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2日遅れ
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4月3日の昼下がり。
ふたなり治験棟の正門に車が1台横付けされ、出迎えに来た2人の医師に車から引きずり降ろされた青年の名は、柊。
彼はふたなりという性で生まれてきた。
世界でふたなりという性が見つかり、16歳の年の4月1日にふたなり治験棟という ふたなりの妊娠出産を治療研究する施設に入所する義務が定められた。
柊もその1人で、男性的な外見をしているが、陰茎の下には睾丸ではなく女性の膣が生まれながらに形成されている。
そして下腹部には子宮もあり、彼は孕ませる側ではなく自らの腹に子を成せる身体なのだ。
柊は、ふたなり治験棟で隔離生活になるのが嫌で、2日間友人宅を転々とし行方をくらませていたが、今朝ようやく捕まり、そのままふたな治験棟に連行され今に至る。
ふたなり治験棟の入所日は、4月1日と決まっている。
柊は、既に2日遅れでの入所となった。
「離せよ!自分で歩ける。」
建物に入るのを拒み抵抗していたが、医師2人に両脇を抱えられるようにして、建物の1階にある診察室に入れられた。
「柊、診察するから下を全て脱いで台に上がりなさい。」
「やだよ。俺は男として生きていくって再三言ってるだろ。」
「これは義務だ。国が定めた法律を破れば罰則は免れんぞ。」
ベテランの風格ある医師 東郷が説得するも、壁際に立ち動こうとしない。
「柊、診察したら部屋に案内するから、嫌な事はサクッと終わらせよう?部屋に荷物届いてたから荷解きもしないとだろ。」
優しい笑を浮かべる兄貴肌な医師 南は、柊を優しく諭し少し強引に台まで歩かせ、ズボンとパンツを脱がせた。
「…ライトつけんなよ。あと触んな!絶対触んなよ!」
ドカッと診察台に上がりそっぽを向く柊。
南先生が、閉じられたままだった柊の足を足置きに乗せ、下半身にバスタオルを掛け診察体位に台を動かした。
背面がゆっくり倒れ、足がM字に大きく開脚していく。
「内診は必須項目だから、触るなは聞き入れられないな。」
パチンとゴム手袋を着けた東郷先生は、柊の足の間に座りタオルを持ち上げた。
「まずは膣の状態を診るな。」
力なく項垂れている陰茎を左に倒し、蜜壷を隠すように小陰唇に固く閉ざされた膣を東郷先生の指が開き中指をゆっくりと差し込んだ。
「…ん…ッ……」
柊が内診の異物感から小さく呻く。
「ゆっくり吸って~。吐いて~。上手にできてるよ。」
南先生に励まされるも東郷先生の指が、膣内で動く不快感に力んでしまう。
「…子宮口がかなり硬いな。予定より投薬量増やした方がいいな。」
膣から指を抜いた東郷先生は、中指と親指を擦り合わせ粘液の粘り具合と、指に付着した粘液の量を確認した。
「粘液も少ない。次は陰茎。刺激して粘液量が増えれば許容範囲。」
「こんな所に連れ込まれて、勃つ訳ないだろ!」
「そんなに怒鳴らないの。東郷先生が少し陰茎を摩って膣の状態診るだけだからね。」
「それが不愉快なんだよ!膣とか…んなとこいじんな。俺の体にある事自体気持ちわりぃのに…。」
「ローションつけて扱くな。勃たなくても生理現象だから、陰茎を刺激すれば膣からの分泌量は増える。」
カチとローションの蓋が閉まる音がして、人肌に温められたローションを纏った手で、陰茎をやんわりと握り強弱をつけて揉みこむように刺激を与えられる。
その手が徐々に根本から先に向けてスライドされ、グニュクニと包皮も動かし摩擦を加えられると、少しずつ硬度が出てきて陰茎に反応が見られるようになった。
「んッ…ふ……やめ、ろよ…。」
「もう少し刺激したいな。だいぶ陰茎が反応してきてるから。」
ネチョ…ぬちゃ……クチュクチュ…といやらしい水音が室内に響く。
ローションに合わさり陰茎から溢れ出た先走りで水音も大きくなっていく。
「南先生、スポイド。」
「はい。柊、粘液採取してるから動かないでね。」
膣口にツンとスポイドが当たる感覚にビクンと腰が引けたのを南先生に指摘され、粘液をスポイドに吸い取り採取されるのを待った。
「もう一度子宮口触るな。」
「…早く終わらせろよ。」
柊の吐き捨てるような言葉を気にする様子もなく東郷先生は、くちゅり…と中指を膣に深く差し入れた。
「少し降りてきたか。…やっぱり内服薬をサボってた分だいぶ遅れを取ってるな。」
診察を終えた東郷先生は、膣の粘液をガーゼで拭い取り、少し勃ち上がった陰茎を冷たい濡れタオルで拭い勃起を鎮た。
診察台を座位に戻し、パンツとズボンを履くように促すと、柊は素早い動きで身につけた。
「そこに座りなさい。これからの方針を説明するから、2階の治療フロアに移動した後、24時間の点滴で女性ホルモンを補う。
それから1日1回膣内に座薬を入れる。
他の治療は、先生達の会議で明確になって伝えるから、南先生に部屋に連れて行ってもらいなさい。」
南先生に腕を掴まれ半ば強制的に歩かされ診察室から連れ出される直前に東郷先生に再び声をかけられた。
「ぁ…それと、トイレに行く時に毎回尿を採って提出な。」
次から次にめんどくせぇな…。
ふたなり治験棟の正門に車が1台横付けされ、出迎えに来た2人の医師に車から引きずり降ろされた青年の名は、柊。
彼はふたなりという性で生まれてきた。
世界でふたなりという性が見つかり、16歳の年の4月1日にふたなり治験棟という ふたなりの妊娠出産を治療研究する施設に入所する義務が定められた。
柊もその1人で、男性的な外見をしているが、陰茎の下には睾丸ではなく女性の膣が生まれながらに形成されている。
そして下腹部には子宮もあり、彼は孕ませる側ではなく自らの腹に子を成せる身体なのだ。
柊は、ふたなり治験棟で隔離生活になるのが嫌で、2日間友人宅を転々とし行方をくらませていたが、今朝ようやく捕まり、そのままふたな治験棟に連行され今に至る。
ふたなり治験棟の入所日は、4月1日と決まっている。
柊は、既に2日遅れでの入所となった。
「離せよ!自分で歩ける。」
建物に入るのを拒み抵抗していたが、医師2人に両脇を抱えられるようにして、建物の1階にある診察室に入れられた。
「柊、診察するから下を全て脱いで台に上がりなさい。」
「やだよ。俺は男として生きていくって再三言ってるだろ。」
「これは義務だ。国が定めた法律を破れば罰則は免れんぞ。」
ベテランの風格ある医師 東郷が説得するも、壁際に立ち動こうとしない。
「柊、診察したら部屋に案内するから、嫌な事はサクッと終わらせよう?部屋に荷物届いてたから荷解きもしないとだろ。」
優しい笑を浮かべる兄貴肌な医師 南は、柊を優しく諭し少し強引に台まで歩かせ、ズボンとパンツを脱がせた。
「…ライトつけんなよ。あと触んな!絶対触んなよ!」
ドカッと診察台に上がりそっぽを向く柊。
南先生が、閉じられたままだった柊の足を足置きに乗せ、下半身にバスタオルを掛け診察体位に台を動かした。
背面がゆっくり倒れ、足がM字に大きく開脚していく。
「内診は必須項目だから、触るなは聞き入れられないな。」
パチンとゴム手袋を着けた東郷先生は、柊の足の間に座りタオルを持ち上げた。
「まずは膣の状態を診るな。」
力なく項垂れている陰茎を左に倒し、蜜壷を隠すように小陰唇に固く閉ざされた膣を東郷先生の指が開き中指をゆっくりと差し込んだ。
「…ん…ッ……」
柊が内診の異物感から小さく呻く。
「ゆっくり吸って~。吐いて~。上手にできてるよ。」
南先生に励まされるも東郷先生の指が、膣内で動く不快感に力んでしまう。
「…子宮口がかなり硬いな。予定より投薬量増やした方がいいな。」
膣から指を抜いた東郷先生は、中指と親指を擦り合わせ粘液の粘り具合と、指に付着した粘液の量を確認した。
「粘液も少ない。次は陰茎。刺激して粘液量が増えれば許容範囲。」
「こんな所に連れ込まれて、勃つ訳ないだろ!」
「そんなに怒鳴らないの。東郷先生が少し陰茎を摩って膣の状態診るだけだからね。」
「それが不愉快なんだよ!膣とか…んなとこいじんな。俺の体にある事自体気持ちわりぃのに…。」
「ローションつけて扱くな。勃たなくても生理現象だから、陰茎を刺激すれば膣からの分泌量は増える。」
カチとローションの蓋が閉まる音がして、人肌に温められたローションを纏った手で、陰茎をやんわりと握り強弱をつけて揉みこむように刺激を与えられる。
その手が徐々に根本から先に向けてスライドされ、グニュクニと包皮も動かし摩擦を加えられると、少しずつ硬度が出てきて陰茎に反応が見られるようになった。
「んッ…ふ……やめ、ろよ…。」
「もう少し刺激したいな。だいぶ陰茎が反応してきてるから。」
ネチョ…ぬちゃ……クチュクチュ…といやらしい水音が室内に響く。
ローションに合わさり陰茎から溢れ出た先走りで水音も大きくなっていく。
「南先生、スポイド。」
「はい。柊、粘液採取してるから動かないでね。」
膣口にツンとスポイドが当たる感覚にビクンと腰が引けたのを南先生に指摘され、粘液をスポイドに吸い取り採取されるのを待った。
「もう一度子宮口触るな。」
「…早く終わらせろよ。」
柊の吐き捨てるような言葉を気にする様子もなく東郷先生は、くちゅり…と中指を膣に深く差し入れた。
「少し降りてきたか。…やっぱり内服薬をサボってた分だいぶ遅れを取ってるな。」
診察を終えた東郷先生は、膣の粘液をガーゼで拭い取り、少し勃ち上がった陰茎を冷たい濡れタオルで拭い勃起を鎮た。
診察台を座位に戻し、パンツとズボンを履くように促すと、柊は素早い動きで身につけた。
「そこに座りなさい。これからの方針を説明するから、2階の治療フロアに移動した後、24時間の点滴で女性ホルモンを補う。
それから1日1回膣内に座薬を入れる。
他の治療は、先生達の会議で明確になって伝えるから、南先生に部屋に連れて行ってもらいなさい。」
南先生に腕を掴まれ半ば強制的に歩かされ診察室から連れ出される直前に東郷先生に再び声をかけられた。
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次から次にめんどくせぇな…。
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