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第十二章〜全てを失っても夢想を手に〜
42.地獄道
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ズキン、頭が痛む。
ヒカリは寝て、それから目が覚めたらこの世界にいた。その途中で神様に会ったわけでもなく、何か知識を与えられたわけでもなく、ただこの世界に転移してしまった。
ちょうど仕事も上手くいっていた途中だし、まだ親孝行だって碌にしていない。一緒に話して、旅行だってしたい親友だっている。異世界で割り切って過ごすには、ヒカリには未練が多過ぎる。
ズキン、頭が痛む。
それでも、彼女が弱音を吐かずに戦い続けたのは恩人がいたからだ。彼がこの世界にいたから戦えた。
自分が自分らしく生きられるようになったのは彼のおかげだ。かけがえの無い親友ができたのも、親に自分を誇れるようになったのも彼のおかげなのだ。
きっと本人に言えばヒカリが頑張ったから、とそう言うだろうけど。
ズキン、頭が、痛む。
自分が一体何をしたいのか。そんなの、分かるはずがない。ヒカリは全力で頑張るのは楽しいって、彼と出会ってから初めて知ったのだ。
まだ楽しいってだけの子供のような感覚で、願望だとか大志だとかそんな大それたものじゃない。
彼女にあるとするならば、それは道徳観だ。警察官の父親のもとで育てられて身についた決して揺るがぬ価値観だ。夢はなくたって、生き方ぐらいは選べる。
ズキン、頭が――
「……問おう。」
思考がまとまらない頭の中を、低い声が響き渡る。吸血鬼でも、神官の声でもない。聞いたことのない声だった。
「汝はこの世界を恨むか?」
ヒカリは首を横に振る。
このような苦境に立たされる事は、別に地球にだって存在した。たまたま自分が平和な国で生まれて、平和な環境で育っただけ。決して世界に罪はない。
「汝は己の無力を恨むか?」
ヒカリは首を縦に振る。
しょうがない話かもしれないけど、自分がもっと強ければアルスに迷惑をかける事も少なかった。これほど思い悩む事もなかっただろう。それは隠し切れない事実だ。
「それならば汝は――この世界でどう生きたい?」
意識が途絶えようとしていても、その質問にだけは答えられた。
フラン・アルクスが言った。お前は正に、俺が想像する勇者そのものだ、と。それは今でも過分な評価であると思う。それでもヒカリは自分の生き方に胸を張れた。
アース・フォン・グレゼリオンが言った。自分を信じろ、と。だからほとんど役に立たない無力な聖剣を、信じるようになった。何かできるはずだって。
レイ・アルカッセルが言った。魔王が再び現れるとして、君はどうしたい、と。そんなの分かるわけがない。何たってスケールがでか過ぎる。
世界がどうだとか、この世がどうだとか、そんな広い視野でヒカリは物事を見ない。
いつだってその視線の先は、目の前で、たった今苦しむ誰かに向いているのだから。
「私に、人を救わせて――!」
目の前に転がる聖剣にヒカリは手を伸ばした。
しかし悲しきかな、吸血鬼はそんな悠長な動きを持ってくれる理由がない。どう考えたってそれより先にヒカリが死ぬのが先だった。
「『光矢』」
それを、枯れ果てた足で地面に転がる神官の魔法が食い止める。光で作られた五本の矢が鋭く吸血鬼の体にぶつけられる。傷一つつかなくとも、吸血鬼の意識はヒカリから神官の方へと向かう。
時間にして数秒の時間稼ぎ。しかしそれだけの時間が、ヒカリに聖剣を掴ませた。
剣の形は変わる。刃は薄くなり、刃はただ斬るだけに特化した形へと変容する。白い刀身は黒く染まり、敵の罪の数だけ鋭さを増した。
それは六つの内の黒の聖剣、罪人を裁くための刀。
吸血鬼は反応できない。急にとてつもない力でその手を跳ねのけて、己の首を狙う一人の勇者を視界に捉えるのが彼の限界だった。
「――聖剣『聖』」
一刀を以て、運命は変わる。
吸血鬼の頭は一瞬で宙を舞った。その斬られた吸血鬼が、視界の中に頭のない自分の体を視認するまで気付けないほどの一瞬で。
しかし、吸血鬼はその異様な再生力で有名な魔族だ。その脳さえ無事であれば生存し、再生を遂げてしまうのだ。
ヒカリの目の前に立つその体は地面を蹴って大きく距離を取り、落ちる前に自らの頭部を掴む。断面につければその傷はみるみる塞がり、再び無傷の状態に戻った。
それでもさっきまでとは様子が違う。吸血鬼は明確な敵意を初めてヒカリに向けた。
「何だ、その剣は。」
問いかけてもヒカリは答えを返さない。吸血鬼は知らないが、ヒカリは立っているだけでも限界だった。さっきの一振りが最後、それより先はない。
ただ、吸血鬼はそれを知らないからこそ警戒をする。さっきまでと同じように、気軽に攻めるような事はしない。
「魔法の類ではないな。私の目を掻い潜って魔力を動かせるのならば、そのような手傷は負っていまい。さてはスキルか?」
吸血鬼はその言葉を最後に問いかけるのを止める。返事が返って来ないのもそうだが、ヒカリの表情から自分の質問の答えを察したからだ。
「警戒するべきは冠位だけだと言っていたはずだが……人類種の言葉は信用ならんな。」
吸血鬼の足元の影が伸びる。それは蝙蝠や狼の形を模して群れをなし、まるで本物の動物が如く息をした。
「お前は今、ここで確実に殺しておこう。まぐれでも、魔王軍四天王の一人であるこのフロガの首を刎ねたのだ。必ずいつか邪魔になる。」
ヒカリはもう戦えない。精々囮になるのが限界だ。神官も戦う意思はあるが、元より戦いを主としない癒し手では大した成果は期待できない。加えてその枯れた足では逃げる事さえ叶わないだろう。
それでも、ほんの僅かな可能性かけてヒカリは剣を強く握った。
「――いや、もう終わりだ。帰り給え。」
絶望的な状況を切り裂くように、足音が響いた。階段を降りて、真っすぐとここまでやってくる。冠位魔導機械科アローニア・フォン・シャウトがやって来た。
吸血鬼はその顔を見て直ぐに彼女が誰であるかを理解し、警戒の対象をそちらへ移す。
「随分と嫌な臭いがすると思えば、吸血鬼か。是非その肉体をサンプルにしたいところだが、私は今忙しい。見逃してやる、帰れ。」
「……吸血鬼と人の子か。まさかそのような物が冠位にまで上り詰めていようとはな。」
二人は睨み合う、がそれも一瞬の事で、吸血鬼は影の魔物を消して踵を返した。
「流石に分が悪い。いつかは殺すが、今ではない。今は貴様の提案を受け入れてやろう、アローニア。」
吸血鬼は影の中に溶けて消える。アローニアはそれが吸血鬼特有の移動方法である事を知っており、この場から完全に去った事も理解した。
それと同時にヒカリは意識を失い倒れ込んだ。もう既に限界を迎えていたのだ。
「お、お願いします! 私を彼女の下へ運んでください!」
神官は地面に這いつくばりながらそう叫んだ。ヒカリの流れる血の量は素人目に見ても危険であると推測できる。人の心が分からないアローニアでも、人の限界ぐらいなら知っていた。
面倒くさそうにアローニアは神官をひきずって、ヒカリの前まで連れてくる。神官は文句ひとつ言わず、自分の足を治そうすらせずにヒカリの治療を始めた。
アローニアはそれを気にせず、地面に転がる刀を手に取る。その黒い聖剣は手に持つと泡のように光の粒となって消えてしまった。
「……確か、聖剣と言っていたか。」
アローニアは吸血鬼の血が混ざっている。当然、その聴力も人を遥かに超える。着く前の会話も少しなら聞こえていた。
そしてほんの少し、興味が湧いた。
「助けた労力と、得られる情報が釣り合っていればいいんだがね。」
そんな非人道的な呟きは誰の耳にも入らず、闇の中へと溶けて消えて行った。
ヒカリは寝て、それから目が覚めたらこの世界にいた。その途中で神様に会ったわけでもなく、何か知識を与えられたわけでもなく、ただこの世界に転移してしまった。
ちょうど仕事も上手くいっていた途中だし、まだ親孝行だって碌にしていない。一緒に話して、旅行だってしたい親友だっている。異世界で割り切って過ごすには、ヒカリには未練が多過ぎる。
ズキン、頭が痛む。
それでも、彼女が弱音を吐かずに戦い続けたのは恩人がいたからだ。彼がこの世界にいたから戦えた。
自分が自分らしく生きられるようになったのは彼のおかげだ。かけがえの無い親友ができたのも、親に自分を誇れるようになったのも彼のおかげなのだ。
きっと本人に言えばヒカリが頑張ったから、とそう言うだろうけど。
ズキン、頭が、痛む。
自分が一体何をしたいのか。そんなの、分かるはずがない。ヒカリは全力で頑張るのは楽しいって、彼と出会ってから初めて知ったのだ。
まだ楽しいってだけの子供のような感覚で、願望だとか大志だとかそんな大それたものじゃない。
彼女にあるとするならば、それは道徳観だ。警察官の父親のもとで育てられて身についた決して揺るがぬ価値観だ。夢はなくたって、生き方ぐらいは選べる。
ズキン、頭が――
「……問おう。」
思考がまとまらない頭の中を、低い声が響き渡る。吸血鬼でも、神官の声でもない。聞いたことのない声だった。
「汝はこの世界を恨むか?」
ヒカリは首を横に振る。
このような苦境に立たされる事は、別に地球にだって存在した。たまたま自分が平和な国で生まれて、平和な環境で育っただけ。決して世界に罪はない。
「汝は己の無力を恨むか?」
ヒカリは首を縦に振る。
しょうがない話かもしれないけど、自分がもっと強ければアルスに迷惑をかける事も少なかった。これほど思い悩む事もなかっただろう。それは隠し切れない事実だ。
「それならば汝は――この世界でどう生きたい?」
意識が途絶えようとしていても、その質問にだけは答えられた。
フラン・アルクスが言った。お前は正に、俺が想像する勇者そのものだ、と。それは今でも過分な評価であると思う。それでもヒカリは自分の生き方に胸を張れた。
アース・フォン・グレゼリオンが言った。自分を信じろ、と。だからほとんど役に立たない無力な聖剣を、信じるようになった。何かできるはずだって。
レイ・アルカッセルが言った。魔王が再び現れるとして、君はどうしたい、と。そんなの分かるわけがない。何たってスケールがでか過ぎる。
世界がどうだとか、この世がどうだとか、そんな広い視野でヒカリは物事を見ない。
いつだってその視線の先は、目の前で、たった今苦しむ誰かに向いているのだから。
「私に、人を救わせて――!」
目の前に転がる聖剣にヒカリは手を伸ばした。
しかし悲しきかな、吸血鬼はそんな悠長な動きを持ってくれる理由がない。どう考えたってそれより先にヒカリが死ぬのが先だった。
「『光矢』」
それを、枯れ果てた足で地面に転がる神官の魔法が食い止める。光で作られた五本の矢が鋭く吸血鬼の体にぶつけられる。傷一つつかなくとも、吸血鬼の意識はヒカリから神官の方へと向かう。
時間にして数秒の時間稼ぎ。しかしそれだけの時間が、ヒカリに聖剣を掴ませた。
剣の形は変わる。刃は薄くなり、刃はただ斬るだけに特化した形へと変容する。白い刀身は黒く染まり、敵の罪の数だけ鋭さを増した。
それは六つの内の黒の聖剣、罪人を裁くための刀。
吸血鬼は反応できない。急にとてつもない力でその手を跳ねのけて、己の首を狙う一人の勇者を視界に捉えるのが彼の限界だった。
「――聖剣『聖』」
一刀を以て、運命は変わる。
吸血鬼の頭は一瞬で宙を舞った。その斬られた吸血鬼が、視界の中に頭のない自分の体を視認するまで気付けないほどの一瞬で。
しかし、吸血鬼はその異様な再生力で有名な魔族だ。その脳さえ無事であれば生存し、再生を遂げてしまうのだ。
ヒカリの目の前に立つその体は地面を蹴って大きく距離を取り、落ちる前に自らの頭部を掴む。断面につければその傷はみるみる塞がり、再び無傷の状態に戻った。
それでもさっきまでとは様子が違う。吸血鬼は明確な敵意を初めてヒカリに向けた。
「何だ、その剣は。」
問いかけてもヒカリは答えを返さない。吸血鬼は知らないが、ヒカリは立っているだけでも限界だった。さっきの一振りが最後、それより先はない。
ただ、吸血鬼はそれを知らないからこそ警戒をする。さっきまでと同じように、気軽に攻めるような事はしない。
「魔法の類ではないな。私の目を掻い潜って魔力を動かせるのならば、そのような手傷は負っていまい。さてはスキルか?」
吸血鬼はその言葉を最後に問いかけるのを止める。返事が返って来ないのもそうだが、ヒカリの表情から自分の質問の答えを察したからだ。
「警戒するべきは冠位だけだと言っていたはずだが……人類種の言葉は信用ならんな。」
吸血鬼の足元の影が伸びる。それは蝙蝠や狼の形を模して群れをなし、まるで本物の動物が如く息をした。
「お前は今、ここで確実に殺しておこう。まぐれでも、魔王軍四天王の一人であるこのフロガの首を刎ねたのだ。必ずいつか邪魔になる。」
ヒカリはもう戦えない。精々囮になるのが限界だ。神官も戦う意思はあるが、元より戦いを主としない癒し手では大した成果は期待できない。加えてその枯れた足では逃げる事さえ叶わないだろう。
それでも、ほんの僅かな可能性かけてヒカリは剣を強く握った。
「――いや、もう終わりだ。帰り給え。」
絶望的な状況を切り裂くように、足音が響いた。階段を降りて、真っすぐとここまでやってくる。冠位魔導機械科アローニア・フォン・シャウトがやって来た。
吸血鬼はその顔を見て直ぐに彼女が誰であるかを理解し、警戒の対象をそちらへ移す。
「随分と嫌な臭いがすると思えば、吸血鬼か。是非その肉体をサンプルにしたいところだが、私は今忙しい。見逃してやる、帰れ。」
「……吸血鬼と人の子か。まさかそのような物が冠位にまで上り詰めていようとはな。」
二人は睨み合う、がそれも一瞬の事で、吸血鬼は影の魔物を消して踵を返した。
「流石に分が悪い。いつかは殺すが、今ではない。今は貴様の提案を受け入れてやろう、アローニア。」
吸血鬼は影の中に溶けて消える。アローニアはそれが吸血鬼特有の移動方法である事を知っており、この場から完全に去った事も理解した。
それと同時にヒカリは意識を失い倒れ込んだ。もう既に限界を迎えていたのだ。
「お、お願いします! 私を彼女の下へ運んでください!」
神官は地面に這いつくばりながらそう叫んだ。ヒカリの流れる血の量は素人目に見ても危険であると推測できる。人の心が分からないアローニアでも、人の限界ぐらいなら知っていた。
面倒くさそうにアローニアは神官をひきずって、ヒカリの前まで連れてくる。神官は文句ひとつ言わず、自分の足を治そうすらせずにヒカリの治療を始めた。
アローニアはそれを気にせず、地面に転がる刀を手に取る。その黒い聖剣は手に持つと泡のように光の粒となって消えてしまった。
「……確か、聖剣と言っていたか。」
アローニアは吸血鬼の血が混ざっている。当然、その聴力も人を遥かに超える。着く前の会話も少しなら聞こえていた。
そしてほんの少し、興味が湧いた。
「助けた労力と、得られる情報が釣り合っていればいいんだがね。」
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