰っている訳なんだが、今日こそは俺が料理をして
待っていようと思っている。
食材を買った帰り道、俺の歩く先に南さんがいることに気づいた。
咄嗟に電柱に隠れてしまう。
しかし、南さんとはいく方向が同じのため、南さんが振り返らなければバレる事はない。俺は電柱からこっそり南さんを盗み見る。
南さんは、前から猛スピードで走る自転車を見て、回避しようとするが、その瞬間、バランスを崩して側溝に落ち、片方のズボンの裾が汚れてしまったようだった。それを気にしてか、前を見ずに歩いた為、見事に電柱にぶつかった。
会社で初めて会った時も資料ぶち撒けながら
盛大に転んでいた南さんを思い出して
素でコレなんだ。と理解した。
その後も、散歩途中の犬に吠えられるが、驚く事に南さんと犬は直ぐに仲良くなっていた。
笑いながら犬を撫でる南さんはあの時とは別人だった。
今のこの人を見る限り、やっぱりあれは発情に当てられたせい。つまり、俺のせいで自我を失った為にあんな事になったんじゃないかと思えてきた。
そうなのであれば、早々に、謝らないといけない気がしてくる。
「逃げてばかりじゃ駄目だよな、、、。」
そう呟きながら、明日、会社で会えば話そうと心に決めるのだった。
家に帰って来てさっそく料理の支度を始める。
よし、手も洗った。袋から材料も出した。
「準備よしっ。んじゃまぁ、作りますか!」
目覚ましは1時間前から何度もなっている。
「起きろ~。皆川。時間だぞ。」
新庄さんの声が聞こえるが俺の意識は浮上したくないと駄々をこねる。
「んー。後5分。」
寝返りを打ちながら毛布に顔を埋め、あったかふわふわな毛布が心地良すぎて、尚更起きる気力を無くしてしまう。
「あぁー。一緒に会社へ行かないなら、このまま寝ててもいいぞ。」
と言う言葉を俺は逃さなかった。
ガバッと起きて新庄さんと目が合う。
一瞬びっくりした顔をした新庄さんは
そんなに一緒に行きたかったのかと言ってひとしきり笑ったあと「おはよう」と笑顔で挨拶される。
「お、おはよう、新庄さん。」
といいながら俺は頬を膨らませ、
笑われた事に拗ねてみると
「くくっ。拗ねるなよ。」と
新庄さんに言われ
「拗ねてねーし。」と
俺は新庄さんに返すものの
それからしばらく新庄さんに笑われた。
新庄さんが笑う。そんな何気ない事に
嬉しくなる自分は異常な程溺れているのかもしれない。
一緒に朝ごはんを食べ、洗い物をする。
そして、俺が支度を済ませる間
新庄さんはコ○ヒー片手に新○紙を読んでいる。
その優雅な姿に、
俺は、、、明日こそは早く起きてやる!と
出来もしない事を考えるのだった。
会社に着き、その日は一日中
新庄さんに付き従って、仕事を教わる事ができた。
内心、南さんに合わなくてよかったと思いながら
新庄さんより先に帰路についていた。
新庄さんとは、一緒に帰ろうとしていた所だったが
他部署でトラブルがあったらしく助っ人として連れて行かれた。
俺は先に帰ってろと言われるままに
帰っている訳なんだが、今日こそは俺が料理をして
待っていようと思っている。
食材を買った帰り道、俺の歩く先に南さんがいることに気づいた。
咄嗟に電柱に隠れてしまう。
しかし、南さんとはいく方向が同じのため、南さんが振り返らなければバレる事はない。俺は電柱からこっそり南さんを盗み見る。
南さんは、前から猛スピードで走る自転車を見て、回避しようとするが、その瞬間、バランスを崩して側溝に落ち、片方のズボンの裾が汚れてしまったようだった。それを気にしてか、前を見ずに歩いた為、見事に電柱にぶつかった。
会社で初めて会った時も資料ぶち撒けながら
盛大に転んでいた南さんを思い出して
素でコレなんだ。と理解した。
その後も、散歩途中の犬に吠えられるが、驚く事に南さんと犬は直ぐに仲良くなっていた。
笑いながら犬を撫でる南さんはあの時とは別人だった。
今のこの人を見る限り、やっぱりあれは発情に当てられたせい。つまり、俺のせいで自我を失った為にあんな事になったんじゃないかと思えてきた。
そうなのであれば、早々に、謝らないといけない気がしてくる。
「逃げてばかりじゃ駄目だよな、、、。」
そう呟きながら、明日、会社で会えば話そうと心に決めるのだった。
家に帰って来てさっそく料理の支度を始める。
よし、手も洗った。袋から材料も出した。
「準備よしっ。んじゃまぁ、作りますか!」
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