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皆に報告
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レオンに貰ったネックレスを付けて、レオンと腕を組んで予算部の部屋までやってきた2人。
「帰りに迎えに行くからね。休みの事も聞いてみるよ。」
「分かったわ、私も皆にあの事話しておくわ。」
2人とも嬉しそうに笑って暫く見つめ合って話していたが、そろそろ始まるという事で名残惜しそうにレオンは自分の部署へと向かっていった。そんなレオンを手を振りながら見送って部屋に入ったラン。
「おはようございます。皆さん。」
部屋には皆が揃っていた。部屋越しにのろけ話を聞かされたせいか、アミとコロン以外は朝から顔に疲労の色が出てる。リリーナはポツリと呟いた。
「私、皆に謝罪した気持ちになったわ。」
嬉しそうにアミとコロンがランの左右に立つと質問を始める。
「朝からポントさんと凄い仲が良いわね。昨日は午後からデートしてたみたいだし。」
「お互いに使うコップを贈り合ったって聞いたわ。」
「まあ、皆凄いわね。その通りよ、よく知っているわね。私レオンと付き合っているのよ。昨日からね。」
キラキラと輝いている笑顔のラン。アミとコロンは歓声を上げて、皆で一緒に祝福する。
「色々聞きたいな。お昼の話題はこれね。楽しみだわ。」
コロンの言葉に余裕の笑顔で答えるラン。
「ええ、答えられる事しか言わないけれどね。フフッ。さあ、仕事が始まる時間だわ。」
リリーナがすかさず皆に仕事の開始を告げた。ジンに連れられて出て行ったコロン。ランはハル達と一緒に通常の予算の資料を纏めていた。アミは機嫌よくてきぱきと仕事をこなし、お昼前にはコロン達も戻ってきた。それを見たリリーナはジンに話しかける。
「早かったのね、もう終わったのかしら。」
「コロンの仕事の処理がとても速くかったんですよ。お昼休みをたっぷりとりたいそうです。」
「そう、アミも今日の仕事速かったわよ。今ハルの仕事も手伝っているわ。」
「今日は部屋で食べたいからメニューをもって注文を聞いていてと言われました。」
「あら、そうなの。私はジャンさんと一緒に食べるからいらないわ。」
他の3人はお礼を言って注文を頼むと、残りの仕事を片付ける。3人の仕事が終わる頃にはコロン達もお昼を買って戻ってきていた。
「部長は今日はジャンさんの所なんですってね。皆の買ってきたから、終わったらお昼にしましょ。ウフフ。」
ニヤニヤ笑っているコロンとため息をついているジン。
仕事を終えて食事を始めると早速アミとコロンが聞こうとするが、ハルに食事の後と言われて急いで食べるアミとコロン。そんな2人を笑いながら見ているラン達。
問題も解決し、お互い打ち明け話をした予算部の食事会。それ以来仲が良くなっている皆。
ランが食べ終わると早速質問会が始まった。アミとコロンがレオンとの出会い、好きになったきっかけ、どういう所が良いのか、今一緒に住んでいるけれど今後の予定はどうか等々、限られたお昼休みの中でどんどん聞いていく。
ランは、素直に答えていく。2人だけの思い出にしておきたい事や今後の予定以外を。アミ達はのろけ話を延々と聞かされる事になったが、アミとコロンは歓声を上げたり拍手をしたりとても楽しそうだった。満足して満面の笑みのアミとコロン、対照的に疲れた顔のハルとジン。
「部長逃げたわね、ジャンさんの所に行ったのがよく分かったわ。」
ハルの呟きにジンも横で頷いていた。
仕事が終わりレオンと一緒に家に帰ると、両親から手紙の返事が来ていた。夕食前に早速、読み始めるラン。
「休みの前日に来れるんだ。久しぶりに夕食は一緒に食べられるわね。レオンには翌日会うことにして親子水入らずで過ごさせてもらおう。2泊するから、1泊は一緒に泊まれるって書いてある。やったわ、お父さん達のお陰で素敵なホテルに泊まれちゃう。」
手紙を読むと嬉しそうに、早速レオンに内容を伝えに行った。
「レオン、今良いかしら。」
ランが手に手紙を持っているのを見たレオン。
「ああ、手紙が届いたんだ。ご両親は会ってくれそうかな。」
「勿論よ。会えるのを楽しみにしているって書いてあったわ。」
「良かった。これで第一段階は突破だね。うーん、やっぱり緊張するな。」
「大丈夫よ、2人とも喜んでいるし。休みの前日に来るって書いてあったから、私迎えに行ってそのまま一緒に泊まってくるわ。2泊するから1泊は一緒にって書いてあったの。」
「分かった、食事の前にランと一緒に挨拶に行きたいけれど時間的に厳しいかな。その代わり翌日は家に食事に来てほしいな。迎えに行くよ。後で両親も参加できるか確認するけれどもし無理だったら、時間を調整してお互いに会える日を設定しよう。」
「そうね、急な話だしお休みだからお2人とも時間が空いてないかもしれないわね。後、当日は準備で忙しいだろうし、私達3人で伺うわ。その方が良いと思うの。」
「分かった。じゃあ準備をして待っているよ。ご両親の苦手な物を後で教えてほしい。」
「ええ。後で紙に書いて渡すわね。レオンの御両親には食事会の前に話しておいた方が良いと思うの。食事会に参加して、いきなりその話をするのはちょっと。」
不安そうなランの話を聞いて少し考えているレオン。
「驚くかもしれないけれど喜ぶよ。でも、ランが気になるなら今夜の夕食の時に話してしまおう。」
「そうしましょ。早めに伝えた方が気が楽だもの。ふう、緊張するわ。お腹痛くなってきた。」
「大丈夫かい、それなら食べる前に話してしまおう。ランが緊張しながら夕食を食べるんじゃ可哀想だからね。」
「ありがとう、レオン。私の両親にも前もってそれとなく伝えておくわ。いきなりそんな話をして吃驚して吹き出したりしたら大変よ。それか喜んで騒ぎまくって後で後悔するのよね。
母の為にも、伝えておかないと。」
「まあ、ご両親の事はランに任せるよ。じゃ2人の部屋に行こうか。今は多分部屋にいると思うから。」
レオンは執事を呼ぶと両親がどこにいるのかを聞く。夕食まで庭で涼んでいると聞き、2人とも案内してもらう。
「部屋じゃなかったね。緊張しなくて大丈夫だからね。」
レオンはランの手を握ると安心させるように笑顔で見つめた。
キエとミーナに会いに行くと2人とも温かく迎えてくれる。暫く会話を楽しんだ後、レオンが本題に入った。
「俺達、今後について話し合ったんだ。ファナの警護が終わったらランはこの家を出て行ってしまうだろう。そうすると離れて暮らす事になってしまう。だから警護が終わったら、婚約して家を借りて一緒に暮らしたいと思っているんだ。家は今良さそうなものを探しているよ。
それと、休みの前日からランのご両親がこちらに来るんだ。その日はランはご両親と一緒にホテルに泊まって次の日うちで食事会をしたいと思っているんだけれど2人とも大丈夫かな。」
レオンの話を聞いて喜んでいるキエとミーナ。
「まあ、やったわねレオン。嬉しいわ、大賛成よ。ランちゃんがレオンとの婚約と同棲を承諾してくれて良かった。ランちゃんの御両親にもお会いできるなんて、レオンを気に入って下さると良いんだけれど。
食事会はもちろん大丈夫よ。」
「そうだね、ランさんありがとうございます。これから、よろしくお願いします。」
「私の方こそ、レオンさんとの婚約を賛成して頂いてありがとうございます。これから、よろしくお願いします。」
笑顔でキエとミーナに答えているラン。レオンも嬉しそうにランの事を見守っていた。
賑やかに話している4人。使用人が庭に机と椅子をセットして夕食が食べられるようにしてくれる。
準備が出来て席に移動した皆。楽しそうに食事をしている様子は、家族の団らんのように暖かな雰囲気だった。
それを見て遠慮したファナはマルタ夫妻と一緒に食事をする。4人の事を嬉しそうに見つめていた。
「帰りに迎えに行くからね。休みの事も聞いてみるよ。」
「分かったわ、私も皆にあの事話しておくわ。」
2人とも嬉しそうに笑って暫く見つめ合って話していたが、そろそろ始まるという事で名残惜しそうにレオンは自分の部署へと向かっていった。そんなレオンを手を振りながら見送って部屋に入ったラン。
「おはようございます。皆さん。」
部屋には皆が揃っていた。部屋越しにのろけ話を聞かされたせいか、アミとコロン以外は朝から顔に疲労の色が出てる。リリーナはポツリと呟いた。
「私、皆に謝罪した気持ちになったわ。」
嬉しそうにアミとコロンがランの左右に立つと質問を始める。
「朝からポントさんと凄い仲が良いわね。昨日は午後からデートしてたみたいだし。」
「お互いに使うコップを贈り合ったって聞いたわ。」
「まあ、皆凄いわね。その通りよ、よく知っているわね。私レオンと付き合っているのよ。昨日からね。」
キラキラと輝いている笑顔のラン。アミとコロンは歓声を上げて、皆で一緒に祝福する。
「色々聞きたいな。お昼の話題はこれね。楽しみだわ。」
コロンの言葉に余裕の笑顔で答えるラン。
「ええ、答えられる事しか言わないけれどね。フフッ。さあ、仕事が始まる時間だわ。」
リリーナがすかさず皆に仕事の開始を告げた。ジンに連れられて出て行ったコロン。ランはハル達と一緒に通常の予算の資料を纏めていた。アミは機嫌よくてきぱきと仕事をこなし、お昼前にはコロン達も戻ってきた。それを見たリリーナはジンに話しかける。
「早かったのね、もう終わったのかしら。」
「コロンの仕事の処理がとても速くかったんですよ。お昼休みをたっぷりとりたいそうです。」
「そう、アミも今日の仕事速かったわよ。今ハルの仕事も手伝っているわ。」
「今日は部屋で食べたいからメニューをもって注文を聞いていてと言われました。」
「あら、そうなの。私はジャンさんと一緒に食べるからいらないわ。」
他の3人はお礼を言って注文を頼むと、残りの仕事を片付ける。3人の仕事が終わる頃にはコロン達もお昼を買って戻ってきていた。
「部長は今日はジャンさんの所なんですってね。皆の買ってきたから、終わったらお昼にしましょ。ウフフ。」
ニヤニヤ笑っているコロンとため息をついているジン。
仕事を終えて食事を始めると早速アミとコロンが聞こうとするが、ハルに食事の後と言われて急いで食べるアミとコロン。そんな2人を笑いながら見ているラン達。
問題も解決し、お互い打ち明け話をした予算部の食事会。それ以来仲が良くなっている皆。
ランが食べ終わると早速質問会が始まった。アミとコロンがレオンとの出会い、好きになったきっかけ、どういう所が良いのか、今一緒に住んでいるけれど今後の予定はどうか等々、限られたお昼休みの中でどんどん聞いていく。
ランは、素直に答えていく。2人だけの思い出にしておきたい事や今後の予定以外を。アミ達はのろけ話を延々と聞かされる事になったが、アミとコロンは歓声を上げたり拍手をしたりとても楽しそうだった。満足して満面の笑みのアミとコロン、対照的に疲れた顔のハルとジン。
「部長逃げたわね、ジャンさんの所に行ったのがよく分かったわ。」
ハルの呟きにジンも横で頷いていた。
仕事が終わりレオンと一緒に家に帰ると、両親から手紙の返事が来ていた。夕食前に早速、読み始めるラン。
「休みの前日に来れるんだ。久しぶりに夕食は一緒に食べられるわね。レオンには翌日会うことにして親子水入らずで過ごさせてもらおう。2泊するから、1泊は一緒に泊まれるって書いてある。やったわ、お父さん達のお陰で素敵なホテルに泊まれちゃう。」
手紙を読むと嬉しそうに、早速レオンに内容を伝えに行った。
「レオン、今良いかしら。」
ランが手に手紙を持っているのを見たレオン。
「ああ、手紙が届いたんだ。ご両親は会ってくれそうかな。」
「勿論よ。会えるのを楽しみにしているって書いてあったわ。」
「良かった。これで第一段階は突破だね。うーん、やっぱり緊張するな。」
「大丈夫よ、2人とも喜んでいるし。休みの前日に来るって書いてあったから、私迎えに行ってそのまま一緒に泊まってくるわ。2泊するから1泊は一緒にって書いてあったの。」
「分かった、食事の前にランと一緒に挨拶に行きたいけれど時間的に厳しいかな。その代わり翌日は家に食事に来てほしいな。迎えに行くよ。後で両親も参加できるか確認するけれどもし無理だったら、時間を調整してお互いに会える日を設定しよう。」
「そうね、急な話だしお休みだからお2人とも時間が空いてないかもしれないわね。後、当日は準備で忙しいだろうし、私達3人で伺うわ。その方が良いと思うの。」
「分かった。じゃあ準備をして待っているよ。ご両親の苦手な物を後で教えてほしい。」
「ええ。後で紙に書いて渡すわね。レオンの御両親には食事会の前に話しておいた方が良いと思うの。食事会に参加して、いきなりその話をするのはちょっと。」
不安そうなランの話を聞いて少し考えているレオン。
「驚くかもしれないけれど喜ぶよ。でも、ランが気になるなら今夜の夕食の時に話してしまおう。」
「そうしましょ。早めに伝えた方が気が楽だもの。ふう、緊張するわ。お腹痛くなってきた。」
「大丈夫かい、それなら食べる前に話してしまおう。ランが緊張しながら夕食を食べるんじゃ可哀想だからね。」
「ありがとう、レオン。私の両親にも前もってそれとなく伝えておくわ。いきなりそんな話をして吃驚して吹き出したりしたら大変よ。それか喜んで騒ぎまくって後で後悔するのよね。
母の為にも、伝えておかないと。」
「まあ、ご両親の事はランに任せるよ。じゃ2人の部屋に行こうか。今は多分部屋にいると思うから。」
レオンは執事を呼ぶと両親がどこにいるのかを聞く。夕食まで庭で涼んでいると聞き、2人とも案内してもらう。
「部屋じゃなかったね。緊張しなくて大丈夫だからね。」
レオンはランの手を握ると安心させるように笑顔で見つめた。
キエとミーナに会いに行くと2人とも温かく迎えてくれる。暫く会話を楽しんだ後、レオンが本題に入った。
「俺達、今後について話し合ったんだ。ファナの警護が終わったらランはこの家を出て行ってしまうだろう。そうすると離れて暮らす事になってしまう。だから警護が終わったら、婚約して家を借りて一緒に暮らしたいと思っているんだ。家は今良さそうなものを探しているよ。
それと、休みの前日からランのご両親がこちらに来るんだ。その日はランはご両親と一緒にホテルに泊まって次の日うちで食事会をしたいと思っているんだけれど2人とも大丈夫かな。」
レオンの話を聞いて喜んでいるキエとミーナ。
「まあ、やったわねレオン。嬉しいわ、大賛成よ。ランちゃんがレオンとの婚約と同棲を承諾してくれて良かった。ランちゃんの御両親にもお会いできるなんて、レオンを気に入って下さると良いんだけれど。
食事会はもちろん大丈夫よ。」
「そうだね、ランさんありがとうございます。これから、よろしくお願いします。」
「私の方こそ、レオンさんとの婚約を賛成して頂いてありがとうございます。これから、よろしくお願いします。」
笑顔でキエとミーナに答えているラン。レオンも嬉しそうにランの事を見守っていた。
賑やかに話している4人。使用人が庭に机と椅子をセットして夕食が食べられるようにしてくれる。
準備が出来て席に移動した皆。楽しそうに食事をしている様子は、家族の団らんのように暖かな雰囲気だった。
それを見て遠慮したファナはマルタ夫妻と一緒に食事をする。4人の事を嬉しそうに見つめていた。
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