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第十章~魔法使いと幸せの群島~
25.狂鬼
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俺は、クリムゾンと真正面から睨み合う。
逃げる事しかできなかった昔とは違った。今は、同じ戦いのステージに立てていた。
「……ああ、分かるぜ。俺の体を吹き飛ばせるってのは中々強いな。」
「いいや、違う。中々じゃない、強いんだ。」
驕りでは決してない。感覚として、これがどれほどのものなのかを、俺は完全に理解していた。
右手の白き十束剣を強く握る。
俺の周辺では、雷がバチバチと音を鳴らし始め、風がどんどんと強くなっていく。
「『晴天霹靂』」
光とほぼ同時、空気を伝わり鋭い雷がクリムゾンへと放たれる。
当たっていない事は直ぐに分かった。そして、一瞬で刃は俺へと迫る。
まるで獣のようだ。人の体ではあり得ないほどの瞬発力と反射神経がクリムゾンにはある。カリティはそういう方面は全くできていなかったし、同じ幹部でもタイプはかなり違うらしい。
「ああ、分かったぜ! お前は強い!」
俺の剣とクリムゾンの両手の剣はぶつかる。鍔まで下がり、鍔迫り合いの形となる。
「だからこそ殺し甲斐がある!」
クリムゾンは少し後ろに下がる。そうなるとそこに力を乗せていた俺は、体の重心が前に寄る。
それを狙ったようにして、右手の剣が俺の頭に向けて振り下ろされる。反射的に剣でそれは防ぐが、もう片方の剣が俺の脇腹めがけて斜めに振られる。
俺はその前に体を雷に変えて、即座に距離を取った。
だが、まるでその移動を予知したかの如く、クリムゾンは俺へと的確に左手に持つ剣を投擲した。
魔法というのは性質上、発動まで微かなタイムラグがある。極限までそれを縮めた俺でも、ゼロにする事はできない。
だからこそ、これを再び雷となって回避する事は不可能。正面から剣で叩き落とす。
「遅えよ。」
弾く頃には既に、クリムゾンは目の前にいた。地面へと落ちていく剣を掴み、体をしなる鞭のようにして俺へと斬りかかる。
「『隔絶結界』」
俺とクリムゾンの間に正方形の結界が張られる。それはクリムゾンの剣を防いだ。
普通、展開にかなり時間のかかる大魔法なんだが、この形態であれば実戦での起用も不可能じゃない。
まさか、師匠のとんでも魔法シリーズが役に立つとはな!
「『水蓮禍』」
クリムゾンの足元に水が形の花をして咲く。一つや二つではない、四つ五つと花が次々と咲いていく。
それと同時に、地面は水で満ちていく。その姿はまるで、水の上で漂う睡蓮の花そのものだ。
一瞬で俺とクリムゾンの周辺は足首ほどまで水が満たされる。
そして俺は、クリムゾンがこの魔法が何かを理解するより早く、次の攻撃へと移る。
足元の水から首が伸びる。それは竜の首だ。人ならざる竜の首が八つ、水という体を得て這い出る。
「『八岐大蛇』」
それぞれの頭は独立して、クリムゾンへと一斉に襲いかかる。
水には実体がないから、殺傷力が低い。だから弱い。それがいわゆる、魔法使いではない一般人の評価だ。
しかし実際は違う。水が手から容易に零れ落ちるのは粘度の問題だ。魔法であれば、水の粘度を操るのは難しい事じゃない。
事実、その竜の牙は人の体に風穴を開けるには十分な威力がある。
「この程度かァッ!? アルス・ウァクラート!」
クリムゾンは体を噛まれながら、俺の魔法を切断していく。普通なら大怪我になるが、クリムゾンは傷が片っ端から自動に治っていった。
それはヴィダーの自動回復を想起させるが、それだけじゃない。
クリムゾンは傷がつく度に、素早さや力が増している。それにやっと今、気がついた。恐らくここまでが、クリムゾンの眼の能力だ。
「――咲け。」
だが、負ける気は毛頭ない。俺は後ろに下がりながら、地面に広がる水を通して花に命令を下す。
途端に花々はその形を保てなくなり、同時に勢いよく弾けた。設置型の強力な爆弾だ。一発一発は弱くとも、複数同時ならその火力は馬鹿にできない。
「『絶対保有』」
クリムゾンはその水をものともせず、勢いよく飛び出してきた。
一瞬だけ、クリムゾンに攻撃が効かないタイミングがある。およそ時間にすれば一秒ほどではあるが、この高速戦闘において一秒は長過ぎる。例えインターバルに十秒かかったとしてもだ。
どれだけ用意周到に準備した必殺でも、封印術でも、どんな攻撃でもそれを使われれば意味がない。とんだ理不尽だな、本当に。
「『方向変更』」
そんな俺に迫るクリムゾンは突然、直角に進む方向を変えた。いや、変えさせられたと言うべきか。
その先には、天使王がいる。
「『光臨』」
そしてクリムゾンを、遥か上空から、神殿の天井を貫いて光の柱が降り注ぐ。
しかしそれすらも、殺すには至らない。クリムゾンは血だらけになりながらも、その中から飛び出して天使王へと襲いかかる。
「やっと、当たったな。」
それを寸前で、ディーテがクリムゾンの頭に銃弾を打ち込む事によって止めた。
クリムゾンは空中で動きが完全に停止した。その隙に俺は距離を詰める。ここでこいつは、仕留めなくてはならない。
「こうべを垂れよ、ここに嵐の神が在るぞ!」
頭に弾丸を撃たれ、全身から夥しい程の血の量を流して、それでも尚、クリムゾンは俺を見た。
全身に鳥肌が立つ。
状況を見れば追い詰めているはずなのに、こいつは全く負けているなんて思っていない。むしろここから先が、本番だと言わんばかりに――
「――来いよ、アルス。」
――不敵に笑った。
「『八頭一殺』」
「『無血』」
俺は右手の平を前に突き出し、俺の後ろから水の刃が八つ同時に飛び出て襲いかかる。
それは術者の俺でも視認できない程の一瞬。時間が停止し、その間に魔法が敵を斬ったと言っても信じられる程の神速の刃がクリムゾンへ振るわれた。
当たった。その手応えはあった。しかし――
「は、ハハハハハ!!!」
――俺の予想していた光景とは大きく異なった。
笑いながら俺へと向かい、左腕が切断され落ちながら、それでもその右腕と剣は無事だった。
避けられた? いや違う。避けられたなら左腕が斬られた理由にはならない。
防がれたのだ、右腕だけは残るように!
「――死ね。」
避けられない、そう直感した瞬間に時間が引き延ばされたように感じた。
思い起こるのはアースやフラン、エルディナやガレウの顔とその思い出。そして母との記憶だった。
俺の首に剣が当たる。
ああ、これは走馬灯か。俺の体はなんとかその記憶を辿って、この死を免れようとしているのか。
だが、ここから発動できる魔法はない。それを他ならぬ俺の記憶から証明させてしまっている。
血が流れない程に素早く、的確な一撃だ。俺の魔法展開の速度じゃとても間に合うものではない。死んでしまった。
死ぬのか。俺は死んでしまうのか。そう思うと、自分の体の中に流れる血液の音がしっかりと認識できた。そして、急速に頭は冴え渡る。
俺は本能で、それが何なのかを脳が理解するよりも早く、手を打った。
「『質量増加』」
それは天使の力、神々が与えし権能。人間は逆立ちしたって使えないはずの力。
しかし、仮にも俺は神を宿していて、重くするべき対象は俺の体に触れていた。俺の体は賭けに出て、その賭けに勝利した。
クリムゾンの剣は途端にその重量を増し、俺の肩を真っ直ぐと切断する。
血が溢れる。痛い、気を失いそうだ。しかし、首じゃない。俺の首は繋がっている。
「天使王!」
ディーテが叫ぶ。それを聞くよりも早く、天使王は動いていた。
「『光の手』」
さっきの天使王の攻撃で空いた地面の穴から、無数の長い光の腕が飛び出る。それはクリムゾンの体を掴み、その穴へと引き摺り込む。
クリムゾンは諦めたように剣を捨て、そして代わりに俺が切断した左腕を掴んで、切断面に押し当てた。
「まあ、目的は果たしたからよ。」
左手で俺を指差しながら、クリムゾンはそう言った。
「これで今回は、あいこにしておいてやるよ。」
クリムゾンは天の底へと、その体を落としていった。
逃げる事しかできなかった昔とは違った。今は、同じ戦いのステージに立てていた。
「……ああ、分かるぜ。俺の体を吹き飛ばせるってのは中々強いな。」
「いいや、違う。中々じゃない、強いんだ。」
驕りでは決してない。感覚として、これがどれほどのものなのかを、俺は完全に理解していた。
右手の白き十束剣を強く握る。
俺の周辺では、雷がバチバチと音を鳴らし始め、風がどんどんと強くなっていく。
「『晴天霹靂』」
光とほぼ同時、空気を伝わり鋭い雷がクリムゾンへと放たれる。
当たっていない事は直ぐに分かった。そして、一瞬で刃は俺へと迫る。
まるで獣のようだ。人の体ではあり得ないほどの瞬発力と反射神経がクリムゾンにはある。カリティはそういう方面は全くできていなかったし、同じ幹部でもタイプはかなり違うらしい。
「ああ、分かったぜ! お前は強い!」
俺の剣とクリムゾンの両手の剣はぶつかる。鍔まで下がり、鍔迫り合いの形となる。
「だからこそ殺し甲斐がある!」
クリムゾンは少し後ろに下がる。そうなるとそこに力を乗せていた俺は、体の重心が前に寄る。
それを狙ったようにして、右手の剣が俺の頭に向けて振り下ろされる。反射的に剣でそれは防ぐが、もう片方の剣が俺の脇腹めがけて斜めに振られる。
俺はその前に体を雷に変えて、即座に距離を取った。
だが、まるでその移動を予知したかの如く、クリムゾンは俺へと的確に左手に持つ剣を投擲した。
魔法というのは性質上、発動まで微かなタイムラグがある。極限までそれを縮めた俺でも、ゼロにする事はできない。
だからこそ、これを再び雷となって回避する事は不可能。正面から剣で叩き落とす。
「遅えよ。」
弾く頃には既に、クリムゾンは目の前にいた。地面へと落ちていく剣を掴み、体をしなる鞭のようにして俺へと斬りかかる。
「『隔絶結界』」
俺とクリムゾンの間に正方形の結界が張られる。それはクリムゾンの剣を防いだ。
普通、展開にかなり時間のかかる大魔法なんだが、この形態であれば実戦での起用も不可能じゃない。
まさか、師匠のとんでも魔法シリーズが役に立つとはな!
「『水蓮禍』」
クリムゾンの足元に水が形の花をして咲く。一つや二つではない、四つ五つと花が次々と咲いていく。
それと同時に、地面は水で満ちていく。その姿はまるで、水の上で漂う睡蓮の花そのものだ。
一瞬で俺とクリムゾンの周辺は足首ほどまで水が満たされる。
そして俺は、クリムゾンがこの魔法が何かを理解するより早く、次の攻撃へと移る。
足元の水から首が伸びる。それは竜の首だ。人ならざる竜の首が八つ、水という体を得て這い出る。
「『八岐大蛇』」
それぞれの頭は独立して、クリムゾンへと一斉に襲いかかる。
水には実体がないから、殺傷力が低い。だから弱い。それがいわゆる、魔法使いではない一般人の評価だ。
しかし実際は違う。水が手から容易に零れ落ちるのは粘度の問題だ。魔法であれば、水の粘度を操るのは難しい事じゃない。
事実、その竜の牙は人の体に風穴を開けるには十分な威力がある。
「この程度かァッ!? アルス・ウァクラート!」
クリムゾンは体を噛まれながら、俺の魔法を切断していく。普通なら大怪我になるが、クリムゾンは傷が片っ端から自動に治っていった。
それはヴィダーの自動回復を想起させるが、それだけじゃない。
クリムゾンは傷がつく度に、素早さや力が増している。それにやっと今、気がついた。恐らくここまでが、クリムゾンの眼の能力だ。
「――咲け。」
だが、負ける気は毛頭ない。俺は後ろに下がりながら、地面に広がる水を通して花に命令を下す。
途端に花々はその形を保てなくなり、同時に勢いよく弾けた。設置型の強力な爆弾だ。一発一発は弱くとも、複数同時ならその火力は馬鹿にできない。
「『絶対保有』」
クリムゾンはその水をものともせず、勢いよく飛び出してきた。
一瞬だけ、クリムゾンに攻撃が効かないタイミングがある。およそ時間にすれば一秒ほどではあるが、この高速戦闘において一秒は長過ぎる。例えインターバルに十秒かかったとしてもだ。
どれだけ用意周到に準備した必殺でも、封印術でも、どんな攻撃でもそれを使われれば意味がない。とんだ理不尽だな、本当に。
「『方向変更』」
そんな俺に迫るクリムゾンは突然、直角に進む方向を変えた。いや、変えさせられたと言うべきか。
その先には、天使王がいる。
「『光臨』」
そしてクリムゾンを、遥か上空から、神殿の天井を貫いて光の柱が降り注ぐ。
しかしそれすらも、殺すには至らない。クリムゾンは血だらけになりながらも、その中から飛び出して天使王へと襲いかかる。
「やっと、当たったな。」
それを寸前で、ディーテがクリムゾンの頭に銃弾を打ち込む事によって止めた。
クリムゾンは空中で動きが完全に停止した。その隙に俺は距離を詰める。ここでこいつは、仕留めなくてはならない。
「こうべを垂れよ、ここに嵐の神が在るぞ!」
頭に弾丸を撃たれ、全身から夥しい程の血の量を流して、それでも尚、クリムゾンは俺を見た。
全身に鳥肌が立つ。
状況を見れば追い詰めているはずなのに、こいつは全く負けているなんて思っていない。むしろここから先が、本番だと言わんばかりに――
「――来いよ、アルス。」
――不敵に笑った。
「『八頭一殺』」
「『無血』」
俺は右手の平を前に突き出し、俺の後ろから水の刃が八つ同時に飛び出て襲いかかる。
それは術者の俺でも視認できない程の一瞬。時間が停止し、その間に魔法が敵を斬ったと言っても信じられる程の神速の刃がクリムゾンへ振るわれた。
当たった。その手応えはあった。しかし――
「は、ハハハハハ!!!」
――俺の予想していた光景とは大きく異なった。
笑いながら俺へと向かい、左腕が切断され落ちながら、それでもその右腕と剣は無事だった。
避けられた? いや違う。避けられたなら左腕が斬られた理由にはならない。
防がれたのだ、右腕だけは残るように!
「――死ね。」
避けられない、そう直感した瞬間に時間が引き延ばされたように感じた。
思い起こるのはアースやフラン、エルディナやガレウの顔とその思い出。そして母との記憶だった。
俺の首に剣が当たる。
ああ、これは走馬灯か。俺の体はなんとかその記憶を辿って、この死を免れようとしているのか。
だが、ここから発動できる魔法はない。それを他ならぬ俺の記憶から証明させてしまっている。
血が流れない程に素早く、的確な一撃だ。俺の魔法展開の速度じゃとても間に合うものではない。死んでしまった。
死ぬのか。俺は死んでしまうのか。そう思うと、自分の体の中に流れる血液の音がしっかりと認識できた。そして、急速に頭は冴え渡る。
俺は本能で、それが何なのかを脳が理解するよりも早く、手を打った。
「『質量増加』」
それは天使の力、神々が与えし権能。人間は逆立ちしたって使えないはずの力。
しかし、仮にも俺は神を宿していて、重くするべき対象は俺の体に触れていた。俺の体は賭けに出て、その賭けに勝利した。
クリムゾンの剣は途端にその重量を増し、俺の肩を真っ直ぐと切断する。
血が溢れる。痛い、気を失いそうだ。しかし、首じゃない。俺の首は繋がっている。
「天使王!」
ディーテが叫ぶ。それを聞くよりも早く、天使王は動いていた。
「『光の手』」
さっきの天使王の攻撃で空いた地面の穴から、無数の長い光の腕が飛び出る。それはクリムゾンの体を掴み、その穴へと引き摺り込む。
クリムゾンは諦めたように剣を捨て、そして代わりに俺が切断した左腕を掴んで、切断面に押し当てた。
「まあ、目的は果たしたからよ。」
左手で俺を指差しながら、クリムゾンはそう言った。
「これで今回は、あいこにしておいてやるよ。」
クリムゾンは天の底へと、その体を落としていった。
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