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16、こじらせ王子の重いワガママ
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「これからもっと気持ち良くなろうね」
エドワードは、マリアの蜜で濡れた指を舐めながら満足そうにそう言うと、マリアの濡れそぼった割れ目に指を挿入した。
「はぁ、マリアのここ、すごく熱い。挿れたら気持ち良すぎてすぐイッちゃいそう」
初めての異物なのに、さっき迎えた絶頂のせいで蕩けているそこは、難なくエドワードの長い指を受け入れる。
「ほら、マリアの中こんなに濡れてる。音、聞こえる?」
「……や……んっ、あ、ダメっ……指動かすと……んんっ」
エドワードが中で指を少し曲げると、下腹部に切ないもどかしさが生じる。
「マリアの良い場所、教えて、ここ?」
「はっ……んん……っ」
マリアがまともに答えられなくても、エドワードの指はゆっくりと確実にマリアの身体を把握していく。
「こんなに感じてくれてたら、もう一本入れても大丈夫かな。それとも、もう指じゃ物足りない? 」
そう言って指を二本に増やすエドワード。
一本の時より大分圧迫感がある。
「痛かったら言ってね、マリア」
先程よりも慎重に指を抜き差しするエドワード。
「こっちも触ってあげると、中も痛みが和らぐかな」
そう言ってエドワードが空いていた左手の親指で再び花芯に触れると、先程の悦楽を覚えているその場所が、ねだる様に硬くしこる。
「あぁ、やっぱり、ここをいじると、中もさっきより簡単に指を受け入れてくれる」
「んん……ふ……んんん……はぁ……はぁ……んふぅ……」
浅い抽挿を繰り返していたエドワードの指が段々深い所まで届くようになる。
それを好機と思ったのか、エドワードの指がまた一本増やされた。
「ひゃっ……あっ……あっ……待って……」
マリアはさっきまでとは比べ物にならない質量に、エドワードのを受け入れられるのか、不安になる。
「マリア、力を抜いて、ゆっくり呼吸して、そう、ゆっくり……」
エドワードの瞳を見つめて呼吸に集中しようとするも、今も彼の右手の指三本は自分の中にあり、左手の親指は花芯を弄っている。
そう思うと集中仕切れない。
「ゆっくりで大丈夫だよ、マリア。ゆっくり呼吸して、そう、上手」
それでも諦めずにエドワードはマリアをリラックスさせようとしてくれる。
マリアは一回、二回、とゆっくり深呼吸を重ねる。
その直後にエドワードの指がぬるっと奥の方へ入った感覚があった。
「マリア、頑張ったね。奥まで三本入ったよ」
「これで……エドワード様を受け入れられますか……?」
「多分、大丈夫かな。ちょっと違う異物感かもしれないけど」
エドワードはトラウザーズを脱いで下着も取り払う。
マリアは思わず目を閉じていた。
「マリア、目を開けて」
頭上から聞こえた声に目を開けると、エドワードが幸せそうに微笑んでいる。
「マリアと一つになれるのが、すごく嬉しい。ずっとこうなれる日を待ってたから」
「エドワード様……私もです」
二人は自然と唇を重ねた。
しばらくして、入り口に硬くて熱い物が押し当てられる。
それと同時にエドワードの舌がマリアの咥内に入ってくる。
エドワードの屹立の方は舌ほどに大胆ではないけれど、マリアの襞の壁を押し広げながら着実に進んで行く。
「んん……っん……っ」
その太さに文字通り悶絶しそうになるも、マリアの呻き声はキスの中に埋もれる。
腰を進めていたエドワードが一旦止まった。
「あと、もう少し……ごめんね、マリア……」
そう言ってエドワードがさらに腰を進めると、マリアは中の肉襞がエドワードの太い肉棒で容赦なく引き伸ばされて行く痛みに涙が浮かんできた。
エドワードがこぼれた涙を拭ってくれる。
もうこれ以上はとても無理だ、そう思った時「全部入ったよ」とエドワードが言った。
「良かった……痛くて、もう無理かと思いました……」
「マリア、ごめんね、僕のせいで痛い思いをさせてしまって……」
「いえ、嬉しいです。最初はみんな痛いって言うし、エドワード様のが私の中にあるんだって実感出来ますから……」
「あぁ、もうそんな可愛い事言うのずるい。それでなくても、マリアの中、気持ち良すぎるのに……」
「あんっ……」
マリアは自分の中でエドワードの物がブルッと動いて嵩が増すのを感じた。
「マリア、すごい締め付けてくる……くっ……はぁっ……」
エドワードは余裕が無さそうに眉根を寄せる。
「あぁっ……マリアの中、絡み付いてくる……」
さっき迄、どこか余裕すら感じさせていたエドワードは、額に汗をにじませて、何かを必死で堪えている。
「マリア、少しだけ、動いても、いい?」
何故エドワードがそんなに辛そうなのか分からないまま「はい、どうぞ……」と答える。
未だに膣内の圧迫感はあったけれど、痛みは引いてきていた。
エドワードはマリアの腰に手を掛けると、ゆっくりとした抽挿を繰り返す。
「痛くない、マリア?」
「大丈夫で、す……エドワードさまは……大丈夫……ですか?」
「うん、すごく気持ち良くて、長く持たなそう」
浅いところで抜き差しを繰り返されると、奥の部分に迄甘い疼きがせり上がってくるのを感じた。
「エ、エドワードさま……何か……変……」
「痛かった?」
マリアの乱れて顔に張り付いた髪を優しく撫で付けてくれる。
「痛くない……です……でも……何かゾワゾワし……て……」
「痛くなければ大丈夫だよ。マリアがちょっとずつ感じてくれてるって事だから」
エドワードは今やはち切れそうに勃ったマリアの秘粒を優しく指の腹で撫でた。
「あっ……それは……ダメで……す……ソコは……」
もうマリアの身体はこの疼きの次に来る快感を覚えてしまっている。
それは絶頂を迎えるまで許してはくれない痺れの様な物だった。
段々と早くなるエドワードの巧みな指使いに、マリアの身体は貪欲に快楽を求めた。
「あぁ……んんぅ…………!!……エドワード……さまぁ……!」
身体の中で強烈な何かが弾けるような感覚の後に、全身が深い快楽に飲み込まれて落ちていく。
「はぁっ……はぁっ……マリア、ごめん、ちょっとだけ、奥まで、行かせて……」
エドワードは恍惚として快感の余韻で震えるマリアの腰を掴むと奥まで穿った。
「あっ……あん……!! ……んぅ……あん……ぅふぁ……んん……」
「マリア、僕も……イクっ……!」
何度か速度を上げてマリアを貫いたエドワードは最後に一度だけ、最奥を突いた。
その瞬間、自分の中にエドワードの熱い飛沫を感じた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」
マリアは絶頂の後の甘い気だるさに包まれながら、息の上がったエドワードなんて初めて見た気がする、と思った。
汗ばんで上気した肌と、まだ冷めない熱を湛えたエドワードの瞳は、快感の余韻が残るマリアの心と身体を甘く溶かす。
「マリア、愛してる。マリアが愛しすぎておかしくなりそう」
まだ繋がったままのエドワードは、先程までの激しさが嘘みたいに、熟れた果実の様な甘く蕩けるキスを幾つもくれる。
「私も愛しています、エドワード様……」
照れながらも真剣に伝えると、エドワードはマリアの鼻の頭にチュッとキスをして「うん、僕よりちょっと少ないかもしれないけど、マリアの愛はしっかり感じてるよ」と笑った。
「そ、そんなこと無いです!」
「そうかなぁ。だって僕はマリアと初めて会った時からずっと好きだったんだよ? それに毎日どんどん好きになってるんだから、それと比べたらマリアは圧倒的にまだまだ足りないでしょ?」
「そんな、それは屁理屈です!」
マリアは口を尖らせる。
そんな様子を見て、エドワードはマリアの頬を両手で包み込むと、キスしない方がおかしい位の距離で言った。
「だからさ、もっともっと一杯僕を好きになって。僕の積年の重たい『愛してる』に追い付く位に。ね?」
エドワードにこの完璧に王子様な微笑みをされると大抵マリアは負けてしまう。
「精進致します……」
さっきまであんなにセクシーでちょっと強引な獣だったのに、ベッドの中でまで瞬時に甘い王子様スマイルが出来るなんて、分かってはいたけど、この人には絶対に一生かなわない、と結婚初日にして悟ったマリアだった。
エドワードは、マリアの蜜で濡れた指を舐めながら満足そうにそう言うと、マリアの濡れそぼった割れ目に指を挿入した。
「はぁ、マリアのここ、すごく熱い。挿れたら気持ち良すぎてすぐイッちゃいそう」
初めての異物なのに、さっき迎えた絶頂のせいで蕩けているそこは、難なくエドワードの長い指を受け入れる。
「ほら、マリアの中こんなに濡れてる。音、聞こえる?」
「……や……んっ、あ、ダメっ……指動かすと……んんっ」
エドワードが中で指を少し曲げると、下腹部に切ないもどかしさが生じる。
「マリアの良い場所、教えて、ここ?」
「はっ……んん……っ」
マリアがまともに答えられなくても、エドワードの指はゆっくりと確実にマリアの身体を把握していく。
「こんなに感じてくれてたら、もう一本入れても大丈夫かな。それとも、もう指じゃ物足りない? 」
そう言って指を二本に増やすエドワード。
一本の時より大分圧迫感がある。
「痛かったら言ってね、マリア」
先程よりも慎重に指を抜き差しするエドワード。
「こっちも触ってあげると、中も痛みが和らぐかな」
そう言ってエドワードが空いていた左手の親指で再び花芯に触れると、先程の悦楽を覚えているその場所が、ねだる様に硬くしこる。
「あぁ、やっぱり、ここをいじると、中もさっきより簡単に指を受け入れてくれる」
「んん……ふ……んんん……はぁ……はぁ……んふぅ……」
浅い抽挿を繰り返していたエドワードの指が段々深い所まで届くようになる。
それを好機と思ったのか、エドワードの指がまた一本増やされた。
「ひゃっ……あっ……あっ……待って……」
マリアはさっきまでとは比べ物にならない質量に、エドワードのを受け入れられるのか、不安になる。
「マリア、力を抜いて、ゆっくり呼吸して、そう、ゆっくり……」
エドワードの瞳を見つめて呼吸に集中しようとするも、今も彼の右手の指三本は自分の中にあり、左手の親指は花芯を弄っている。
そう思うと集中仕切れない。
「ゆっくりで大丈夫だよ、マリア。ゆっくり呼吸して、そう、上手」
それでも諦めずにエドワードはマリアをリラックスさせようとしてくれる。
マリアは一回、二回、とゆっくり深呼吸を重ねる。
その直後にエドワードの指がぬるっと奥の方へ入った感覚があった。
「マリア、頑張ったね。奥まで三本入ったよ」
「これで……エドワード様を受け入れられますか……?」
「多分、大丈夫かな。ちょっと違う異物感かもしれないけど」
エドワードはトラウザーズを脱いで下着も取り払う。
マリアは思わず目を閉じていた。
「マリア、目を開けて」
頭上から聞こえた声に目を開けると、エドワードが幸せそうに微笑んでいる。
「マリアと一つになれるのが、すごく嬉しい。ずっとこうなれる日を待ってたから」
「エドワード様……私もです」
二人は自然と唇を重ねた。
しばらくして、入り口に硬くて熱い物が押し当てられる。
それと同時にエドワードの舌がマリアの咥内に入ってくる。
エドワードの屹立の方は舌ほどに大胆ではないけれど、マリアの襞の壁を押し広げながら着実に進んで行く。
「んん……っん……っ」
その太さに文字通り悶絶しそうになるも、マリアの呻き声はキスの中に埋もれる。
腰を進めていたエドワードが一旦止まった。
「あと、もう少し……ごめんね、マリア……」
そう言ってエドワードがさらに腰を進めると、マリアは中の肉襞がエドワードの太い肉棒で容赦なく引き伸ばされて行く痛みに涙が浮かんできた。
エドワードがこぼれた涙を拭ってくれる。
もうこれ以上はとても無理だ、そう思った時「全部入ったよ」とエドワードが言った。
「良かった……痛くて、もう無理かと思いました……」
「マリア、ごめんね、僕のせいで痛い思いをさせてしまって……」
「いえ、嬉しいです。最初はみんな痛いって言うし、エドワード様のが私の中にあるんだって実感出来ますから……」
「あぁ、もうそんな可愛い事言うのずるい。それでなくても、マリアの中、気持ち良すぎるのに……」
「あんっ……」
マリアは自分の中でエドワードの物がブルッと動いて嵩が増すのを感じた。
「マリア、すごい締め付けてくる……くっ……はぁっ……」
エドワードは余裕が無さそうに眉根を寄せる。
「あぁっ……マリアの中、絡み付いてくる……」
さっき迄、どこか余裕すら感じさせていたエドワードは、額に汗をにじませて、何かを必死で堪えている。
「マリア、少しだけ、動いても、いい?」
何故エドワードがそんなに辛そうなのか分からないまま「はい、どうぞ……」と答える。
未だに膣内の圧迫感はあったけれど、痛みは引いてきていた。
エドワードはマリアの腰に手を掛けると、ゆっくりとした抽挿を繰り返す。
「痛くない、マリア?」
「大丈夫で、す……エドワードさまは……大丈夫……ですか?」
「うん、すごく気持ち良くて、長く持たなそう」
浅いところで抜き差しを繰り返されると、奥の部分に迄甘い疼きがせり上がってくるのを感じた。
「エ、エドワードさま……何か……変……」
「痛かった?」
マリアの乱れて顔に張り付いた髪を優しく撫で付けてくれる。
「痛くない……です……でも……何かゾワゾワし……て……」
「痛くなければ大丈夫だよ。マリアがちょっとずつ感じてくれてるって事だから」
エドワードは今やはち切れそうに勃ったマリアの秘粒を優しく指の腹で撫でた。
「あっ……それは……ダメで……す……ソコは……」
もうマリアの身体はこの疼きの次に来る快感を覚えてしまっている。
それは絶頂を迎えるまで許してはくれない痺れの様な物だった。
段々と早くなるエドワードの巧みな指使いに、マリアの身体は貪欲に快楽を求めた。
「あぁ……んんぅ…………!!……エドワード……さまぁ……!」
身体の中で強烈な何かが弾けるような感覚の後に、全身が深い快楽に飲み込まれて落ちていく。
「はぁっ……はぁっ……マリア、ごめん、ちょっとだけ、奥まで、行かせて……」
エドワードは恍惚として快感の余韻で震えるマリアの腰を掴むと奥まで穿った。
「あっ……あん……!! ……んぅ……あん……ぅふぁ……んん……」
「マリア、僕も……イクっ……!」
何度か速度を上げてマリアを貫いたエドワードは最後に一度だけ、最奥を突いた。
その瞬間、自分の中にエドワードの熱い飛沫を感じた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」
マリアは絶頂の後の甘い気だるさに包まれながら、息の上がったエドワードなんて初めて見た気がする、と思った。
汗ばんで上気した肌と、まだ冷めない熱を湛えたエドワードの瞳は、快感の余韻が残るマリアの心と身体を甘く溶かす。
「マリア、愛してる。マリアが愛しすぎておかしくなりそう」
まだ繋がったままのエドワードは、先程までの激しさが嘘みたいに、熟れた果実の様な甘く蕩けるキスを幾つもくれる。
「私も愛しています、エドワード様……」
照れながらも真剣に伝えると、エドワードはマリアの鼻の頭にチュッとキスをして「うん、僕よりちょっと少ないかもしれないけど、マリアの愛はしっかり感じてるよ」と笑った。
「そ、そんなこと無いです!」
「そうかなぁ。だって僕はマリアと初めて会った時からずっと好きだったんだよ? それに毎日どんどん好きになってるんだから、それと比べたらマリアは圧倒的にまだまだ足りないでしょ?」
「そんな、それは屁理屈です!」
マリアは口を尖らせる。
そんな様子を見て、エドワードはマリアの頬を両手で包み込むと、キスしない方がおかしい位の距離で言った。
「だからさ、もっともっと一杯僕を好きになって。僕の積年の重たい『愛してる』に追い付く位に。ね?」
エドワードにこの完璧に王子様な微笑みをされると大抵マリアは負けてしまう。
「精進致します……」
さっきまであんなにセクシーでちょっと強引な獣だったのに、ベッドの中でまで瞬時に甘い王子様スマイルが出来るなんて、分かってはいたけど、この人には絶対に一生かなわない、と結婚初日にして悟ったマリアだった。
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