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とびらの先に
二話 声の主
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頭上から声がして僕は驚いき顔で頭を上げると声の主はフォフォフォッてまるでおじいさんのような笑い方をした。
僕は見上げても姿かたちもわからないし、おじいさんみたいな笑い方をする人に恐る恐る質問してみることにした。
「此処は…いや、貴方は誰ですか?」
「ワシか?ワシは…そう…。神じゃ」
おじいさんはちょっと照れくさそうにそう答えた。
表情すらも見えないのになぜかその神さまは照れてるような気がした。
「ワシはの、お主がくるのを待っておったのだよ。お主の先祖にワシの恩人がおっての…その人からのお願いでお主が幸せになれるように手伝って欲しいと言われての」
そういわれて、疑問が浮かんだ。
「僕はその…ご先祖さまには会ったことはないのですが、どうして僕を?」
何気ない普通の質問のつもりで神さまに問いかけたら、少し間をあけてから神さまは「それはの」と少し暗い声色になって問いへの答えを教えてくれた。
僕は見上げても姿かたちもわからないし、おじいさんみたいな笑い方をする人に恐る恐る質問してみることにした。
「此処は…いや、貴方は誰ですか?」
「ワシか?ワシは…そう…。神じゃ」
おじいさんはちょっと照れくさそうにそう答えた。
表情すらも見えないのになぜかその神さまは照れてるような気がした。
「ワシはの、お主がくるのを待っておったのだよ。お主の先祖にワシの恩人がおっての…その人からのお願いでお主が幸せになれるように手伝って欲しいと言われての」
そういわれて、疑問が浮かんだ。
「僕はその…ご先祖さまには会ったことはないのですが、どうして僕を?」
何気ない普通の質問のつもりで神さまに問いかけたら、少し間をあけてから神さまは「それはの」と少し暗い声色になって問いへの答えを教えてくれた。
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