16 / 136
第2章 禁断の恋愛
9、はじめてのコイバナ
しおりを挟む
一旦家に帰り、絵美と合流して公園へ一緒に歩いていく。
なんか最近ずっと絵美と一緒に話したり、遊んだりする機会が多くて、実は周りから付き合っているとか思われたりしないだろうか?
……ないか、まだ小学生だし。
絵美はタケル狙いっぽいのも察している。
「それで、公園来たけど何する?滑り台?」
「そういえば!秀頼君!」
「え?」
「滑り台だよ!滑り台!」
「え?」
滑り台に何かあるのか?
「はっ……!?」
まさかあの日、絵美のスカートを見てしまったことを攻められるとか!?
実はそれに気付いていたけど、咎めるのを忘れていたみたいに怒られるかもしれない。
男らしく認めよう。
「不可抗力だったんだ……。本当に偶然の出来事でさ……、そんなに怒るなって」
「酷いよ!もう!滑り台って座って滑っていく遊具みたいじゃん!わたしあの時走っちゃったじゃん!」
「あ、あぁ……」
絵美が出会いの日、滑り台の坂道を走って下に行った間違った遊びしていたのを思い出す。
そっちか、スカートの中身見ちゃったのを知っていたよりは100倍マシである。
「あの時、秀頼君も走ったよね?実は滑り台の遊び方知ってたんでしょ!?」
「し、知ってたよ……、ただ自信満々に走っていったから絵美のプライドを守ってやろうとしただけで……」
「余計なお世話過ぎるって!」
最近の絵美はズバズバと言うように成長してきた。
出会った頃のように、『たのしー』と騒いでいた無邪気さは消えた気がする。
誰の影響だろうか……?
「はいはい、イチャイチャ喧嘩しないの」
「あ?」
絵美に叱られていると、予想のしていなかった人物が近くに出現していた。
「タケルの妹……?」
理沙が俺と絵美に用事がある感じに見えた。
「うん!十文字さんから呼ばれて来たんだよ」
「十文字さんだと兄さんと紛らわしいから理沙で良いわよ。タケルの妹もやめてください」
絵美と理沙の接点がわからな過ぎる。
いつプライベートで会うようになったのか、などわからないことばかりである。
そのことに気付いたのか慌てて彼女が説明をする。
「今日、佐々木さんとお話をしまして」
「わたしも名前で呼んでよ!」
「じゃあ絵美さんとお話をした内容というのが、兄さんのことで」
理沙から兄のタケルについての相談を受ける。
『自分は実の兄であるタケルが大好き過ぎて仕方ない。実の兄妹でこんなのおかしいのでは?普通の人を好きになった方が良いのか?なれるなら、違う人を好きになれる方法を教えて欲しい』。
要約するならそんな内容である。
「なるほどねー……」
タケルが理沙ルートに辿り着くと、破滅するこの場の2人。
未来の俺が『命令支配』を使う保証なんかないわけで……。
「わたしより十文字君に詳しい秀頼君にアドバイスをと」
「単に巻き込んだだけでは?」
絵美が目を反らす。
図星みたいだな……。
「んー……」と考えながら、転生してはじめてのコイバナの相談のアドバイスを考える。
「好きな気持ちに蓋をする方がよっぽど辛いよ」
正直まだ小学生なんだし、難しく考える必要もないんじゃないかって思ってる。
だから、俺の経験談を交えた話になっていく。
「嫌われたらどうしようとか、嫌われてんじゃねーかとか、今の関係が無くなるんじゃねーかとか正直誰でも思うよ。でも、やらないと後悔しか残らない」
後悔だけ残して、俺は死んでしまったから……。
「だから無理にタケルへの気持ちを抑える必要もないんじゃねーか?もしかしたら、いつか好きな子とかできるかもしれんし?」
理沙の原作の扱いでは初代ではブラコンって感じだったけど、セカンド以降落ち着いてたし彼女にも変化があったんだと思う(単にセカンド以降ヒロイン降格して製作陣から出番を減らされただけな気もするが……)
「ただ、やり残しだけはやめておけよ……。好きだって気持ちを俺は伝えられなかった……。やってらんねーよな、人生なんて」
こんなクズゲス悪役親友役になってしまうなんて考えられないよな……。
「え?……ひ、秀頼君、好きな人いるの……?」
「……」
ちょっと前世を語り過ぎた……。
絵美なんかちょっと悲しい顔してるよ。
「別に好きな人がいるわけじゃない。……なんか、そんな感じのをゲームで見た」
「ゲームかい!」
年齢が10いかない奴がそんな体験してる方がおかしい。
理沙からの激しい突っ込みをもらった。
「好きな気持ちを抑える必要もないか。それ、良いな。サンキュ」
「おう」
「私、あんたのことそこそこ好きになったよ」
「え?脈ありっすか?」
マジか!?
そこそことはいえ、ヒロインに好きとか言われた!
なんか嬉しい!
「り、理沙ちゃん!?」
「ははは、絵美さん反応可愛い。まぁ兄さんの次くらいの順位だよ」
やっぱりギャルゲー主人公には敵わないらしい。
「好きな気持ちを抑えるな、だって絵美さん」
「むぅ……」
からかう理沙と膨れる絵美。
やっぱ女の子同士は打ち解けるの早いわ。
「ぎゅっ!」
そう言いながら絵美が俺に抱き付いてきた。
「はは、はははっ!」
理沙はその姿を見てゲラゲラ笑っていた。
「絵美、なんなんこれ……?」
「気持ちを抑えてないよって意味です!」
「はぁ……?」
意味がわからなかったが、絵美の好きにさせておいた。
ちょっと昔を思い出した恋の悩み相談であった。
なんか最近ずっと絵美と一緒に話したり、遊んだりする機会が多くて、実は周りから付き合っているとか思われたりしないだろうか?
……ないか、まだ小学生だし。
絵美はタケル狙いっぽいのも察している。
「それで、公園来たけど何する?滑り台?」
「そういえば!秀頼君!」
「え?」
「滑り台だよ!滑り台!」
「え?」
滑り台に何かあるのか?
「はっ……!?」
まさかあの日、絵美のスカートを見てしまったことを攻められるとか!?
実はそれに気付いていたけど、咎めるのを忘れていたみたいに怒られるかもしれない。
男らしく認めよう。
「不可抗力だったんだ……。本当に偶然の出来事でさ……、そんなに怒るなって」
「酷いよ!もう!滑り台って座って滑っていく遊具みたいじゃん!わたしあの時走っちゃったじゃん!」
「あ、あぁ……」
絵美が出会いの日、滑り台の坂道を走って下に行った間違った遊びしていたのを思い出す。
そっちか、スカートの中身見ちゃったのを知っていたよりは100倍マシである。
「あの時、秀頼君も走ったよね?実は滑り台の遊び方知ってたんでしょ!?」
「し、知ってたよ……、ただ自信満々に走っていったから絵美のプライドを守ってやろうとしただけで……」
「余計なお世話過ぎるって!」
最近の絵美はズバズバと言うように成長してきた。
出会った頃のように、『たのしー』と騒いでいた無邪気さは消えた気がする。
誰の影響だろうか……?
「はいはい、イチャイチャ喧嘩しないの」
「あ?」
絵美に叱られていると、予想のしていなかった人物が近くに出現していた。
「タケルの妹……?」
理沙が俺と絵美に用事がある感じに見えた。
「うん!十文字さんから呼ばれて来たんだよ」
「十文字さんだと兄さんと紛らわしいから理沙で良いわよ。タケルの妹もやめてください」
絵美と理沙の接点がわからな過ぎる。
いつプライベートで会うようになったのか、などわからないことばかりである。
そのことに気付いたのか慌てて彼女が説明をする。
「今日、佐々木さんとお話をしまして」
「わたしも名前で呼んでよ!」
「じゃあ絵美さんとお話をした内容というのが、兄さんのことで」
理沙から兄のタケルについての相談を受ける。
『自分は実の兄であるタケルが大好き過ぎて仕方ない。実の兄妹でこんなのおかしいのでは?普通の人を好きになった方が良いのか?なれるなら、違う人を好きになれる方法を教えて欲しい』。
要約するならそんな内容である。
「なるほどねー……」
タケルが理沙ルートに辿り着くと、破滅するこの場の2人。
未来の俺が『命令支配』を使う保証なんかないわけで……。
「わたしより十文字君に詳しい秀頼君にアドバイスをと」
「単に巻き込んだだけでは?」
絵美が目を反らす。
図星みたいだな……。
「んー……」と考えながら、転生してはじめてのコイバナの相談のアドバイスを考える。
「好きな気持ちに蓋をする方がよっぽど辛いよ」
正直まだ小学生なんだし、難しく考える必要もないんじゃないかって思ってる。
だから、俺の経験談を交えた話になっていく。
「嫌われたらどうしようとか、嫌われてんじゃねーかとか、今の関係が無くなるんじゃねーかとか正直誰でも思うよ。でも、やらないと後悔しか残らない」
後悔だけ残して、俺は死んでしまったから……。
「だから無理にタケルへの気持ちを抑える必要もないんじゃねーか?もしかしたら、いつか好きな子とかできるかもしれんし?」
理沙の原作の扱いでは初代ではブラコンって感じだったけど、セカンド以降落ち着いてたし彼女にも変化があったんだと思う(単にセカンド以降ヒロイン降格して製作陣から出番を減らされただけな気もするが……)
「ただ、やり残しだけはやめておけよ……。好きだって気持ちを俺は伝えられなかった……。やってらんねーよな、人生なんて」
こんなクズゲス悪役親友役になってしまうなんて考えられないよな……。
「え?……ひ、秀頼君、好きな人いるの……?」
「……」
ちょっと前世を語り過ぎた……。
絵美なんかちょっと悲しい顔してるよ。
「別に好きな人がいるわけじゃない。……なんか、そんな感じのをゲームで見た」
「ゲームかい!」
年齢が10いかない奴がそんな体験してる方がおかしい。
理沙からの激しい突っ込みをもらった。
「好きな気持ちを抑える必要もないか。それ、良いな。サンキュ」
「おう」
「私、あんたのことそこそこ好きになったよ」
「え?脈ありっすか?」
マジか!?
そこそことはいえ、ヒロインに好きとか言われた!
なんか嬉しい!
「り、理沙ちゃん!?」
「ははは、絵美さん反応可愛い。まぁ兄さんの次くらいの順位だよ」
やっぱりギャルゲー主人公には敵わないらしい。
「好きな気持ちを抑えるな、だって絵美さん」
「むぅ……」
からかう理沙と膨れる絵美。
やっぱ女の子同士は打ち解けるの早いわ。
「ぎゅっ!」
そう言いながら絵美が俺に抱き付いてきた。
「はは、はははっ!」
理沙はその姿を見てゲラゲラ笑っていた。
「絵美、なんなんこれ……?」
「気持ちを抑えてないよって意味です!」
「はぁ……?」
意味がわからなかったが、絵美の好きにさせておいた。
ちょっと昔を思い出した恋の悩み相談であった。
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
目が覚めたら夫と子供がいました
青井陸
恋愛
とある公爵家の若い公爵夫人、シャルロットが毒の入ったのお茶を飲んで倒れた。
1週間寝たきりのシャルロットが目を覚ましたとき、幼い可愛い男の子がいた。
「…お母様?よかった…誰か!お母様が!!!!」
「…あなた誰?」
16歳で政略結婚によって公爵家に嫁いだ、元伯爵令嬢のシャルロット。
シャルロットは一目惚れであったが、夫のハロルドは結婚前からシャルロットには冷たい。
そんな関係の二人が、シャルロットが毒によって記憶をなくしたことにより少しずつ変わっていく。
なろう様でも同時掲載しています。
皇太子の子を妊娠した悪役令嬢は逃げることにした
葉柚
恋愛
皇太子の子を妊娠した悪役令嬢のレイチェルは幸せいっぱいに暮らしていました。
でも、妊娠を切っ掛けに前世の記憶がよみがえり、悪役令嬢だということに気づいたレイチェルは皇太子の前から逃げ出すことにしました。
本編完結済みです。時々番外編を追加します。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
ドアマットヒロインはごめん被るので、元凶を蹴落とすことにした
月白ヤトヒコ
ファンタジー
お母様が亡くなった。
それから程なくして――――
お父様が屋敷に見知らぬ母子を連れて来た。
「はじめまして! あなたが、あたしのおねえちゃんになるの?」
にっこりとわたくしを見やるその瞳と髪は、お父様とそっくりな色をしている。
「わ~、おねえちゃんキレイなブローチしてるのね! いいなぁ」
そう、新しい妹? が、言った瞬間・・・
頭の中を、凄まじい情報が巡った。
これ、なんでも奪って行く異母妹と家族に虐げられるドアマット主人公の話じゃね?
ドアマットヒロイン……物語の主人公としての、奪われる人生の、最初の一手。
だから、わたしは・・・よし、とりあえず馬鹿なことを言い出したこのアホをぶん殴っておこう。
ドアマットヒロインはごめん被るので、これからビシバシ躾けてやるか。
ついでに、「政略に使うための駒として娘を必要とし、そのついでに母親を、娘の世話係としてただで扱き使える女として連れて来たものかと」
そう言って、ヒロインのクズ親父と異母妹の母親との間に亀裂を入れることにする。
フハハハハハハハ! これで、異母妹の母親とこの男が仲良くわたしを虐げることはないだろう。ドアマットフラグを一つ折ってやったわっ!
うん? ドアマットヒロインを拾って溺愛するヒーローはどうなったかって?
そんなの知らん。
設定はふわっと。
【完結】伝説の悪役令嬢らしいので本編には出ないことにしました~執着も溺愛も婚約破棄も全部お断りします!~
イトカワジンカイ
恋愛
「目には目をおおおお!歯には歯をおおおお!」
どごおおおぉっ!!
5歳の時、イリア・トリステンは虐められていた少年をかばい、いじめっ子をぶっ飛ばした結果、少年からとある書物を渡され(以下、悪役令嬢テンプレなので略)
ということで、自分は伝説の悪役令嬢であり、攻略対象の王太子と婚約すると断罪→死刑となることを知ったイリアは、「なら本編にでなやきゃいいじゃん!」的思考で、王家と関わらないことを決意する。
…だが何故か突然王家から婚約の決定通知がきてしまい、イリアは侯爵家からとんずらして辺境の魔術師ディボに押しかけて弟子になることにした。
それから12年…チートの魔力を持つイリアはその魔法と、トリステン家に伝わる気功を駆使して診療所を開き、平穏に暮らしていた。そこに王家からの使いが来て「不治の病に倒れた王太子の病気を治せ」との命令が下る。
泣く泣く王都へ戻ることになったイリアと旅に出たのは、幼馴染で兄弟子のカインと、王の使いで来たアイザック、女騎士のミレーヌ、そして以前イリアを助けてくれた騎士のリオ…
旅の途中では色々なトラブルに見舞われるがイリアはそれを拳で解決していく。一方で何故かリオから熱烈な求愛を受けて困惑するイリアだったが、果たしてリオの思惑とは?
更には何故か第一王子から執着され、なぜか溺愛され、さらには婚約破棄まで!?
ジェットコースター人生のイリアは持ち前のチート魔力と前世での知識を用いてこの苦境から立ち直り、自分を断罪した人間に逆襲できるのか?
困難を力でねじ伏せるパワフル悪役令嬢の物語!
※地学の知識を織り交ぜますが若干正確ではなかったりもしますが多めに見てください…
※ゆるゆる設定ですがファンタジーということでご了承ください…
※小説家になろう様でも掲載しております
※イラストは湶リク様に描いていただきました
悪役令嬢でも素材はいいんだから楽しく生きなきゃ損だよね!
ペトラ
恋愛
ぼんやりとした意識を覚醒させながら、自分の置かれた状況を考えます。ここは、この世界は、途中まで攻略した乙女ゲームの世界だと思います。たぶん。
戦乙女≪ヴァルキュリア≫を育成する学園での、勉強あり、恋あり、戦いありの恋愛シミュレーションゲーム「ヴァルキュリア デスティニー~恋の最前線~」通称バル恋。戦乙女を育成しているのに、なぜか共学で、男子生徒が目指すのは・・・なんでしたっけ。忘れてしまいました。とにかく、前世の自分が死ぬ直前まではまっていたゲームの世界のようです。
前世は彼氏いない歴イコール年齢の、ややぽっちゃり(自己診断)享年28歳歯科衛生士でした。
悪役令嬢でもナイスバディの美少女に生まれ変わったのだから、人生楽しもう!というお話。
他サイトに連載中の話の改訂版になります。
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる