あなたは死後、異世界に転生します。(短め更新)

相田歩

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水の応用

一話 はじめてのパッシブ

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 見事に最後の一球を的に直撃させた瞬間、また頭の中にシステム音が流れて文字が視界の真ん中に浮かんだ。
「ウォーターボールの熟練度が最大になりました。
熟練度MAXボーナスとしてウォーターボール生成効率upを獲得しました。
※効果はステータス画面から確認してください。」
 はじめての魔法を極めたらまさかのご褒美もあってなんだか凄く得をした気分になった。
 僕はさっそくステータス画面を開くことにした、すると下のほうに以前までは無かった項目が追加されていた。
「▼パッシブ効果」
 僕は昔見たことあるこのパッシブって言葉を記憶をフル回転させて思い出した。
「これって、常に発動するスキルのこと…だよね?」
本当に昔にやったRPGやアクションゲームなんかで見たことあったのを思い出したがそれでも半信半疑な僕は指でそのパッシブ効果って項目をタップした。
 すると項目の1番上に(これしかないのだが)さっきの生成効率upっていうのがあった、僕はそのままその生成効率upをタップした。
説明欄には、色々と書かれていたがつまりは今まで毎回水を球体にしてから掴んでいた工程が短縮されて、手のひらに水球をイメージしただけて作り出せる。
ということらしい…。
 いうより慣れろってことで試しに頭の中で手のひらで水の玉を握るイメージをした。
 それから手に意識を向けると手のひらには水の玉が収まっていた。
「うぉ!」
僕は驚きのあまり軽く声をだした、それからその玉を投げてみて効果を試すのだった。

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