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18.離縁
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リディアと式を挙げて三ヶ月目、不仲の噂が別邸に浸透した頃、俺は母上に呼び出された。
呼び出しの場所は、別邸の温室だ。母上が趣味で育てている柑橘の苗が、観葉植物のように並べられている。
「寝室から締め出されていると聞きましたよ、どういう事なのかしら」
いつも穏やかな母上が、珍しくもの凄く怒っている。俺が温室に入るなり、いきなり本題に切り込んできた。
「もう母上のお耳に入りましたか。そうですね。どうやらリディアには、想う男がいたようですね」
「いたようですね、では済まされないでしょう。あなた達はこの辺境伯家の後継について、どう考えているのかしら?」
「どうもこうも、俺としては嫌がる女に無理強いなんてしたくないのですが。そういう性癖は俺にはないので、勃つものも勃ちません」
「お前の下半身事情なんて知りたくありません!」
怒りのあまり母上は、ばん、と机を叩いた。衝撃で机の上のカップとソーサーが擦れ合い、がちゃんと言う音を立てる。
そろそろ母上にも俺の意思を伝える時期だろう。
来年レスリーは十八になる。この国の法では婚姻が可能になる年齢であり、結婚相手を探し始めるのもそれからになるからだ。
「子を産んでくれる女を別に用意するしかないでしょうね。俺としては、その相手はレスリーがいいんですが」
ぴくりと母上の顔が引き攣り、怒気が増すのを感じた。
「あの子を愛人にする、と?」
母上はレスリーを気に入ってるからな……手元に置けるにしても日陰の立場を与える事は許せないのだろう。
「いえ、出来れば妻にしたいです。リディアは不貞を企んでいるようなので」
「随分とうちを虚仮にしてくれたものね……」
すまない、リディア。母上の中でリディアの心象は最悪だ。
彼女を悪者にした事に、ちくりと心が傷んだが、それも契約のうちだと自分に言い訳した。
母上はふーっ、と長いため息をついた。
「……ご縁があって婚姻を結んだのですからまずは彼女と対話して努力をなさい。話はそれからです」
「はい」
「……レスリーの縁談に関しては少しの間止める事にします。ただし、あの子に手を出すのは、けじめがついてからでなければ許しません」
「わかっています。今はそれで十分です」
今は、この答えが引き出せただけで良しとしよう。
十二月初旬、例年より早めに俺はリディアを伴って、王都のタウン・ハウスを訪れていた。
一応、付き合いのある貴族に代替わりの挨拶をする、という名目はあったが、本音では一刻も早くリディアとの関係を精算したかったのだ。
辺境伯家の諜報網は王宮にも及んでいる。
王宮に潜り込ませている密偵の調査により、俺は皇太子殿下が女漁りをするために参加する夜会の情報を掴んでいた。
「バートラム伯爵家で影でこっそり行われてる仮面舞踏会。皇太子殿下はその常連らしいんだけど、行く? 非合法の薬やら倫理に外れた見世物があるとか、黒い噂に事欠かないヤバい奴だけど」
リディアの元を訪れて尋ねると、眉をひそめられた。
「どうしてそんな情報が手に入りますの?」
「うちの諜報網は優秀なんだ」
「……その手の集まりは招待状がなければ入れないのでは?」
「もちろん入手済みだ」
俺は、あらかじめ持参していた招待状の封筒をリディアに見せた。
「……あなたに声をかけて正解でしたわ。辺境伯家は随分と優秀な間諜をお持ちなのですね」
「お褒めに預かり光栄です」
自慢ではないが、その気になれば独立できる程度の力はあると自負している。
面倒なのと、王家からの厚遇があるからやらないだけだ。
「行きます。あなたの為にも、なるべく早く皇太子殿下をものにしてみせます」
リディアは強い視線をこちらに向け、言い切った。
仮面舞踏会にて、リディアはうまく皇太子殿下と接触し、関係を持てた様だ。
そのまま籠絡させる為に頑張るという事なので、俺は、王宮の年越しの夜会が終わったタイミングで、単独で辺境伯領へと戻った。
王都でレスリーの為に買い求めた髪飾りを渡したら、とても喜んでくれたので嬉しかった。
そして、父上にリディアが首尾よく皇太子殿下に接触した事を伝えておく。
二ヶ月後――
王都より、リディアを皇太子殿下の寵姫として迎えるとの告知が届いた。
彼女は成功したのだ。
こちらに向けられる気遣わしげなレスリーの視線が心地よかった。
俺は、離縁の手続きの為まだ雪が残る街道を、馬を飛ばし王都へと向かった。
当家の妻を召し上げるという事は、何がしかの賠償の話も王家からあるはずだ。
合わせて、リディアの実家であるセルンフォード伯爵家とも話し合いを持たねばならない。
長丁場が予想出来、気が重かったが、これさえ終われば、俺は大手を振ってレスリーを迎え入れる事ができるはずだ。
話し合いのために向かった王宮では、上機嫌のアスラン皇太子殿下に迎えられた。
混じり気のない金髪に鮮やかな青い瞳の、煌々しい容貌の青年である。
この顔ならどんな女でも落とせるだろうに……人のものにしか食指が動かないとか趣味が悪すぎる。
「よく来てくれたね、エルドリッジ辺境伯。要件はわかってるよ。リディアとの離縁とそれに伴う慰謝料の話し合いだろ? こちらに纏めてあるから、目を通して貰えるかな?」
これは、リディアが言っていた奥の手の魔法と言うやつが成功したと思っていいのだろうか。
戸惑う俺を他所に、皇太子殿下は離縁の書類と、王家からの賠償の案をまとめた資料をこちらに提示してきた。
……セルンフォード伯爵家分も王家が肩代わりして支払うと記載がされている。
「それで不足があるなら遠慮なく言って欲しい。再度こちらで案を練り直すよ」
殿下の言葉に、俺は準備された書類に順に目を通していった。
「この内容で結構です。署名すればよろしいですか?」
俺が提示された条件を受け入れる事を伝えたら、殿下は不思議そうな顔をした。
「おや? 更に吹っかけなくていいのかな? 欲がないね」
「十分な金額を提示して頂いてますので。そんな事より、俺は早く領地に帰りたいです」
「ふうん、そんなに大事なんだ。領地に残してる可愛い人が」
――殿下にレスリーの事が知られている?
俺の体がすうっと冷えた。
「ああ、そんな怖い顔しないで欲しい。君の想い人とやらに興味はないから。俺はリディアが居ればそれで十分だ」
そう言って殿下は蕩けるような表情を浮かべた。
無駄に整った顔立ちの人なので、男の俺でもどきりとするような色気に溢れている。
「リディア様は今どうされているのでしょうか?」
寵姫になった事で、リディアの身分は俺よりも上になったので、敬称が必要となる。
「これから元夫になる君には会わせてあげられないけど、元気だよ」
「そうですか」
「いずれ彼女には俺の子を産み、正妃とするつもりでいる。だからもう、貴公の出る幕はないんだよ」
「現在の婚約者の方はどうされるのですか?」
「そんなものどうとでもなる。最悪陛下に勅令を出してもらえばいい」
微笑みながら言い切る殿下の様子に、俺はリディアの作戦の成功を悟ったのだった。
一体どのような魔法を使ったのか……気にはなったが、殿下のこの様子では、本人に会うことは叶わないだろう。いずれほとぼりが冷めた頃に気が向けば密偵に調査させよう。俺はひとまずこちらの事は思考の外に置いておくことにした。
俺にとって今一番大切なのは、レスリーを手に入れる事なのだから。
呼び出しの場所は、別邸の温室だ。母上が趣味で育てている柑橘の苗が、観葉植物のように並べられている。
「寝室から締め出されていると聞きましたよ、どういう事なのかしら」
いつも穏やかな母上が、珍しくもの凄く怒っている。俺が温室に入るなり、いきなり本題に切り込んできた。
「もう母上のお耳に入りましたか。そうですね。どうやらリディアには、想う男がいたようですね」
「いたようですね、では済まされないでしょう。あなた達はこの辺境伯家の後継について、どう考えているのかしら?」
「どうもこうも、俺としては嫌がる女に無理強いなんてしたくないのですが。そういう性癖は俺にはないので、勃つものも勃ちません」
「お前の下半身事情なんて知りたくありません!」
怒りのあまり母上は、ばん、と机を叩いた。衝撃で机の上のカップとソーサーが擦れ合い、がちゃんと言う音を立てる。
そろそろ母上にも俺の意思を伝える時期だろう。
来年レスリーは十八になる。この国の法では婚姻が可能になる年齢であり、結婚相手を探し始めるのもそれからになるからだ。
「子を産んでくれる女を別に用意するしかないでしょうね。俺としては、その相手はレスリーがいいんですが」
ぴくりと母上の顔が引き攣り、怒気が増すのを感じた。
「あの子を愛人にする、と?」
母上はレスリーを気に入ってるからな……手元に置けるにしても日陰の立場を与える事は許せないのだろう。
「いえ、出来れば妻にしたいです。リディアは不貞を企んでいるようなので」
「随分とうちを虚仮にしてくれたものね……」
すまない、リディア。母上の中でリディアの心象は最悪だ。
彼女を悪者にした事に、ちくりと心が傷んだが、それも契約のうちだと自分に言い訳した。
母上はふーっ、と長いため息をついた。
「……ご縁があって婚姻を結んだのですからまずは彼女と対話して努力をなさい。話はそれからです」
「はい」
「……レスリーの縁談に関しては少しの間止める事にします。ただし、あの子に手を出すのは、けじめがついてからでなければ許しません」
「わかっています。今はそれで十分です」
今は、この答えが引き出せただけで良しとしよう。
十二月初旬、例年より早めに俺はリディアを伴って、王都のタウン・ハウスを訪れていた。
一応、付き合いのある貴族に代替わりの挨拶をする、という名目はあったが、本音では一刻も早くリディアとの関係を精算したかったのだ。
辺境伯家の諜報網は王宮にも及んでいる。
王宮に潜り込ませている密偵の調査により、俺は皇太子殿下が女漁りをするために参加する夜会の情報を掴んでいた。
「バートラム伯爵家で影でこっそり行われてる仮面舞踏会。皇太子殿下はその常連らしいんだけど、行く? 非合法の薬やら倫理に外れた見世物があるとか、黒い噂に事欠かないヤバい奴だけど」
リディアの元を訪れて尋ねると、眉をひそめられた。
「どうしてそんな情報が手に入りますの?」
「うちの諜報網は優秀なんだ」
「……その手の集まりは招待状がなければ入れないのでは?」
「もちろん入手済みだ」
俺は、あらかじめ持参していた招待状の封筒をリディアに見せた。
「……あなたに声をかけて正解でしたわ。辺境伯家は随分と優秀な間諜をお持ちなのですね」
「お褒めに預かり光栄です」
自慢ではないが、その気になれば独立できる程度の力はあると自負している。
面倒なのと、王家からの厚遇があるからやらないだけだ。
「行きます。あなたの為にも、なるべく早く皇太子殿下をものにしてみせます」
リディアは強い視線をこちらに向け、言い切った。
仮面舞踏会にて、リディアはうまく皇太子殿下と接触し、関係を持てた様だ。
そのまま籠絡させる為に頑張るという事なので、俺は、王宮の年越しの夜会が終わったタイミングで、単独で辺境伯領へと戻った。
王都でレスリーの為に買い求めた髪飾りを渡したら、とても喜んでくれたので嬉しかった。
そして、父上にリディアが首尾よく皇太子殿下に接触した事を伝えておく。
二ヶ月後――
王都より、リディアを皇太子殿下の寵姫として迎えるとの告知が届いた。
彼女は成功したのだ。
こちらに向けられる気遣わしげなレスリーの視線が心地よかった。
俺は、離縁の手続きの為まだ雪が残る街道を、馬を飛ばし王都へと向かった。
当家の妻を召し上げるという事は、何がしかの賠償の話も王家からあるはずだ。
合わせて、リディアの実家であるセルンフォード伯爵家とも話し合いを持たねばならない。
長丁場が予想出来、気が重かったが、これさえ終われば、俺は大手を振ってレスリーを迎え入れる事ができるはずだ。
話し合いのために向かった王宮では、上機嫌のアスラン皇太子殿下に迎えられた。
混じり気のない金髪に鮮やかな青い瞳の、煌々しい容貌の青年である。
この顔ならどんな女でも落とせるだろうに……人のものにしか食指が動かないとか趣味が悪すぎる。
「よく来てくれたね、エルドリッジ辺境伯。要件はわかってるよ。リディアとの離縁とそれに伴う慰謝料の話し合いだろ? こちらに纏めてあるから、目を通して貰えるかな?」
これは、リディアが言っていた奥の手の魔法と言うやつが成功したと思っていいのだろうか。
戸惑う俺を他所に、皇太子殿下は離縁の書類と、王家からの賠償の案をまとめた資料をこちらに提示してきた。
……セルンフォード伯爵家分も王家が肩代わりして支払うと記載がされている。
「それで不足があるなら遠慮なく言って欲しい。再度こちらで案を練り直すよ」
殿下の言葉に、俺は準備された書類に順に目を通していった。
「この内容で結構です。署名すればよろしいですか?」
俺が提示された条件を受け入れる事を伝えたら、殿下は不思議そうな顔をした。
「おや? 更に吹っかけなくていいのかな? 欲がないね」
「十分な金額を提示して頂いてますので。そんな事より、俺は早く領地に帰りたいです」
「ふうん、そんなに大事なんだ。領地に残してる可愛い人が」
――殿下にレスリーの事が知られている?
俺の体がすうっと冷えた。
「ああ、そんな怖い顔しないで欲しい。君の想い人とやらに興味はないから。俺はリディアが居ればそれで十分だ」
そう言って殿下は蕩けるような表情を浮かべた。
無駄に整った顔立ちの人なので、男の俺でもどきりとするような色気に溢れている。
「リディア様は今どうされているのでしょうか?」
寵姫になった事で、リディアの身分は俺よりも上になったので、敬称が必要となる。
「これから元夫になる君には会わせてあげられないけど、元気だよ」
「そうですか」
「いずれ彼女には俺の子を産み、正妃とするつもりでいる。だからもう、貴公の出る幕はないんだよ」
「現在の婚約者の方はどうされるのですか?」
「そんなものどうとでもなる。最悪陛下に勅令を出してもらえばいい」
微笑みながら言い切る殿下の様子に、俺はリディアの作戦の成功を悟ったのだった。
一体どのような魔法を使ったのか……気にはなったが、殿下のこの様子では、本人に会うことは叶わないだろう。いずれほとぼりが冷めた頃に気が向けば密偵に調査させよう。俺はひとまずこちらの事は思考の外に置いておくことにした。
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