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ワガママ王子様の更生プログラム〜ミレンハン国の俺様王子、騎士団で職業体験する
ゲーテとグリムのイーストドーナツの絆①(イラスト有)
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始まったばかりの舞踏会。
「姫、腕を」
シャルロットは社交界デビューもまだで、こんな格式高いダンスパーティーには初めて参加する。
緊張してしまったシャルロットは、隣に立っているグレース皇子の腕をギュッと掴んだまま硬直していた。
「シャルロット姫?大丈夫か?何か飲み物を持ってこよう」
「あっ……グレース様!?」
グレース皇子はシャルロットを気遣ってドリンクを取りに向こうへスタスタと歩いて行った。
一人でその場に取り残されたシャルロットの前に、先程から遠くで様子を伺っていた貴族の令嬢達がゾロゾロと群がってきた。
「貴女がグレース皇子の新しい婚約者様?」
金髪の縦ロールに真っ赤で大きなリボンの髪飾りをつけたシャルロットより幾らか年上の令嬢が第1声をあげた。
シャルロットはニコリと笑ってお辞儀をする。
(こ、これがよく聞く、社交界の洗礼……?)
「ええ、オリヴィア小国から参りました、シャルロット・オリヴァー=トゥエルフスナイトと申します」
シャルロットは挨拶をしながら群がってきた令嬢たちの顔を見る。
真っ赤なリボンの金髪少女がリサ・シュライン伯爵令嬢。
右の赤毛のストレートヘアの少女がアルー・ゴーン男爵令嬢、左の茶髪ワンレングスヘアの細身で長身な少女がレイ・ユーハラス男爵令嬢だ。
時々城の中で見かけたことがある、バルキリー夫人の開くサロンによく参加しているらしい仲のいい3人娘だ。
「はじめまして!リサですわ。シャルロット様のお話をバルキリー夫人から聞いてずっとお話ししたかったんです!」
リサが興奮気味にシャルロットの手を握って食いかかった。
背後でアルーとレイがウンウンと頷いてる。
「私と?」
「オリヴィア小国って美味しい料理が多いって以前から有名なんです。今年の夏は避暑地にオリヴィア小国を選んだの。露店でスムージーをいただきましたわ、あれすっごく美味しかったわ」
「まあ、気に入っていただけて嬉しいですわ」
シャルロットが十歳の時に露店の野菜売りのおばちゃんにスムージーのレシピを提案した事がきっかけで、今ではオリヴィア小国の国民的ドリンクとなっている。近隣国でも評判は上々なようだ。
「ねえ、今度わたくし達にお菓子作りを教えてくださらない?」
「もうすぐ犬薔薇祭りでしょう?」
犬薔薇祭り。
シャルロットが前世住んでいた日本で言うところの“バレンタインデー”や“ホワイトデー”のようなものだ。
男性は意中の女性にイヌバラの花や実を贈り、女性は手作りの焼き菓子を返礼してプレゼントを贈り合うイベントだ。
この世界では地域差はあるが、主にこの大陸の男の子が産まれると家の庭に犬薔薇を植える風習がある。
大きくなったら、その犬薔薇の花を1つ手折り大切な女性へ贈るのだ。
恋仲に限らず 親子間・兄弟間でも贈り合うこともある国民的イベントで、シャルロットも毎年自国で双子の兄に贈っていた。
この前、グレース皇子とクロウから連名で犬薔薇のお手製ポプリ、騎士団の騎士達から犬薔薇の実(ローズヒップ)をたくさん貰ったところだ。
「ええ、良いわよ。私もグレース様やクロウや騎士団の皆さんに お菓子を贈ろうと思っていたの。リサ様たちも贈りたいお相手がいるのね?」
シャルロットが聞くとリサは頬を真っ赤に染めた。
とても可愛らしい反応だ。
「え、ええ、婚約者様に。婚約してからはじめての犬薔薇祭りなの。美味しいお菓子を贈りたいわ」
「私とこの子は兄に贈るの、冬には遠い国へ留学してしまうから……」
お友達と集まってお料理…。
シャルロットは前世の学生時代よく女友達と集まってお菓子作りをしていた。
それを思い出して胸がワクワクした。
「シャルロット姫」
名前を呼ばれて振り返ると2人分のグラスを持ったグレース皇子がいた。
三人娘はニコニコしながら礼儀正しく皇子にお辞儀をして去っていった。
「話の邪魔をしたな」
「いいえ、あ、飲み物ありがとうございます」
「少し風に当たるか」
「ええ」
二人はバルコニーに出た。
*
舞踏会会場からは優雅な音楽が流れている。
既に陽も落ちて真っ暗になったバラ園をゲーテ王子はクロウと共に歩いていた。
「着いてくんなよ、犬」
「好きで着いてきたわけじゃないし。護衛の仕事だし」
「ハァ?お前が護衛って舐めてんのか」
「私は幻狼だぞ!」
ガルルル…とチワワは唸る。
ゲーテ王子は鼻で笑った。
「はぁ~私もシャルロットとダンスしたかった」
「ハンッ、無理だろ。体格的に」
「いちいちムカつくな~!もぉ~!」
コントのような掛け合いをしていると、庭園の木陰から男が飛び出してきた。
「ゲーテ王子ぃ~!」
「ヨリャ?」
ゲーテ王子の執事ヨリャだ。
クロウは警戒するような眼差しでジロリと執事の顔を見て、ゲーテ王子の腕の中に飛び乗った。
「王子、良かった!ご無事で!!失踪されたと城では大騒ぎだったんですよ?」
「失踪だぁ?お前らが俺を廃太子なんぞにして国外へ追い出したんだろ」
「何をおっしゃいます、誰がそのようなことを」
「グリムの馬鹿野郎だ。つーか、お前が何故クライシア大国の城にいるのだ」
グリムという名前を聞いてヨリャの顔は強張る。
ゲーテ王子は怪訝そうな顔をした。
「……王子、落ち着いて聞いてください。グリム卿はミレンハン国を乗っ取るおつもりです!」
「ハァ?何を馬鹿なことを」
「実際そうではありませんか、確実に王子を排除にかかっています!このままでは王子の命が危ないと…っ、ヨリャは王子を助けるために今ここにいるのです!」
「お父様はどうした!?」
「陛下は床に伏せておいでです!きっとグリム卿に毒を盛られたのです!」
「……何!?俺は何も聞いてないぞ!?」
執事はゲーテ王子の腕をガッチリと掴み引っ張った。
「矢張りそうでしたか。もう時間がありません!グリム卿の息がかかったこの国に居るのも危険です!裏口に馬車を用意しました!逃げましょう!王子」
「………、……
わかった」
ゲーテ王子はすんなりと了承した。
「王子!!城から出ちゃダメ!」
「…………」
キャンキャンとゲーテ王子の腕の中にいたクロウが吠える。
ゲーテ王子はチワワを地面に降ろすと、身に付けていた翡翠のネックレスを首から外し、チワワの胴体にくくりつけた。
そして、ふっと笑った。
それから、執事には届かぬ声でクロウに言葉を発した。
「“ドーナツの恩を今こそ返してもらうぞ”」
「な、何?」
「さあ?これから俺を訪ねてくる奴にそのネックレスを渡してくれ、それから伝言頼んだぞ、犬」
いつもの不敵な笑みではない、初めて目にする穏やかな微笑。
「姫、腕を」
シャルロットは社交界デビューもまだで、こんな格式高いダンスパーティーには初めて参加する。
緊張してしまったシャルロットは、隣に立っているグレース皇子の腕をギュッと掴んだまま硬直していた。
「シャルロット姫?大丈夫か?何か飲み物を持ってこよう」
「あっ……グレース様!?」
グレース皇子はシャルロットを気遣ってドリンクを取りに向こうへスタスタと歩いて行った。
一人でその場に取り残されたシャルロットの前に、先程から遠くで様子を伺っていた貴族の令嬢達がゾロゾロと群がってきた。
「貴女がグレース皇子の新しい婚約者様?」
金髪の縦ロールに真っ赤で大きなリボンの髪飾りをつけたシャルロットより幾らか年上の令嬢が第1声をあげた。
シャルロットはニコリと笑ってお辞儀をする。
(こ、これがよく聞く、社交界の洗礼……?)
「ええ、オリヴィア小国から参りました、シャルロット・オリヴァー=トゥエルフスナイトと申します」
シャルロットは挨拶をしながら群がってきた令嬢たちの顔を見る。
真っ赤なリボンの金髪少女がリサ・シュライン伯爵令嬢。
右の赤毛のストレートヘアの少女がアルー・ゴーン男爵令嬢、左の茶髪ワンレングスヘアの細身で長身な少女がレイ・ユーハラス男爵令嬢だ。
時々城の中で見かけたことがある、バルキリー夫人の開くサロンによく参加しているらしい仲のいい3人娘だ。
「はじめまして!リサですわ。シャルロット様のお話をバルキリー夫人から聞いてずっとお話ししたかったんです!」
リサが興奮気味にシャルロットの手を握って食いかかった。
背後でアルーとレイがウンウンと頷いてる。
「私と?」
「オリヴィア小国って美味しい料理が多いって以前から有名なんです。今年の夏は避暑地にオリヴィア小国を選んだの。露店でスムージーをいただきましたわ、あれすっごく美味しかったわ」
「まあ、気に入っていただけて嬉しいですわ」
シャルロットが十歳の時に露店の野菜売りのおばちゃんにスムージーのレシピを提案した事がきっかけで、今ではオリヴィア小国の国民的ドリンクとなっている。近隣国でも評判は上々なようだ。
「ねえ、今度わたくし達にお菓子作りを教えてくださらない?」
「もうすぐ犬薔薇祭りでしょう?」
犬薔薇祭り。
シャルロットが前世住んでいた日本で言うところの“バレンタインデー”や“ホワイトデー”のようなものだ。
男性は意中の女性にイヌバラの花や実を贈り、女性は手作りの焼き菓子を返礼してプレゼントを贈り合うイベントだ。
この世界では地域差はあるが、主にこの大陸の男の子が産まれると家の庭に犬薔薇を植える風習がある。
大きくなったら、その犬薔薇の花を1つ手折り大切な女性へ贈るのだ。
恋仲に限らず 親子間・兄弟間でも贈り合うこともある国民的イベントで、シャルロットも毎年自国で双子の兄に贈っていた。
この前、グレース皇子とクロウから連名で犬薔薇のお手製ポプリ、騎士団の騎士達から犬薔薇の実(ローズヒップ)をたくさん貰ったところだ。
「ええ、良いわよ。私もグレース様やクロウや騎士団の皆さんに お菓子を贈ろうと思っていたの。リサ様たちも贈りたいお相手がいるのね?」
シャルロットが聞くとリサは頬を真っ赤に染めた。
とても可愛らしい反応だ。
「え、ええ、婚約者様に。婚約してからはじめての犬薔薇祭りなの。美味しいお菓子を贈りたいわ」
「私とこの子は兄に贈るの、冬には遠い国へ留学してしまうから……」
お友達と集まってお料理…。
シャルロットは前世の学生時代よく女友達と集まってお菓子作りをしていた。
それを思い出して胸がワクワクした。
「シャルロット姫」
名前を呼ばれて振り返ると2人分のグラスを持ったグレース皇子がいた。
三人娘はニコニコしながら礼儀正しく皇子にお辞儀をして去っていった。
「話の邪魔をしたな」
「いいえ、あ、飲み物ありがとうございます」
「少し風に当たるか」
「ええ」
二人はバルコニーに出た。
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舞踏会会場からは優雅な音楽が流れている。
既に陽も落ちて真っ暗になったバラ園をゲーテ王子はクロウと共に歩いていた。
「着いてくんなよ、犬」
「好きで着いてきたわけじゃないし。護衛の仕事だし」
「ハァ?お前が護衛って舐めてんのか」
「私は幻狼だぞ!」
ガルルル…とチワワは唸る。
ゲーテ王子は鼻で笑った。
「はぁ~私もシャルロットとダンスしたかった」
「ハンッ、無理だろ。体格的に」
「いちいちムカつくな~!もぉ~!」
コントのような掛け合いをしていると、庭園の木陰から男が飛び出してきた。
「ゲーテ王子ぃ~!」
「ヨリャ?」
ゲーテ王子の執事ヨリャだ。
クロウは警戒するような眼差しでジロリと執事の顔を見て、ゲーテ王子の腕の中に飛び乗った。
「王子、良かった!ご無事で!!失踪されたと城では大騒ぎだったんですよ?」
「失踪だぁ?お前らが俺を廃太子なんぞにして国外へ追い出したんだろ」
「何をおっしゃいます、誰がそのようなことを」
「グリムの馬鹿野郎だ。つーか、お前が何故クライシア大国の城にいるのだ」
グリムという名前を聞いてヨリャの顔は強張る。
ゲーテ王子は怪訝そうな顔をした。
「……王子、落ち着いて聞いてください。グリム卿はミレンハン国を乗っ取るおつもりです!」
「ハァ?何を馬鹿なことを」
「実際そうではありませんか、確実に王子を排除にかかっています!このままでは王子の命が危ないと…っ、ヨリャは王子を助けるために今ここにいるのです!」
「お父様はどうした!?」
「陛下は床に伏せておいでです!きっとグリム卿に毒を盛られたのです!」
「……何!?俺は何も聞いてないぞ!?」
執事はゲーテ王子の腕をガッチリと掴み引っ張った。
「矢張りそうでしたか。もう時間がありません!グリム卿の息がかかったこの国に居るのも危険です!裏口に馬車を用意しました!逃げましょう!王子」
「………、……
わかった」
ゲーテ王子はすんなりと了承した。
「王子!!城から出ちゃダメ!」
「…………」
キャンキャンとゲーテ王子の腕の中にいたクロウが吠える。
ゲーテ王子はチワワを地面に降ろすと、身に付けていた翡翠のネックレスを首から外し、チワワの胴体にくくりつけた。
そして、ふっと笑った。
それから、執事には届かぬ声でクロウに言葉を発した。
「“ドーナツの恩を今こそ返してもらうぞ”」
「な、何?」
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