90 / 136
第5章 鳥籠の少女
46、鳥籠の少女は疑問を持つ
しおりを挟む
「宮村の価値は勉強だけじゃない!」
「十文字さん……」
私は十文字さんに封印をしていた私の過去を話した。
目の前でお父さんがお母さんにナイフでめった刺しで殺害したこと。
目の前でお母さんが首を吊ったこと。
勉強だけの人生に嫌だと語ったことにより起こった悲劇。
だから私はずっと勉強をしなくてはいけないんだと、ずっと鉛筆を動かしてきた。
暑い日、汗を拭う時間も惜しんでノートに文章を書いた。
寒い日、厚着をする時間も惜しんで寒さに震えながらノートに計算式を書いた。
そんな人生を十文字さんは、真っ向から否定をしてくれた。
私の人生を勉強だけではないと言ってくれた。
「宮村のことは俺が必ず助けるよ!」
「十文字さん……、ありがとうございます」
最近、私の心が熱いです。
止まっていた時間が炎で照らされているみたいに満たされていく。
私なんか、私なんて。
お父さんが殺され、お母さんに自殺されて、どうして私だけ巻き込んでくれなかったの?と2人の両親に悩んだことがあったけど、今なら生きていて良かったって思える。
十文字さん、とっても素敵な人。
もしかしたら、彼が私の運命の人なのかな?なんて自惚れてみちゃったりする。
私の初恋の人。
「ずいぶんと楽しそうな顔で笑うようになったな」
「……明智さん?」
同じクラスであり、十文字さんが親友とよく語っている明智さんがそこに立っていた。
しかし、いつも教室で見かけるよりも、雰囲気が暗く、別人と間違うほどに纏う空気が違う。
「『宮村のことは俺が必ず助けるよ』だってよ……。くっくく……」
どこから聞いていたの?
何が面白いのだろうか?
それに親友の真面目な言葉に笑うってこの人の神経おかしいんじゃないの……?
「何がそんなにおかしいんですか!?そんなに十文字さんをからかわないでくださいっ!」
「いや、からかっているのは親友のタケルじゃなくて、目の前の宮村に」
「え……?私……?」
「いやー、初めて『助ける』って言われた男性がタケルと勘違いしていると思うと哀れで可哀そうでさ……。二番煎じだと思うと笑う」
「は……?」
「まあまあ、タケルとお幸せにな。真実を知らないまま幸せなハッピーエンドを迎えるのもまた自由でしょ」
明智さんが馴れ馴れしく私の肩をポンポンと叩いて去っていく。
「……」
なんなのあの気持ち悪い人……。
どうして十文字さんの親友を名乗ってるの?
私よりも先に十文字さんを下の名前で呼んでいることがイライラしてくる。
「なんなの、あのゴミクズ……」
普段の私なら絶対に言わない暴言。
しかし、彼相手になら、それくらい言っても罰が当たらないんじゃないかと思うくらいに彼を心の底から軽蔑するし、憎悪する。
「秀頼?」
次の日、私は十文字さんに明智さんのこと質問してみる。
「ちょっと口は悪いけど良い奴だぞ。まあ、ちょっと怪しい連中とつるんでたりもするけどカッコイイし面白い奴だよ」
「そうかな……?」
「1番の親友だよ」
タケルさんは明智さんをベタ褒めであった。
でも、タケルさん視点から見る明智さんと、私視点から見る明智さんは大きな違いがある気がしてならない。
十文字さんと仲の良い異性の人にも明智さんについて相談をする。
「明智?」
「そうなんです。ヨルさんは十文字さんと仲が良いじゃないですか」
「まー、タケルとはかなり付き合いが長いからね」
「だからヨルさんの評価を聞きたいです」
クラスメートのヨルさんは自身の赤い目で私の顔をじーっと覗き込み考え込む。
それからため息を付いて語り始める。
「……はっきり言って、明智に関してだけはタケルを信用するな。多分、お前の勘が正解だ」
「え……?」
「あたしはあいつを信用も信頼もできない。クズでゲスな本性が混ざっている前提で動け」
ヨルさんは真面目な顔をして言い切った。
そんな人から、私の存在が認知されている。
それは表現のしようがない気持ちの悪いものが全身を支配していた。
私はすぐにタケルさんの元へ駆け込んでいく。
「……あいつは、ギフト所持者至上最低のクズでゲスな野郎だ」
―――――
「秀頼が怖い?」
やっぱり怖くなって、私は十文字家に直接やって来てタケルさんに相談をする。
ヨルさんにも忠告をされたことも一緒に伝えておく。
「ヨルがそんなことをねえ……」
「そうなんですよ」
「でも、俺はヨルよりも秀頼を信じたい」
「十文字さん……」
「でも、宮村がそういうなら君を信じるよ」
十文字さんが大きい手で私を握ってくれる凄く安心する手。
この手に私は救われてきた。
「好きです……、十文字さん」
「え……?」
「早い……ですかね……。まだまともに会話をして数日なのに……。惚れやすいかもしれないですね私……」
「俺も……」
十文字さんが赤い顔を見せる。
その反応に『もしかして?』と自惚れの感情が沸いてくる。
「宮村のことが好きだ」
ハッキリと十文字さんは答えてくれた。
キスをする。
そのままお互いに同じベッドで触れ合う。
「永遠」
「タケルさん……」
別にそういう行為はなかったけど、触れ合っているだけで満足だった。
タケルさんは妹の理沙ちゃんやヨルちゃんなど色々な人に好かれている素敵な人だ。
そんな人に私なんかが選ばれていいのかななんて思ってしまう。
明日から彼女としてどんな日常になるのかな?
それを考えて2人で抱き合って眠りに付く。
「いや……、いや。あああああああああああ!!!?う、そ……!?うそうそうそ……、ちがっ!違うわたし……いやあああああああ!?」
「ど、どうした永遠!?」
深夜、私は絶叫した。
一緒に暮らしている理沙ちゃんまでもが飛び起きてくるくらいに大声を上げていた。
「どうした、何があったんだ永遠!?」
「こ、殺したの……」
「な、何が……?」
「お父さんを殺したのは……、私?」
知らない記憶が次々と開いてくる。
『いやー、初めて『助ける』って言われた男性がタケルと勘違いしていると思うと哀れで可哀そうでさ……。二番煎じだと思うと笑う』
明智さんが嘲笑った意味が理解した。
『今日からは俺と絵美の2人が宮村さんを助けるよ』
ゴミクズから同じことを言われていたんだ……。
†
どんなテンションでタケルと永遠のいちゃつきシーンを書けばいいのか迷います。
さらっと『ヨル』という新キャラの登場です。
「十文字さん……」
私は十文字さんに封印をしていた私の過去を話した。
目の前でお父さんがお母さんにナイフでめった刺しで殺害したこと。
目の前でお母さんが首を吊ったこと。
勉強だけの人生に嫌だと語ったことにより起こった悲劇。
だから私はずっと勉強をしなくてはいけないんだと、ずっと鉛筆を動かしてきた。
暑い日、汗を拭う時間も惜しんでノートに文章を書いた。
寒い日、厚着をする時間も惜しんで寒さに震えながらノートに計算式を書いた。
そんな人生を十文字さんは、真っ向から否定をしてくれた。
私の人生を勉強だけではないと言ってくれた。
「宮村のことは俺が必ず助けるよ!」
「十文字さん……、ありがとうございます」
最近、私の心が熱いです。
止まっていた時間が炎で照らされているみたいに満たされていく。
私なんか、私なんて。
お父さんが殺され、お母さんに自殺されて、どうして私だけ巻き込んでくれなかったの?と2人の両親に悩んだことがあったけど、今なら生きていて良かったって思える。
十文字さん、とっても素敵な人。
もしかしたら、彼が私の運命の人なのかな?なんて自惚れてみちゃったりする。
私の初恋の人。
「ずいぶんと楽しそうな顔で笑うようになったな」
「……明智さん?」
同じクラスであり、十文字さんが親友とよく語っている明智さんがそこに立っていた。
しかし、いつも教室で見かけるよりも、雰囲気が暗く、別人と間違うほどに纏う空気が違う。
「『宮村のことは俺が必ず助けるよ』だってよ……。くっくく……」
どこから聞いていたの?
何が面白いのだろうか?
それに親友の真面目な言葉に笑うってこの人の神経おかしいんじゃないの……?
「何がそんなにおかしいんですか!?そんなに十文字さんをからかわないでくださいっ!」
「いや、からかっているのは親友のタケルじゃなくて、目の前の宮村に」
「え……?私……?」
「いやー、初めて『助ける』って言われた男性がタケルと勘違いしていると思うと哀れで可哀そうでさ……。二番煎じだと思うと笑う」
「は……?」
「まあまあ、タケルとお幸せにな。真実を知らないまま幸せなハッピーエンドを迎えるのもまた自由でしょ」
明智さんが馴れ馴れしく私の肩をポンポンと叩いて去っていく。
「……」
なんなのあの気持ち悪い人……。
どうして十文字さんの親友を名乗ってるの?
私よりも先に十文字さんを下の名前で呼んでいることがイライラしてくる。
「なんなの、あのゴミクズ……」
普段の私なら絶対に言わない暴言。
しかし、彼相手になら、それくらい言っても罰が当たらないんじゃないかと思うくらいに彼を心の底から軽蔑するし、憎悪する。
「秀頼?」
次の日、私は十文字さんに明智さんのこと質問してみる。
「ちょっと口は悪いけど良い奴だぞ。まあ、ちょっと怪しい連中とつるんでたりもするけどカッコイイし面白い奴だよ」
「そうかな……?」
「1番の親友だよ」
タケルさんは明智さんをベタ褒めであった。
でも、タケルさん視点から見る明智さんと、私視点から見る明智さんは大きな違いがある気がしてならない。
十文字さんと仲の良い異性の人にも明智さんについて相談をする。
「明智?」
「そうなんです。ヨルさんは十文字さんと仲が良いじゃないですか」
「まー、タケルとはかなり付き合いが長いからね」
「だからヨルさんの評価を聞きたいです」
クラスメートのヨルさんは自身の赤い目で私の顔をじーっと覗き込み考え込む。
それからため息を付いて語り始める。
「……はっきり言って、明智に関してだけはタケルを信用するな。多分、お前の勘が正解だ」
「え……?」
「あたしはあいつを信用も信頼もできない。クズでゲスな本性が混ざっている前提で動け」
ヨルさんは真面目な顔をして言い切った。
そんな人から、私の存在が認知されている。
それは表現のしようがない気持ちの悪いものが全身を支配していた。
私はすぐにタケルさんの元へ駆け込んでいく。
「……あいつは、ギフト所持者至上最低のクズでゲスな野郎だ」
―――――
「秀頼が怖い?」
やっぱり怖くなって、私は十文字家に直接やって来てタケルさんに相談をする。
ヨルさんにも忠告をされたことも一緒に伝えておく。
「ヨルがそんなことをねえ……」
「そうなんですよ」
「でも、俺はヨルよりも秀頼を信じたい」
「十文字さん……」
「でも、宮村がそういうなら君を信じるよ」
十文字さんが大きい手で私を握ってくれる凄く安心する手。
この手に私は救われてきた。
「好きです……、十文字さん」
「え……?」
「早い……ですかね……。まだまともに会話をして数日なのに……。惚れやすいかもしれないですね私……」
「俺も……」
十文字さんが赤い顔を見せる。
その反応に『もしかして?』と自惚れの感情が沸いてくる。
「宮村のことが好きだ」
ハッキリと十文字さんは答えてくれた。
キスをする。
そのままお互いに同じベッドで触れ合う。
「永遠」
「タケルさん……」
別にそういう行為はなかったけど、触れ合っているだけで満足だった。
タケルさんは妹の理沙ちゃんやヨルちゃんなど色々な人に好かれている素敵な人だ。
そんな人に私なんかが選ばれていいのかななんて思ってしまう。
明日から彼女としてどんな日常になるのかな?
それを考えて2人で抱き合って眠りに付く。
「いや……、いや。あああああああああああ!!!?う、そ……!?うそうそうそ……、ちがっ!違うわたし……いやあああああああ!?」
「ど、どうした永遠!?」
深夜、私は絶叫した。
一緒に暮らしている理沙ちゃんまでもが飛び起きてくるくらいに大声を上げていた。
「どうした、何があったんだ永遠!?」
「こ、殺したの……」
「な、何が……?」
「お父さんを殺したのは……、私?」
知らない記憶が次々と開いてくる。
『いやー、初めて『助ける』って言われた男性がタケルと勘違いしていると思うと哀れで可哀そうでさ……。二番煎じだと思うと笑う』
明智さんが嘲笑った意味が理解した。
『今日からは俺と絵美の2人が宮村さんを助けるよ』
ゴミクズから同じことを言われていたんだ……。
†
どんなテンションでタケルと永遠のいちゃつきシーンを書けばいいのか迷います。
さらっと『ヨル』という新キャラの登場です。
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
皇太子の子を妊娠した悪役令嬢は逃げることにした
葉柚
恋愛
皇太子の子を妊娠した悪役令嬢のレイチェルは幸せいっぱいに暮らしていました。
でも、妊娠を切っ掛けに前世の記憶がよみがえり、悪役令嬢だということに気づいたレイチェルは皇太子の前から逃げ出すことにしました。
本編完結済みです。時々番外編を追加します。
目が覚めたら夫と子供がいました
青井陸
恋愛
とある公爵家の若い公爵夫人、シャルロットが毒の入ったのお茶を飲んで倒れた。
1週間寝たきりのシャルロットが目を覚ましたとき、幼い可愛い男の子がいた。
「…お母様?よかった…誰か!お母様が!!!!」
「…あなた誰?」
16歳で政略結婚によって公爵家に嫁いだ、元伯爵令嬢のシャルロット。
シャルロットは一目惚れであったが、夫のハロルドは結婚前からシャルロットには冷たい。
そんな関係の二人が、シャルロットが毒によって記憶をなくしたことにより少しずつ変わっていく。
なろう様でも同時掲載しています。
メインをはれない私は、普通に令嬢やってます
かぜかおる
ファンタジー
ヒロインが引き取られてきたことで、自分がラノベの悪役令嬢だったことに気が付いたシルヴェール
けど、メインをはれるだけの実力はないや・・・
だから、この世界での普通の令嬢になります!
↑本文と大分テンションの違う説明になってます・・・
【完結】死がふたりを分かつとも
杜野秋人
恋愛
「捕らえよ!この女は地下牢へでも入れておけ!」
私の命を受けて会場警護の任に就いていた騎士たちが動き出し、またたく間に驚く女を取り押さえる。そうして引っ立てられ連れ出される姿を見ながら、私は心の中だけでそっと安堵の息を吐く。
ああ、やった。
とうとうやり遂げた。
これでもう、彼女を脅かす悪役はいない。
私は晴れて、彼女を輝かしい未来へ進ませることができるんだ。
自分が前世で大ヒットしてTVアニメ化もされた、乙女ゲームの世界に転生していると気づいたのは6歳の時。以来、前世での最推しだった悪役令嬢を救うことが人生の指針になった。
彼女は、悪役令嬢は私の婚約者となる。そして学園の卒業パーティーで断罪され、どのルートを辿っても悲惨な最期を迎えてしまう。
それを回避する方法はただひとつ。本来なら初回クリア後でなければ解放されない“悪役令嬢ルート”に進んで、“逆ざまあ”でクリアするしかない。
やれるかどうか何とも言えない。
だがやらなければ彼女に待っているのは“死”だ。
だから彼女は、メイン攻略対象者の私が、必ず救う⸺!
◆男性(王子)主人公の乙女ゲーもの。主人公は転生者です。
詳しく設定を作ってないので、固有名詞はありません。
◆全10話で完結予定。毎日1話ずつ投稿します。
1話あたり2000字〜3000字程度でサラッと読めます。
◆公開初日から恋愛ランキング入りしました!ありがとうございます!
◆この物語は小説家になろうでも同時投稿します。
ここは乙女ゲームの世界でわたくしは悪役令嬢。卒業式で断罪される予定だけど……何故わたくしがヒロインを待たなきゃいけないの?
ラララキヲ
恋愛
乙女ゲームを始めたヒロイン。その悪役令嬢の立場のわたくし。
学園に入学してからの3年間、ヒロインとわたくしの婚約者の第一王子は愛を育んで卒業式の日にわたくしを断罪する。
でも、ねぇ……?
何故それをわたくしが待たなきゃいけないの?
※細かい描写は一切無いけど一応『R15』指定に。
◇テンプレ乙女ゲームモノ。
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾もあるかも。
◇なろうにも上げてます。
悪役令嬢の独壇場
あくび。
ファンタジー
子爵令嬢のララリーは、学園の卒業パーティーの中心部を遠巻きに見ていた。
彼女は転生者で、この世界が乙女ゲームの舞台だということを知っている。
自分はモブ令嬢という位置づけではあるけれど、入学してからは、ゲームの記憶を掘り起こして各イベントだって散々覗き見してきた。
正直に言えば、登場人物の性格やイベントの内容がゲームと違う気がするけれど、大筋はゲームの通りに進んでいると思う。
ということは、今日はクライマックスの婚約破棄が行われるはずなのだ。
そう思って卒業パーティーの様子を傍から眺めていたのだけど。
あら?これは、何かがおかしいですね。
オタクおばさん転生する
ゆるりこ
ファンタジー
マンガとゲームと小説を、ゆるーく愛するおばさんがいぬの散歩中に異世界召喚に巻き込まれて転生した。
天使(見習い)さんにいろいろいただいて犬と共に森の中でのんびり暮そうと思っていたけど、いただいたものが思ったより強大な力だったためいろいろ予定が狂ってしまい、勇者さん達を回収しつつ奔走するお話になりそうです。
投稿ものんびりです。(なろうでも投稿しています)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる