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第十二章〜全てを失っても夢想を手に〜
31.花は枯れない
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アルラウネという魔族の特性をオーディンは知っていた。
元々は花の香りで獲物を集めて、それを捕食するという事から始まった魔物である。しかし魔力を蓄えて『進化』した魔物は、より多くの魔力を持つ人類種を狙うようになる。その為に弱々しい女性の姿を模すようになったのだ。
アルラウネの強みは制圧力と瞬間火力だ。地面に根を張る事によってその空間を自分のものとし、意識外からの一撃で勝負を終わらせる殺傷能力がある。
故にこそ対処法もオーディンは理解している。
巨大な木の根が地面を覆いつくしている。この全てが敵のアルラウネであるエダフォスの身体の一部だ。広範囲の攻撃能力と威力を引き換えに、移動能力を失っている。オーディンのように空を飛んでいれば距離を詰められたり捕まる事も基本的にない。
事実、この戦いは一方的にオーディンが魔法をぶつけ続けるだけのものになっていた。
「『神鳴』」
鼓膜を破れる程に大きな破裂音、その後に雷がエダフォスに降り注ぐ。しかしその攻撃は寸前で、エダフォスが作り出した土の壁によって防がれた。
そして反撃だと言わんばかりに、周囲に張り巡らされる蔓が銃弾のように真っ直ぐオーディンを狙う。ただこちらも到達する事はできない。近付けば近付くほどに蔓は赤く燃え、灰となって消えていく。
「『蛍火』」
淡い火の光が無数に現れ、それが一つずつ意思を持つ虫のように動き回って飛んでいく。それらは図書館に張り巡らされる蔓を燃やしながらエダフォスに迫る。
エダフォスは宙を舞う火の球を蔓を振り回して振り払う。ただそれらは一つや二つ落としたぐらいでなんとかなるような数ではない。更に近付いてくる火の球は作り出した岩の壁で防ぐしかなかった。
「『星誕』」
オーディンは手を緩めない。エダフォスの上空に、その体の何倍もの大きさの岩が生み出される。それは重力に従って、エダフォスを上から押しつぶした。
回避は不可能だった。間違いなくエダフォスは潰された。しかしオーディンは油断なく辺りを見渡す。
それもそのはずである。エダフォスを倒したのは別にこれが初めてではない。一度倒した程度で勝てるのなら、オーディンの戦いはここまで長引いていない。
「――あなたと私じゃ相性が悪い。」
新たな場所に巨大な花を咲かせ、その中からエダフォスが姿を現す。怪我一つなく、まっさらな体でだ。このように蘇るのをオーディンは何度も見てきた。
エダフォスはその体だけではなく、地面に張る根や蔓も体の一部だ。その中のどこかにある魔石を破壊しなければ、魔力が続く限りは永遠にエダフォスは蘇る。
魔石を探そうと思ってもエダフォスは巧みにそれを隠している。見つけるのは困難であった。
「確かにあなたは強い。私が今まで戦ってきたヒトの中では一番強い。だけどさ、私を殺し切るにはパワーが足りないよ。」
「……」
「世界一の魔女のくせに、魔力量が少な過ぎる。それじゃあただの強い魔法使い程度。私には勝てない。」
正解か否かもオーディンは語らない。しかし元よりエダフォスは返答を期待していない。ただ、エダフォスは愉しそうに笑う。
「まあ、私もあなたを殺すのには火力が足りない。だけどいいわけ? こうしている間も、賢者の塔はボロボロになっていくわけだけど。」
これは揺さぶりである。それをオーディンは理解していた。このままでは千日手だし、エダフォスが勝つには相手の失敗や油断を誘う必要がある。だからこそわざわざ口を動かすのだ。
そんな事に頭のリソースを費やすぐらいなら、魔石を見つけ出す方法を探した方が万倍は有意義である。オーディンは次を考えなくてはならない。
広範囲を本体ごと岩で潰したが、難なく再生した。体の近くに魔石がないといけない、というわけでもないらしい。
エダフォスは不定形の怪物ではない。必ず人型の本体を必要とする。だからわざわざ再生させる必要があるし、新しい彼女が生まれるまでの間は全ての植物は動きを停止する。
心臓と脳の関係に近いだろうか。心臓である魔石がある限り生命活動は可能だが、脳の部分である体が破壊されれば脳死――つまりは植物人間の状態となる。だから体は彼女にとって重要であるに違いない。
「……試してみるか。」
オーディンは口から言葉を漏らす。
何も意味もなく魔法をぶつけ続けていたわけじゃない。色んな魔法で試しながら、エダフォスの不死性の正体を伺っていた。結果から推測、考察を立てて行動するのは賢神であるからには当然持つ技能である。
「輝きは空にあり、遥か遠く星空よ、無限に広がる黒き海よ、今ここに星辰の理を示さん」
オーディンの手のひらに光が集まる。それは一瞬、花火のように強く輝いて――
「『綺羅星』」
――弾ける。
いくつもの小さな光が、自由に飛び回って辺りへと降り注いだ。エダフォスはその中でも自分にぶつかりそうな物に限定して蔓ではたき落とす。それでも数十発は防ぐ必要があった。その光弾がどこに落ちたのかなど、気に配る余裕はない。
しかしオーディンにとってはそれが重要だった。地面に落ちた光弾は未だに残っていて、地面の中に石のように埋まっていた。それは未だにオーディンの支配下にある。
エダフォスの根は壊せないほどではないが強固だ。落ちた後の星に殺し切るまでの成果は期待できない。それでも、下からちょっと突き上げるぐらいなら――?
「何、これ――!?」
深く根を張っている以上、全てを突き上げる事はできない。だから重要なのはエダフォスの周囲だけを弾き飛ばすという事だ。根を壊す事はできないが、それでも下から押し上げられれば根は露出して体は少し上に上がる。
「『太刀風』」
根が露出したのならば、それを斬る事だってできる。彼女の花と体は宙を浮かび空を舞う。斬られた根と再び繋がろうとしても、それを簡単に見過ごすオーディンではない。
さて、死んでもどこからか根を通じて蘇るという。それならば根と体を切り離された後でも、その意識は届くのだろうか。結果は今にわかる事だ。
「『籠目』」
周囲の風が彼女を押し潰す。それだけではなんて事はない。その次に彼女をいくつもの岩が迫って、潰すように押し殺した。
一瞬にして必殺の魔法だ。動きが早い風は敵の行動を封じ、岩は確実に相手の命を奪う。一瞬でも判断が遅れれば即死する、オーディンお気に入りの魔法の一つである。普通なら生き残れるはずもない。それでも相手はエダフォスだ。オーディンは警戒を緩めない。
そんなオーディンの警戒度とは逆で、地面の根は萎れていき、蔓も力を失って落ちていく。さっきまでと同じように数秒後に再び花が開く事もない。
それでもオーディンは警戒を解かない。完全にその根が消え去るその瞬間まで、彼女は決して油断をしない。それどころか感知系の魔法を展開し、より警戒心を強めていく。ここぞの不意打ちに備えて――
「いや、待て。」
魔力による感知はエダフォスの姿は捉えなかった。しかしその感知は確かに、別の人を捉えた。
どこかで戦っているアルドールとトッゼのものではない。もっと、彼女にとっては大切な人、この場にはいて欲しくない人の姿がある。
彼女の曾孫、アルス・ウァクラートの姿をオーディン確かに捉えた。そこに意識を奪われたほんの一瞬、警戒が薄まったその一瞬の事だ。
――花は再び咲く。
元々は花の香りで獲物を集めて、それを捕食するという事から始まった魔物である。しかし魔力を蓄えて『進化』した魔物は、より多くの魔力を持つ人類種を狙うようになる。その為に弱々しい女性の姿を模すようになったのだ。
アルラウネの強みは制圧力と瞬間火力だ。地面に根を張る事によってその空間を自分のものとし、意識外からの一撃で勝負を終わらせる殺傷能力がある。
故にこそ対処法もオーディンは理解している。
巨大な木の根が地面を覆いつくしている。この全てが敵のアルラウネであるエダフォスの身体の一部だ。広範囲の攻撃能力と威力を引き換えに、移動能力を失っている。オーディンのように空を飛んでいれば距離を詰められたり捕まる事も基本的にない。
事実、この戦いは一方的にオーディンが魔法をぶつけ続けるだけのものになっていた。
「『神鳴』」
鼓膜を破れる程に大きな破裂音、その後に雷がエダフォスに降り注ぐ。しかしその攻撃は寸前で、エダフォスが作り出した土の壁によって防がれた。
そして反撃だと言わんばかりに、周囲に張り巡らされる蔓が銃弾のように真っ直ぐオーディンを狙う。ただこちらも到達する事はできない。近付けば近付くほどに蔓は赤く燃え、灰となって消えていく。
「『蛍火』」
淡い火の光が無数に現れ、それが一つずつ意思を持つ虫のように動き回って飛んでいく。それらは図書館に張り巡らされる蔓を燃やしながらエダフォスに迫る。
エダフォスは宙を舞う火の球を蔓を振り回して振り払う。ただそれらは一つや二つ落としたぐらいでなんとかなるような数ではない。更に近付いてくる火の球は作り出した岩の壁で防ぐしかなかった。
「『星誕』」
オーディンは手を緩めない。エダフォスの上空に、その体の何倍もの大きさの岩が生み出される。それは重力に従って、エダフォスを上から押しつぶした。
回避は不可能だった。間違いなくエダフォスは潰された。しかしオーディンは油断なく辺りを見渡す。
それもそのはずである。エダフォスを倒したのは別にこれが初めてではない。一度倒した程度で勝てるのなら、オーディンの戦いはここまで長引いていない。
「――あなたと私じゃ相性が悪い。」
新たな場所に巨大な花を咲かせ、その中からエダフォスが姿を現す。怪我一つなく、まっさらな体でだ。このように蘇るのをオーディンは何度も見てきた。
エダフォスはその体だけではなく、地面に張る根や蔓も体の一部だ。その中のどこかにある魔石を破壊しなければ、魔力が続く限りは永遠にエダフォスは蘇る。
魔石を探そうと思ってもエダフォスは巧みにそれを隠している。見つけるのは困難であった。
「確かにあなたは強い。私が今まで戦ってきたヒトの中では一番強い。だけどさ、私を殺し切るにはパワーが足りないよ。」
「……」
「世界一の魔女のくせに、魔力量が少な過ぎる。それじゃあただの強い魔法使い程度。私には勝てない。」
正解か否かもオーディンは語らない。しかし元よりエダフォスは返答を期待していない。ただ、エダフォスは愉しそうに笑う。
「まあ、私もあなたを殺すのには火力が足りない。だけどいいわけ? こうしている間も、賢者の塔はボロボロになっていくわけだけど。」
これは揺さぶりである。それをオーディンは理解していた。このままでは千日手だし、エダフォスが勝つには相手の失敗や油断を誘う必要がある。だからこそわざわざ口を動かすのだ。
そんな事に頭のリソースを費やすぐらいなら、魔石を見つけ出す方法を探した方が万倍は有意義である。オーディンは次を考えなくてはならない。
広範囲を本体ごと岩で潰したが、難なく再生した。体の近くに魔石がないといけない、というわけでもないらしい。
エダフォスは不定形の怪物ではない。必ず人型の本体を必要とする。だからわざわざ再生させる必要があるし、新しい彼女が生まれるまでの間は全ての植物は動きを停止する。
心臓と脳の関係に近いだろうか。心臓である魔石がある限り生命活動は可能だが、脳の部分である体が破壊されれば脳死――つまりは植物人間の状態となる。だから体は彼女にとって重要であるに違いない。
「……試してみるか。」
オーディンは口から言葉を漏らす。
何も意味もなく魔法をぶつけ続けていたわけじゃない。色んな魔法で試しながら、エダフォスの不死性の正体を伺っていた。結果から推測、考察を立てて行動するのは賢神であるからには当然持つ技能である。
「輝きは空にあり、遥か遠く星空よ、無限に広がる黒き海よ、今ここに星辰の理を示さん」
オーディンの手のひらに光が集まる。それは一瞬、花火のように強く輝いて――
「『綺羅星』」
――弾ける。
いくつもの小さな光が、自由に飛び回って辺りへと降り注いだ。エダフォスはその中でも自分にぶつかりそうな物に限定して蔓ではたき落とす。それでも数十発は防ぐ必要があった。その光弾がどこに落ちたのかなど、気に配る余裕はない。
しかしオーディンにとってはそれが重要だった。地面に落ちた光弾は未だに残っていて、地面の中に石のように埋まっていた。それは未だにオーディンの支配下にある。
エダフォスの根は壊せないほどではないが強固だ。落ちた後の星に殺し切るまでの成果は期待できない。それでも、下からちょっと突き上げるぐらいなら――?
「何、これ――!?」
深く根を張っている以上、全てを突き上げる事はできない。だから重要なのはエダフォスの周囲だけを弾き飛ばすという事だ。根を壊す事はできないが、それでも下から押し上げられれば根は露出して体は少し上に上がる。
「『太刀風』」
根が露出したのならば、それを斬る事だってできる。彼女の花と体は宙を浮かび空を舞う。斬られた根と再び繋がろうとしても、それを簡単に見過ごすオーディンではない。
さて、死んでもどこからか根を通じて蘇るという。それならば根と体を切り離された後でも、その意識は届くのだろうか。結果は今にわかる事だ。
「『籠目』」
周囲の風が彼女を押し潰す。それだけではなんて事はない。その次に彼女をいくつもの岩が迫って、潰すように押し殺した。
一瞬にして必殺の魔法だ。動きが早い風は敵の行動を封じ、岩は確実に相手の命を奪う。一瞬でも判断が遅れれば即死する、オーディンお気に入りの魔法の一つである。普通なら生き残れるはずもない。それでも相手はエダフォスだ。オーディンは警戒を緩めない。
そんなオーディンの警戒度とは逆で、地面の根は萎れていき、蔓も力を失って落ちていく。さっきまでと同じように数秒後に再び花が開く事もない。
それでもオーディンは警戒を解かない。完全にその根が消え去るその瞬間まで、彼女は決して油断をしない。それどころか感知系の魔法を展開し、より警戒心を強めていく。ここぞの不意打ちに備えて――
「いや、待て。」
魔力による感知はエダフォスの姿は捉えなかった。しかしその感知は確かに、別の人を捉えた。
どこかで戦っているアルドールとトッゼのものではない。もっと、彼女にとっては大切な人、この場にはいて欲しくない人の姿がある。
彼女の曾孫、アルス・ウァクラートの姿をオーディン確かに捉えた。そこに意識を奪われたほんの一瞬、警戒が薄まったその一瞬の事だ。
――花は再び咲く。
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