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31話:土龍の王②
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(……マズイな)
フォレスは冷や汗を浮かべる。
実力勝負となると、勝てるかどうかは非常に怪しい。
そもそも、『それ』はマグヴァルガの知人らしいのだ。
勝てるかどうか以前に戦いたくない。
仲介をお願いは出来ないか。
フォレスは『それ』からマグヴァルガへと目を移す。
呼びかけようとしたが、その必要は無かった。
彼女は何を思っているのか、フォレスを見つめてきていた。
そこにあるのはニコニコの無邪気な笑みだ。
(……ふーむ)
フォレスは腕組みをする。
どうにもである。
彼女は期待と言うべきか信じているようであった。
敵対などはありえず、フォレスが『それ』と仲良く出来るに違いないと。
では、信頼に応えてみるとしよう。
フォレスは彼女に頷きを返し、『それ』を仰ぎ見る。
息を吸う。
声を上げる。
「失礼! 私はフォレス! 開拓団において団長を務めておりますが、まずは招きもなく参上した無礼を謝罪させていただきたい!」
とにかく礼儀を示させてもらったのだった。
そして、問題の『それ』の反応はと言えば、
『…………』
かなりのところ戸惑っているようだった。
「あ、あの……フォレスさま?」
背後でルイーゼも戸惑っていたが、さもありなんである。
そもそも、土龍と会話を試みようという人間は1人としていなかったことだろう。
フォレスにしたところで、心を読む怪物との戦闘経験が無ければ決して交流を図ろうとは思えなかったに違いない。
ともあれ、一応ではあるが自己紹介は出来た。
次に何を口にすべきかと言えば、
「貴殿についてお尋ねしたい! この鉱山を……いや、地下を統べる王であると理解してよろしいか!?」
素性について問うたのだが、今回も困惑の感情が返ってきた。
ただ、やや明確な意思のようなものも確かにあり、
『まぁ、そんな感じ』
的なノリだった。
フォレスは頷きを見せる。
「承知いたした! そしてですが、閣下に一つお願いしたい儀がございます。塩です。塩を分けてはいただけないかと!」
雰囲気としては『塩?』といった様子だった。
フォレスは頷く。
「はい! 事情がございまして、我々は非常に塩に困窮しております。もちろん、代価も無しにと不躾なことは申しません! 我々に出来る範囲で……そう範囲で……」
フォレスは大きく首をかしげる。
範囲で何が出来るのか?
そもそも、地下の君主殿が望むようなことは何なのか?
振り返る。
そこでは呆然と成り行きを見守っていたルイーゼがいる。
彼女は「へ?」と口にした上で、「いやいやいや」と首を左右にした。
「わ、私に聞かれましても。ちょっと、あの、管轄外です」
それはそうに違いなかった。
では、多少でも詳しそうな彼女にである。
マグヴァルガを見つめる。
彼女は「ふーむ」と腕組みだった。
思慮深げに、鋭い目をして応えてくる。
「こたえはひとつ……あそぶ?」
なるほどであった。
フォレスは土龍の王を見上げる。
「代価も無しとは不躾なことは申しません! 私に出来る範囲であそ……遊ぶ? なぁ、これ大丈夫か? 不躾の極みじゃないのか?」
思わず仲間たちを見渡す。
ルイーゼは「まぁ、おそらく」と曖昧に同意を示し、マグヴァルガは「そかなー?」と疑問を示し、ちっちゃな土龍はわさわさと床で円を描いている。
(……どうだ?)
どうすれば良いか分からなくなったため、土龍の王の表情をうかがう。
人間であれば、首をかしげていそうな雰囲気だった。
しかしどうにも、彼は優しい存在らしい。
突然である。
巨体をうごめかし、ぐるりとして腹を見せてきた。
なんのためかと思えば、多少察しがついた。
フォレスは比較的柔らかそうな腹部に目を細める。
「……寄生虫?」
その手の存在に見えた。
巨大な一枚貝のようなものが、びっしりと腹についている。
これを取れ。
そう言われているようにしか思えなかった。
フォレスは腹部へと足を進める。
「だ、大丈夫でしょうか?」
ルイーゼが、自身も歩みを進めながらに不安を吐露する。
なんとも言えなかった。
急にゴロリとしてぺしゃんこにされる可能性は否めない。
だが、そうなったらそれはそれである。
どちらにせよ、塩を手に入れられなければ、そこには死しかないのだ。
間近にすると、寄生虫は大きかった。
人間の上半身ぐらいは軽くある。
(これを取り除けば良いのだろうが)
背には斧がある。
素直に砕いても良いのだが、恐らくこれはただへばりついているわけでは無い。
牙なりを突き立てて、土龍の王の体液を糧としているのだろう。
ダニなどは、無理に剥がすと歯が残って大変なことになるものだ。
フォレスは思案の末、再び自らの血を活かすことにした。
明かりとして腕に巻いていた布を剥がし、手のひらに巻き直す。
そこに血で術式を描き、これで準備は完了である。
とりあえず斧だ。
加減して振るい、寄生虫の殻だけを砕く。
グロテスクな中身が露出する。
そこに布を巻いた手のひらをかざす。
「燃えろ」
とにかく、焼いてみることにしたのだった。
適度に弱って勝手に離れてくれないかと期待したのだが、これが想像以上に上手くいった。
ベロリと剥がれる。
懸念していた、牙だけ残るようなことは無かった。
床に転がった寄生虫には、円形の牙が綺麗に残っている。
「よし」
フォレスは満足感と共に頷く。
これで手段は確立された。
あとは、ひたすらに寄生虫を駆除していくだけだ。
「フォレスさま」
フォレスは首をかしげる。
呼びかけと同時にだ。
ルイーゼが手を差し出してきたのだが、その意図が分からなかったのだ。
「あー、ルイーゼ?」
「色々と失礼なことを考えた手前、挽回はしっかりとしませんと。斧ぐらいであれば私も使えます」
フォレスは笑顔で頷く。
彼女らしい申し出だった。
しかし、少々気になるところはある。
「いいのか? その、足が……わさわさ……」
「大丈夫です。すでに私の心は死んでいます。もはや無敵です」
「そ、そうか」
心なしか目が死んでいるような気がしないでもない。
ただ、斧を振るうことにはおそらく支障は無いだろう。
彼女に手渡す。
すると、今度は足元だ。
土龍に乗ったマグヴァルガが「はいはーい!」と手と声を上げてきた。
「まぐちゃんも! ふぉれす! がんばります!」
ルイーゼに続いて、らしい発言だった。
しかし、今回は即答とはいかない。
マグヴァルガに出来ること。
フォレスは笑顔で、しかし口ごもることになる。
「マグちゃんは……そうだな。マグちゃんは……」
「わくわく」
「マグちゃん……うん、そう。かわいいから」
「えー? そう?」
「うん、そう」
「えへへー」
「えへへー」
ということで、作業は進む。
ルイーゼが殻を破り、フォレスが焼き、マグヴァルガは土龍の上でくるくると回り。
破格の巨体である。
並の人間であれば10日どころでは無く時間が必要であっただろうが、そこはフォレスもルイーゼも並の人間どころでは無い。
「はい、フォレスさま」
「おう」
「次です」
「任された」
開拓を共にして、阿吽の呼吸を身に着けているということもある。
土龍の王の腹からは、見る間に寄生虫の姿は消えていった。
フォレスは冷や汗を浮かべる。
実力勝負となると、勝てるかどうかは非常に怪しい。
そもそも、『それ』はマグヴァルガの知人らしいのだ。
勝てるかどうか以前に戦いたくない。
仲介をお願いは出来ないか。
フォレスは『それ』からマグヴァルガへと目を移す。
呼びかけようとしたが、その必要は無かった。
彼女は何を思っているのか、フォレスを見つめてきていた。
そこにあるのはニコニコの無邪気な笑みだ。
(……ふーむ)
フォレスは腕組みをする。
どうにもである。
彼女は期待と言うべきか信じているようであった。
敵対などはありえず、フォレスが『それ』と仲良く出来るに違いないと。
では、信頼に応えてみるとしよう。
フォレスは彼女に頷きを返し、『それ』を仰ぎ見る。
息を吸う。
声を上げる。
「失礼! 私はフォレス! 開拓団において団長を務めておりますが、まずは招きもなく参上した無礼を謝罪させていただきたい!」
とにかく礼儀を示させてもらったのだった。
そして、問題の『それ』の反応はと言えば、
『…………』
かなりのところ戸惑っているようだった。
「あ、あの……フォレスさま?」
背後でルイーゼも戸惑っていたが、さもありなんである。
そもそも、土龍と会話を試みようという人間は1人としていなかったことだろう。
フォレスにしたところで、心を読む怪物との戦闘経験が無ければ決して交流を図ろうとは思えなかったに違いない。
ともあれ、一応ではあるが自己紹介は出来た。
次に何を口にすべきかと言えば、
「貴殿についてお尋ねしたい! この鉱山を……いや、地下を統べる王であると理解してよろしいか!?」
素性について問うたのだが、今回も困惑の感情が返ってきた。
ただ、やや明確な意思のようなものも確かにあり、
『まぁ、そんな感じ』
的なノリだった。
フォレスは頷きを見せる。
「承知いたした! そしてですが、閣下に一つお願いしたい儀がございます。塩です。塩を分けてはいただけないかと!」
雰囲気としては『塩?』といった様子だった。
フォレスは頷く。
「はい! 事情がございまして、我々は非常に塩に困窮しております。もちろん、代価も無しにと不躾なことは申しません! 我々に出来る範囲で……そう範囲で……」
フォレスは大きく首をかしげる。
範囲で何が出来るのか?
そもそも、地下の君主殿が望むようなことは何なのか?
振り返る。
そこでは呆然と成り行きを見守っていたルイーゼがいる。
彼女は「へ?」と口にした上で、「いやいやいや」と首を左右にした。
「わ、私に聞かれましても。ちょっと、あの、管轄外です」
それはそうに違いなかった。
では、多少でも詳しそうな彼女にである。
マグヴァルガを見つめる。
彼女は「ふーむ」と腕組みだった。
思慮深げに、鋭い目をして応えてくる。
「こたえはひとつ……あそぶ?」
なるほどであった。
フォレスは土龍の王を見上げる。
「代価も無しとは不躾なことは申しません! 私に出来る範囲であそ……遊ぶ? なぁ、これ大丈夫か? 不躾の極みじゃないのか?」
思わず仲間たちを見渡す。
ルイーゼは「まぁ、おそらく」と曖昧に同意を示し、マグヴァルガは「そかなー?」と疑問を示し、ちっちゃな土龍はわさわさと床で円を描いている。
(……どうだ?)
どうすれば良いか分からなくなったため、土龍の王の表情をうかがう。
人間であれば、首をかしげていそうな雰囲気だった。
しかしどうにも、彼は優しい存在らしい。
突然である。
巨体をうごめかし、ぐるりとして腹を見せてきた。
なんのためかと思えば、多少察しがついた。
フォレスは比較的柔らかそうな腹部に目を細める。
「……寄生虫?」
その手の存在に見えた。
巨大な一枚貝のようなものが、びっしりと腹についている。
これを取れ。
そう言われているようにしか思えなかった。
フォレスは腹部へと足を進める。
「だ、大丈夫でしょうか?」
ルイーゼが、自身も歩みを進めながらに不安を吐露する。
なんとも言えなかった。
急にゴロリとしてぺしゃんこにされる可能性は否めない。
だが、そうなったらそれはそれである。
どちらにせよ、塩を手に入れられなければ、そこには死しかないのだ。
間近にすると、寄生虫は大きかった。
人間の上半身ぐらいは軽くある。
(これを取り除けば良いのだろうが)
背には斧がある。
素直に砕いても良いのだが、恐らくこれはただへばりついているわけでは無い。
牙なりを突き立てて、土龍の王の体液を糧としているのだろう。
ダニなどは、無理に剥がすと歯が残って大変なことになるものだ。
フォレスは思案の末、再び自らの血を活かすことにした。
明かりとして腕に巻いていた布を剥がし、手のひらに巻き直す。
そこに血で術式を描き、これで準備は完了である。
とりあえず斧だ。
加減して振るい、寄生虫の殻だけを砕く。
グロテスクな中身が露出する。
そこに布を巻いた手のひらをかざす。
「燃えろ」
とにかく、焼いてみることにしたのだった。
適度に弱って勝手に離れてくれないかと期待したのだが、これが想像以上に上手くいった。
ベロリと剥がれる。
懸念していた、牙だけ残るようなことは無かった。
床に転がった寄生虫には、円形の牙が綺麗に残っている。
「よし」
フォレスは満足感と共に頷く。
これで手段は確立された。
あとは、ひたすらに寄生虫を駆除していくだけだ。
「フォレスさま」
フォレスは首をかしげる。
呼びかけと同時にだ。
ルイーゼが手を差し出してきたのだが、その意図が分からなかったのだ。
「あー、ルイーゼ?」
「色々と失礼なことを考えた手前、挽回はしっかりとしませんと。斧ぐらいであれば私も使えます」
フォレスは笑顔で頷く。
彼女らしい申し出だった。
しかし、少々気になるところはある。
「いいのか? その、足が……わさわさ……」
「大丈夫です。すでに私の心は死んでいます。もはや無敵です」
「そ、そうか」
心なしか目が死んでいるような気がしないでもない。
ただ、斧を振るうことにはおそらく支障は無いだろう。
彼女に手渡す。
すると、今度は足元だ。
土龍に乗ったマグヴァルガが「はいはーい!」と手と声を上げてきた。
「まぐちゃんも! ふぉれす! がんばります!」
ルイーゼに続いて、らしい発言だった。
しかし、今回は即答とはいかない。
マグヴァルガに出来ること。
フォレスは笑顔で、しかし口ごもることになる。
「マグちゃんは……そうだな。マグちゃんは……」
「わくわく」
「マグちゃん……うん、そう。かわいいから」
「えー? そう?」
「うん、そう」
「えへへー」
「えへへー」
ということで、作業は進む。
ルイーゼが殻を破り、フォレスが焼き、マグヴァルガは土龍の上でくるくると回り。
破格の巨体である。
並の人間であれば10日どころでは無く時間が必要であっただろうが、そこはフォレスもルイーゼも並の人間どころでは無い。
「はい、フォレスさま」
「おう」
「次です」
「任された」
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