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第一章
<付録(一)> 自由
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みなさまこんにちは、うーちゃんです。
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
さて、自然農に出会い、赤目自然農塾の山荘に足を踏み入れたぼくは、そこで自然農塾の仲間と出会い、山荘の夕食を共にし、楽しいひと時を過ごしました。
黒米と黒豆のごはん美味しかったな、そして日本酒も最高でした……。
そしてそのあと、夜の言葉を通しての学びでは、川口由一さんの著書『自然農にいのち宿りて』(創森社)の一節、「自由」(P152)の朗読から始まって、そこからみんなで色んな話をして、すごく奥深い内容になりました。
第十話で引用させていただいたのは「自由」の中の一部のみでしたので、ここに改めて全文を紹介させていただきます。
川口さんの文章を、是非じっくり味わってみてください。
<自由>
自由とは、自己本位の我がまま気ままではありません。絶対界に立っている、あるいは個々別々にして一体の境地を体得している時は自由です。束縛されるものがない、妙なる境地、自由の境地。とらわれるものなく、曇ることなくかすむことなく、すべてのものが観渡せるところ。壁がなく、遮るものがなく、そして誤ることなく生きているときは真の自由を得ている時です。解放された自由のなかでの真の私でありたい、自由の今でありたい、妙なる今でありたい、と誰しもが強く願うところです。
すべてのいのちは、妙なる境地での営みです。束縛されるものがなく、ナデシコはナデシコで、定めのなかでとらわれることなく、我がまま勝手なことはいたさずです。解放されたなかで、妙なる営みのなかで、見事にナデシコを全ういたします。
人も人としての定めを悟り、自由を得て初めて人として全うできるものです。相対界を超えて絶対界に立っている境地でもあります。言葉にとらわれることなく、理性にたのむことなく、あるいは私にもとらわれることなく、善悪にも美醜にも真贋いずれにもとらわれることなく、人の道、いのちの道にもとらわれることなくして、決して道から外れていない時、すべてのとらわれから解き放たれている時、真の自由を得て、妙なる境地で生きて全うしています。
小さな自己本位の我がままなる自由ではなくて、生かされるなかで生ききることのできる自由、遮るもののない自由。そこに至り、それを得ることのできる境地とその状態を体得したい、真の自由を得て生きたい、自由のなかで誠の人生、心美しく豊かにして幸福の人生を具現化したい、あるいは具現化できる私になりたいと思い願うこと自ずからであり、誰しもが願うところです。
いかがでしたでしょうか。
次回からいよいよ自然農のお米作りがスタートします。お楽しみに!
***** 第一章 完 *****
□次話公開予定…10/29(火)
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
さて、自然農に出会い、赤目自然農塾の山荘に足を踏み入れたぼくは、そこで自然農塾の仲間と出会い、山荘の夕食を共にし、楽しいひと時を過ごしました。
黒米と黒豆のごはん美味しかったな、そして日本酒も最高でした……。
そしてそのあと、夜の言葉を通しての学びでは、川口由一さんの著書『自然農にいのち宿りて』(創森社)の一節、「自由」(P152)の朗読から始まって、そこからみんなで色んな話をして、すごく奥深い内容になりました。
第十話で引用させていただいたのは「自由」の中の一部のみでしたので、ここに改めて全文を紹介させていただきます。
川口さんの文章を、是非じっくり味わってみてください。
<自由>
自由とは、自己本位の我がまま気ままではありません。絶対界に立っている、あるいは個々別々にして一体の境地を体得している時は自由です。束縛されるものがない、妙なる境地、自由の境地。とらわれるものなく、曇ることなくかすむことなく、すべてのものが観渡せるところ。壁がなく、遮るものがなく、そして誤ることなく生きているときは真の自由を得ている時です。解放された自由のなかでの真の私でありたい、自由の今でありたい、妙なる今でありたい、と誰しもが強く願うところです。
すべてのいのちは、妙なる境地での営みです。束縛されるものがなく、ナデシコはナデシコで、定めのなかでとらわれることなく、我がまま勝手なことはいたさずです。解放されたなかで、妙なる営みのなかで、見事にナデシコを全ういたします。
人も人としての定めを悟り、自由を得て初めて人として全うできるものです。相対界を超えて絶対界に立っている境地でもあります。言葉にとらわれることなく、理性にたのむことなく、あるいは私にもとらわれることなく、善悪にも美醜にも真贋いずれにもとらわれることなく、人の道、いのちの道にもとらわれることなくして、決して道から外れていない時、すべてのとらわれから解き放たれている時、真の自由を得て、妙なる境地で生きて全うしています。
小さな自己本位の我がままなる自由ではなくて、生かされるなかで生ききることのできる自由、遮るもののない自由。そこに至り、それを得ることのできる境地とその状態を体得したい、真の自由を得て生きたい、自由のなかで誠の人生、心美しく豊かにして幸福の人生を具現化したい、あるいは具現化できる私になりたいと思い願うこと自ずからであり、誰しもが願うところです。
いかがでしたでしょうか。
次回からいよいよ自然農のお米作りがスタートします。お楽しみに!
***** 第一章 完 *****
□次話公開予定…10/29(火)
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