幽霊になったのでイケメンにセクハラしました。

吉川一巳

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イケメンの逆襲? 3

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「くっそ。何も見えねー」

 うん、そういうのを選んだからね。

 アイマスクを付けたつかさくんの呟きに、心の中で突っ込みながら、私はするすると服を脱いでいった。

 後はブラとパンツだけ、という姿になってから、ベッドに腰掛けるつかさくんに近付く。

「触るのはいい? 触りたい」

「ちょっと待って。つかさくんも脱いでから」

 言いながら私はつかさくんの服に手をかけた。

 一時期に比べると、随分春めいてきたとは言え、外はまだまだ寒いから、今日のつかさくんはハイネックの上にカーディガンを重ねている。アイマスクがずれないよう、細心の注意を払いながら、私はつかさくんの服を一枚ずつ剥いでいった。

 幽霊だった時に恥ずかしい姿を見たことはあるけれど、実はつかさくんの裸を見るのは初めてである。

 つかさくんは、部活には入っていないけど、小学校からテニススクールに入っていて、今も週に一度、レッスンに通っているらしい。勉強のいい息抜きになると言うから出来る人の意識はちょっと凡人とは格が違う。

 走り回るスポーツをずっと続けているだけあって、あらわになったつかさくんの上半身は、均整が取れたきれいな筋肉のつき方をしていた。

 ふわあ、腹筋割れてる。

 いい体してそうだなとは思ってたけど、思った以上だった。

(目隠ししといてよかった)

 こんなパーフェクトボディの持ち主に、自分の体なんて、とてもじゃないけど見せられない。

「恵、まだだめ?」

「う、えっと、いいよ」

 私はつかさくんの手を取ると、ブラに包まれた自分の胸へと持っていった。

「なんで付けてるんだよ」

 つかさくんは不満そうにしながらも、ブラの隙間に指を忍び込ませてくる。

「やわらか……な、これ、とってもいい?」

 手は胸元をまさぐり、色付き始めていた胸の飾りをかり、とかいた。

 息を荒くしながらも、一々了解を取ってくるのがつかさくんらしい。

 外してくれてもいいのに。

 私はくすりと笑うと、後ろ手にブラのホックを外した。

「うわ……」

 つかさくんは、おずおずと私の胸に両手を伸ばすと、壊れ物を扱うように掴みこんだ。

「もうちょっと、強くしてもいいよ」

「う、うん」

 許可を出すと、つかさくんはむにむにと胸を揉んできた。

「えろい。これが女の子のおっぱい……」

 えろいのはつかさくんの方だ。アイマスク越しにもわかる整った容貌は、ほんのりと上気してつやめいている。

「んっ」

 きゅ、と乳首をつままれて小さな声が漏れた。

「ここ、もしかして気持ちいい?」

「な、んか、くすぐったいような、へんな感じ」

 両手で挟み込むように弄られて、下半身が潤むのを感じた。

 つかさくんばっか、ずるい。私も触りたい。

 幽体離脱中は触れなかったつかさくんの体。

 私もお返しのために、つかさくんの胸の飾りに手を伸ばした。

「わっ!」

 突然触られたことに驚いたのか、つかさくんは私の胸から手を離した。

「男の子ももしかしてここ、気持ちいい?」

 つかさくんのそこは、女の子のものよりもずっと小さくてかわいらしい。色もピンクベージュできれいだ。上下に少しなでてみると、小さな粒が、存在をささやかに主張し始めた。

「わあ、触られると男の子も勃つんだ」

「ちょっと……やめて恵。めっちゃくすぐったい」

「くすぐったいって事は性感帯なんだよ。だってつかさくんのこっちもおっきくなってるよ?」

 私はズボンごしにもわかる、主張し始めたそこをするりと撫でた。

「それ乳首関係ない! 恵とすると思ったからだ!」

 つかさくんは身をよじるとそこを手でガードした。

「ここに触るならお前も触らせろ。じゃないと不公平だ!」

「う、わかった。じゃあ脱ぐから、つかさくんも脱いでよね」

 私は真っ赤になりながら、下着に手をかけた。





 アイマスクだけを身につけただけの格好で、ベッドに座るつかさくんは、なんだか不安そうだ。

「なあ、やっぱこれ、取っちゃダメかな?」

「ダメ。今日はそれしてくれるって約束したもん」

 つかさくんと同じく全裸になった私は、ばっさりと切り捨てた。そしてそろりと彼に近付く。

 丸見えになったつかさくんのそこは、天に向かって隆々とそびえ立っていた。

 はあ、つかさくんえっちい。眼福……。

 さきっぽの穴からは雫が漏れていて、まるで涙を流しているみたいだ。

 私はつかさくんから見えないのをいいことに、そっとソコに顔を近づけてみた。

 すん、と匂いをかいでみると、シャワーを浴びたばかりのせいか、ボディソープのにおいがした。

(これなら私、いける気がする)

 私は意を決して、そこに唇を近づけてみた。

「え? ちょ、恵、何してる?」

 つかさくんはぶるりと震えると、反射的に身を引こうとした。だけど決定的に逃げようとはしない。

 たぶん彼も気付いている。なにをされようとしているのかなんて。

 幸い口付けても嫌悪感はなかったので、私は思い切って舌を出して舐めてみた。

(これが、男の子の)

 そこは少ししょっぱくて、青臭い匂いがした。

「……くわえてみて。無理ならすぐ出していいから」

 お許しが出たので、私は先端を口に含んだ。

 さきっぽのふくらんだ所は、肉の塊だから当然だが、肉々しい触感がした。

 先端の、涙を零していた穴のところを舌でくじると、つかさくんの体は、ぴくんと震えた。

「もうちょっと、おくまで。そう、歯、立てないように気をつけて。できるだけ、くちのなか、入れてみて」

 はあはあと息をつきながら要望してくるつかさくんは、壮絶に色っぽい。

 限界まで口を開いてつかさくんのソレを迎え入れるのは、顎がすごく辛かった。だけどもっと色んな表情を見てみたい。引き出したい。その一心で、私は口での奉仕を頑張ってみる。

「っあ、もっと、裏のとこ、べろべろしてみて。苦しかったら手、使ってもいいから」

 私は口を、舌を、手を、つかさくんの望みどおりに動かした。

 血管が浮いてぼこぼことした幹は熱を帯びて熱い。

 するりと後ろ側の袋に触れてみると、ぱんぱんに膨らんでいた。

「あっ、それ、いいっ。タマのとこ。もっと、強くしてみて」

「ん」

 舐めながら、しごいて、揉んで。

 つかさくんの指示通り、必死に口と手を使っていると、唐突に口の中にどろりとしたものが広がった。

 つかさくん、イったんだ。

 精液だとすぐにわかった。青臭くて正直まずい。

 でもつかさくんのだと思うと愛しかったので、私は思い切って飲み込んでみた。

 びゅくり、びゅくり。

 口の中のアレが震えるたびに、先端からどろどろが吐き出される。

 出てくるたびにごっくんと飲み下し、出てこなくなったら、ソコに吸い付いてみた。

「……お掃除フェラまでするなんて、恵、エロすぎ」

 エロいのはつかさくんの方だ。絶対に。

 ベッドに半身を預けるつかさくんに、私は覆いかぶさった。

「なあ、今度は俺にやらせてよ。俺も恵に触りたい」

「うん。いいよ。好きにして」

 そう言った瞬間、上下が反転した。
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