115 / 136
第6章 偽りのアイドル
16、宮村永遠は2人で遊びたい
しおりを挟む
学校が見えてきた。
和の相手は凄くカロリーを使う。
ちょっと下を向いて歩いていると、永遠ちゃんの笑い声が聞こえて顔を上げた。
「ふふふっ、和ちゃんに気に入られているんですね」
「そ、そうかな?嫌われてると思うけど……」
「秀頼さんに相手をしてもらいたいのですよ。可愛いです」
再び「ふふふっ」と永遠ちゃんが笑いだす。
そんなものなのかな?
「そういえば最近お父さんから何か干渉受けたりとかは大丈夫?」
「はい!秀頼さんやみんなで勉強することも多いから学力上がってて。良い友人に恵まれたなって言ってくれてます」
「エイエンちゃんこないだついに学年1位だったしね。咲夜も1年前はかなり成績悪かったけど一気に学年半分の順位上げたからなぁ」
努力家なんですよ彼女。
咲夜も頑張ったからなぁ、いやぁ若い。
そしてちょうど話題の上がっていた和と咲夜が2人で歩きながら会話をしているようだ。
どんな会話をしているのか想像できなくて、聞き耳を立ててみる。
「咲夜先輩のコーヒーカップのヘアゴムどこで買うんですか?」
「マスター……、ウチのお父さんが常連のコーヒー専門店に売ってる。ウチのお気に入りで同じの10個持ってる」
「なるほどー、そんなにストックあるんですねー」
まさか咲夜のコーヒーカップのヘアゴムに今更突っ込む人がいるとは思わなかった。
「咲夜のヘアゴム、目に付きますよね。とても似合って素敵です」
「さ……、咲夜のシンボルマークだからな」
それよりも咲夜がマスターをお父さんと呼んだところが驚きで会話が頭に入ってこなかった……。
「咲夜先輩のお店行ってみたいです!」
「行こう!行こう!お父さんもきっと喜ぶ」
「姉者がブレンドコーヒーがおいしかったと喜んでました」
「お父さんの十八番だからな!」
咲夜がお父さんと呼ぶのが気になって内容が全然頭に入って来なかった。
お前、父親をマスターと呼ぶ個性無くなったらコーヒーカップのヘアゴムしか残らないんだぞ……。
「そんな話聞いてると私もまた喫茶店行きたくなったなー」
「結構通ってるの?」
「月に2回くらいはマスターさんの店行ってます」
「そうなんだ」
「秀頼さんもまた一緒に行きましょうよ」
「ひ…………」
『暇な時』という言葉をぐっと飲み込んだ。
思い出したのは、スタチャのファンレターを開けた日の絵美、理沙、タケルの乱入事件。
暇な時と曖昧にすると永遠ちゃんももしかしたら勝手に部屋に上がるかもしれない。
さすがに永遠ちゃんに沢村ヤマとかギャルゲーを見られるのは恥ずかしい……。
絵美とか理沙とか円とか俺の恥を知ってしまっている人には別にいくらでも恥を晒しても良いが、永遠ちゃんや咲夜などの硬派で通っている人に部屋に来られるのは恥ずかしい。
「じゃあ、また今度みんな誘って予定作るか」
「……みんなと一緒じゃないとダメですか……?」
「え?」
憂いの浴びた永遠ちゃんの声に俺はドキッとした。
心臓の動きが一瞬止まってたと思う。
「私と……ふ、2人で……また一緒に遊んでくれないんですか?十文字君とか絵美とかは秀頼さんと2人だけで遊んでいる時があるみたいじゃないですか……。私も2人で一緒に遊びたいです」
「行く」
「え?」
「行こう!行く!みんなの予定も2人の予定も作ろう!」
「……はいっ!」
永遠ちゃんの笑顔を見て顔が赤くなる。
本当、ビジュアルファンブックにある通りあざといよ永遠ちゃんは……。
童貞を勘違いさせるタイプと公式で明言されてある通りすぎる。
「ふふっ、ありがとうございます!秀頼さん」
「う、うん……」
なんて妖艶な笑みまで浮かべるのか。
もしかして俺のこと好きなんじゃないかと勘違いしてしまいそうだ。
永遠ちゃんはタケルが好きなはずだ。
その下調べ的な下心もあるかもしれない。
しかし、永遠ルートへ行けるほどの好感度をタケルが溜めてなくて、その下調べをする意味の下心もないとすれば……。
それは……。
…………どういうことになるんだろうか?
マスターと会いたいのかな?
最近の子は年上好きとも言うし……はっ!?
まさかのマス×トワ!?
確かにマスターはイケメンだ。
しかも、年齢のわりに若い見た目をしている。
35歳前後だけど、20代後半くらいの若作りをしている。
娘に受け継がれし口の悪さだが、あの人の話術に嵌まるとなんでも相談してしまう包容力の高さがあるのだ。
年上の安定感。
閑古鳥が鳴いているとはいえ、喫茶店の経営者。
奥さんも亡くなっておりフリー。
親しいマスターと永遠ちゃんの関係。
そうなると本音で語り合える俺は、娘には聞かせられないマスターの事情などももらっていたりする。
俺にマスターの橋渡しを期待しているんだ!
そういうことか!
かぁー、あの子持ちの親父め。
まさか娘の同い年に興味を持たせるとは。
俺は永遠ちゃんの厄介ファンだ。
お節介ではあるが、タケルであれマスターであれ永遠ちゃんの幸せのためにいくらでも橋渡しになりましょう。
悪役親友役・明智秀頼。
悪役という字はあるものの親友役だ。
普通のギャルゲーの親友役を演じようじゃないか。
前世ではラノベアニメの影響を受けて強い実力を隠して、弱くて冴えない劣等生を演じた主人公に憧れた俺だ。
剣道部で実力のレベルを部員に合わせてちょっと強いくらいを演じて、真の実力を隠していた頃のように。
再び俺は演技の舞台に上がろう。
演技の鬼・豊臣光秀の名において、ピエロをいくらでも演じましょう。
「楽しみだね、エイエンちゃん!」
「はいっ!」
でも、デート気分を味わえるならそれはもう最高であろう……。
転生してすぐは推しと結婚したいと考えていたが、明智秀頼の身体で10年近く暮らしてみて、俺は現実を直視する。
いや、無理でしょ……と。
いつまでも子供のままではいられない精神年齢30歳。
でも、タケルとかマスターばかり見て、俺には目を向けられないのは悲しいな……。
永遠ちゃんに限った話ではない。
気持ちが俺に向かない、モヤモヤとした嫉妬みたいな醜い気持ちが俺の中で渦巻いていた。
†
第2章 主人公との邂逅
第8部分 1、全力でギャルゲーを語り合う
にて、推しと結婚したい発言より。
リアリストな性格な秀頼君。
和の相手は凄くカロリーを使う。
ちょっと下を向いて歩いていると、永遠ちゃんの笑い声が聞こえて顔を上げた。
「ふふふっ、和ちゃんに気に入られているんですね」
「そ、そうかな?嫌われてると思うけど……」
「秀頼さんに相手をしてもらいたいのですよ。可愛いです」
再び「ふふふっ」と永遠ちゃんが笑いだす。
そんなものなのかな?
「そういえば最近お父さんから何か干渉受けたりとかは大丈夫?」
「はい!秀頼さんやみんなで勉強することも多いから学力上がってて。良い友人に恵まれたなって言ってくれてます」
「エイエンちゃんこないだついに学年1位だったしね。咲夜も1年前はかなり成績悪かったけど一気に学年半分の順位上げたからなぁ」
努力家なんですよ彼女。
咲夜も頑張ったからなぁ、いやぁ若い。
そしてちょうど話題の上がっていた和と咲夜が2人で歩きながら会話をしているようだ。
どんな会話をしているのか想像できなくて、聞き耳を立ててみる。
「咲夜先輩のコーヒーカップのヘアゴムどこで買うんですか?」
「マスター……、ウチのお父さんが常連のコーヒー専門店に売ってる。ウチのお気に入りで同じの10個持ってる」
「なるほどー、そんなにストックあるんですねー」
まさか咲夜のコーヒーカップのヘアゴムに今更突っ込む人がいるとは思わなかった。
「咲夜のヘアゴム、目に付きますよね。とても似合って素敵です」
「さ……、咲夜のシンボルマークだからな」
それよりも咲夜がマスターをお父さんと呼んだところが驚きで会話が頭に入ってこなかった……。
「咲夜先輩のお店行ってみたいです!」
「行こう!行こう!お父さんもきっと喜ぶ」
「姉者がブレンドコーヒーがおいしかったと喜んでました」
「お父さんの十八番だからな!」
咲夜がお父さんと呼ぶのが気になって内容が全然頭に入って来なかった。
お前、父親をマスターと呼ぶ個性無くなったらコーヒーカップのヘアゴムしか残らないんだぞ……。
「そんな話聞いてると私もまた喫茶店行きたくなったなー」
「結構通ってるの?」
「月に2回くらいはマスターさんの店行ってます」
「そうなんだ」
「秀頼さんもまた一緒に行きましょうよ」
「ひ…………」
『暇な時』という言葉をぐっと飲み込んだ。
思い出したのは、スタチャのファンレターを開けた日の絵美、理沙、タケルの乱入事件。
暇な時と曖昧にすると永遠ちゃんももしかしたら勝手に部屋に上がるかもしれない。
さすがに永遠ちゃんに沢村ヤマとかギャルゲーを見られるのは恥ずかしい……。
絵美とか理沙とか円とか俺の恥を知ってしまっている人には別にいくらでも恥を晒しても良いが、永遠ちゃんや咲夜などの硬派で通っている人に部屋に来られるのは恥ずかしい。
「じゃあ、また今度みんな誘って予定作るか」
「……みんなと一緒じゃないとダメですか……?」
「え?」
憂いの浴びた永遠ちゃんの声に俺はドキッとした。
心臓の動きが一瞬止まってたと思う。
「私と……ふ、2人で……また一緒に遊んでくれないんですか?十文字君とか絵美とかは秀頼さんと2人だけで遊んでいる時があるみたいじゃないですか……。私も2人で一緒に遊びたいです」
「行く」
「え?」
「行こう!行く!みんなの予定も2人の予定も作ろう!」
「……はいっ!」
永遠ちゃんの笑顔を見て顔が赤くなる。
本当、ビジュアルファンブックにある通りあざといよ永遠ちゃんは……。
童貞を勘違いさせるタイプと公式で明言されてある通りすぎる。
「ふふっ、ありがとうございます!秀頼さん」
「う、うん……」
なんて妖艶な笑みまで浮かべるのか。
もしかして俺のこと好きなんじゃないかと勘違いしてしまいそうだ。
永遠ちゃんはタケルが好きなはずだ。
その下調べ的な下心もあるかもしれない。
しかし、永遠ルートへ行けるほどの好感度をタケルが溜めてなくて、その下調べをする意味の下心もないとすれば……。
それは……。
…………どういうことになるんだろうか?
マスターと会いたいのかな?
最近の子は年上好きとも言うし……はっ!?
まさかのマス×トワ!?
確かにマスターはイケメンだ。
しかも、年齢のわりに若い見た目をしている。
35歳前後だけど、20代後半くらいの若作りをしている。
娘に受け継がれし口の悪さだが、あの人の話術に嵌まるとなんでも相談してしまう包容力の高さがあるのだ。
年上の安定感。
閑古鳥が鳴いているとはいえ、喫茶店の経営者。
奥さんも亡くなっておりフリー。
親しいマスターと永遠ちゃんの関係。
そうなると本音で語り合える俺は、娘には聞かせられないマスターの事情などももらっていたりする。
俺にマスターの橋渡しを期待しているんだ!
そういうことか!
かぁー、あの子持ちの親父め。
まさか娘の同い年に興味を持たせるとは。
俺は永遠ちゃんの厄介ファンだ。
お節介ではあるが、タケルであれマスターであれ永遠ちゃんの幸せのためにいくらでも橋渡しになりましょう。
悪役親友役・明智秀頼。
悪役という字はあるものの親友役だ。
普通のギャルゲーの親友役を演じようじゃないか。
前世ではラノベアニメの影響を受けて強い実力を隠して、弱くて冴えない劣等生を演じた主人公に憧れた俺だ。
剣道部で実力のレベルを部員に合わせてちょっと強いくらいを演じて、真の実力を隠していた頃のように。
再び俺は演技の舞台に上がろう。
演技の鬼・豊臣光秀の名において、ピエロをいくらでも演じましょう。
「楽しみだね、エイエンちゃん!」
「はいっ!」
でも、デート気分を味わえるならそれはもう最高であろう……。
転生してすぐは推しと結婚したいと考えていたが、明智秀頼の身体で10年近く暮らしてみて、俺は現実を直視する。
いや、無理でしょ……と。
いつまでも子供のままではいられない精神年齢30歳。
でも、タケルとかマスターばかり見て、俺には目を向けられないのは悲しいな……。
永遠ちゃんに限った話ではない。
気持ちが俺に向かない、モヤモヤとした嫉妬みたいな醜い気持ちが俺の中で渦巻いていた。
†
第2章 主人公との邂逅
第8部分 1、全力でギャルゲーを語り合う
にて、推しと結婚したい発言より。
リアリストな性格な秀頼君。
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢でも素材はいいんだから楽しく生きなきゃ損だよね!
ペトラ
恋愛
ぼんやりとした意識を覚醒させながら、自分の置かれた状況を考えます。ここは、この世界は、途中まで攻略した乙女ゲームの世界だと思います。たぶん。
戦乙女≪ヴァルキュリア≫を育成する学園での、勉強あり、恋あり、戦いありの恋愛シミュレーションゲーム「ヴァルキュリア デスティニー~恋の最前線~」通称バル恋。戦乙女を育成しているのに、なぜか共学で、男子生徒が目指すのは・・・なんでしたっけ。忘れてしまいました。とにかく、前世の自分が死ぬ直前まではまっていたゲームの世界のようです。
前世は彼氏いない歴イコール年齢の、ややぽっちゃり(自己診断)享年28歳歯科衛生士でした。
悪役令嬢でもナイスバディの美少女に生まれ変わったのだから、人生楽しもう!というお話。
他サイトに連載中の話の改訂版になります。
転生したら遊び人だったが遊ばず修行をしていたら何故か最強の遊び人になっていた
ぐうのすけ
ファンタジー
カクヨムで先行投稿中。
遊戯遊太(25)は会社帰りにふらっとゲームセンターに入った。昔遊んだユーフォーキャッチャーを見つめながらつぶやく。
「遊んで暮らしたい」その瞬間に頭に声が響き時間が止まる。
「異世界転生に興味はありますか?」
こうして遊太は異世界転生を選択する。
異世界に転生すると最弱と言われるジョブ、遊び人に転生していた。
「最弱なんだから努力は必要だよな!」
こうして雄太は修行を開始するのだが……
前世で八十年。今世で二十年。合わせて百年分の人生経験を基に二週目の人生を頑張ります
京衛武百十
ファンタジー
俺の名前は阿久津安斗仁王(あくつあんとにお)。いわゆるキラキラした名前のおかげで散々苦労もしたが、それでも人並みに幸せな家庭を築こうと仕事に精を出して精を出して精を出して頑張ってまあそんなに経済的に困るようなことはなかったはずだった。なのに、女房も娘も俺のことなんかちっとも敬ってくれなくて、俺が出張中に娘は結婚式を上げるわ、定年を迎えたら離婚を切り出されれるわで、一人寂しく老後を過ごし、2086年4月、俺は施設で職員だけに看取られながら人生を終えた。本当に空しい人生だった。
なのに俺は、気付いたら五歳の子供になっていた。いや、正確に言うと、五歳の時に危うく死に掛けて、その弾みで思い出したんだ。<前世の記憶>ってやつを。
今世の名前も<アントニオ>だったものの、幸い、そこは中世ヨーロッパ風の世界だったこともあって、アントニオという名もそんなに突拍子もないものじゃなかったことで、俺は今度こそ<普通の幸せ>を掴もうと心に決めたんだ。
しかし、二週目の人生も取り敢えず平穏無事に二十歳になるまで過ごせたものの、何の因果か俺の暮らしていた村が戦争に巻き込まれて家族とは離れ離れ。俺は難民として流浪の身に。しかも、俺と同じ難民として戦火を逃れてきた八歳の女の子<リーネ>と行動を共にすることに。
今世では結婚はまだだったものの、一応、前世では結婚もして子供もいたから何とかなるかと思ったら、俺は育児を女房に任せっきりでほとんど何も知らなかったことに愕然とする。
とは言え、前世で八十年。今世で二十年。合わせて百年分の人生経験を基に、何とかしようと思ったのだった。
異世界転生 我が主のために ~不幸から始まる絶対忠義~ 冒険・戦い・感動を織りなすファンタジー
紫電のチュウニー
ファンタジー
第四部第一章 新大陸開始中。 開始中(初投稿作品)
転生前も、転生後も 俺は不幸だった。
生まれる前は弱視。
生まれ変わり後は盲目。
そんな人生をメルザは救ってくれた。
あいつのためならば 俺はどんなことでもしよう。
あいつの傍にずっといて、この生涯を捧げたい。
苦楽を共にする多くの仲間たち。自分たちだけの領域。
オリジナルの世界観で描く 感動ストーリーをお届けします。
幼女エルフの自由旅
たまち。
ファンタジー
突然見知らぬ土地にいた私、生駒 縁-イコマ ユカリ-
どうやら地球とは違う星にある地は身体に合わず、数日待たずして死んでしまった
自称神が言うにはエルフに生まれ変えてくれるらしいが……
私の本当の記憶って?
ちょっと言ってる意味が分からないんですけど
次々と湧いて出てくる問題をちょっぴり……だいぶ思考回路のズレた幼女エルフが何となく捌いていく
※題名、内容紹介変更しました
《旧題:エルフの虹人はGの価値を求む》
※文章修正しています。
深窓の悪役令嬢~死にたくないので仮病を使って逃げ切ります~
白金ひよこ
恋愛
熱で魘された私が夢で見たのは前世の記憶。そこで思い出した。私がトワール侯爵家の令嬢として生まれる前は平凡なOLだったことを。そして気づいた。この世界が乙女ゲームの世界で、私がそのゲームの悪役令嬢であることを!
しかもシンディ・トワールはどのルートであっても死ぬ運命! そんなのあんまりだ! もうこうなったらこのまま病弱になって学校も行けないような深窓の令嬢になるしかない!
物語の全てを放棄し逃げ切ることだけに全力を注いだ、悪役令嬢の全力逃走ストーリー! え? シナリオ? そんなの知ったこっちゃありませんけど?
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
「ギャルゲーの親友ポジに憧れた俺が、なぜかモテてしまう話。」
はっけよいのこっ太郎
恋愛
ギャルゲーの親友ポジションに憧れて奮闘するラブコメ小説!!
それでもきっと、”恋の魔法”はある!!
そう、これは、俺が”粋な親友”になる物語。
【あらすじ】
主人公、新川優希《しんかわゆうき》は裏原高等学校に通う高校2年生である。
特に趣味もなく、いわるゆ普通の高校生だ。
中学時代にとあるギャルゲーにハマりそこからギャルゲーによく出てくる時に優しく、時に厳しいバカだけどつい一緒にいたくなるような親友キャラクターに憧れて、親友の今井翼《いまいつばさ》にフラグを作ったりして、ギャルゲーの親友ポジションになろうと奮闘するのである。
しかし、彼には中学時代にトラウマを抱えておりそのトラウマから日々逃げる生活を送っていた。
そんな彼の前に学園のマドンナの朝比奈風夏《あさひなふうか》、過去の自分に重なる経験をして生きてきた後輩の早乙女萌《さおとめもえ》、トラウマの原因で大人気読モの有栖桃花《ありすももか》など色々な人に出会うことで彼は確実に前に進み続けるのだ!
優希は親友ポジになれるのか!
優希はトラウマを克服できるのか!
人生に正解はない。
それでも確実に歩いていけるように。
異世界もギルドなければエルフ、冒険者、スライムにドラゴンも居ない!
そんなドタバタ青春ラブコメ!!
「ギャルゲーの親友ポジに憧れた俺が、なぜかモテてしまう話。」開幕‼️‼️
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる