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小生、人付き合い苦手にて
一話 本屋
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少女と別れた僕は本屋の扉を開けようと取っ手を掴んで引く…が、どれだけ力を入れても扉はビクともしなかった。
もしかしたら引き戸ではなく押し戸だったかな?と思い今度は扉を前に押す。
だが結局押しても引いても扉はビクともしない…。
困り果てた僕が扉の前で佇んでいると
「坊や、そこの店の扉は横に動かすんだよ」
振り向くと通りすがり風のお婆さんがニコニコと笑みを浮かべながら声をかけてきたので僕は恥ずかしくなって
「ありがとうございます」
と早口でお礼を言いすぐさま扉をスライドして店の中へ入った。
「いらっしゃい」
店の奥にあるカウンターから声が聞こえてきたので反射的にカウンターをみると、さっき後ろから声をかけてくれたお婆さんがそこにいた。
もしかしたら引き戸ではなく押し戸だったかな?と思い今度は扉を前に押す。
だが結局押しても引いても扉はビクともしない…。
困り果てた僕が扉の前で佇んでいると
「坊や、そこの店の扉は横に動かすんだよ」
振り向くと通りすがり風のお婆さんがニコニコと笑みを浮かべながら声をかけてきたので僕は恥ずかしくなって
「ありがとうございます」
と早口でお礼を言いすぐさま扉をスライドして店の中へ入った。
「いらっしゃい」
店の奥にあるカウンターから声が聞こえてきたので反射的にカウンターをみると、さっき後ろから声をかけてくれたお婆さんがそこにいた。
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