40 / 96
メール
四話 神界ネットワーク
しおりを挟む
ファイルを開くとそこには僕が改良型ウォーターボールの件で欲していた解決策のレシピとクラフトスキルの解放条件など僕の頭の中でなかなか解決策が見つからなかった案件…。
神さまが見ていたというのは本当なんだなぁっと心の中で嬉しくなり、またメールを読んだ時に「見ている」と書いてあったのを見たときは社交辞令かなってすぐに感じた自分のどこか冷めた考え方についつい苦笑いをしてしまった。
「なんだか僕ってひねくれてるなぁ…」
とつぶやきハハッと乾いた笑いが出た。
気を取り直してレシピを眺めると、知らない素材がつらつらと書かれていて未だ5歳のこの身体では入手は不可能なんだなと諦めながら読み進めているとレシピの1番下にURLのような文字列があった。
僕はそこをなんとなく触ってみると、また新しい画面に飛んだ。
サイト?みたいな画面の上部には
「神さまネットワークショッピング」
とデカデカと書かれていた。
下に下にスクロールしていくと様々な素材や便利アイテムが掲載されていて、タイムセールや今シーズンのおすすめ!とか見出しがあり、前世でよく活用していた某大型ネットショップのサイトを見ているような感覚になりついついいろんなアイテムを閲覧してしまいたくなる欲求が膨らむ。
ただ、僕はここで払える通貨的なものは持ってないことを思い出しまるで意気揚々と某前世の夢の国に行き、中に入ってしばらくしてから財布を落としたことに気づき慌てて落とし物を管理しているところに行って幸なことに自分の財布が届けられていて安堵した後に財布の中を確認したらお札が全部抜かれていた時のような絶望に近い感じで萎えた。
気持ちが浮上した分、落ち方が半端ないのだ…。
サイト上部に戻った僕はこの沈んだ気持ちでキラキラと光る「神さまネットワークショッピング」という名前を力なくボーっと眺めていた。
サイトを閉じようと画面右上のバツ印を押そうと視線をむけたとき、マイページという文字に気づく。
もしかしたら自分のページがあるかもという淡い期待と、まぁ最悪登録だけでも出来たらいいね…と低い期待をして僕はそこをタップした。
神さまが見ていたというのは本当なんだなぁっと心の中で嬉しくなり、またメールを読んだ時に「見ている」と書いてあったのを見たときは社交辞令かなってすぐに感じた自分のどこか冷めた考え方についつい苦笑いをしてしまった。
「なんだか僕ってひねくれてるなぁ…」
とつぶやきハハッと乾いた笑いが出た。
気を取り直してレシピを眺めると、知らない素材がつらつらと書かれていて未だ5歳のこの身体では入手は不可能なんだなと諦めながら読み進めているとレシピの1番下にURLのような文字列があった。
僕はそこをなんとなく触ってみると、また新しい画面に飛んだ。
サイト?みたいな画面の上部には
「神さまネットワークショッピング」
とデカデカと書かれていた。
下に下にスクロールしていくと様々な素材や便利アイテムが掲載されていて、タイムセールや今シーズンのおすすめ!とか見出しがあり、前世でよく活用していた某大型ネットショップのサイトを見ているような感覚になりついついいろんなアイテムを閲覧してしまいたくなる欲求が膨らむ。
ただ、僕はここで払える通貨的なものは持ってないことを思い出しまるで意気揚々と某前世の夢の国に行き、中に入ってしばらくしてから財布を落としたことに気づき慌てて落とし物を管理しているところに行って幸なことに自分の財布が届けられていて安堵した後に財布の中を確認したらお札が全部抜かれていた時のような絶望に近い感じで萎えた。
気持ちが浮上した分、落ち方が半端ないのだ…。
サイト上部に戻った僕はこの沈んだ気持ちでキラキラと光る「神さまネットワークショッピング」という名前を力なくボーっと眺めていた。
サイトを閉じようと画面右上のバツ印を押そうと視線をむけたとき、マイページという文字に気づく。
もしかしたら自分のページがあるかもという淡い期待と、まぁ最悪登録だけでも出来たらいいね…と低い期待をして僕はそこをタップした。
0
お気に入りに追加
41
あなたにおすすめの小説
転生悪役令嬢に仕立て上げられた幸運の女神様は家門から勘当されたので、自由に生きるため、もう、ほっといてください。今更戻ってこいは遅いです
青の雀
ファンタジー
公爵令嬢ステファニー・エストロゲンは、学園の卒業パーティで第2王子のマリオットから突然、婚約破棄を告げられる
それも事実ではない男爵令嬢のリリアーヌ嬢を苛めたという冤罪を掛けられ、問答無用でマリオットから殴り飛ばされ意識を失ってしまう
そのショックで、ステファニーは前世社畜OL だった記憶を思い出し、日本料理を提供するファミリーレストランを開業することを思いつく
公爵令嬢として、持ち出せる宝石をなぜか物心ついたときには、すでに貯めていて、それを原資として開業するつもりでいる
この国では婚約破棄された令嬢は、キズモノとして扱われることから、なんとか自立しようと修道院回避のために幼いときから貯金していたみたいだった
足取り重く公爵邸に帰ったステファニーに待ち構えていたのが、父からの勘当宣告で……
エストロゲン家では、昔から異能をもって生まれてくるということを当然としている家柄で、異能を持たないステファニーは、前から肩身の狭い思いをしていた
修道院へ行くか、勘当を甘んじて受け入れるか、二者択一を迫られたステファニーは翌早朝にこっそり、家を出た
ステファニー自身は忘れているが、実は女神の化身で何代前の過去に人間との恋でいさかいがあり、無念が残っていたので、神界に帰らず、人間界の中で転生を繰り返すうちに、自分自身が女神であるということを忘れている
エストロゲン家の人々は、ステファニーの恩恵を受け異能を覚醒したということを知らない
ステファニーを追い出したことにより、次々に異能が消えていく……
4/20ようやく誤字チェックが完了しました
もしまだ、何かお気づきの点がありましたら、ご報告お待ち申し上げておりますm(_)m
いったん終了します
思いがけずに長くなってしまいましたので、各単元ごとはショートショートなのですが(笑)
平民女性に転生して、下剋上をするという話も面白いかなぁと
気が向いたら書きますね

婚約破棄されたら魔法が解けました
かな
恋愛
「クロエ・ベネット。お前との婚約は破棄する。」
それは学園の卒業パーティーでのこと。
……やっぱり、ダメだったんだ。
周りがザワザワと騒ぎ出す中、ただ1人『クロエ・ベネット』だけは冷静に事実を受け止めていた。乙女ゲームの世界に転生してから10年。国外追放を回避する為に、そして后妃となる為に努力し続けて来たその時間が無駄になった瞬間でもあった。そんな彼女に追い打ちをかけるかのように、第一王子であるエドワード・ホワイトは聖女を新たな婚約者とすることを発表する。その後はトントン拍子にことが運び、冤罪をかけられ、ゲームのシナリオ通り国外追放。そして、国外へと運ばれている途中に魔物に襲われて死ぬ。……そんな運命を辿るはずだった。
「こんなことなら、転生なんてしたくなかった。元の世界に戻りたい……」
あろうことか、最後の願いとしてそう思った瞬間に、全身が光り出したのだ。そして気がつくと、なんと前世の姿に戻っていた!しかもそれを第二王子であるアルベルトに見られていて……。
「……まさかこんなことになるなんてね。……それでどうする?あの2人復讐でもしちゃう?今の君なら、それができるよ。」
死を覚悟した絶望から転生特典を得た主人公の大逆転溺愛ラブストーリー!
※毎週土曜日の18時+気ままに投稿中
※プロットなしで書いているので辻褄合わせの為に後から修正することがあります。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く

断罪イベント返しなんぞされてたまるか。私は普通に生きたいんだ邪魔するな!!
柊
ファンタジー
「ミレイユ・ギルマン!」
ミレヴン国立宮廷学校卒業記念の夜会にて、突如叫んだのは第一王子であるセルジオ・ライナルディ。
「お前のような性悪な女を王妃には出来ない! よって今日ここで私は公爵令嬢ミレイユ・ギルマンとの婚約を破棄し、男爵令嬢アンナ・ラブレと婚姻する!!」
そう宣言されたミレイユ・ギルマンは冷静に「さようでございますか。ですが、『性悪な』というのはどういうことでしょうか?」と返す。それに反論するセルジオ。彼に肩を抱かれている渦中の男爵令嬢アンナ・ラブレは思った。
(やっべえ。これ前世の投稿サイトで何万回も見た展開だ!)と。
※pixiv、カクヨム、小説家になろうにも同じものを投稿しています。

もう死んでしまった私へ
ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。
幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか?
今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!!
ゆるゆる設定です。

私を裏切った相手とは関わるつもりはありません
みちこ
ファンタジー
幼なじみに嵌められて処刑された主人公、気が付いたら8年前に戻っていた。
未来を変えるために行動をする
1度裏切った相手とは関わらないように過ごす
どうも、死んだはずの悪役令嬢です。
西藤島 みや
ファンタジー
ある夏の夜。公爵令嬢のアシュレイは王宮殿の舞踏会で、婚約者のルディ皇子にいつも通り罵声を浴びせられていた。
皇子の罵声のせいで、男にだらしなく浪費家と思われて王宮殿の使用人どころか通っている学園でも遠巻きにされているアシュレイ。
アシュレイの誕生日だというのに、エスコートすら放棄して、皇子づきのメイドのミュシャに気を遣うよう求めてくる皇子と取り巻き達に、呆れるばかり。
「幼馴染みだかなんだかしらないけれど、もう限界だわ。あの人達に罰があたればいいのに」
こっそり呟いた瞬間、
《願いを聞き届けてあげるよ!》
何故か全くの別人になってしまっていたアシュレイ。目の前で、アシュレイが倒れて意識不明になるのを見ることになる。
「よくも、義妹にこんなことを!皇子、婚約はなかったことにしてもらいます!」
義父と義兄はアシュレイが状況を理解する前に、アシュレイの体を持ち去ってしまう。
今までミュシャを崇めてアシュレイを冷遇してきた取り巻き達は、次々と不幸に巻き込まれてゆき…ついには、ミュシャや皇子まで…
ひたすら一人づつざまあされていくのを、呆然と見守ることになってしまった公爵令嬢と、怒り心頭の義父と義兄の物語。
はたしてアシュレイは元に戻れるのか?
剣と魔法と妖精の住む世界の、まあまあよくあるざまあメインの物語です。
ざまあが書きたかった。それだけです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる